未解決の女6話(前編)あらすじネタバレ
人気イタリアンレストランのオーナー、入沢(武田航平)が手足を縛られた状態で、新店舗の冷蔵施設に閉じ込められて凍死。
入沢は元々、従業員からの評判も悪く、彼に恨みを持つ者もいなくはありません。
その事件から5年後・・・。
富野という刑事は何者かと揉み合い、格闘の末、行方知らずとなりました。
矢代朋(波瑠)と岡部(工藤阿須加)は、行列ができる「絶品肉厚とんかつ」の店に並んでいる途中に、溺死体が見つかったという知らせを受けました。
そこで、ただちに現場へ駆け付けた2人は、くるぶしに掘られた奇妙なタトゥーが気になります。
2020年、人生の成功のノウハウをまとめた著書、「億りびと」を出版したばかりのネット長者、西松(渡辺邦斗)が同じ状態でホテルのバスタブで溺死している姿が見つかりました。
バディである同じ特命捜査対策室の先輩で、文字から殺人事件の真相をあぶりだす特殊能力を持った鳴海理沙(鈴木京香)にそのタトゥーについて相談。
理沙によると、その刺青は、「梵字」(ぼんじ)だというのです。
インドの古文に属している古代語との事。
しかも、5年前の被害者、入沢の腕にも、「梵字」のタトゥーが彫られていました。
2つの事件の関連性を確信した矢代達は、「特命捜査対策室」の室長、古賀(沢村一樹)を開始、警視庁刑事部のナンバー2である参事官、小野塚(筧利夫)から呼び出されます。
小野塚の肝いりで新設された「捜査情報係」に所属する刑事、富野(市原隼人)が三日前から欠勤が続き、行方不明だというのです。
ミスターパーフェクトの異名を持ち、後輩たちからも慕われていた富野。
朋もまたその一人です。
早速、富野の自宅へ向かった朋は、鍵が開いたままで室内も何者かによって荒らされている様子を目撃。
新人時代、富野から銃の正しい打ち方を教えてもらった日を思い出す朋。
さらに、部屋の固定電話の留守録ボタンが点滅していることに気付きます。
そこに残されていたのは、楽器店に勤める富野の恋人、杉山貴子(北乃きい)からのメッセージ。
朋は貴子と接触しますが、彼女もまた富野の身を案じていて、居場所に心当たりがないとのこと。
バイオリンを趣味としている貴子は、富野と結婚を考えていましたが、まだ「結婚」には踏み切れないというメッセージを富野の家の留守電に残していました。
5年前の事件を洗い流していた第6係の草加(遠藤憲一)と国木田(谷原章介)は、入沢の弟と接触。
彼から入沢が定職に就かず、詐欺行為をしていて、しかも、西松とつるんで高齢者に布団を買わせるなど詐欺をしていたことを聞きました。
入沢と西松の弁護士、若林(矢柴俊博)を訪ねたところ、「あの2人はどこで恨みを買ってもおかしくない不思議な連中」との評判の悪さを知ります。
そんななか、理沙と関わりが深い影の大物で、政界にも繋がりのある警視庁OB、牧野(竜雷太)が、入沢の弁護士の相談役であることを調査した草加。
ふと、理沙は、かつて捜査二課で働いていた頃、牧野にお世話になったことや、当時調べていた案件が「捜査の必要がない」と判断されてしまった過去がありました。
昔、牧野の部下に車で連れ込まれた挙句、おでん屋で一杯飲んでいる牧野と遭遇。
やがて、牧野から「この案件に今後関わらない」ことを屋台のおでん屋にて、伝えられました。
それ以来、理沙は部署を移動になり、現在の通称「倉庫番」こと、第6係になったのでした。
ふいに、古賀から電話を受けた矢代朋は、富野が西松殺害の捜査で浮上したことを知らされました。
信頼している上司がなぜ・・・?と疑う朋。
しかも、富野が西松に接触しに出かけていた様子が防犯カメラに映っていました。
古賀はこっそり朋を呼び出し、富野が普段持ち出してはいけない拳銃を保管庫から持ち逃げしたことをこっそり話し伝えます。
その頃、小野塚は別の刑事と話していましたが、小野塚はその刑事から、富野の情報について極秘で何か要件を小野塚が頼まれているのではないかと疑われました。
若い刑事が去った後、小野塚は「邪魔な奴」とつぶやくのでした。
岡部から加川という男が西松殺害の重要参考人として事情聴取を受けることになった連絡を受けます。
加川によると、自分は西松を殺していないし、入沢は「良い奴」だったけれど、西松はそうではなかったと話し、桑野(山内圭哉)の荒々しい取り調べに反発。
朋はその間に、富野に関する書類である点に気付きます。
入江と西松の件で関与している弁護士、若林の秘書が、書類にサインをする際、試し書きとしてペンが出なかったことで、グニャグニャした文字に「個性」があることを小野塚に伝えました。
矢代たちは、若林と富野のことを小野塚が何か知っていて隠していることを見抜くのでした。
警官に追われながら、身を隠し、逃亡し続ける富野。
その夜、古賀は小野塚と話していた刑事と会食。
豪華な会席料理をたしなみながら、その刑事から、富野の失踪は、小野塚の過去の不正が原因ではないかと疑っているという話を聞きます。
「あくまでも内密」ということでとんでもない情報を知った古賀。
店を後にすると、職場に戻り、誰も第6係の仕事部屋にいないことを知ります。
ふと、電話がかかってきて、富野と接触に成功。
古賀はここで、「ある目的」があって、古賀に電話をかけて対面した富野は、古賀に発砲。
古賀の帰りが遅い事を朋たちが古賀と入れ違いで事務所に戻って気付きます。
朋は、「自分・・・なんだか嫌な予感がします」とこぼし、翌日、その不吉な予感は的中します。
富野が古賀を撃ってまた行方をくらましていることを桑野たちが調べていると、富野が接骨院に古賀を撃つ前に行っていて、接骨院の従業員から、腕を脱臼していたことを聞きます。
さらに、多佳子も訪ねますが、彼女もまた富野が現在、何をしているのかなど彼の行方を知らないと答えました。
ずっと富野から連絡を受けていないことを以前にも、矢代に話していた彼女は改めて自分は何も知らないと訴えます。
やがて、朋の着信が鳴り、桑野から古賀の訃報の連絡を受けるのでした。
未解決の女6話感想・みどころ
有能な刑事だった朋の憧れの先輩、富野(市原隼人)が西松と入沢の件に大きく関与していて、西松殺害の容疑がかけられている・・・衝撃ですよね。
さらに、小野塚と弁護士の若林も何か重要な秘密を知っていて隠している・・・。
もっと厄介なのは、理沙が迷宮入りされてしまった過去の事件で「捜査終了」の命令をくだした元警視庁OB、牧野。
彼はとても権力があり、今でも隠蔽などが簡単にできる立場ではないかと思います。
朋たちが立ちはだかる壁は、元々は正義感ある若きベテラン刑事と、朋たちをこれから邪魔しそうな牧野という大きな存在。
さらに、警察の小野塚と、弁護士の若林も情報をもみ消すことができます。
最後に古賀がまさか、殺されてしまうとは・・・ネットでは、古賀さん!などと悲鳴が上がったくらい今回の放送は涙なしにはみられませんでしたね。
来週は最終回です!第6係が消される?!解散危機?!最後の放送をお見逃しなく。