ハケンの品格 2007年特別編第5夜あらすじネタバレ
春子(篠原涼子)、東海林(大泉洋)、森美雪(加藤あい)、里中賢介(小泉孝太郎)の4人は、アメリカのプラスチック工場の視察から帰宅途中、車の故障に大混乱します。
春子は、自動車整備士の資格を持っているだろうと東海林らから誤解されたまま、修理をお願いされて、部品を解体して対応。
当然、東海林は春子に真っ先に突っかかりますが、これに対し、春子は実は自動車整備士の資格は持っていないことを明かし、一人、先に帰宅してしまいました。
「ハケン弁当」の企画推進プロジェクトを賢介(小泉孝太郎)に代行して、東海林(大泉洋)が仕切ることが決まりました。
桐島は、マーケティング課の賢太に声をかけると、大前春子だけチームを手伝うように言います。
マーケティング課の面々は、がっくりと肩を落としますが、S&Fとの取引銀行の頭取令嬢との縁談もあり、東海林の意欲は向上していきます。
匡子(板谷由夏)は、賢介に今回の「ハケン弁当」の企画を本当に譲ってもいいのか問います。
賢介と東海林の間に差がつくからです。
それでも、賢介は「ハケン弁当」の企画を、自分の企画にも関わらず、仕切ることになった、東海林に任せる事にしたのでした。
東海林の好調な仕事ぶりを見ていた春子は、東海林が桐島からの勧めでお見合いに行くことを知ります。
そこで、彼の天然パーマをいじるため、美容院のストレートパーマの券を渡すのでした。
賢介は横取りされたことを憤慨する課員を説得して、「ハケン弁当」の企画の実現化を考えますが、東海林に協力すべく、アンケート調査をしようと提案してきました。
春子は、東海林に彼がコンプレックスにしている天然パーマに対し、ストレートパーマの美容院の割引券を渡したことで、プロジェクトチームから外されてしまいましたが、派遣弁当の仕事は続けられることに。
一ツ木も「S&F」マーケティング課を訪ね、派遣弁当が多くの人に広まるように他の会社をまわって、アンケート調査に協力してくれました。
アンケート調査に走る、春子含めたマーケティング課のメンバー達。
とくに、美雪は夜遅くまで街頭でアンケート調査をするなど熱心な仕事ぶり。
桐島部長に同席してもらい、お見合いをしますが、春子の顔が思い浮かんでしまいます。
見合いを終えた東海林は、春子(篠原涼子)のことが気になり、春子がダンスと接客のアルバイトをしているバー、「カンタンテ」へ。
ちょっといつものように口げんかになりそうな東海林と春子。
バーのママ、眉子(白川由美)や息子(城田優)も、美雪と共に、東海林の春子への告白の様子を見守ります。
そこで、春子から出世以外のことは無関心だと非難されながら、勢いで、春子にプロポーズ。
春子は、東海林に対し、「上司に逆らうなんて負け組のする事、桐島部長にしがみついていなければ生きていけない」と暴言を吐きます。
しかし、東海林は春子のことが本当に好きで、真剣に結婚を考えている意思を伝えました。
賢介が関わった「ハケン弁当」の企画は、桐島部長からも東海林からも「現実的ではない」と言われてしまい、がっくり肩を落とす賢介。
現実ではないと誰かに言われて諦めるのではなく、それを現実にすることでは?と賢介を厳しくフォローした春子。
そんななか、部長の桐島(松方弘樹)は、東海林に賢介は営業部では「戦力外」だとこぼしていて、子会社への左遷を考えていることを口にします。
その夜、もどかしさで苛立ちを爆発させた東海林。
東海林は賢介の事を信頼していますが、今回、桐島部長が、賢介を「営業部には戦力外、検賢介には子会社に行ってもらう」だとこぼしていたことから、
踏み台になるほうが悪いと、賢介をわざと責め立て、いつもは社員のみんなや、春子に対しても温厚な人柄で知られる賢介が豹変・・・・。
なんと、東海林の頬を殴りつけたのです。
さらに、賢介が春子のことを好きだということに早くから気付いていた東海林。
これまで、仕事も、恋も、賢介が障子に譲ってきたことに苛立ちやモヤモヤを抱えていた東海林。
さらに、春子のことについて、賢介は、春子が好きな気持ちを隠して、自分と春子のことを応援するなんて・・・という気持ちを拳でぶつけます。
賢介と東海林はお互いに腹が立ってきて、夜のオフィスで殴り合いを。
2人が殴り合いの後に和解してから、春子は漁業をしていました。
春子は明け方にも関わらず、美雪に電話し、釣った魚を「カンタンテ」のキッチンで、調理。
美雪には野菜を切らせ、野菜や釣ったサバが何キロカロリーになるかを調査。
そして、派遣弁当を見事に完成させ、「S&F」マーケティング課のオフィスに届けました。
賢介には、「500円でこのお弁当を売る」よう、書き置きした手紙を添えたのでした。
翌日。喧嘩を通して「ある決意」をした東海林。
社内プレゼン寸前に、桐島部長は、東海林の顔があざだらけなので心配します。
しかし、東海林は、春子からの「これがハケン弁当です。作れるものなら作って見なさい」と、東海林の本当の気持ちを揺れ動かす手紙を書き残しました。
そこで、プレゼン開始に、東海林は、「申し訳ありませんが、僕にはプレゼンできません。ハケン弁当は僕の企画ではないからです」と、逆鱗に触れるとんでもない発言をしてしまうのです。
大勢の経営企画部員の前で、「プレゼン不可」と言った東海林は、この企画は、「里中賢介とマーケティング課の企画です」と言葉を続け、桐島と経営企画部のみんなの空気を凍らせてしまいました。
それでも、ハケン弁当は好評で、東海林と桐島以外の、マーケティング課のメンバーは微笑ましく弁当をほおばるのでした。
会社を出る寸前、春子の書置きのアンケートを見つけた東海林。
そこには、春子が密やかに自分の携帯番号をアンケート用紙に書いていて、東海林のプロポーズへの「返事」を伝えている意味深な内容が。
「ハケンの宿敵の正社員とは結婚しない」といかにも、春子らしい文面。
東海林は、この行動を見え透いていたものの、どこかくしゃっとした切ない笑顔を浮かべ、アンケート用紙を丸めて捨て去っていきます。
春子と東海林のでこぼこ関係や、賢介との衝突を経ての東海林の心境変化など、チョコレートのようなほろ苦さが残る5夜でした!来週も楽しみです。
ハケンの品格(2007)特別編第5夜感想・みどころ
春子の毒舌がドライブ中も全開(笑)みんなの和やかな空気を壊しますが、春子は四角四面過ぎて、美雪や賢介との温度差が楽しめました。
なんでも完璧な春子にもまさか、自動車を直すのが苦手だとは意外なかわいい一面でしたね。
しかし、かわいい顔をして、東海林の「くるくるパーマ」をいじるネタが!
東海林は、ストレートアイロンがかからないほどかなり気にしている天然パーマですが、自分の携帯電話の番号を渡すような素振りを見せて、美容院のストレートパーマの券(笑)
春子への気持ちが真剣な東海林。
東海林と春子が口喧嘩をしているのを見ていると、案外この2人の組み合わせは悪くないと思います。
春子が好きな賢介は、お人好しで優しいあまり、なんでも東海林に譲ってきました。
この気弱で優しい彼と、感情をストレートに出す毒舌な東海林は、長年の信頼関係や、「男の友情」を感じさせる良い喧嘩をしていましたね。
殴り合った時はハラハラしましたが、2人とも本音をぶつけあったからこそ、人間的に成長できたのではないでしょうか。
今まで、出世欲や、上司の顔色を窺って生きてきた東海林が、自分自身の働き方や、春子への気持ちに気付くことができて本当に良かったです。
これも、賢介や春子のおかげではないでしょうか?来週も見逃せません!