大豆田とわ子と3人の元夫2話あらすじネタバレ
ビジネスホテルに住む慎森(岡田将生)。
夕食を取り、可愛いパンダの動画を入浴しながら見て癒される日々。
ふと、自身がとわ子と別れた過去の負の記憶を思い出し、風呂の中でボーっとし、湯船の中に沈んでしまいます。
翌日、会議で旅行のお土産の饅頭を持ってきた松林に対し、お土産を買う余裕があるなら観光スポットで滝を見れたりできるのではないかと文句を言って、会議中の空気が悪化。
同じく、スポーツを趣味にしている上司がパンダ饅頭のお土産を持ってくると、そのパンダに癒されつつも、スポーツマンの彼をとわ子の前だけで陰口を叩く始末。
とわ子はその様子に呆れます。
仕事はできるものの、近頃は、おっちょこちょいがすぎて、娘の唄を心配させています。
八作は自身がギャルソンをしているお店の評価が、下がっていることを仲間に打ち明けられますが、特に気にしません。
言いたいことを言うやつは山ほどいると思っているからです。
その日の夜、八作(松田龍平)のレストランで慎森(岡田将生)と鹿太郎(東京03角田晃広)が出くわしたところに、とわ子(松たか子)と、八作ととわ子の一人娘、唄(豊島花)もやってきました。
いつものようにとわ子や鹿太郎、八作には悪態をつく慎森ですが、どんなに煙たがられてもとわ子に近づこうとする鹿太郎に、強がった態度とは裏腹に一種の羨ましさを感じていました。
慎森はひねくれた態度でとわ子や鹿太郎、唄が楽しく食事をしている空気を壊そうと、鹿太郎に突っかかるのでした。
八作のお店から出た帰り、唄は慎森と鹿太郎に「2人が仲良く手を繋がなければ二度と会わない」と切り出します。
慎森はその指示に従うものの、あまりの気まずさにその場から逃げ出しました。
そんな自身について、慎森は、公園で会った小谷翼(石橋菜津美)に対して、「僕には人を幸せにする機能が備わっていない」と弱音をもらします。
辞めさせられた会社を訴えたいという悩みを持つ翼。
翼といる時だけは、慎森はとわ子たちといる時よりも安心している自分がいました。
ふと、慎森はとわ子と出逢った頃のことを急に思い出します。
とわ子とはパーティーで知り合い、同じ会場にいたワイヤレスフォンで話す人見て笑ったり、捨てられていたソファを家に運んだり、お互いに愛し合っていることを口にした日々。
思い出に浸りながら、今日もまた慎森はシャワー中に頭をぶつけてしまいました。
同じ頃、とわ子は慎森と新婚時代に使っていたソファーを遊びに来ていた親友の綿来かごめ(市川実日子)ゴミとして処分し、新しいソファを注文。
その際、唄が歌う機能がついた古いうさぎのぬいぐるみを見つけて大喜び。
一方、鹿太郎は仕事で出会った女優の古木美怜(瀧内公美)から自宅に招かれ、何やら妖しいムードに。
鹿太郎はハニーとラップのような行動を取る古木に困惑した夜を過ごすのでした。
八作の店には親友の出口俊朗(岡田義徳)が恋人の三ツ屋早良(石橋静河)を連れてやってきます。
ところかわって、とわ子はクライアントから勧められた卵を娘に紹介したところ、唄が悪気なくインスタにそれをアップし、3人の元夫たちが唄のインスタの卵の投稿に高評価ボタンを押して反応。
元夫たちに新たな出会いが訪れるなか、唄の思いつきにより、元夫たちを招いて5人ですき焼きパーティーをすることに。
しかし、肉がないことに気付いて、八作と鹿介は買い出しに行くことにしました。
こだわりの食材と道具を持ちよった3人が、とわ子の家にて、慎森は当時の思い出が詰まったソファーが処分されていることに気付き、内心ショックを隠せずにいました。
とわ子と2人きりになったタイミングで、その理由を問いただし、慎森は徐々にとわ子への胸に秘めていた思いが溢れます。
とわ子がソファーを処分したことに対して、新しいソファーを買うのもいいけどもう一つ洗濯物を置くソファーが必要と遠回しに前のソファーを捨てられたことへの本音をぶつけたり、とわ子とちゃんとした「さよなら」が言えないまま離婚届けを出したことを後悔しているようでした。
2人は話している途中で、距離が縮まり、気付けば顔と顔が接近寸前・・・。
その様子に思春期特有のモヤモヤを感じた唄は、部屋に閉じこもって少し拗ねてしまいますが、とわ子と慎森はすかさずお互いに悪口を言い合って唄の誤解を解きました。
さらに、肉を買って帰宅した八作と鹿介のおかげで、すき焼きを食べて元気を取り戻します。
慎森はとわ子の家から一旦去り、三ツ屋に愚痴をこぼします。
本当はとわ子が好きで、自分の気持ちを素直に言えなかった悔しさを抱えていました。
学生時代から自分の居場所がないと感じていた慎森でしたが、とわ子と出逢って過ごした時間が幸せだったと痛感していたのです。
とわ子は八作と鹿介と唄と共にすき焼きを食べていた時、隣室の住人の一人息子が、大切なうさぎのぬいぐるみを両親に捨てられたと大暴れし、その家の家族の悲鳴が聞こえました。
そのぬいぐるみこそ、とわ子と綿来が慎森ととわ子の新婚時代に使っていたソファーを処分した際に、唄が同じゴミ捨て場で拾った物だったのです。
騒ぎを聞きつけた他の住人と共に、とわ子は娘の唄を守る目的でのこぎりを持って参戦。
しかしそれが、隣人に誤解され、とわ子は警察で事情を聞かれることに。
まだ中学生の唄を思い、「唄ちゃんお母さんを僕が助ける」と、弁護士である自分が力になると、慎森はフォローします。
しかし、唄はいたって冷静で、母はすぐに戻ってこれると確信していました。
慎森はとわ子を心配して慌てて警察に駆け込み、「大豆田とわ子の元夫です」と名乗り、とわ子の様子を見に行きますが、とわ子は3時間後に疑いが晴れて釈放されました。
翌日、とわ子は自身が社長になった経緯を慎森に話します。
いちごタルトを食べながら、数学の参考書を読む高校生を見かけたとわ子。
数学好きである少女との共通項、目標に向けて努力するかなり年下の少女の姿を見て、自分も頑張らなきゃと思い、「しろくまハウジング」の社長になるオファーを引き受けたと慎森に話しました。
慎森は珍しく、社長として普段から仕事をしているとわ子は、キラキラしているし、君は頑張っていると褒めます。
とわ子は元夫の慎森とは互いを尊重しながら一緒に生きている感覚があると言い、2人は仲直り。
別の日に慎森は公園で偶然出会って、勤めていた会社を訴えると愚痴をこぼしていた早良に対し、住む家すらない彼女に、家と今後、前の会社を訴える為に彼女の力になると伝えるのでした。
その言葉に、早良は心を突き動かされていきます。
唄と一緒に外でゲームをするとわ子と慎森は少し憎まれ口を聞きながらも、3人にしかない時間を楽しむのでした。
鹿介は美怜を訪ねた際、彼女からまた誘惑をされそうになると身構えていましたが、彼女は仕事で使う台本を読んでいて、その読み合わせに付き合ってほしくて鹿介を呼んだことが発覚。
3人の元夫は、とわ子と娘の唄と穏やかな関係を築きながら、自分達の置かれた現状を前向きに乗り越えていこうとそれぞれ気持ちを切り替えようと決意するのでした。
大豆田とわ子と三人の元夫2話感想・みどころ
とわ子にとっては未だに自分と関わろうとする元夫たちは疎ましい存在であり、憎めない男たちであることが伝わりますね。
また何よりも、唄(豊島花)が実父の八作(松田龍平)を含めた慎森(岡田将生)と鹿太郎(東京03 角田晃広)と良好な関係を保てているところですね。
慎森と鹿太郎に対しては、信頼できる大人といえる態度で接していて、唄が健やかに育っていてほっとしますね。
唄のように10代前半で、思春期を迎えている年齢だと母親の元夫って色々と複雑な心境を抱く事もあるでしょう。
でも、唄が年相応の減らず口を時折、とわ子に叩くことがあっても、とわ子の真っ直ぐな愛と3人の元夫が唄を見守っていることが素敵です。
色んなことを話さないまま、離婚したとわ子と慎森。
慎森は他の夫たちがとわ子と仲良く話せている様子や、ちゃんとした「さよなら」を言えずに別れたことをとても後悔していて、入浴中にとわ子との新婚時代を思い出して、頭をぶつけたり、湯船に沈むシーンはなんだかいじらしいですね。
唄が途中で、お互いに話して、距離が近くなったとわ子と慎森を誤解してすねてしまったものの、とわ子と慎森がフォローの為にお互い仲が悪いことを唄に言いまくる場面は笑ってしまった。
でも、唄が一人娘として、とわ子と3人の元夫にとても愛されていること、唄の居場所があることが伝わると思いました。
ラストシーンにて、美怜がすごい危険な香りがしますね・・・。
台本を読むのに付き合わせつつも、彼女は鹿太郎のことを惑わせてドキドキさせる行動が多く、鹿太郎はペースに美怜のペースに飲み込まれていて2人の今後も注目したい2話でした。