持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~

持続可能な恋ですか5話 母の思い出のストールをきっかけに前に進む沢田親子

持続可能な恋ですか~父と娘の結婚行進曲~5話あらすじネタバレ

起業セミナー最終日に、杏花(上野樹里)への思いを抑えきれずに、ハグをした晴太(田中圭)。

ちょうど帰宅した颯(磯村勇斗)に現場を目撃され、気まずいなか別れます。

息子の虹郎の英語塾でのハグに影響されたかもと慌てて言い訳をする晴太。

ふと、林太郎は杏花にとっての本当の幸せ、自分にとっての幸せについて悩みます。

翌日。

明里(井川遥)と散歩をしている途中、亡き妻がきっかけで、花に興味を持つようになったと話しました。

上の空と「うわの空」の違いについて、答えを見つけるために一緒に飛行機に乗ってバンジージャンプを経験したことも話題にした林太郎。

妻のおかげで、林太郎自身も視野が広がったことを温かく見守る明里。

そんななか、ヴァネッサ(柚希礼音)から、TAMAGAWAサステナブルフェスティバルの仕切りを任された杏花。

自身のキャリアアップの迷いがあり、マネジメントの仕事のオファーを断り、サステナブルフェスティバルのオファーを受けることにしました。

その後、杏花は病院の受付をしている友人、鈴(清水くるみ)の上司の女医が、明里だと知り、3人で食事をすることに。

同じ頃、晴太は、颯の放課後英語キッズクラブに、息子の虹郎を迎えに行きますが、晴太に対し、颯は杏花に対し、軽いハグはやめてほしいと忠告。

杏花に片思いしており、信頼関係も長い颯は、軽い気持ちで杏花をハグする晴太に嫌悪を抱いていたのでした。母、陽子(八木亜希子)の服をバザーに出そうと話し合います。

杏花と林太郎が前に進むためでした。

サステナブルフェスティバルの当日。

MIKAKO(ゆりやんレトリィバァ)は相変わらずポジティブにレッスンを行い、杏花も大勢の女性に、ゆったりと心身が解放されていくヨガを教えていました。

MIKAKOは人気インストラクターなので、参加者からのサイン会が始まり、颯はその対応に応じていました。

明里も杏花のレッスンを受け、自分自身を受け止めるために参加。

レッスンが終わってから、バザーに出した母、陽子の衣類に、林太郎が捨てたくないと思っているオレンジのストールが混じっていることが発覚。

朝、颯がクローゼットにあったバザー用の陽子の服の中に、落ちたストールを勘違いしてそのまま持って行ってしまったのです。

杏花と林太郎は言い争い、途中で自分が原因であることを謝る颯。

杏花親子は納得し、明里がここで自分と杏花のヨガレッスンを受けていた参加者で、二子玉で有名な「TAMAGAWA姉妹」がストールを買ったことを伝えました。

ここで、明里と林太郎、杏花と颯は、TAMAGAWA姉妹を探しますが、なかなか見つかりません。

明里に対し、ストールをそれほど探さなくていい、自分も前に進まなければならないと言います。

辞書編纂者としてなかなか思うように芽が出ないことをかつて悩んでいた林太郎は、悔し涙を流していました。

その時、林太郎の頭にスカーフをかけた陽子。

林太郎も、婚活や人生の悩みを抱えて、泣き出した明里を慰め、彼女が泣いているところを他人に見られないように配慮して、頭にスカーフをかけたことがありました。

ストールは美容室にいたTAMAGAWA姉妹に出会い、頭を下げて、スカーフを買い取りました。

妻の暢子の優しさが林太郎に受け継がれたことを悟った明里。

その夜、母のことを語り、思い出しながら笑い合う杏花と林太郎。

2人をそっと優しく見守る晴太。

起業家セミナーも終わり、杏花は自身の独立へと一歩踏み出そうとしていました。

しかし、晴太とバスに乗った想い出や、起業家セミナーを通して出会った晴太との優しい記憶が脳裏に走馬灯のように走る杏花。

晴太と待ち合わせし、父の林太郎が婚活をやめたことを晴太から聞かされました。

晴太は以前と違い、林太郎が晴れやかな表情をしていたと告げる晴太。

母、陽子が亡くなって間もない頃は、生きる希望を失ったように失意のどん底にいた林太郎と、父とのコミュニケーションがうまくいかなかったことを思い出す杏花。

杏花は当時、写真立てを並べ、父を人間に戻そうと必死だったこと、いろんな手続きとか、人一人なくなるとやらなきゃならないことがうんざりするほどある、自分まで落ち込んでいたらゴミ屋敷になっていたところだと振り返る杏花。

「私は・・・私よりお父さんのほうが・・・あれ?なんでだろう?」

杏花は自分も本当はつらかったのに、母を亡くした悲しみを何とか自分の中に閉じ込めていたことに気づきました。

思わず涙ぐむ杏花。

「会いたい、もう一度でいいから会いたい」

母に会いたい、もう宇一度、母に会いたいと初めて自分の本音を明かし、晴太の胸の中で涙を流した杏花。

そんな杏花をフォローし、晴太に対しても、これからも会いたいと告げる杏花。

杏花と晴太は、さらに心が通じ合いました。

持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~5話感想・みどころ

今回は、亡き母のストールをきっかけに、大切な人の死を引きずるのではなく、自分たちの幸せを掴むために前に進む沢田親子のエピソードでしたね。

「捨てたくない思い出」でも、手放して先に進まなくてはならない現実、でも自分自身の中に潜在的に残った悲しみとも向き合っていかなくてはならない・・・今日はそんな考えさせられる放送回だったように思えました。

家族が身に着けていた物だからこそ、そのストールがなくなった時、その時、ストールを身に着けていた時の亡き家族との優しい記憶が昨日のことのように思い出されてゆく・・・杏花と林太郎の複雑な葛藤が痛いほど画面越しに伝わってきて涙腺が緩みました。

そんな親子2人を温かく見守る颯の優しい笑顔や態度、明里の愛が、沢田親子にとって、陽子の死からもう一度、立ち上がるきっかけを作る道しるべに感じました。

陽子がかつて、辞書編纂者として売れなかった頃の林太郎が泣いているときに、頭にかけたスカーフ。

泣いているところを林太郎が他人に見られないために、そっと林太郎のプライバシーや心を守るようにしてかけたオレンジのスカーフ。

そしてその優しさを林太郎は過去に、婚活で心がパンクしていた明里に妻と同じ行動をとってかけた場面は、まさに、優しさの数珠繋ぎで・・・涙なくしては見れない名シーンです。

晴太に母を亡くした時、長女だからこそしっかりしなきゃって気を張って、悲しみに蓋をしていた杏花。

自分まで失意の底にいたら、人一人の死で手続きなど面倒ごとが沢山あるのに、抜け殻のようになった父をなんとか人間にしなくちゃって行動力が、杏花が一緒に引きずられて共倒れしなかった救いになりました。

しかし、ずっと我慢してきた長女気質な、杏花も本音は、愛する母の死を悲しむ時間を求めていたのかなって思います。

だからこそ、もう一度でいいから母に会いたいと晴太の胸の中で涙を流したことは、杏花が悲しみに蓋をする自分と向き合えた切ないけど、良い兆候ではないでしょうか。

大切な人との時間にいつか終わりが来る時、無理をしてブレーキをかけて、本当の自分を隠すのではなく、受け止めて新しい自分と出会う糸口を見つけたい5話でした。

 

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