未解決の女2020

未解決の女4話 警視庁捜査一課長の内藤剛志、参戦!

未解決の女4話あらすじネタバレ

矢代は警視庁の捜査一課長、大岩(内藤剛志)と対面します。

5年前の未解決事件で何者かに殺された棋士の佐田貴雄(足立理)の娘、彩子(久保田紗友)が、亡き父の後援会長だった外食チェーン経営者、山井(長谷川初範)と共に、警視庁の相談窓口を訪れました。

今になって突然、佐田が殺された際に盗まれた将棋駒がネットオークションに出品され、1週間も経たぬうちに出品取り消しになったという出来事が起きたからでした。

矢代朋(波瑠)は、「特命捜査対策室」第6係のメンバーは、すぐさま、事件を再捜査することに。

実は、17年前起きた佐田と西川の対決後、西川は裏社会の人間と深いかかわりがあり、対局後に彼と揉めた後、そのヤクザを殺してしまったことから、逃走中。

そこで、矢代たちがこれから調べる事件のきっかけとなった将棋の駒を見つめるのでした。

出品された駒が本物かどうかを確かめるために、手掛かりとなる山形へ出張することが決まりました。

山形へ向かう前、国木田に用事があった大岩と出くわし、彼に「将棋の駒」に関する事件を捜査する為、山形へ向かうことを伝えます。

大岩に励まされ、「必ず星(犯人)を逮捕すること、一府千斤の心で事件の捜査をすること」を誓い、山形へ。

一番弟子、桜木歩(永井大)に伝労を継承しながら、将棋づくりに専念する職人、桜木正村(小野武彦)の工房。

出品された駒は、17年前、「毎朝杯」決勝戦でライバル棋士「千駄ヶ谷の虎」の異名を持つ西川悟(木瀬哲弥)に駆った佐田に贈られたものなので、正村の作品だということが発覚。

オークションの画像を見て自分の作品に間違いないという正村。

この対局で「二歩」を打って反則負けした西川が同日の夜に暴力団員を殺して雲隠れする事件も発生。

5年前の「居飛車のプリンス」と称された彩子の父、殺害事件と17年前の「千駄ヶ谷の虎」が起こした事件・・・。

将棋界の頂上決戦・・・その勝者と敗者が絡む2つの未解決事件の接点を求めて、矢代と理沙だけでなく、警視庁の桑部(山内圭哉)、古賀(沢村一樹)、宗像(皆川猿時)らは捜査を続けます。

古賀の部下で、若手刑事の岡部(工藤阿須加)や、多部(飯島和樹)も捜査に加わりました。

矢代と草加(遠藤憲一)は先に山形へ向かい、山井から、西川は八百長に加担していたり、棋士としてフリークラスに降格したことがわかります。

まもなく、幼い頃から将棋の同志として戦ってきた佐田と西川がお互いにプロ入りしてから、同じ女性を好きになってしまったことがきっかけで、関係にひびが入ったことがわかりました。

その女性は、彩子の母、由紀子でした。

彩子は父に充てられた差出人不明の手紙の束を発見し、謎の3文字を不可思議に思います。

どの手紙にも、3七桂など将棋を意味する用語が書かれていました。

将棋を互いにどう刺したか記録するために用いるとのこと。

そのことを矢代と岡部が聞き込みをし、新たなヒントを手掛かりに捜査が続きます。

理沙(鈴木京香)と、第6係の新しい係長の国木田(谷原章介)は、17年前の棋譜の資料を頼りに、対局を再現。

そこで、見過ごされていたヒントにたどり着きます。

その頃、山井から17年前、西川と佐田の後援会長をしていて、裏社会の人間とも精通していました。

やがて、山井が階段から何者かに突き落とされて殺害される進展が。

現場の血液は佐田と一致していました。

古賀と桑部は5年前の事件と17年前の事件を関連させ、どちらかがこの2つの繋がりが高い事件の手柄をたてるかで争うのでした。

理沙と矢代は、オークションに出品されていた駒と、今回、山井が持っていた駒が違う駒だと言う事に気付きます。

山井が持っていた駒は、正村の製作品、オークションに出品されていた駒は、何者かが正村の駒を真似て作った偽物だと指摘した理沙。

さらに、佐田と西川のことを良く知っていて、将棋の駒を作ることに長けているプロが偽物を作ったと推測を巡らせていきました。

西川は対局後に裏社会の人間を殺していて、雲隠れしています。

本当の西川は、桜木歩の可能性があり、それを庇って桜木に駒作りを教えているのが、正村(小野武彦)ではないかと睨んだ矢代と理沙。

西川が自分の足がつかないように宮城県から彩子へ手紙を送り続けていたこともわかりました。

犯人は西川で、8月19日前後に東京に出てきていました。

それは由紀子の命日。

西川が東京で会おうとしているのは、彩子。

彩子は母と生前、行ったひまわり畑にいました。

すぐさま、矢代たちは駆け付け、西川の行動を探ります。

西川は、歩です。

彩子は西川が毎年、このひまわり畑に来ていることを指摘。

「毎年、このひまわり畑にお母さんの命日に来ようねと父に言われたことがあった」と言う彩子。

さらに、自分と父は血が繋がっていないことを知っていて、実父は別にいる事を学生時代に知った彩子。

山井が対局の時、佐田に対局を持ちかけました。

「西川の妻、由紀子には彩子を宿している、お前が負ければ、西川が幸せになれる」と山井から脅されてしまいました。

しかし、佐田と西川の友情を利用した山井の出来事を知らなかった2人。

西川はヤクザと揉めて、そのヤクザを殺して逃走したので、このままでは、由紀子と彩子に迷惑をかけることにもなる、佐田にも辛い思いをさせると察知。

佐田と西川は手紙のやり取りをして真実を知り、佐田が「父親」として、育てている彩子を遠くから見ることだけを許されました。

佐田はやがて、亡くなりました。

山井は西川に、あの当時、八百長を断らなければ佐田は死ななかったなどといちゃもんをつけてきました。

そこで、佐田と自分を利用した山井への怒りが頂点に達し、彼を階段から突き落として殺害。

将棋の駒を偽造したのも、西川で、もう一つの駒には、彩子に会いたいという彼の想いが込められた「と」に見える彩子の名前を示す文字が刻まれていました。

彩子は逮捕されていく実父に、いつかまた会うことを約束し、岡部に連行される西川の後姿を見て涙するのでした。

そんな彼女を苦しい心境のなか、フォローし、一つの複雑で悲しい事件の終幕を見届けました。

次回、草加の愛娘が狙われ、「文字の神様」の力で彼女を救いだせるのか?!

未解決の女2020 4話感想・みどころ

5年前、「居飛車のプリンス」の異名を持つ将棋棋士の父、佐田の愛娘、彩子(久保田紗友)。

幼少期に母とは死別し、男で一つで父に育てられて今に至ります。

佐田が殺された日に盗まれた将棋駒がネットオークションに無断で出品され、1週間後に出品が取り消された不可思議な出来事を矢代たちに相談するキーパーソン。

永井大さん演じる将棋の駒作りに精を出す熟練の師匠、桜木正村(小野武彦)に師事する一番弟子、桜木歩。

寡黙な性格で事件のカギを握っています。

それまでは面識がなかった師匠、桜木の工房を見学したことをきっかけに弟子入り。

正村も素性が不明な彼のことをほとんど知りません。

山形に工房を持ち、将棋駒を作る伝統を一番弟子の桜木歩に継承した男。

17年前に、「毎朝杯」の決勝戦に使用するはずだった将棋駒を作った職人。

その駒は決勝戦で、佐田のライバル棋士「千駄ヶ谷の虎」こと、西川悟に駆った佐田に贈られましたが、5年前に佐田が殺された際に盗まれ、なぜかネットオークションに出品されてしまいます。

謎めいた弟子と師匠の絆が気になりますね。

歩の本当の正体はやはり、西川悟でした。

そのことを知らないふりをして庇って匿い続けていた正村の優しさに胸が痛みます。

また、彩子と由紀子を守るため、親友の佐田にこれ以上、対局で迷惑を掛けぬよう、一人、山井からの脅迫を我慢していた西川の心情が切ないです。

娘である彩子も毎年、夏に父が生前時に、母、由紀子の命日の日に同じひまわり畑に来ていた男が気がかりで、それが自分の実父だったという哀しい真相を知ってしまいましたね。

彩子は西川への複雑な心境を抱きながらも、いつかまた本当の親子の時間を過ごせる日を待つことを約束した決意をしていて、佐田のおかげで性格の真っ直ぐな女性に育ったと思います。

彩子と佐田、西川を取り巻くプロ棋士の友情と親子の関係を引き裂いた山井は許せません。

でも、彩子も西川も、生きているからこそ、立ち直って一歩を踏み出したラストは感動でした。

 

data-ad-format="rectangle" data-full-width-responsive="true">
data-ad-format="rectangle" data-full-width-responsive="true">

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


上の計算式の答えを入力してください

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください