未解決の女2020

未解決の女5話 人質は草加の娘!強盗事件と草加の過去

未解決の女5話あらすじネタバレ

12年前、児童養護施設を卒業することになった、直也。

アルバイト帰りの麦野奈津という女性が殺されますが、直也は奈津の知人で、奈津を殺した犯人を捜してほしいとかつて草加(遠藤憲一)に訴えていました。

奈津の殺害を三田という男が疑われますが、彼は奈津が殺された日、映画を観に行っていたアリバイがありました。

それから12年後・・・。

閉店間際の銀行に3人組の強盗が押し入って立て籠る事件が発生しました。

草加の娘で銀行員をしている美里が直也の人質に。

直也は美里のことを事前に調べた可能性があり、敢えてターゲットに。

人質の中には、第6係の刑事、草加(遠藤憲一)の娘で3年前に妻と共に家を出ていった美里(佐久間由衣)がいた上に、なぜか犯人は「草加に電話をさせろ」と要求。

防犯カメラの映像で、漢数字の「三」が書かれた紙を持たされる美里と犯人の一人の顔を見た草加はドキッとします。

その後、草加は立てこもり犯の指示に従い、すぐさま電話。

すると、直也は人質の命が欲しければ、18時間後の翌朝10時までに奈津を殺した犯人を捕まえるようにと無理難題を訴えてきました。

男は12年前、奈津を殺した犯人を突き止めて逮捕してほしいと草加に懇願していたあの、河本直也(矢野聖人)。

直也は12年前に殺害された奈津の犯人を朝10時まで逮捕しなければ、娘の命はないと電話で草加に連絡してきました。

12年前、専門学校生の麦野奈津(水谷果穂)が帰宅途中に刺された事件。

奈津に当時、付きまとい、漢数字の「三」が名前に入っていることから容疑を向けられた大学生、三田良平(佐藤祐基)には映画館に行っていたという複数の目撃者の証言も。

自分のせいで起こった事件だと責任感に駆られる草加。

人質の家族は捜査に直接、関われないため、自らの手で決着をつけることはできず・・・。

直也以外の立てこもり犯のメンバーの素性も明らかに。

奈津の父、麦野の施設で育った高村青斗(落合モトキ)と、竜崎健一(山根和馬)で、3人は男女の関係ではなく、兄弟同然に育ったと判明。

また、奈津は母を亡くしてから、父が経営する施設、若麦学園の調理スタッフでした。

その縁で、直也と、青斗(落合モトキ)、健一(山根和馬)と兄弟のように施設で育ってきました。

矢代朋(波瑠)は、三田が書いたアンケートを理沙に見せ、そこに書かれた文字から何か手掛かりを探ります。

また、アンケートだけでなく、12年前、施設を卒業する直也の為に奈津・青斗、健一など施設のみんなが書いた寄せ書きを入手。

そこに書かれていた「麦」の文字に、文書捜査のエキスパート、鳴海理沙(鈴木京香)は引っ掛かりますが、理沙はなかなか手がかりを掴めずに苦戦。

同じ頃、美里の勤務先の銀行では、高齢の女性である人質の一人が持病を発症。

直也は急病人と交換する人質として、草加の同僚で、大人しく目立たない人物として、理沙を指名します。

覚悟を決めた、理沙は、朋と草加に「ある別の文書」にも違和感があったと告げます。

三田のアンケート内容は映画の感想を述べたものですが、とても何かに対して強い怒りや感情を表現しているとのこと。

三田は事件当時、映画を見る前にわざと派手に転んでコーヒーを床に零して映画の途中から劇場へ向かいました。

彼には替え玉の協力者がいて、奈津を殺害している間、その替え玉が三田として劇場で映画を楽しんでいました。

その後、本物の三田が替え玉と入れ替わり、劇場にあった映画の感想を書くアンケート用紙に回答していたことが発覚。

つまり、三田のアリバイは完全に崩せたのです。

朋と草加は三田の替え玉を捜しますが、草加は自身が家庭を顧みなかったことで妻と離婚し、娘とも離れてしまった事を悔やみます。

あの時のように、なんとかできたはずのことが、何もできなかった現実を変えたいと言う草加。

その頃、人質になっている理沙は、草加の娘、美里と一緒に、今回の事件は、直也ではなく、青斗が事件の首謀者だと言うことを知りました。

青斗は奈津の元恋人だったと口にします。

さらに、直也は自分達の犯行目的を話しました。

親から不当な扱いを受けてきた直也、青斗、健一を子どものように育ててくれた児童養護施設、若麦学園の学園長は末期がんで入院。

いつ命の灯が燃え尽きてもおかしくない状況にいます。

学園長がまだ病院で医療機器に繋がれながら生きているうちに奈津を殺した犯人を草加に突き止めてほしいとのこと。

勤めていた工場が経営不振で解雇された、直也、青斗、健一は、12年前、奈津を殺した犯人を見つけられなければ、家族を失う悲しみを草加に味わせる為、美里のことを事前に調べて人質に選びました。

人質に捕らえられている間、理沙は奈津が持っていた「三」と書かれた文字を見て、「文字の神様」がとうとう降りてきました。

その「三」という文字は、奈津が亡くなる直前に腹部を刺された後に地面に指で書いた「三」と同じ。

つまり、この事件への確信となる手がかりを掴みました。

その頃、古賀や、宗像(皆川猿時)、桑部(山内圭哉)は三田を確保。

三田は殺害しておらず、映画館で替え玉を使って奈津に近づこうとしていたことは認めましたが、彼が駆け付けた時は既に奈津は殺害されていました。

奈津は自分ではない他の男と会っていて、その男を目撃。

犯人とすれ違った三田は、自分が犯人と疑われるのが怖くて逃げたそうです。

最終的に、三田ではないと分かった草加は、美里の銀行へ。

漢数字で「三」と書かれていましたが、あれは三ではなく、三から書き足そうとしたダイイングメッセージ。

寄せ書きにあった「麦」と同じように、横線三本に縦線が入る漢字を意味しています。

犯人は、青斗でした。

青斗は奈津のことをボディガードのように守ってきました。

最初から、奈津とは恋人関係にありません。

それどころか、奈津に好意を寄せていた青斗は、奈津に告白しましたが、奈津は青斗のことも他のみんなのことも兄弟同然に思っているからと断られました。

そこで、青斗は奈津が直也のことが好きだと勘づきます。

寄せ書きに直也への特別な思いが綴られていたのを見ていたからです。

青斗は、奈津に自分たちは家族同然であることを確認。

すると、奈津は直也に片思いを抱いていて、直也が施設を卒業するあの日、直也に告白しようとしたのです。

青斗は心が荒んでいて、身勝手な犯行で奈津を殺したことが判明。

家族のように信頼し合ってきた青斗、直也、健一・・・そして、奈津。

でも、その信頼を最初から裏切っていたのは、奈津に片思いをしていて、一方的な思いだけで罪を犯した青斗でした。

草加は撃たれそうになった美里を庇い、腕を撃たれました。

草加は青斗に「お前のことを家族だと思ってきた直也や健一、先生に謝れ」と伝えます。

青斗は泣き崩れ、自身がしたことを悔いるのでした。

逮捕されていく青斗や直也たちを見送りながら、理沙と朋は新たな事件に立ち向かう決意を固めます。

一方で、草加と娘、美里は親子の時間を改めて作ることを約束し、和解するのでした。

未解決の女5話感想・みどころ

児童養護施設にて、家族同然に育ってきた直也たちですが、奈津の死を引きずり、強盗事件まで引き起こしたにもかかわらず、裏切り者はすぐ近くにいたのですね。

奈津は、直也、青斗、健一のことを家族同然に思っていたけれど、直也だけには特別な思いを胸に抱いていて、直也もそれは同じでした。

青斗の自己中心的な行動が事件に発展しなければ、この4人は大人の友情を築いて、普通の人生を歩めていたのだろうなと思うと胸が詰まります。

草加は自分が仕事熱心なせいで、家族が離婚によって離れてしまったことや、12年前、奈津を助けられなかったことを悔いていますが、その気持ちがどこか、直也に似ていると思いました。

直也も、根は良いところがあり、若麦学園の学園長からの温かい愛情を知ったからこそ、人質を誰一人殺さなかったし、草加が奈津を殺した犯人の手掛かりに追いつかなかったことへのやりきれない思いを抱えて生きてきました。

直也、健一は今後、更生する可能性があると思いますが、青斗はストーカーの三田と同じようにわがままで自分本位。

奈津が「なおちゃんたちのことは家族や兄のように思っているから、青斗の好きという気持ちに応えられない」と伝えたことや、「直也だけは特別」という言葉。

その言葉に心が不安定になり、奈津に自分の「奈津が好き」という気持ちが届かなかったもどかしさ、直也は特別と言った奈津に、裏切られたような感情を抱いて犯行に及んだことが痛々しいほど伝わりました。

来週は、古賀が命を狙われるかも?!ゲストも市原隼人さんや北乃きいさんが登場!

 

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