ハケンの品格2007年特別編 第7夜あらすじネタバレ
帰りのバスを待つ春子に、まだ春子と一緒に仕事がしたいと申し出た賢介。
今まで90社以上も態度が悪いと言われて、派遣を切られたことのあった春子。
賢介のような優しい上司の存在は有難いけれど、やはり、自分は、3か月後にS&Fを去ると頑なでした。
桐島(松方弘樹)にも、自分のような有能な派遣がいるとほかの社員がだらけてしまうなど毒づいた発言で報告。
賢介(小泉孝太郎)は、発売日が正式に決まったハケン弁当の最後の詰めで多忙な状況にありました。
そんななか、美雪(加藤あい)は契約更新が決まり、春子は当初の約束通り、3ヶ月でS&Fを去ることに。
東海林はその頃、新しい環境で頑張ることにし、さっそく、現場で挨拶するのですが・・・。
春子に大好物の「さば味噌煮」フリーパスを渡して、契約更新させる作戦を賢介に提案した東海林。
しかし、一回目の作戦は失敗して、サバみそフリーパスは小笠原の手に。
二回目は、匡子(板谷由夏)との仕事の競争心を利用しますが、匡子と春子は珍しくうまがあい、失敗に終わります。
美雪は一ツ木から、S&Fでの契約更新の連絡を受け、大喜び。
懸案だったハケン弁当のコスト削減対策は、米プラスティック製お弁当箱を最初だけ1個100円で買ってもらう「マイ弁当箱」方式を採用することで許可が出ました。
マグロの競りを担当していて、春子のかつての仕事仲間だったツネさんに、賢介や美雪などはマグロの交渉へ。
見事、承諾され、賢介はツネさんから、春子がかつてマグロのたたき売りをしていた際、当時の上司からいきなり解雇に遭った時は相当のショックを受けていたことを知ります。
さらに、春子は両親亡き後、ずっと働き詰めで苦労人である生い立ちも聞かされました。
プラスチック弁当の企画はまだまだ進行しますが、なんと、契約更新が決まった美雪が両親から実家に戻るように言われてしまい、契約更新を辞退に。
そんなある日、東海林(大泉洋)は新しい現場に馴染めずにいました。
うっかり賢介に向けて、まずい内容のメールを送ってしまい、慌てて春子に電話。
東海林からの電話に出てしまった春子は、賢介のパソコンを開くことに。
美雪のふりをして東海林と電話をしますが、東海林に発覚してしまうのでした。
東海林のメールを開いた春子は、東海林が耐え難い疎外感を痛感する状況にあることを知ります。
そして、いよいよ、ハケン米弁当発売を2日後に控え、春子と美雪の「最後の日」が!
桐島から、弁当についてマスコミなどの取材が今後来ることを知った賢介。
大好評のハケン米弁当に奮闘するマーケティング課の面々。
すると、賢介は、「今日は定時に上がるようにしてください。森さんと大前さんの送別会をする」と場の空気を和ませる提案をします。
しかし、美雪は送別会は以前、してもらったことや、最後にきちんとした挨拶をして、彼女もS&Fを去ることに。
思わず美雪は会社を出た後、思いをこらえきれず泣いてしまいました。
そんな彼女を春子は珍しく、「最後まで頑張った」と褒めます。
美雪が実家に「強制送還」なことは嘘で、美雪はみんなともっと一緒に働きたいけれど、みんなとの別れがつらいし、派遣をやめて違う道に進むことを前から決めていました。
春子は、そんな美雪に、「あなたはあなたらしい道を進めばいい、働くことは生きる事」とアドバイスをし、別れを告げます。
その様子を見ていた賢介は、終業後、帰宅した眉子のフラメンコバーのお手伝いへ。
そこで、天谷親子から、賢介が来ていると言われ、対応しますが、賢介に対しても「もうS&Fのみんなとは無関係だから自分のなかから削除する」と言います。
賢介はそんな春子に対し、「あなたは、東海林さんのこと好きなんですよ。あなたこそ自分に向き合っていない」と反論。
しかし、春子の心は変わらず、S&Fでの貴重な3ヶ月を終えると、翌朝には荷物を持って眉子のバーを去りました。
その頃、賢介たちS&Fは、雪で通行止めのニュースを知り、お弁当の発注が厳しい状況に大慌て。
美雪も契約終了後の「お手伝い」に行き、使い捨ての容器を代用することにしますが、なんと、ヘリで大前春子が到着。
春子はヘリからパラシュートを使って飛び乗り、米弁当箱を届けにやってきたのです。
これで、賢介たちは、ハケン米弁当の企画を大成功することができました。
自分が飛んできたパラシュートの片づけを美雪たちに任せた春子ですが、ハケン米弁当の成功をそっと見守るのでした。
賢介は出世し、ハケン米弁当の成功により、社長賞を受賞します。
本当は、森美雪がこの場にいて、社長賞を受賞するはずでしたが、美雪は去ってしまいます。
春子の大きな存在もいなくなったことを述べ、社員と派遣社員が力を合わせて困難を乗り越えたことが今回の大切なことだと言う賢介。
「優しいだけが取り柄」の賢介らしい潔さを、桐島は見守るのでした。
美雪は一ツ木に同行してもらいながらアルバイトをしながら、転職活動をしますが、再びS&Fで社員を目指して働く機会を得ることができました。
近(上地雄輔)は契約更新で、新たな環境でやり直すことに。
匡子が新しい主任となり、賢介とは違い、若い社員、那須田(斉藤祥太)も厳しく「鍛えられる」環境に。
その頃の東海林は、なんと春子と再会!
土屋(金子賢)からは相変わらず拒絶されますが、春子はなんと、東海林に社長賞をとらせるために、彼が働くS&F運輸会社へ。
一般事務兼運転手として、3ヶ月働くことを東海林は承諾。
相変わらずのマイペースぶりに、東海林は春子と喧嘩しながらも、のちのち様子を見に来た賢介が仲裁に入ります。
春子は東海林と共にS&Fの運輸で、「お自給分」働くことになるのでした。
ハケンの品格(2007)特別編 第7夜感想・みどころ
春子の「働くことは生きること」というメッセージ性が強く、最後らしい彼女のS&Fのみんなとの旅立ちでしたね。
美雪が自分の気持ちを隠して、派遣を辞め、新たな道を進んでいくことは、なんだか切ないけれど、美雪も変わりました。
ハケン弁当の発注が大ピンチのなか、大前春子が飛んだー!ヘリとパラシュートを生かし、困ったときには、誰よりも頼りになる「大前」さんです。
でも、パラシュートの片づけを美雪や賢介たちにおまかせしちゃうのはちょっと自由人すぎます(笑)。
春子はアニメのツンデレキャラクターのような人物で、S&Fのみんなのことが本当は大好きだし、信頼しているのに、あえて寂しさを隠すためにツンケンした態度をとるのもかわいいですね。
最終回らしい春子の歩みは、東海林と共に働くことになったとは・・・。
数々の資格を東海林に見せ、「お前ならこんな運輸よりもほかで働ける場所がある」と言われても、S&Fの関連会社で働くことを辞めない春子の姿勢と今後の活躍が楽しみな最終話でした。
大前春子役の篠原涼子さんは、「ハケンの品格2020」は放送できるように進行していると言っていましたが、来週のこの時間に放送される内容は、過去放送した「ごくせん」特別編が放送されます。