インビジブル2話あらすじネタバレ
「私と手を組めば大事な後輩の安野さんの犯人にたどり着けるかもしれない」
未解決事件に関する情報を提供する代わりに手を組むことを提案。
取引を持ち掛けてきたキリコ(柴咲コウ)の真意を志村(高橋一生)は測りかねていました。
するとキリコは次の事件を示唆し、Yチューブという動画チャンネルの「友キャン」というチャンネルのライブ配信を確認するよう、志村に指示。
その映像を見た捜査一課長の犬飼(原田泰造)らは驚きます。
観光PRを頼まれたという大学生キャンパーたちが掘っていた地中から大量の人骨が発掘されました。
遺体は6人の若い男女。
古いもので10年前、新しいもので半年前で、釘を人の体に刺すといった残忍極まりない殺人方法でした。
犬飼(原田泰造)は、情報提供してくれるキリコを当面の間は、逮捕せず、身柄を保護することを警視庁みんなに言い渡します。
キリコによると、殺したのは少年少女を食い物にする「調教師」と呼ばれるクリミナルズです。
虐待など家庭や社会に居場所がない未成年者を引き取り、暗殺方法を教えるクリミナルズ。
さらに、子供たちを高額なやり取りで殺人現場へ送り込み、彼らの未来ある人生を壊す存在。
キリコは志村に犯罪者の極秘情報を提供することで、担当者と警視庁VIPの自分との円滑な関係を組もうと提案し、志村に握手を求めます。
しかし、志村はしぶしぶ納得しつつも、握手は拒否。
ライブ配信をした大学生たちを署に読んで事情を聞いていると、問題を抱えた子供たちの自立支援を行い、Yチューブを使った友チャンネルの投稿者たちなどを守る弁護士、智寿子(久本雅美)が駆け付け、彼らの弁護を担当すると申し出ます。
監察官の猿渡(桐谷健太)は監察官として、志村の動向を監視することを言い出し、志村は犬飼から捜査から外れることを言い渡されてしまった志村。
そこで、志村は犬飼の指示でキリコを留置場からVIP待遇の特別施設の「民宿」に移送することに。
民宿でインビジブルの保護を担当する島袋にも接触した志村。
その後、クリミナルズの仲間になる人間が、智寿子が関わっている厚生施設の「卒業生」の可能性が浮上。
そこで、その卒業生、井波という若い青年がかつて働いていた工場へ。
井波を安い給料でこき使っていた雇い主に尋ね、井波がやはりクリミナルズの接触で事件に巻き込まれたことが解析画像で判明。
やがて、調教師が未成年たちといるアジトに到着する志村ですが、クリミナルズと調教師は、井波を連れて他の場所へ移動。
2人の関係を怪しむ監察官の猿渡(桐谷健太)は志村に呼び出しをかけますが、志村は「調教師」に関する重要な情報をキリコから聞き出すためには自分が動かなければならないと反論。
その後、インビジブルこと、キリコに呼び出され、彼女が用意した豪華な食事を一緒に食べようと提案された志村はいら立ちを隠せません。
キリコは、自身の右腕、マー君(板垣李光人)と島袋でディナーを楽しみ、憤る志村をなだめますが、監察官の猿渡の指示に従い、呼び出された件で彼に会ったことで、今頃、伊南は殺されていると呟きます。
翌日。
案の定、監察官の聴取を勝手に抜け出した志村は、犬飼にこっぴどく叱られました。
その後、なんと、調教師、奈保子(入山法子)は、過去に女子少年院にいたことがあったり、なんと智寿子の一人娘であることが発覚。
後日、奈保子の件を智寿子に接触。
娘には何もしてあげられなかったし、10年前に奈保子が女子少年院に入った時以来、絶縁状態であると苦し気に話す智寿子(久本雅美)。
しかし、一度だけ金の無心に電話をかけられたことがあったとのこと。
福留奈保子はその後、自宅で体に釘を刺された状態で発見。
奈保子を共に尋ねた志村たちはあまりの壮絶な現場に複雑な心境。
遺体安置所にて、智寿子は泣き崩れて我が子の死を悲しみますが、それは演技でした。
「馬鹿だね・・・警察に見つかったあんたが悪いんだよ」
冷酷な表情で、善人の仮面を脱いだ智寿子の様子を民宿にて、既に知っているキリコ。
その頃、警視庁ではキリコが、観光推進課など存在しないということを特定し、キリコの右腕、マー君と接触した際、「ししゅうしん」という中国名を使い、爆破事件に関与し、Yチューバーにお金を払って死体を見つけさせたことが判明。
「クリミナルズを捕まえたいから俺に情報を流しているんだな?調教師は必ず俺が捕まえる、だからお前も俺に力を貸してほしい」と志村。
「もう手を打ってあるわ。次のターゲットは私よ」
同じ頃「ししゅうしん」こと、キリコをターゲットに狙うクリミナルズの本当の「調教師」はやはり、智寿子。
その夜、調教師たちがキリコのアジトへ。
キリコを守りながら、志村は裏口から逃げることを提案。
しかし、釘の銃を持っている男性2人の機敏な動きに追いつけない志村とキリコ。
やがて本当の調教師、智寿子と対面。
「居場所がないんだろ?居場所は自分で作れよ!」
攻撃を受けながらも、志村は洗脳状態になっている未成年たちに言葉をかけます。
キリコもまた、「このおばちゃんはね、あんたたちよりも自分が可愛いんだよ?自分の娘、奈保子さんも、井波さんも殺したのよ」と応戦。
キリコが「インビジブル」だと知った智寿子は、キリコの存在感の大きさやあらゆる犯罪者のデータを知り尽くすキリコを恐れます。
「私、あんたみたいな屑は嫌いなんだよ」
志村も、「お前が殺した6人の人達と同じ場所にお前を埋めてやる」と智寿子を脅します。
小麦粉を爆発させ、智寿子の攻撃をかわしたキリコと志村。
智寿子に洗脳されていた子供たちは全員、保護。
事件解決後、犬飼は今回の事件での小麦粉を使った件と被疑者を殺そうとしていたことを聴取することを志村に告げるのでした。
キリコは、調教師、智寿子の教え子がまだ逃亡しているから夜道に気を付けるように忠告。
志村は案の定、その教え子につかまってしまいました。
そして監禁され、目の前には、リボンなどで拘束されて吊るされ、既に息絶えた女性と、車椅子に座らせられ、血に染まったナイフを手に握らされて濡れ衣を着せられた志村。
現場に朝、駆け付けた刑事たちは志村を犯人と思い込み、確保してしまいました。
次回のゲストは、要潤さんです。
インビジブル2話感想・みどころ
居場所のない子供たちをグルーミングや洗脳状態にし、「ここにしか居場所はない」と刷り込ませたうえで、殺人に加担させ、無能と判断すれば、若き命を奪おうが実の娘を殺そうが構わない・・・一体どんな環境に身を置けばこのような人間になるのかと思うくらい、本日の黒幕、福留智寿子という女性は理解しがたい人間でしたね。
そんな彼女を演じた久本雅美さんの二面性が覗く演技が素晴らしかったです。
「毒親」ともいえる劣悪で、子供を自分の思い通りにさせるための道具としか思っていない母に育てられ、表向きは未成年者たちを救済する居場所づくりをする人格者の弁護士で信用されている智寿子に育てられた奈保子を演じた入山法子さんの影のある存在感も印象的でした。
奈保子が少年院に入ったのも、母親で、有能な弁護士の仮面を被り、我が子を含めた多くの子供たちを支配下に置く親元から逃げたくて非行に走ったのではないかなって思いました。
智寿子に釘が発射される特殊な銃で撃たれた時、母親がどんな人間か幼い頃からわかっていたからこそ、無抵抗で受け身のまま殺されてしまった彼女がいたたまれません。
アラフォー近くになった奈保子が、母親がこういう人間だからこそ自分も「役たたず」と判断されれば、情け容赦なく、抹消させられることを受け入れているような表情でしたね。
今回は志村とキリコの距離が少し縮まったような印象でした。
特に2人で智寿子を逮捕するにいたって共闘し、志村は口の悪さや横暴さは相変わらずですが、敏速な動きでキリコを守ったり、キリコと一緒になって智寿子を追い詰めて批判した場面は、馬が合っていましたね。
志村を裏切る可能性もあるキリコですが、志村が犯罪をより一層憎むきっかけとなった後輩、安村の事件の深い事実を知るキリコと、心の傷を抱えながらも、悪に立ち向かう志村のバディを次回も見逃せません。
そして、智寿子の教え子であるクリミナルズの一人に誘拐された挙句、殺人事件の濡れ衣を着せられた志村!次回、彼は殺人罪の疑惑をかけられますがどうなってしまうのか?!
クリミナルズの「演出家」を次週3話で演じる要潤さんの甘いマスクに包まれた闇に期待です。