インビジブル5話あらすじネタバレ
3年前の事件に、キリコ(柴咲コウ)は本当に関与しているのか不明。
腑に落ちない志村(高橋一生)はインビジブルから依頼を受けたと取り調べで答えた通り魔事件の主犯、武入(鈴乃助)に再会。
思わず、インビジブルこと、キリコに怒鳴り散らして問い詰めるものの、キリコはあえて黙秘。
大切な後輩で、唯一信じられる人間だった安野との過去を思い出す志村。
思い出すと、安野の優しい人柄が走馬灯のように駆け巡り、涙が流れるのでした。
志村は一旦、落ち着きを取り戻し、武入(鈴之助)の聴取に応じたいと犬飼(原田泰造)に頼みました。
志村が安野のことになると、より一生取り調べが乱暴になるので、犬飼は心配します。
「3年前のあの日、なんで安野を殺したんだ?なんで俺を殺さなかったんだ?」
しかし、志村は安野を殺した人物の顔を見て、彼が安野殺しの犯人ではないと確信。
そのことを犬飼や、猿渡(桐谷健太)、課長(山崎銀之丞)に反対されつつも、警視庁のみんなに伝えました。
キリコは、警視庁が彼女を保護している邸宅にて、防衛をしていた島袋にマー(板垣李光人)が催涙スプレーをかけて、気絶させました。
しかし、武入は護送中に複数の男たちに、誘拐されてしまいました。
一方、犬飼(原田泰造)は上層部からインビジブルを切る指示。
ところが、キリコは民宿から行方をくらましていました。
東子(大野いと)は、安野の妹で、志村にもしかしたら兄の事件と今回の武入連れ去り事件は関連性が高いのでは?と睨みます。
犬飼は、責任は自分が負うで志村の無茶をあえて許可。
今回は、安野のことが絡んでいるので、警視庁一丸となって、同志の安野を殺した犯人の逮捕に必死です。
班長の塚地(酒向芳)と、柴本(田中真琴)は、通り魔事件で、亡くなってしまった利奈の母を訪ねました。
利奈を救えなかったことを改めて詫びると、2人は利奈の母に今回の事件は怨恨の可能性もあるとみて、利奈が生前、痴漢冤罪事件でトラブルに遭った話を切り出すのでした。
警視庁に戻ると、利奈の痴漢冤罪事件について、被害者の利奈に痴漢をしたと冤罪をかけられた男の妻が怪しく、任意の取り調べがしたいと、犬飼に頼む塚地。
やはり、キリコと武入は繋がっているのか、2人の緊急配備が敷かれます。
志村は、鑑識の近松(谷恭輔)の協力でハッカーのラビアンローズ(DAIGO)から銃犯罪を逃がして多額の報酬を得る「逃がし屋」の存在を聞いて、武入を連れ去った「逃がし屋」に接近。
ラビアンローズがいうには、今まで志村が逮捕してきた犯罪者は、みんなキリコが犯罪コーディネーターとしてコーディネートし、面倒を見ていて、今までの犯罪もキリコの思い通りにあえて仕組まれたものだと聞かされた志村。
そこで、鑑識の近松(谷恭輔)を連れてきた志村は、ラビアンのパソコンを借りながら、キリコの動向を追うためにハッキング。
サクライという「逃がし屋」が今回、武入の件で関係していることが発覚。
ラビアンは、サクライとの接触には、刑事としての手を汚してでも近づく必要があると厳しい条件を志村に突きつけました。
その頃、アジトでは、キリコが武入に敬語を使いながら、マー君(板垣李光人)を従えて次の計画を練っていました。
志村は変装して、サクライとアベに接触。
キリコに接触した彼らは、桐島という男を探すために、武入を移動させるつもりで誘拐したことを苛立ちながら告白。
サクライたちはキリコのおかしな行動にかなり怒っていました。
志村はローズに頼んで、インビジブルのパソコンをハッキングする作戦に出ます。
そして、ハッキングに成功し、キリコと武入、マー君がカトレアホテルにいることを特定。
現場に向かう前に、状況を犬飼に報告する志村。
武入は安野と面識はないこと、桐島に会うために武入をわざと誘拐して、移動させたこと、キリコは安野殺しに関与していないこと。
そして、桐島が誰かを特定し、真相にたどり着けば、安野殺しの真相がまた明らかになると志村は冷静に怒りを抑えてキリコを問い詰めました。
その頃、トイレにいた武入が倒れていて、マーが慌てて彼に声を掛けます。
翌日。
武入が誘拐され、別の場所に移動させられていました。
電波ジャックされ、例の渋谷駅の爆発事件の時に出ていた包帯で顔を覆った謎の男性が。
武入を解放する条件として、データチップを持ってくることを提示する男。
それは、データチップに埋め込まれたクリミナルズのリスト。
ジャンポールXの絵のオークションの際、そのチップが絵に埋め込まれていたこと、さらに、オークション会場にいた白い服の紳士が、クリミナルズのリストを狙っていたことをキリコの口から聞いた志村。
その頃、塚地は、痴漢冤罪で利奈と関わった男の妻、高梨と息子に接触。
包帯の男は、拘束されている武入を救いたければ、リストを現場にあるパソコンに送るか、彼を拘束しているカギを探すとのこと。
同じ頃、一ノ瀬利奈の殺害を名前も知らない謎の人物に依頼してしまった、利奈に痴漢冤罪の疑いをかけられた男の妻、高梨。
利奈の殺害を、桐島に依頼したことを後悔していないと悪びれない彼女は、微笑みすら浮かべており、塚地は複雑な心境を抱きました。
やがて、武入をなんとか救出したにもかかわらず、桐島と対面。
桐島の本名は、キリヒト(永山綾斗)と言い、キリコの弟で、彼こそが正真正銘の「インビジブル」だったのです!
インビジブル5話感想・みどころ
何を考えているのかわからないだけでなく、ただずっとにやにやと笑う武入が怖かった。
でも、武入もキリコも安野殺しに関与していなくてホッとしました。
安野の優しすぎる人柄と、キリコに出会う前の志村は穏やかな口調で喋り、後輩思いの面倒見の良い刑事だったことが前回同様、回想で伝えられていて、涙です。
安野という信頼できる後輩が目の前で殺されたことによって、今のように横暴すぎて、暴力的な捜査や取り調べをするようになってしまった志村の焦りと、精神的な要因がつらい。
しかし、今回の5話は、ラビアンローズが視聴者を笑わせてくれる愉快な助っ人となったことが良い進展でしたね。
キリコのパソコンをハッキングし、誘拐された武入の居場所を特定できたり、キリコがインビジブルではなく、真のインビジブルである、キリコの弟、桐島の真相にたどり着く進展が興奮しました。
利奈は可哀そうすぎる・・・。
利奈と同じように通勤帰りにあんなひどい連れ込まれ方をしたら一生、トラウマだし、しかも、殺されるってむごすぎる。
利奈の殺害を桐島に依頼した高梨の妻・・・ひどい。
まだ小学生ぐらいの息子がいるにもかかわらず、いくら夫の恨みを晴らしたいからってよそ様の大切な娘を殺すことを依頼するとか、親以前に、人じゃないの?って思いました。
夫の高梨が利奈に痴漢を疑われたことで、罪に問われ、家族が苦しい思いをしたつらさには同情するけど、だからって、利奈という若き女性の人生を簡単に奪っても、桐島に崇拝しているかのように、微笑む彼女が人間的にゾッとしました。
インビジブルに頼ってしまいがちになると心も、罪もいとわない人間ができちゃう恐ろしさを知った5話でした。
しかもずっとインビジブルだと名乗っていたキリコは、インビジブルではなくて、本当のインビジブルは弟のキリヒト。
真のインビジブル、「桐島キリヒト」を演じた永山綾斗さんのミステリアスだけど、逆らえば何をするかわからないある種の残酷な美しさがラストシーンを飾りましたね。