インビジブル4話あらすじネタバレ
とあるレセプションパーティーの会場で、貴重な絵画が盗難集団によって盗まれる事件が発生。
翌日。
志村(高橋一生)は、安野の墓参りに。
インビジブルに会ってから厄介な事件に遭遇することが多い近況を報告。
安野の墓にて、彼の妹に会った志村。
生前、安野が好きだったフォーチュンクッキーを備えた後、志村が事件に巻き込まれて災難続きなことを心配していることを吐露。
志村は、心配しなくていいことを伝えるのでした。
捜査三課長の大貫(松下由樹)から捜査一課に協力を求める連絡が。
絵画は偽物で、価値がないから被害届は絵画の責任者側からは出さないとのこと。
話を聞くと、同一犯に見られる絵画盗難事件が発生していて、インビジブルであるキリコの力が借りたいとのこと。
志村から事件の概要を聞いたキリコは、「窃盗団モンキーズ」が関与していると告げ、彼らの次の目的は50億円の絵画「ナンバーX」だと予告。
盗まれた絵は、闇売買されているものなので、被害届は出さないと言った責任者の辻褄が合うことを指摘するキリコ。
ここ1カ月の間に4回も絵が盗まれているというのです。
そんな折、若い女性が殺された通り魔事件で、安野を殺した凶器と同じナイフが発見されました。
志村はそのナイフを見た時、安野が殺された時の記憶がフラッシュバック。
体を震わせながら、キリコがいずれ犯人が現れると言っていた言葉通りの現実にショックを受けます。
3年前・・・。
現場で女性が既に殺されているのを発見した安野と志村。
そして、偶然、志村とは反対方向にいた犯人と鉢合わせしてしまった安野は、志村の目の前で刺されて絶命。
磯ヶ谷から状況報告を待てと冷静に言う犬飼(原田泰造)。
凶器は同じナイフで、公園にて、女性が刺された状況に、志村はまた同じ犯行で誰かが命を奪われたことを知り、憤りを抱えたまま現場へ行こうとします。
思わず監察官の猿渡は志村を制して、厳しい物言いをしました。
「あなたのせいで身内が命を落とした、いい加減身勝手な行動は慎んでください」
志村のことを思う犬飼は、「お前は3年前のこととなると冷静さを失う、だから強行犯係からもはずされたんですよ。落ち着け」
「3年前からずっと安野を殺した犯人を追い続けてきた、そいつがまたようやく表れたんですよ」
一旦落ち着いて、インビジブルこと、キリコに相談。
既に50億円の本物の絵はキリコの助手、マー(板垣李光人)が盗んで圭史市長公認のアジトに運んでいました。
キリコは相変わらず志村を試すように、はぐらかして会話し、志村をイラつかせます。
しかし、モンキーズの件と3年前の女性が殺された事件は関係性が不快と匂わせるのでした。
事件現場に到着しつつも、志村は犯人に感電させられ、取り逃がしてしまいました。
盗まれた絵に発信機を仕込んでいたキリコは最初から次の事件を起こさせるために仕組んでいました。
声を荒げる志村をたしなめる大貫。
次に、闇オークションが開催されるので、それにモンキーズが現れることを予告するキリコ。
ドレスコードがあるので、キリコと共に準備をする志村。
マーは、意外と社交界の知識があり、ワインをグラスに注ぐマナーもお手の物でした。
その日の夕方、武入(鈴之助)のことで捜査会議を開く志村や犬飼たち。
会議後、安野が志村にすすめられてフォーチュンクッキーを生前は変わらず食べていたという優しい記憶を思い出しました志村。
かつて一緒に定食屋でフォーチュンクッキーを食べていた時、おみくじがエラーで白紙だった時、志村はそれを「強運の証」と言って安野を励ましたことがありました。
志村はそれを信じ、自分の手で「ほし」を挙げたことがありました。
それに対し、その志村の安野へのアドバイスは間違っていないとフォローする班長の塚地(酒向芳)。
白は進むべき方向に導いてくれる、そういう意味では強運があると言う言葉に救われた志村。
その頃、磯ヶ谷たちは犯人の武入の自宅アパートへ行きますが、彼を取り逃がしてしまいました。
そして、礼装をして、現場へ行く志村とキリコ。
無線機付のサングラスではなく、違うサングラスにしないと正体がばれると指摘したキリコは、志村がしていたサングラスを変えました。
20時まであと10分しかないなか、オークション終了まで時間がありません。
そこで、ジャックポールの絵「ナンバーX」を「51憶」で落札すると慌てて申し出る志村。
しかし、謎多き白い服装の仮面を被った男は、「80憶」と言い、さらに、値段が跳ね上がるなか、終了。
モンキーズたちが一斉に姿を現し、大貫や犬飼らと共に、志村はモンキーズ逮捕に挑みます。
キッチンで大乱闘の末、モンキーズに小麦粉をかけて、視野を防ぎ、逮捕に結びつきました。
犯人逮捕につながり、事件が解決した大貫は大喜び。
しかし、キリコはオークション会場で、アメリカのクリミナルズのリストが入ったチップが、Xの絵のフレームに隠されていたことを誰かに指摘。
それはなんと、白い服のオークション会場にいた男。
男は既に絶命していて、キリコは監視カメラに向かってまだ別の人物が事件で動いていることを察知。
「いい加減出てきなよ・・・」
志村は、キリコに声をかけますが、キリコは無視。
その後、3年前の安野の件で犯人と思われる武入に激しく詰め寄る志村。
冷静さを失い、ちゃんとした取り調べすら志村ができないと判断した猿渡(桐谷健太)。
猿渡は通り魔事件で女性を殺したことを認め、そのまま、取り調べで黙秘を続けます。
一方で志村は、オークション会場にいた白い服の男は、安野の事件の関係者。
あのオークション会場に、依頼人としてくるはずだった別の人物が、キリコの目的だと指摘する志村。
その後、キリコの要望を聞き入れてキリコの望む者を捜査するから、次こそ、何でも教えてくれと伝えました。
武入は、自分が安野を殺したことを自白し、彼自身の目的はインビジブルだと回答。
思わず志村は知っていることを全部、伝えるようにキリコを問い詰めます。
それでも、頭の良いキリコは無言を貫き、荒っぽい志村にうんざりした顔を向けるのでした。
インビジブル4話感想・みどころ
本日のエピソードでは、3年前の安野殺人事件に関係している人物、武入が犯人で、志村の荒れ暮れっぷりにますます梯子がかかってしまいましたね。
監察官の猿渡は冷静ですが、彼は厳しくも善人に見えて、志村たちがいない単独の場ではなんか動きが怪しいんですよね。
志村のことを厳しい目で見て、彼の暴走ぶりが警視庁全体に迷惑がかかったことを咎めるなど、口うるさいけど、常識人に見えますが、なんか不穏な空気が彼が通るたびに感じます。
安野が殺されたのも、最終的には、猿が関わっていそうな予感がするのは私だけでしょうかね。
安野との過去がクローズアップされ、志村が以前は穏やかで、心から安野との間には信頼や強い絆で結ばれていたんだなと思うフォーチュンクッキーの過去が泣けました。
今の志村と比較すると彼がいかに、心の傷が深くて、余裕がないことも伝わります。
人に暴力を振るいすぎて歯止めが利かない今の志村は、安野の死をきっかけに少しずつ彼自身の性格にゆがみが生じたんだなと思いました。
志村がフォーチュンクッキーのおみくじが偶然、印刷ミスか何かで白紙であっても、安野を励ましたことを、白い結果は強運、導いてくれるとフォローしてくれる塚地の優しさも、温かかったですね。
「最愛」や、「リコ活」では、ちょっと難がある男性を演じていた酒向芳さん。
この「インビジブル」では志村に光を照らすような優しい存在なので、どこかホッとしますね。
志村とキリコ、フォーマルスタイルで闇オークションへ向かう姿は、まさに華麗なるセレブ感が満載!特に、キリコというか、柴咲コウさんの妖艶な美しさが際立ちました。
キリコは妖しく、何を考えているかわからない魅惑の美女そのもので、志村のこともからかうような、試すような態度や言葉で、操るところも、魔性の女感が否めませんでした。
そこがキリコの知的さを活かした武器であり、魅力なんですよね。
キリコって武入と繋がっているし、やはり、安野殺しに繋がっているんでしょうか。
武入の目的が、キリコってどれだけ、いろんな犯罪者の秘密を握り、悪い人脈の数珠繋がりがあるのやら・・・。
安野殺害を認めた武入も、犯行手口や状況は、安野を殺した男と、同じだけど、彼じゃない気がするんですよね。
今回はオークションの参加者の白服の男、武入、3年前の事件が繋がっているゾクゾクするスリルと興奮が感じられた4話でしたね。