共演NG1話あらすじネタバレ
かつて、「結婚したい男」№1を3年連続で獲得した人気俳優、遠山英二(中井貴一)と、「上司にしたい女優」のトップに選ばれた、大園瞳(鈴木京香)という大物人気俳優2人が、弱小テレビ局・“テレビ東洋”の連続ドラマ「殺したい程愛している」でW主演することが決定します。
しかし、この2人は、25年前、英二の二股が原因で破局して以来、「共演NG」の関係。
奇跡的な共演に世間の関心も高く、テレビ東洋としては異例の豪華制作発表を行うことになりました。
当日、会場のホテルには多くのマスコミが詰めかけ、2人の到着を今か今かと待っています。
朝、2人が到着する前に、ADの池田(岡部たかし)や、助監督の佐々木(森永悠希)は、共演NGの状態にある大女優、大空瞳(鈴木京香)と相手の遠山英二(中井貴一)について話し合っていました。
共演NGの2人が新しく仕事をすることになり、ひやひやするのは、ドラマ「殺したいほど愛している」の製作陣たちでした。
その頃、会場へ向かっている車中で、英二は瞳との仕事に難色を示し、不平を漏らしていました。
英二が所属する事務所「マーク企画」の代表・マーク野本(リリーフランキー)は「今更過去のことがなんだ」と英二をフォロー。
瞳も、英二の名前が先にクレジットに表記されていることを知り、文句を言っていました。
瞳の事務所「オフィスフレンズ」の代表、古川しおり(猫背椿)は、「演技で食ってやればいいんだ」と後押し。
瞳もまた、車中の中で、「あいつの逃げる癖は天才なのよ」と罵詈雑言の連発でした。
遠山英二(中井貴一)が実在の俳優、松田優作のファンなことも発言。
会場で待つテレ東のドラマ部長、戸沢寛治(岩谷健司)や、プロデューサーの是枝育夫(追田孝也)、APの楠木美和(小嶋藤子)は予定時刻を過ぎても到着しない大御所俳優2人に焦りを感じていました。
25年ぶりの再会で共演することに、是枝も戸沢も期待に胸を膨らませていました。
しまいには2人共、相手より先に会場入りしたくない似た者同士。
現馬のアシスタント、楠木美和(小嶋藤子)は慌てて、マーク野本(リリー・フランキー)や、古川しおり(猫背椿)に連絡。
中川という関係者が、是枝と戸次に絡み、25年ぶりの共演を楽しみにしていました。
2人の到着が遅いことを機にすると次と是枝に、ミステリアスな雰囲気を持った広報、与謝野・M・リリカ(瀧内公美)が声を掛けます。
彼女はショープランナーの市原(斎藤工)に連絡を取っていました。
25年の歳月が流れても、お互いに恨みが強い2人の「再会」のゴングが鳴った・・・!
なんと、2人の製作発表会見と会場までの到着が生放送されることに。
それにもかかわらず、到着した途端、お互いが乗った車が接触事故を起こし、現場スタッフは大混乱。
瞳と英二は、表向き25年ぶりの再会を喜ぶ抱擁を交わし、メディアを釘付けにしました。
しかし、ハグの後、お互いの悪態をこっそりついて控室へ。
さらに、敢えてこの型破りの企画を思いついたドラマのショーランナー、市原龍(斎藤工)にはさらなる企みを胸に秘めていました。
「殺したいほど愛している」の製作発表が開催。
準備でも悪態をつき合い、皮肉を言い合う2人。
ソーシャルディスタンスを保ちながら会場入りすることに関しても瞳は、「25年も距離があった」と嫌味をもらすのでした。
壇上に上がって会見するものの、記者の中山から「なんで接触事故になったのか」と突っ込みます。
英二は、車を当てられたから事故になったこと、だからこそこのドラマは、「アタル」と笑いを誘います。
しかし、瞳はそれに対して、大勢のスタッフや製作陣が関わってできたドラマだから視聴者に「当てて」いただきたいと謙虚に出る作品だとコメント。
「恋は遠い日の花火なんてフレーズもあるけど、僕自身が恋愛をしたくなるようなドラマにしたい」と英二。
「男性が思う程女性は遠い日の花火ではない、いくつになっても女性は愛されたいし、同時に2人のことを愛したことがない」と英二が二股をかけていたことを皮肉にまぜて笑顔で返す瞳。
「25年ぶりの共演に、ぜひやりたいからだと」と英二はこのオファーを引き受けた理由を話します。
そのシーンに、英二がこの作品をやりたいと言っていたからだと瞳も言いますが、意見が本当は食い違う2人。
製作発表の前にさかのぼると・・・
古川と瞳、英二も野本と共に相手役が誰になるのか知らなかった頃を思い出します。
古川と野本は、共演NGの関係の大園と英二に共演せざるを得ない事情を伝えました。
古川と瞳の場合は、瞳が世間から、英二とのことを引きずっているからいつまでも独身だと思われていること、野本と英二の場合は、英二が所属する野本の事務所が経営危機にあり、もし、英二がこのままオファーを引き受ければ、英二は新しい仕事ももらえるとのこと。
池田や佐々木は、このことを話し合い、今回、英二と瞳の共演までの歩みを整理。
それで、共演NGが共演することになりました。
制作側も大変で、「殺したいほど愛している」がこけない為にも、視聴率を伸ばすことを目標にすること、市原龍(斎藤工)というショーランナーに協力をもらうことを条件に。
放送前から話題作りをするため、与謝野リリカにも手伝ってもらっていたのです。
25年前の破局の時と同じようなデザインのワンピースを包んでいた瞳。
これも、与謝野リリカの仕業です。
リリカはさらに、瞳が英二と破局した時の過去の映像を出し、大勢のメディアの前に晒しました。
案の定、トラウマが蘇った瞳は笑顔が消え、拒絶反応が起きてしまいます。
怒り心頭で思わず涙をこぼす瞳。
さらに別の記者が瞳と英二は「殺したいほど愛していたのでは?」と酷い質問をぶつけます。
英二は、改めて個別取材を受けるからとその場しのぎの対応。
楽屋では、古川が戸次や池田、美和を叱責。
瞳が精神的に過去のトラウマを思い出させるような演出をされ、傷ついていることを指摘。
瞳は、「自分に火の粉がかからないように善人ぶっている」と突っかかります。
英二も「君は人の善意を踏みにじるし、人に喧嘩を吹っ掛ける」と瞳を侮辱。
瞳はそれに輪をかけて、「25年前のあの時だってあなたは私から逃げた!」と怒りをぶつけます。
お互いに、「殺したいほど愛していた」とついに激しく本音を吐露し、怒りをぶちまけてしまいました。
当然、瞳と英二の会話は、リリカが動画で撮影して、再び大勢のメディアの前で流してしまうのでした。
瞳と英二の異例かつ前代未聞の大騒動で、他の共演NGタレントたちは長く待たされた上に彼ら同士の再会企画が中止に。
師弟関係にあったバイプレーヤーの俳優、小松慎吾(堀部圭亮)とその師匠、出島徹太郎(里見浩太朗)や、特撮作品出身の俳優、佐久間(細田善彦)と2.5次元俳優としてアニメファンに人気の加地(小澤康)も険悪な雰囲気に。
さらに、若手アイドルで元同じ大手アイドルグループの内田梓(小野花梨)と、篠塚美里(若月佑美)もお互いの様子を実在するSNS「インスタグラム」に投稿することで、内田が美里の立場を悪化させようとまでしていました。
帰り道。
英二は瞳と別れた時の過去を思い出します。
そのときから乗っていた白い高級車は、英二の家の前の駐車場に止めてありました。
英二は辛い過去を思い出し、物思いにふけってしまいます。
つらい気持ちを抱え、家路に帰宅。
2人の間に子供はなく、雪菜(山口紗弥加)は、動画を見て怒り心頭。
英二が瞳のことを「殺したいほど愛していた」と話していたことが気に入らず、「あんな婆(瞳のこと)どこがいいのよ!」と疲労で帰ってきた英二に、激しい怒りをぶつけ、絶叫。
英二と瞳の共演は最悪なかたちに始まりました!来週もお楽しみに。
共演NG1話感想・みどころ
小室サウンドや豪華俳優陣がタッグを組んだ「Sunny 強い気持ち・強い愛」などの監督、大根監督のならではの笑い要素が含まれていましたね。
瞳が世間に認知されている大ヒットした架空のドラマが他局の「未解決の女」を連想させるタイトルだったり、英二に対して記者が「記憶にございませんとか?」と中井貴一さんが実際に出演した映画のタイトルをセリフに織り交ぜるところが特に声を出して笑ってしまいました。
リリカが怖すぎる・・・とにかく「ばずる」ためなら手段を択ばない影の悪女って感じがしました。
英語も堪能で、ミステリアスな雰囲気を持つ広報のリリカが、ショーランナーの市原(斎藤工)が仕掛ける演出は、まさに、瞳と英二を本当の地獄に陥れていると思いました。
瞳のトラウマである英二との破局会見映像を大勢のマスコミの前で流したり、楽屋で口論すする英二と瞳の様子を拡散したり・・・やることがえげつない広報PRのリリカ。
英二と瞳が、まだ優しさのある製作陣の美和や、戸次、池田などに支えられて「殺したいほど愛している」が打ち切りにならないことを願いたいですね。
そして、ラストシーンで登場した英二の妻、雪菜(山口紗弥加)。
山口紗弥加さんといえば、「絶対正義」や今年は、「白でも黒でもない世界でパンダは笑う」にて、精神的に心の闇を抱えた毒親、麻衣子役の熱演ぶりでも知られていますが、今回の雪菜も凄い迫力でした。
個人的に大好きな女優なのですが、最後に登場した時の英二が瞳のことを「殺したいほど愛していた」発言に、マグマのような怒りをあらわにしていて、疲労で帰宅した英二が不憫でなりません。
共演NGとなった瞳と英二の波乱の25年ぶりの再会と大仕事もスリルが否めませんでしたが、なんといっても、ラストシーンで登場した雪菜のインパクトが凄い。
最後を次回はどうなるのか?雪菜は心がなんだか危うそうで、今後、瞳に近づいて何かするのではないかと思うほど背筋が凍る印象です。
2話も楽しみです。