ハコヅメ女子4話あらすじネタバレ
川合麻依(永野芽郁)の描いた下手な似顔絵が手掛かりとなり、酷い痴漢被害に遭って、家に閉じこもりがちな少女、彩菜(畑芽育)を襲った犯人、安田大二郎(北澤ひとし)が浮上。
特捜こと、特別捜査対策本部に呼ばれた藤聖子(戸田恵梨香)と麻依は、強面なヤクザと見間違う程、迫力満点な刑事たちが集う会議に参加することになりました。
牧高(西野七瀬)や、源(三浦翔平)は、刑事たちに気を遣います。
米田(矢柴俊博)班長は怒鳴りながら、会議を開き、伊賀崎(ムロツヨシ)や、聖子(戸田恵梨香)、麻依(永野芽郁)らも怯む存在。
彩菜の力になりたいという麻依の思いもむなしく、交番勤務の2人は会議後に、吉野(千原せいじ)の指令で無理やり、通常公務に戻されてしまいました。
そんななか、藤は道案内を間違えた麻依に、管内の地理を頭に入れるよう、指示。
麻依は炎天下の中、管内を歩き回る羽目に。
一方、刑事課の源(三浦翔平)と山田(山田裕貴)は、安田のアパートに張り込み。
牧高(西野七瀬)と鈴木(渕野右登)は、防犯カメラの映像集めに奔走。
1週間後、捜査の進展が気になる麻依は、聖子と共に特捜の刑事課を訪れます。
そこは先の見えない捜査でぼろ雑巾のように成り果てた源たちが・・・。
汗臭さと加齢臭が充満する刑事課。
2人はわざと鼻声を出し、源や牧高に話しかけます。
さらに、彩菜は未だ、心を閉ざして引き籠り続けているので、安田が犯人かどうかの証言もとれません。
北条(平山祐介)の指示を受けた藤と麻依は改めて彩菜(畑芽育)の家を訪ねます。
母親が言うには、未だ、閉じこもる彩菜の体調は安定せず。
麻依は少し扉を開けて顔を出した彩菜に謝りますが、彼女は全部忘れたいからもう家に来ないでほしいと、麻依と聖子を拒絶。
刑事課の応援として再び捜査に加わることになった麻依と聖子。
川合麻依は山田(山田裕貴)と共に防犯カメラを確認し、源と聖子は車で安田の家を張り込み。
在宅ワークをしている安田は、コンビニに行くぐらいしか外出しません。
安田が犯人である証拠がつかめず、地道で過酷な捜査が続いて夜が明けました。
麻依は映像を没頭して見すぎて、仮眠室へ。
狭い仮眠室のベッドで、先に寝ていた牧高と聖子と3人で眠ります。
一方で、布団に横になりたいと山田も男子仮眠室を利用しますが、他の刑事たちのいびきや体臭で不眠さを感じるのでした。
やがて、疲れていた麻依は眠りにつきます。
源が先に寝ていたので、彼の隣で横になりますが、落ち着かなさを痛感し、湊と共に、とも眠れずに。
そんななか、特捜では行き詰まりを打破するため、米田班長(矢柴俊博)は怒り心頭。
犯人の似顔絵を描いたのは素人に決まっていると、麻依が描いたことを知らず、荒々しい声を出します。
そこで、捜査の方向転換が開始。
特捜が集めてきた情報整理をすることになった源や牧高、山田を含む刑事課の面々。
麻依は自分の似顔絵が捜査を妨害させたのでは?と落ち込み、伊賀崎がフォロー。
刑事課に戻してほしいと言われた彩菜の捜査資料を読み返す麻依。
麻依はなんとしてでも、彩菜を助けたい一心で、夢中で捜査資料のつらい内容を読み返します。
彩菜は家族と会話できない程、ふさぎ込んでいて、心に深い傷を負っていることが伝わる資料。
好きな音楽を掛けて現実逃避を試みるものの、男性の声が怖く、犯人に話しかけられたトラウマが蘇ることや、車の中に連れ込まれたことが捜査資料に残っていました。
翌日、源は聖子と共に再び、安田の家を張り込み。
彩菜の聞き取りを副署長の吉野(千原せいじ)に頼む聖子と麻依。
「あの女子高生から話が聞けるとしたら、藤と川合だけだと思う。うまくいけば本部が大絶賛」とお願いし、豆大福で伊賀崎に懐柔された吉野。
そこで、もう一度、彩菜の家を訪ねた聖子と麻依。
「彼奴にまた会うんじゃないかって考えたら外出しにくいよね、あの時のことを思い出したら眠れないよね・・・完全に忘れることはできないけど、彩菜さんの不安を少しでも減らしたい。彩菜さんのことは私達が守ります。彩菜さんがこんなに苦しんで部屋から出られないでいるのに彼奴は太陽の下を堂々と歩けるなんておかしいよね。もう一度、話を聞かせてください、絶対に私たちが犯人を捕まえます」
彩菜に寄り添うように、静かに素直な言葉をドア越しにかけた麻依。
しかし、返事がない。
聖子は母親と彩菜を気遣い帰ろうとした時、彩菜が出てきました。
彩菜と聖子に全てを話し、警視庁に戻った聖子と麻依。
外の張り込みで、こっそり米田に気付かれないように、源と聖子と共に、安田大二郎が次の犯行を仲間と行う現場を押さえました。
そして、次の被害者になりかねない塾帰りの一人でいる女子高生を寸でのところで救出。
犯人のターゲットは小柄で一人の女子高生。
麻依は犯人の次の犯行現場をかき氷店付近の夜遅くまで経営している学習塾。
安田がカッターナイフで女子高生を脅し、怖気づいて動けない彼女を聖子が保護、源が安田の仲間と格闘して逮捕し、麻依は逃げ出した安田を追いかける連係プレー。
夢中で犯人を追いかける麻依ですが、転倒。
「川合!立て!走れ!」聖子が後から追って応援。
しかし、先に足の速い源が追いついて確保。
麻依は「こんな奴らのせいで・・・こんな奴らの・・・」と犯人への憤りを内に秘めました。
翌日、彩菜は最終聞き取りを終え、川合が彼女に渡したパトロールカードのお礼を言います。
実は、聖子の指示で、管内を回っていたのは、麻依。
その間に、彩菜の家を度々、訪れて危険がないか、気にかけていたのです。
川合が犯人捕まえたと電話をくれた日の夜、あれ以来、初めてちゃんと眠ることができたし、今日、久し振りに外に出れたけど、眩しくてくらくらすると微笑む彩菜。
目を潤ませながらも、助けてくれたお礼を伝えて去った彩菜。
米田は彩菜の件で犯人逮捕に繋がる似顔絵を描く麻依と活躍した聖子を褒めました。
麻依は、似顔絵捜査官としての研修を受けるよう、吉野に言われ、また一つ成長。
疲れが出た2人は警察寮でつかの間のリラックスする時間を過ごし、聖子は麻依の腰をマッサージ。
事件解決後、仕事を始める前に、ロッカーから偶々、出た「あの子」こと、藤が交番勤務になったきっかけとなる女性警察官とのインスタント写真出てきました。
伊賀崎は藤に、麻依が聖子のことをとても信用しているから、「あの子」についてちゃんと話したほうがいいと催促。
次週の放送はオリンピックと、主演の永野芽郁さんが新型コロナに感染した影響もあり、放送が8月4日夜10時10分になります。
ハコヅメ~たたかう交番女子~4話感想・みどころ
麻依と聖子の優しさと一歩は今日もまた誰かを救う一歩、踏み出す勇気に繋がりましたね。
先週のエピソードの後編で、畑芽育さん演じる「彩菜」の後編です。
彩菜の捜査資料、凄く心が痛みました。
心的外傷後ストレス障害にある彩菜は、男性の声、犯人に話しかけられたこと、触られた恐怖、外出恐怖、家族と距離を置いて部屋に閉じこもる行動・・・一つ一つが、実際に性被害に遭った女性の心理状態や行動をあらわしている気がします。
彩菜に穏やかにドア越しに話しかける麻依の優しさは身に沁みました。
心理カウンセラーのように、冷静に落ち着いて、言葉を選ぶ麻依は、今日も警察官として成長していますね。
相棒の聖子も見守り、優しく厳しく、メリハリをつけて接している様子にほっこり。
第4話で初登場した、米田(矢柴俊博)が怖すぎます。
パワハラ並みの横暴で高圧的な態度や話し方。
伊賀崎役のムロツヨシさんとはまた対照的に温厚そうな顔立ちの矢柴さんが、声色や表情によって態度や口調を変貌させていてすごい迫力でした。
麻依が犯行現場を予想し、次の犯行が起こる可能性がある場所を的中させたことで、聖子や源と共に犯人の安田とその仲間を逮捕できましたが、麻依の「こんな奴らに・・・」という憤りに共感しました。
実際に起きていない事件とはいえ、どこかで彩菜のように、1人で歩いているところを付け狙われ、外出恐怖や人の声に過敏になってしまうほど、トラウマを抱えた女性がいる現実感を女性として感じます。
彩菜が言葉足らずですが、聖子と麻依に笑顔を見せ、太陽の下を歩けるようになって良かった。
ラストで、聖子のロッカーから出てきた、伊賀崎と過去のエピソードで話していた「あの子」という警官の存在。
麻依と同い年ぐらいの女性警官で、聖子が交番勤務に異動になった重要な人物です。
「ハコヅメ」内にて、心がざわつきそうな次週が待ち遠しい4話でした。
そして、永野芽郁さんのコロナが治りますように。