〜ONEDAY聖夜のから騒ぎ6話~あらすじネタバレ
誠司(二宮和也)は、警視庁組織犯罪対策部の管理官、密谷(江口洋介)を連れてくることを条件に、「横浜テレビキャスター」、倉内桔梗(中谷美紀)のインタビューを受けることを承諾。
しかし、桔梗に連絡している途中で、「アネモネ」の幹部、安斉(米本学仁)ら組員たちに連れ去られてしまいました。
「お前一体なにやってんだ?夕べから様子が変だよ。ほんとうはお前が裏切り者なんじゃねぇのか?榊原はそれを掴んだ。」
「俺じゃない。」
「お前がやってないならだれが殺したっていうんだ。夕べ、これから誠司と話をつけるって榊原から連絡があったんだ。俺はどっちを信じると思う?」
その頃、杖をつきながら歩く、密谷満作(江口洋介)はある家の郵便ポストから発見。
桔梗は「天樹さんの件でお話があります。今逃げている逃亡犯、勝呂寺誠司は、天樹さんですよね?天樹さんに取材を申し込みましたよ。話し合いませんか?」
「野木山墓地で。」
「なんで野木山墓地なんですか?」と、査子。
「桔梗さん、密谷刑事は日頃から単独行動を好み、横浜テレビの周辺をうろついて今回の克呂寺誠司の件でも嗅ぎまわっています。気を付けてくださいね。」
黒種は桔梗に忠告。
八幡柚杏(中村アン)は勝呂寺誠司に電話したつもりが、立葵時生(大沢たかお)の携帯にかかってしまい、違和感を覚えます。
「蜜谷が病院を抜け出したのがわかった。もしもし…?ん?どういうこと?」
密谷を追い続けている、ジャーナリストの柚杏(中村アン)は彼が病院から逃げ出した現場に現われたことを誠司に知らせようとしていたからでした。
桔梗と洋食屋「立葵亭」の亭主、立葵時生(大沢たかお)の一人娘、査子(福本莉子)は、黒種(大水洋介)や、国枝(梶原善)の協力を経て、独自に動くことに。
「馬鹿野郎、こんなスクープ報道担当の俺が見逃すわけない。」国枝は得意げ。
「ありがとう、くにさん」と、桔梗。
「査子ちゃん、お父さんにもう一度独占インタビューを頼んで!」
「はい、わかりました。」
そんな折、神奈川県警の警部補、狩谷カレン(松本若菜)と部下は、誠司と蜜谷がある墓地に現われるという匿名の投稿が。
勝呂寺誠司の足跡に近づき、焦るカレン。
同じ頃、時生の店「葵亭」では、ギャルソンの蛇の目菊蔵(栗原英雄)が手伝いに来てくれることになっていた、シェフ見習の武智倫太郎(小日向星一)を駅まで迎えに行っていました。
愛犬を探す、真礼(佐藤浩市)がビラ配りをしているのを目撃する、蛇の目菊蔵。
ふと、「立葵亭」にこれから入る新人、武智が風で飛んだ真礼のビラを拾ってあげました。
「僕も白い犬を飼っていて…」
立葵亭では、武智が来たかと思ったのですが、現れたのは武智ではなく、アネモネの二代目組長、ミヅキ(中川大志)でした。
誘拐現場にて。
「俺を拉致している本当の理由はなんだ?」
勝呂寺は、安斉に逆に問いかけます。
「横浜テレビ」では、黒種と査子が口裏を合わせて、折口(小手伸也)に嘘をつき、桔梗は家に一旦帰ったと切り抜けました。
ところが、折口は前島(加藤諒)に桔梗たちを探ってほしいと頼んでいました。
狩谷カレンは蜜谷に会いました。
「勝呂寺誠司は本当に犯人じゃないとは思えません。この事件、何かがおかしいんですよ。あなたこそ真実を知っているのではないのですか?」
「国際犯罪組織アネモネ。アネモネは表向き普通の商売だが、違法薬物売買をしている。その二代目トップが、笛花ミズキ。」
「勝呂寺誠司は?」
「あいつはミズキたちと関わって取引している。勝呂寺を泳がせてくれ。そしたらお前に犯人を引き渡す。無理にとは言わない。」
その頃、そのミズキは「武智」のふりをして、立葵亭に馴染もうとします。
「武智くん、仕事は楽しむものだよ。」
立葵は職場の雰囲気を明るくするため、梅雨美や細野と共に、優しくフォロー。
「仕事は一生懸命、真剣にやるものでは?」とミヅキ。
誠司は誘拐先のアジトで安斉からスマホの顔認証を安斉で認証させるように伝えました。
「2年前、ミズキがアネモネを仕切るようになってからお前がずっと目障りだった。5年前急に現れてのし上がろうとするお前が…」
みなとみらい駅では、まさか笛花が武智のふりをしているとは思わず、菊蔵が本当の武智を今かと待っていました。
本物の武智(小日向星一)は真礼のビラを拾い上げた後、自分は本当に料理人に向いているのか思い悩んでいました。
桔梗は野木山墓地に到着。
そこへ蜜谷も追いかけてきます。
査子と黒種は桔梗がいた、蜜谷が轢かれた防犯カメラの様子を確認。
前島が2人を怪しんで資料を探ろうとしますが、黒種が先読み。
蜜谷は桔梗と対面。
「なぜ奴があんたに連絡したんだ?」
「天樹君は大学の後輩で、自分を知りたいと言っていました。今は勝呂寺誠司と呼ばれていると…」
「奴は記憶障害で何も覚えていないんだな?」
立葵亭では、包丁を持って2年の割には料理ベタな、笛花にてんてこ舞いな、立葵、細野、梅雨美。
しかし、笛花ミズキを呼ぶ電話が…。
「ミヅキって誰?女?」
「シェフ、まさかパパ活とか?」
「そんなことしていない」
立葵をからかう、梅雨美と細野(井之脇海)。
一方で、安斉のアジトにて、立葵亭にあるそのスマホを鳴らしているのは、安斉に指示されている、誠司です。
野木山墓地にて対峙する、桔梗と蜜谷。
「彼には2つの名前があります。天樹勇太と勝呂寺誠司。これはただの殺人事件ではありません、勝呂寺誠司はその一員。教えてください、何が起こっているんですか?」
「勝呂寺はその組織から狙われているんだ。こんなに経っても姿を現さねぇ。俺のこともアネモネは狙っている。」
「誠司さんは今、身動きが取れないから視覚を遮るために、この場所を選んで、警察に私に連絡をさせるように伝えたんです。」
「アネモネに警察と繋がっている奴がいるんだ。」
「だとしたら天樹さんは裏切り者ではない。確認してください、このなかに警察と繋がる人がいるかどうか。」
蜜谷と桔梗が話している様子を狩谷カレン含めた刑事たちが見張り始めていました。
ミヅキの部下の、牧瀬は野木山墓地に潜んでいました。
安斉に着信後、警察たちが墓地を貼り込む気まずい雰囲気に苦戦。
「彼奴の読み通りだ、警察の情報は筒抜け。」
蜜谷が呟きます。
なんと、繋がっているのは、狩谷カレンの上司、それからフリージャーナリストを名乗っていた、柚杏は警察官。
レストラン「立葵亭」で、時生や梅雨美、細野、菊蔵を穏やかに見守る、警備員の山田(今井英二)はミヅキの動きにみんなが見ていないところでにやりと不気味な笑みを一瞬浮かべます。
その頃、真礼は本物の武智を励ましていました。
「もし君が料理の道が向いていないと思って他の道に進んでも、それは悪い事じゃない。」
菊蔵はみなとみらい駅で相変わらず、武智を待ち続けながら、ハムスターの感動系動画で号泣していました。
誘拐先のアジトでは安西が誠司に銃を向けていました。
「俺はミズキを潰したい、お前さえいなければいい。記憶を失い自暴自棄の自殺をお前にしてもらうんだ。」
その頃、立葵はとうとう我慢が効かず、パワハラなどうるさく言われる世の中で、あまりに料理ができないミズキを厳しく叱ろうとする、立葵。
「武智君、大根の切り方はね…」
ところが、武智を名乗るミズキに電話する牧瀬。
「ミヅキさん警察がいて、思うように動けません。
立葵亭では本物の武智が梅雨美に連絡。
「え?どちらの武智さんですか?え?やめる?辞退ってどういうことですか?」
野木山墓地では、密谷と桔梗が警察に全面的に見張られるなか、安斉やミヅキと繋がる人物を待っています。
梅雨美はとうとう、再びスマホを押します。
「これで終わりだな、お前も、ミヅキも」
誠司に銃を向ける、安斉。
「はい…」
「あ、もしもし…?済みません、私の同僚があなたの携帯電話と取り違えたらしくて、今どちらにいらっしゃいますか?」
梅雨美と繋がる、誠司。
誠司は梅雨美と電話をしている隙間に、安斉たちが気が緩んだのを察知して逃亡。
桔梗は誠司に電話したつもりが、相手はなんと、ミヅキ。
「もしもし、天樹くん?」
「誰だ?お前」
「あなたこそどちら様?」
ミヅキが去った後、立葵は、仕事を楽しむことを改めて気づかされ、今までのひどい指導の仕方やみんなで料理を作る喜びに気付かされました。
「ディナーまであと5時間、時間までに料理を楽しもうじゃないか。お客様のために。」
査子は桔梗に横浜テレビの検問を突破した人物がいることを報告。
それは柚杏でした。
ふと、査子は移動中に立葵亭を後にした、ミヅキとすれ違います。
ミヅキが防犯カメラに映っていた男と同じだと気付いていました。
ONEDAY~聖夜のから騒ぎ~6話感想・みどころ
誠司は、安斉から榊原殺しの犯人扱いされているものの、本当の犯人は別にいて、しかも、警視庁にいる人間。
蜜谷って行動がいちいち怪しいし、誠司が逃亡寸前に現場から離れるよう、電話で指示しているから、汚職警察官は彼でもおかしくありませんよね。
しかし、本日のエピソードではまさか、誠司の前では、フリージャーナリストを名乗っていた八幡柚杏が警視庁の人間だったことや、立葵亭を警備することになった山田が、ミヅキの動きにゾクっとさせられるにやつきをしたのがポイントです。
怖い…まさか、あの立葵亭を見守る、山田が汚職警察官であってほしくない。
柚杏は真っ当に事件を調べる為に、かりそめの姿になっていたと信じたいです。
蜜谷と桔梗の対峙も見応えありましたし、密谷が一番怪しい行動を榊原の現場でとっていたからこそ、安斉たちに睨まれるのも時間の問題ではないでしょうか。
誠司は命からがら抜け出せたけど、彼だけでなく、桔梗や、桔梗と共に誠司を追う査子の身辺にも刻一刻と危機が迫っているのを痛感する6話でした。