共演NG2話あらすじネタバレ
かつて、「結婚したい男」№1を3年連続で獲得した人気俳優、遠山英二(中井貴一)と、「上司にしたい女優」のトップに選ばれた、大園瞳(鈴木京香)という大物人気俳優2人が、弱小テレビ局・“テレビ東洋”の連続ドラマ「殺したい程愛している」でW主演することが決定しました。
2人は、25年前、英二の二股が原因で破局して以来、「共演NG」の関係。
制作発表会見では、多くのマスコミの前で、英二と瞳が楽屋裏で本音をぶつけ合う様子や、因縁関係が今も続いていることが伝わる「流れてはいけない」映像が公開。
これも、PR担当の与謝野・M・リリカ(瀧内公美)の仕業。
リリカは、制作発表の時も、瞳が過去に英二と別れたことを記者たちに尋問攻めにされた際に白いワンピースを着ていました。
「殺したいほど愛している」の制作発表時の衣装も白い大ぶりなリボンが袖口についた白いワンピース・・・。
さらに、当時の記者にもみくちゃにされている時の映像も勝手に披露されてしまい、瞳はショックを隠し切れませんでした。
そんな波乱の制作発表会が終わり、ついに本読みの現場が始まりました。
助監督、佐々木(森永悠希)とAPの楠木美和(小嶋藤子)など撮影を迎えた日、緊張感でピリピリ。
キャスト全員が集合することに頭を悩ませていました。
時代劇の大御所、出島(里見浩太朗)は、ニューヨーク帰りの元弟子、小松(堀部圭亮)と、売れっ子アイドル、梓(小野花梨)は、同じ大手アイドルグループの元後輩、美里(若月佑美)と火花を散らしていました。
また、特撮俳優、佐久間(細田善彦)と、2・5次元で人気の加地(小澤廉)はキャラ被りの為、共演NG状態。
特に出島は、小松に対して「声が聞こえない。」と言い、小松は逆に「役が体にはいっていないし、食事中に大きな声をたてない」と言い返します。
アイドル同士の梓と美里はスケジュールが撮影中にずれたことで喧嘩になるし、2.5次元俳優の佐久間(細田善彦)と加地(小澤廉)は、台本を読んだ加地が漢字を読めないことで激突。
キャスト全員が揉めていて、全然芝居にならない状況になった「本読み」。
休憩中には、英二に対し、小松が出島の愚痴をこぼします。
「昔、彼の付き人をしたことがあったけど、大きな声を出していい芝居をしていると思っている。いつまでも師匠面している」と悪態をつくのでした。
本読みのシーンでは、そんな気まずい空気が流れるので、ショーランナーの市原(斎藤工)は、主役の英二と瞳の出会いのシーンを見たいと要求。
ところが、他のキャストや製作陣が2人の演技に感動するなか、市原だけは「本読みだから勉強不足だ」といちゃもんをつけます。
またその場の空気が凍ります。
そんななか、英二のことを愛しているがあまりに情緒不安定な妻、雪菜(山口紗弥加)は、夫と瞳(鈴木京香)の共演作を見て、「何か」を起こそうとしていました。
彼女はとても穏やかですが、英二の台本をちらりと見ます。
そして、迎えたクランクイン・・・ベテラン俳優の出島は、高齢もあって気に入らないことを言われれば機嫌を損ねてしまいました。
小松がそれに輪をかけて突っかかり、「自分のスタイルを押し通して周りの空気を悪くしないでほしいし、いつまでも昔のスタイルで芝居は通用しない」と言い、お互いにテーブルを叩き合う始末。
撮影はよって悪化。
瞳は英二に、出島のフォローを頼み、瞳は小松のフォローに回ることに。
楽屋にこもってスタッフが話しかけても、頑固な態度をとる彼に、気を遣いながら話しかける英二。
瞳も英語ができない若かりし頃を思い出しながら、小松と同じように俳優を志した頃の話をします。
英二は、出島を持ち上げて共感し、瞳は小松が海外に旅立ち、俳優を志して努力してきたことを褒めます。
自分自身も小松と同じような若い頃があったことを伝えます。
瞳と英二は、自分の意見を曲げない小松と出島をそれぞれに合った方法でフォローし、撮影再開の時には先ほどよりも2人が「いい芝居」ができるようになっていました。
その頃、自宅では、リリコが撮影した瞳と英二が本番後に揉める様子の動画を怒り心頭で見ている雪菜(山口紗弥加)の姿が・・・。
そんな事とはつゆ知らず、撮影現場にいる英二。
その日の夕方、英二は、事務所の社長のマーク野本(リリーフランキー)にアンティノリソライヤという英二が結婚した年のワインを持ってきた話をします。
家でも現場でも気を遣っていることをこぼす英二。
瞳もマネージャー兼事務所社長の古川しおり(猫背椿)と後半の撮影シーンが今後、夜に急きょ、変更になったことを話していました。
英二は結婚記念日のその夜、妻の雪菜(山口紗弥加)に7時ぐらいには帰れると伝えていたので、現場スタッフに撮影時間の変更について問います。
さらに、台本が変更されたことも違和感を思える英二。
その内容に目を通した英二は「こんなことを瞳とできるわけがない」と少し怒って抗議。
雨が土砂降りになり、帰ろうとする瞳を引き止め、何かが起こるシーン。
しかも、リハーサルなしの一発本番で撮りたいとのこと。
瞳と英二はしぶしぶ、了承。
その撮影のクライマックスでは、なんと、共演NGの瞳と英二がキスをするのです。
撮影は「殺したいほど愛している」の1話のラストシーンだったので、現場は緊迫が走ります。
無事、撮影終了。
その日の夜、お互いにもやもやした気持ちを抱えながら帰宅。
野本と瞳の社長、古川は今回の台本変更に複雑な心境を吐露。
英二は雪菜に連絡をしなかったことで気まずい気持ちを抱えながら帰宅。
雪菜は夕食が今できたといって何ごともなかったように振舞いますが、内面では瞳との動画を見て、怒りを内心に溜めていました。
そのことで、雪菜は穏やかに話しながらも、英二に向かって包丁を向けているのでした。
その行動や、瞳と英二の動画を見て嫉妬を抱く雪菜の気持ちに気付かない英二。
次回、第3話・・・英二と瞳にさらなるピンチが襲います。
共演NG 2話 感想・みどころ
英二は真面目だけど、女性の気持ちには鈍感すぎるから、雪菜にも仁美にもそれを勘づかれてしまうんだなって思いました。
里見浩太朗さん演じた出島は、みんなの空気を震え上がらせる威厳や、高齢なこともあって、自分の意見や演技スタイルは絶対に正しいと思っているところが感じられますね。
すごく頑固一徹に見えて、英二がフォローにまわって話した時は、まるで違って、出島自身がそんなに話の分からない人物ではないことが伝わりました。
現場は本読みの時からずっとピリピリしていて、ドラマなのに共演NGのキャスト達の名演がすごすぎます。
「殺したいほど愛している」の現場が実在するかのような空気でしたね。
瞳と英二がそれぞれ、出島と小松をフォローした時、それぞれの気持ちに寄り添った方法や言葉選びをしていて、現場で一番「めんどうくさい」俳優2人の心が柔らかくなっていましたね。
最後の極めつけは、山口紗弥加さん演じる雪菜。
今日の雪菜は穏やかで女性的な可愛さがあって安心でき・・・るわけがない!声は優し気でおっとりしているけれど、山口さん独特のゆるい感じの声に瞳は笑っていないし、内面に怒りのマグマを雪菜が徐々に溜め込んでいるのが伝わりました。
雪菜はなぜあんな情緒不安定なのか彼女が英二と出逢う前がとても気になりますし、仕事上、共演者で因縁の相手とのキスシーンがあったとしても、夫の「仕事」として割り切れない雪菜の複雑な内面性が覗かれましたね。
帰宅時間が遅くなることを連絡しなかった英二に、前回のように爆発的に怒るかと思いきや、今回は平然を装って怒りを抑えるといういつ、何をするかわからない雪菜。
「私気にしていないからね」と言いつつも英二にローストビーフを切った包丁を向ける姿は、現在放送中の「ひぐらしのなく頃に」というアニメのレナを連想させる恐怖。
背後からの恐怖が伝わり、英二、後ろー!って言いたくなりました。
瞳は英二とのキスシーンを撮影してなんともいえない気持ちで家路に着いた様子があり、今後の瞳と英二の動向ももっと気になった2話でした。