TOKYO MER5話あらすじネタバレ
喜多見達は疑似患者の人形を用いて、手術の練習を終えました。
その後、赤塚は音羽が喜多見の経歴を疑っていることを喜多見に相談。
その場には高輪(仲里依紗)も同席。
同じ頃、大物政治家の天沼が入院していて、厚生労働大臣の白金(渡辺真紀子)や、厚生労働省医政局長の久我山(鶴見辰吾)は、天沼の機嫌を損ねないようにフォローしています。
音羽は必ずしもMERを潰すことを口にし、天沼から一目置かれるのでした。
喜多見幸太(鈴木亮平)の妹、涼香(佐藤栞里)と妊婦を乗せたエレベーターが火災により急停止する事態が発生しました。
乗り合わせた音羽(賀来賢人)と大物政治家、天沼夕源(桂文珍)と共に、閉じ込められてしました。
民事党幹事長の天沼は憤慨し、エレベーターに閉じ込められた不満を口にします。
さらに、音羽はMERを呼ぶことを天沼に提案。
天沼がエレベーター内で頭を打ったことにして、お腹を押さえて苦しんでいると嘘の報告をし、のちに対応したMERの不祥事になるように喜多見に連絡した音羽。
エレベーター内に、喜多見の妹、涼香がいることも利用した質の悪い作戦でした。
天沼はその作戦に音羽をますます気に入るのでした。
赤塚と駒場(橋本さとし)は危機管理対策室のモニターでエレベーターの様子を見て、天沼と音羽がぐるになって、MERを潰そうとしている根端を見抜きます。
煙が充満して酸欠状態のエレベーター内で妊婦の立花彩乃の容体は急変。
仮病な天沼の味方をする音羽に、涼香は「最低」と毒づきます。
出勤したMER達は、政治家の天沼の救助を最優先するように命令されました。
煙がどんどん充満し、エレベーターの中は一酸化炭素中毒になる寸前。
妊娠高血圧症候群と子宮の病気のリスクを抱えた彩乃と、仮病の天沼。
天沼が嘘をついていることをデータから見抜いた蔵前(菜々緒)。
エレベーター内にて、彩乃の容体は悪くなり、涼香が一酸化炭素を吸わないよう、ハンカチを差し出しますが、倒れてしまいます。
彩乃は、赤ちゃんだけは助けてほしいと苦しみながら懇願。
レスキュー隊の千住(要潤)も来て、酸素吸入器を渡します。
そして、音羽は彩乃の医療データを渡し、どちらが最優先かを察知した音羽。
思わず、彩乃が危機的状況にあることを千住に訴えました。
天沼は不満を口にし、自分を優先しろと喚き、エレベーターで飛びます。
そにの振動で、エレベーターの線が切れます。
このままだと、みんな急降下する可能性が。
そこで、音羽と涼香は協力して、彩乃とお腹の命を救うため、奮闘。
イヤフォンマイクを利用して、彩乃が「臍帯脱出」していることをジェスチャーで報告。
喜多見はすぐにその読唇を察知し、臍帯脱出したら赤ちゃんが10分も持たないから、自分をエレベーターの中に入らせてほしいと千住に頼みます。
白金は弦巻の(中条あやみ)のイヤフォンマイクをとり、重病の天沼を優先しろと無理すぎる指示を出しました。
喜多見はここで、音羽の良心、人間性を試す為に、彼に選択肢を委ねます。
音羽は、天沼よりも妊婦の彩乃を優先してくださいと喜多見に指示。
案の定、音羽や、外で待機している白金と久我山の怒りを買います。
夏梅(菜々緒)は彩乃の胎児が仮死産状態にあることを喜多見に指摘。
エレベーターの中で、音羽と、涼香による緊急手術を開始。
涼香は、手伝うものの、煙を吸いすぎて容体が体調に異変が。
天沼はこの危機的状況のなか、自分に背いた音羽の吸入器を奪いました。
やがて、喜多見が到着。
天沼に対し、「俺の口に吸入器を当てて下さい、協力してくれたら一躍ヒーローじゃないですか?」と彼を持ち上げ、手伝わせます。
赤ちゃんをなんとか取り上げた喜多見ですが、胎児は呼吸反応がありません。
小さい心臓を懸命に押す音羽。
どうにかエレベーターが開き、千住を含めたMERのみんなが駆けつけました。
事故が起きる前に人形で訓練した方法を用いて、赤ちゃんの呼吸を促す一同。
特に音羽は必死に赤ちゃんの胸を押し、赤ちゃんは産声を上げました。
音羽は体調が限界に達し、喜多見の腕の中で倒れます。
その後、病室のベッドで目を覚ました音羽は、涼香に自分の胸の内を伝えます。
自分は天沼に盾ついたことで完了生命が絶たれたようなものだ口にします。
赤塚は天沼が自分も危機なのに、機転を利かせたことで、音羽や喜多見、母子の命が救われたと、嘘の内容を記者会見しました。
音羽は申し訳なさを感じ、彩乃に、病室を訪ねた久我山に渡されたお金を渡します。
そのおかげは久我山が天沼から預かったもの。
音羽は、母が適切な医療を受けられずに亡くなった過去を話し、母のような人を救いたいという思いで、官僚兼医系技官になった経緯を彩乃に話します。
彩乃はこのお金は受け取れない、自分と我が子の命を救ってくれただけでも感謝していると口にしました。
音羽に胎児の愛らしい元気な姿を見せる彩乃。
音羽は今後、彩乃と子供が母子の健康を守る医療を利用できることを願うのでした。
TOKYO MER5話感想・みどころ
エレベーターの突然のアクシデント。
天沼、最低ですね人間性が。
妊婦さんがいるというのに、立場的に自分の命を優先させろなんて身勝手すぎます。
彩乃はハイリスクがある患者だし、母子の命がかかっていると言うのに、どうしてそんな身勝手なことができるか・・・。
胎児が仮死産という状態に陥り、私自身も仮死産で生まれたので、ドラマとはいえこの赤ちゃんなんとしても助かってほしいという思いが強まりました。
小さな赤ちゃんの心臓マッサージをする音羽の懸命な努力、喜多見の変わらない優しさ、涼香の絶妙な機転が利く行動を応援したくなりましたよ。
涼香はさすが、喜多見の妹ということもあり、頼りになるし、自分が苦しくても誰かの為に一生懸命になれるところは兄譲りですね。
喜多見がエレベーターの中で処置中、天沼に対し、「自分に呼吸器を当ててください、協力してくれたら一躍ヒーローじゃないですか」と彼を持ち上げたシーンは笑えました。
そして、喜多見の口車に乗せられて、喜多見の指示通りに動く天沼、単純すぎるでしょ。
音羽が当初は、官僚として天沼の顔色を窺い、MERを潰す為や、自分の立場をキープしていたけれど、心根が優しい彼が彩乃と胎児を見捨てない心を持っていて、良かったです。
赤塚の大人の駆け引きの記者会見も素晴らしかったです。
彼女の絶妙な機転とトーク力で、天沼にも、音羽にも傷がつかない”神対応”でした。
次週の放送は通常通り、8月8日になります。