持続可能な恋ですか~父と娘の結婚行進曲~3話あらすじネタバレ
晴太(田中圭)がある女性(瀧内公美)と親しく歩いていた現場を偶然、見かけた杏花(上野樹里)。
一緒にの中に入っていく姿に、杏花は不満気です。
その様子にもやもやが残り、父の林太郎に、再婚後に親しくなれば家に呼ぶこともあると聞き返し、思わず、自分の再婚に反対なのかと誤解する林太郎。
そうではないことを伝えて、家を出た杏花は、仕事も家事もままならない様子。
ヨガスタジオでも、同僚のカリスマインストラクター、MIKAKO(ゆりやんレトリィバァ)が好きな相手のことを考えて頭がぼーっとしている様子を見て、自分との共通点に気づく杏花。
林太郎も仕事のために、街中に溢れる言葉を探します。
「推し活」「シャバカレー」と流行の言葉を追っていると、颯と偶然、出くわしました。
そんななか、杏花が仕事から帰宅すると、自宅のキッチンには颯(磯村勇斗)が。
慌てて父の林太郎(松重豊)に理由を聞くと、颯の部屋が水が漏れて大変な状況であることや、林太郎が杏花の好きな人を颯と誤解していることが判明。
そんななか、杏花は晴太と再会するも一緒にいた女性のことをなかなか聞き出せずにいました。
仕事に精を出しながら、「時間泥棒」について生徒たちに説明しながらヨガを教えます。
ヨガでは、遅刻をして相手の時間を奪うことは、時間泥棒になること、人の信用をそれによって失わないようにしようと説く杏花。
林太郎はというと、ぎっくり腰の通院のため、明里の病院へ。
そこで彼女がお見合いをすることを知りました。
右肩の痛みがあるので、明里に診てもらうことに。
起業家セミナーに仕事を終えてから行った杏花は、清太郎になかなか女性のことを聞き出せず、思わず、家政婦を雇っているかと聞きます。
食事誘いをしようとした晴太ですが、杏花に電話が。
相手は泥酔した理歩と鈴。
飲みに誘ったのですが、晴太の誘いの食事に行こうとし、「幼馴染の友達から」と口にします。
しかし、晴太はその相手を女友達ではなく、颯と誤解して食事は日を改めると言って去っていきました。
その頃、虹郎(鈴木楽)が、快適に暮らせるなら、再婚を考えてもいいのではないかと元妻の高見沢安奈(瀧内公美)。
安奈は今まで家事もろくにできなかった清太郎が、息子の虹郎のために成長したことを喜んでいました。
同じ頃、泥酔して帰宅した杏花は颯が家事をてきぱきやってくれたことに礼を言い、彼を褒めます。
颯は微笑んで、杏花に褒められたことに微笑みました。
ふと、晴太は電話を杏花にかけ、仕事上のクライアントだと伝えました。
しかし、颯は何も知らずに杏花に水を持ってきました。
颯が同棲していることがばれないために、慌てて晴太に、父の林太郎が泥酔しているとごまかすのでした。
やはり、翌日、颯を気遣って朝食を作った杏花ですが、晴太のことで頭がいっぱいです。
颯が自分と林太郎に気を遣いすぎていることを察知した杏花は、颯が食事を作ってくれたりなど家事を手伝ってくれることの礼を言います。
「俺、神でしょ?」とあえてふざける颯。
そんな彼の優しさを思い、杏花は、「私とお父さんに遠慮はいらないし、神様とは同居できない」と伝えました。
その返事に納得したものの、どこか寂しそうな顔を浮かべた颯。
杏花と共にホームセンターへ行った颯。
そこで、偶然にも虹郎と晴太が。
晴太と颯を会わせまいとしつつも、颯の放課後英語キッズクラブに通う虹郎は無邪気に颯に声を掛けてしまいました。
その後、昨夜の電話の件で、颯が漏水で杏花の家に同居していることを説明。
ふと、話の流れで、晴太が颯の引っ越しを手伝うことに。
晴太をいじりつつも、颯と共通の靴の趣味が見つかり、会話に花が咲きます。
林太郎はぎっくり腰が痛みつつも、虹郎にスマホをとってもらい、明里に電話。
しかし、お見合い中の明里はすぐ対応できないとのこと。
再び、電話をかけてきた明里は、お見合いがうまくいっていませんでした。
そこで、林太郎に、これから会わないかと伝え、林太郎は大喜びで出かけて行きました。
杏花と清太郎、虹郎、颯はおにぎりを自宅で作ることに。
ふと、みんなでおにぎりを食べ終わった時、虹郎はみんなで作ったおにぎりを母親にもっていっていいかと尋ねます。
悪気がない彼は同じマンションに母親・・・つまり、安奈が住んでいることを伝えました。
気まずさを感じ、颯が気を遣って、虹郎を外へ。
その頃、お見合い相手が猫アレルギーで、真剣交際を相手から言われても前に進めないこと、猫を優先しない付き合い方ができない状況に悩む明里。
「付き合い方にはいろいろある、大事なのは心に誰が住んでいるということではないか?猫は明里さんにとって家族なんですよね?できれば家族に一緒に住まわせてくれる結婚方法をすすめる」
林太郎の優しさと自分自身の恋愛や結婚に対して焦る気持ちに不甲斐なさを感じて泣き出す明里。
「私、どこかで焦っていたんです・・・この子たちを手放すことはできない」
林太郎は自分のショールをそっと明里の頭にかけました。
結婚に焦り、将来の相手を探さなくてはいけないと焦り、どこかで自分に誰かの心の内を聞いてほしかったと口にした明里。
その頃、晴太は虹郎の母で自分の元妻、安奈のことを杏花に話していました。
一度は、「口だけ優しい夫はいらない」と言われ、離婚したものの、虹郎のことを思い、上の階に住む安奈のことを偏見の目で見る人もいるとのこと。
杏花はふと、虹郎が素直に育っていて、思ったことをちゃんと正直に言えるので、晴太の頑張りが実を結んでいることを晴太に伝えました。
虹郎と一緒に四六時中いると時間を奪われている感覚だけど、心がふわっとなる瞬間もある、しかし、自分を捨てきれず、虹郎のことを考えていない自分本意なところもあると悩みを吐露。
しかし、虹郎が幸せならそれでいいと思っていると結論を出します。
杏花は自分の父、林太郎が「杏花が幸せならそれでいい」と言っていることを思い出し、晴太が温かい父親だと伝えました。
その夜、いつもは陽気で朗らかな颯は、彼に電話をかけてきたある人物の存在におびえていました。
持続可能な恋ですか?3話感想・みどころ
本日のエピソードはまさしく、「むずキュン」ですね。
まず、晴太と杏花。
杏花は晴太に夜に見かけた晴太と親し気に歩く安奈との関係がなかなか聞けずじまい。
晴太も、杏花を食事に誘ったものの、「幼馴染の友達」という言葉に颯を思い浮かべて、せっかく距離を縮めるチャンスを逃してしまうこのむずがゆい恋の動向。
2人の誤解は、晴太の一人息子、虹郎の発言でなんとか解けますが、颯と晴太は、お互い杏花を意識して心のどこかでバチバチですよね。
杏花は結婚する気はないけれど、颯にハグされた時や、晴太の虹郎を育てるにあたっての努力に、晴太を一人の男性として無意識に彼女の中で意識している表情が可愛いですね。
颯は晴太を完全にライバル視しているから、フレンドリーに見えて、杏花が晴太と一緒に笑っていたりなど年下の幼馴染である自分には見せないような顔をする杏花に気づいていて、三角関係の動向が今後も楽しみです。
一方で林太郎も、明里の繊細な心のうちに触れ、彼女と本気で交際をしようと前に踏み出す姿も応援したくなりました。
林太郎が結婚や将来に焦っていて、自分の心をさらけ出したとき、思わず泣いてしまった場面では、そっと自分が首に巻いているスカーフを優しく頭にかけて、泣いているところが人に見られないように配慮するシーンはホッと温まるものがありました。
杏花もそんなさりげない優しさをみせる父を見て育ってきたからこそ、晴太とこれから幸せを掴んでいけそうですよね。
でも、颯にかけてきた電話の相手、誰なんでしょうか?私個人として予想するのは、疎遠状態になった家族の存在。
颯は親の蒸発や離婚、転勤など、大人の都合で振り回された少年時代を過ごしてきたからこそ、杏花と林太郎に嫌われたくない、捨てられたくないという子供の頃に感じていた思いがどこかにあって、必要以上に相手に気を遣ってしまうのではないかと思います。
家事を積極的に手伝い、細かいところに気が付くのは、杏花が好きだから、杏花の役に立ちたいからというピュアな面もあるでしょうけど、一番彼が表に出さないのは、大好きな人に拒絶されたくないからではないでしょうか。
颯が着信に気づき、ラストシーンで顔がこわばり、杏花に見せたことのない何者かに怯えて、こわばった顔が印象的で、次週気になってしまう3話でした。