姉ちゃんの恋人2話あらすじネタバレ
安達桃子(有村架純)は、高校3年生の時に両親を亡くして以来、大学進学を断念。
弟たちを懸命に養う為、親戚の紹介で就職したホームセンターで働いて9年目を迎えました。
真人(林遣都)に恋する桃子(有村架純)の乙女心は弟たちにばれていて・・・
壊れた地球儀のキーホルダーを直してくれた真人に思わず公園で、「私みたいな人とか好きになれば」と本音を漏らしてしまった桃子。
価値観がどこか触れ合う部分を感じた2人はゆっくり徐々に急接近。
家で上機嫌になった桃子の異変に、3人の弟たちはすぐ「恋」だと気付きます。
ホームファッション売り場のスタッフ、山辺はハロウィンの仮装をして子ども達を喜ばせようとするものの、怖がられて失敗。
中年のベテラン、原田福代(阿南敦子)はよく利用してくれるお客に愛想を振りまいていました。
桃子は、先輩の日南子(小池栄子)から顔の変化について問われます。
吉岡が今日は現場に来るのかそわそわしていますが、それを仕事のことで気になることがあると誤魔化すのでした。
クリスマスの店内レイアウトの予算が無事、通り、進行していくプロジェクト。
真人は、上司の悟志(藤木直人)にこのプロジェクトを成功させたいという思いを伝えます。
企画がうまくいくといいなと思っていて、助けてほしいと頼む吉岡。
彼の熱意が伝わり、悟志は了承。
翌日・・・和輝(高橋海人)、優輝(日向亘)、朝輝(南出凌嘉)らは、姉の恋を応援しつつも、初めての恋愛をする桃子を心配しています。
真人や会社のみんなに、ハロウィンの撤去とクリスマス企画に向けての準備のタイミングを知らせるメッセージを送信。
とくに、真人からの返信がくると微笑む桃子。
その頃、家でクリスマス企画のちらしを見ていた吉岡は、愛する父を「ある事情」で亡くしたトラウマを思い出していました。
家族でクリスマスを温かく囲んでいた記憶がある吉岡ですが、その父を失った原因は吉岡自身にあり、フラッシュバックに手が震え、感情が乱れてしまいました。
安達家では、桃子の弟たちが鍋パーティーの料理を作っていました。
桃子の親友で職種の違う、みゆき(奈緒)と、親戚で、吉岡の保護司、川上(光石研)を囲んで鍋パーティーを開催。
吉岡は生ハムを、みゆきはメロンを持参。
みゆきは、桃子のことを長く知っているので、弟たちの成長ぶりに感激。
思わず、優輝や朝輝たちの頭を撫でるのでした。
しかし、桃子は仕事でミスをして商品を顧客の元へ届けに行くことに。
お客様の元に元々渡さなければならなかった幼い女の子のクリスマスプレゼントのおもちゃ商品でした。
日南子は桃子の「ある背景」を知っているので、同行しようかと言いますが、桃子はその優しさに甘えず、自分で解決することに。
真人は車で桃子を送っていきますが、助手席に座る桃子は、両親を事故で亡くした時のトラウマがフラッシュバックし、手の震えを感じるのです。
実は、桃子は高校3年の頃、信号待ちをしていた両親に声をかけ、その後、両親が目の前で車に跳ねられて亡くなった過去が。
それゆえに、元々は車に何の抵抗もありませんでしたが、桃子は車に乗るのがトラウマになったのです。
桃子はずっと「ごめんなさい」と繰り返し、自分があの時、声をかけたせいで両親が信号無視をした車に跳ねられたのだと自責の念に駆られているのです。
大人になった今でも、車に乗ることに恐怖を感じていました。
車が走行し、クラクションの音がトラウマなのです。
桃子が両親を事故で亡くしたことを思い出した真人は、必死に謝り、車を止め、桃子は徒歩で帰宅。
家族の前では明るく振舞います。
日南子は同じ頃、悟志とバーで飲みますが、自分が悟志のことを好きだと意識していました。
悟志に誤魔化して茶々を入れながら部下の話をし、優しい反応をする悟志に胸が熱くなってしまうのでした。
真人は、翌日、家で父のことに関するクリスマスのトラウマ、彼自身の心の傷がクリスマスの日になると、母を心配させていることを察知。
それを貴子(和久井映見)に伝えます。
彼女は真人がクリスマス企画に向けて仕事に張り切っている様子に安堵しますが、2人にとって「あの日」でもあるクリスマスはなんだか心配な日でもありました。
そして、クリスマス企画の準備本番・・・。
桃子は吉岡とすれ違いざまにアイコンタクトをとり、日南子は悟志と現場でまた会えたことに喜び、彼女も心が躍ります。
それぞれの恋が微笑ましく進行していくなか、次回は真人が父を亡くした核心に迫ります。
姉ちゃんの恋人2話感想・みどころ
桃子の家庭は温かくて、奈緒さん演じるみゆきじゃないけど、泣けてきました。
今日のエピソードでは、桃子が両親を亡くしたトラウマや、真人自身が父を彼自身の過去で亡くしていいる背景が伝わりました。
桃子の両親を亡くしたシーンや桃子の反応に胸がえぐられる思いでした。
桃子の目の前で、両親が車に轢かれる・・・しかも、桃子は悪気なく、信号待ちをしていた両親に声を掛け、2人が反応し、車が衝突したなんて耐えられない悲しみですよね。
桃子が車に乗る恐怖や、車が走行するときの緊迫感、言葉に変えられない恐怖が痛いほど伝わります。
今日の2話を見ていて、桃子は、サバイバーズギルトの状態にあると思いました。
事故や殺人など何らかの人生に関わる大きな恐怖体験をした時、自分のみが助かり、友人や家族、恋人など身近な人が亡くなった時「自分のせいで大切な人が亡くなった」と自責の念にとらわれてしまうのが、サバイバーズギルト・・・。
桃子の手が震え、顔がこわばっていたり、「ごめんなさい」と繰り返していた様子に視界が見えないくらい涙が・・・。
もし、両親の事故がなかったら、あの出来事が無かったら大好きな吉岡君と車に乗ってドリンクを飲んでデートができたのに・・という桃子の妄想が切なかったです。
普段の頭がきれて、しっかり者の頼れる姉、桃子が今回は弱さを真人の前でみせていて、徐々に、桃子と真人の「核」となる部分が剥がれていくような気がしました。
普段、家族の前では明るく振舞っていても、自分の感情を押し殺してしまう桃子の様子。
頼れる姉ですが、それは桃子にとって自分を両親のトラウマから守るための「鎧」なのではないかと思いました。
安達家の男兄弟3人が優しすぎてまた泣けてきます。
光石研さん演じる川上の存在も、桃子と真人にとって重要な人物になるのは察知がつきました。
川上が桃子たちの関係者だということを真人が知った時の反応が今後、気になりますね。
来週は真人が父を亡くした過去が明るみになりますが、桃子の両親を信号無視で命を奪った加害者が・・・真人なのではないか?と思っています。
真人の保護司は、川上で、両親を悲劇的な事故で亡くした桃子たちをサポートしています。
その深い接点や、真人と桃子の恋が進展するのは冬のココアのように温かくて優しいのに、2人は本来は出会わなければよかった関係ではないでしょうかね。
そんななか、日南子が悟志に恋する様子は場面的に救われました。
来週もさらなる濃厚な展開を期待!