ONEDAY~聖夜のから騒ぎ~

ONEDAY~聖夜のから騒ぎ8話 絡み合う誠司の周囲

ONEDAY聖夜のから騒ぎ8話あらすじネタバレ

記憶を失ったまま、逃亡を続けていた勝呂寺誠司(二宮和也)は、ついに、警視庁組織犯罪対策部管理官、密谷満作(江口洋介)と対面。

「俺と一緒に見られると困るのか、俺が逃亡犯だからか?それとも?」

「…こっちだ。」

「アネモネ」や、警察の手から逃れるべく、場所を変える為、路線バスへ乗り込みました。

「もう安心だ、これでゆっくり話せるな、誠司」

「教えてくれ、勝呂寺誠司と天樹勇太、どっちが本当の俺なんだ?」

その頃、「横浜テレビ」キャスター、倉内桔梗(中谷美紀)は、誠司と満谷が合流する場所へ急ぎました。

蜜谷に電話をかける、桔梗。

ミヅキは天樹勇太こと、誠司の正体で葛藤。

疑わしい奴は殺せ、それがたとえ誠司でも…ある男から忠告され、悩みを抱えていました。

安斉は部下に蜜谷と誠司を逃がさないよう、電話をかけていました。

誠司と蜜谷が合流する場所へ急ぐ桔梗ですが、出会えませんでした

同じ頃、立葵時生(大沢たかお)の店、「葵亭」では時生の一人娘、査子(福本莉子)が以前、天樹勇太と交際していた、竹本梅雨美(桜井ユキ)の取材準備を進めていました。

「済みません梅雨美さん、忙しい時に」

「いいのよ。」

「あれ?お父さんは?」

「今日は母の命日で墓参りに…今日店、開く気あるかな。」

「もしかしてシェフのなかではメインディッシュ決まっているのかな」と梅雨美。

時生は妻の墓参りをするため、外出。

「天樹勇太は俺が殺した、今はもういない」

蜜谷は語り始めます。

「なんで俺を天樹勇太と呼ぶ奴がいるんだ。」

蜜谷は誠司に天樹勇太について話をしようとすると、一人の男が乗り込んできました。

そこに乗り込んできたのは、アネモネの幹部、神林淳(一條恭輔)。

神林は、翔子として誠司と蜜谷が一緒にいるところを写真に収めると、他の乗客に気付かれないように、誠司に拳銃を突きつけ、バスから降りるように命じました。

「これでもう言い逃れは出来ねぇぞ…黙ってろ、次で降りろ。」

その頃、白髪の独身男性、真礼(佐藤浩市)は愛犬のフランらしき白い犬を見つけて、追いかけます。

バスが急停止をし、誠司は神林を気絶させたのち、その隙をついて拳銃を払う誠司。

揉み合いになった2人は、拳銃が乗客の足元へ転がりました。

その乗客は時生でした。

運転手に早くバスを出すように告げる、誠司。

バイクで誠司たちを追う者がいました。

「非常ボタンを押してください。」

彼が蹴り返した銃を拾った誠司は、笛花ミズキ(中川大志)がバイクで追いかけてきていることに気付き、非常ボタンを押してバスを出すよう、運転手に指示。

査子は桔梗と連絡を取りながら、前島(加藤諒)、折口(小手伸也)、黒種(大水洋介)と連絡を繋ぎ、表向きは音楽番組を流して、社長の筒井(丸山智己)の目を誤魔化していました。

バスの中で、密谷の指示で乗客をコントロール。

神林は途中でバスの中から放り出されて解放。

査子は「葵亭」で、天樹勇太について、梅雨美にインタビュー中。

「天樹さんについて教えて下さい。」

「それ意味あるのかな?天樹君は今、犯罪犯しているんだよね?私の証言、役に立つのかな?」

桔梗から以前、電話をもらったことを思い出した梅雨美。

「なんでもいいんです…天樹さんに関することなんでも教えて下さい。」

「5年前のクリスマスイブに2年待ってほしいと言われたけど、形態も解約されてて、それからもう5年。警察署にも天樹勇太がいるか確認してもダメでした。」

桔梗はその会話の流れを音声通信で、横浜のクリスマスマーケット内で聞いていました。

「何かあったか勤め先に連絡してみたり…それでも連絡が取れません。天樹さんは警察官なんです。東京の国分寺警察署で働いていました。父と同じ警察官を目指し、父の墓参りにも言っていました。」

この情報は桔梗が査子と繋ぐ音声認識システムを通じて、「横浜テレビ」の折口らに伝達。

刑事、狩宮カレン(松本若菜)がバスジャックの通報を聞いて、そこに勝呂寺誠司がいる情報も得て、現場に到着。

カレンは蜜谷管理官が誠司と関連していることを上司に伝えました。

「ここに特殊部隊があるとしたらどのくらいかかる?」

「現場の状況と時間もかかる。」

「話してくれ、俺が一体何者なのか。」

「お前は笛花ミズキの父に拾われて横浜にきた。汚職事件を起こした犯人にされた。秘密に処分が下されたからお前を拾ったんだ。そしてお前は勝呂寺誠司としてアネモネに送り込んだ。警視庁になった天樹勇太の情報をすべて消し、俺が預かっている。ばれたらお前は殺される。アネモネを壊滅へと追いやったら今までと同じ普通の警察官に戻すはずだった。最初は1,2年のはずだった…でもこっちの情報がアネモネの組織に漏れた。今夜の取引は捜査を始めてから最大のチャンス…お前は記憶喪失になった。お前の目の前には榊原が倒れていて、誰がやったかは分からない。銃声を聞いて俺が駆け付けると既に息絶えていた。」

バスジャックの件で、一課長が上と掛け合うといって若宮ら刑事たちの前から席を外しました。

「横浜テレビ」では天樹勇太という警察官の所在確認を問い合わせ。

しかし、バスジャックの件にようやく、誠司が絡んでいることに気付きました。

ふと、時生が声を掛けました。

「あなたとは何度かお会いしますよね。どこか縁を感じます、それからうちの娘を助けて下さり、ありがとう御座います。竹本梅雨美ってご存じですよね?」

「知りません」

「とぼけないでくださいよ」

「あなたは5年前、交際中の竹本梅雨美とうちの店に来ました。あなたうちの店でディナーを済ませてから、連絡を絶った。5年も待ち続けているんですよ。」

「覚えていない」

「よくもそんなこと言えるな。五年も待たせておいて!1830年代、あなたはこのケチャップが万能薬として売られていたのご存じですか?それが時を経てどんな食卓でも欠かさない調味料になったのです。時代を経て用途が変わってもケチャップは愛され続けています。恋人同士じゃなくなっても愛し続けている。梅雨美さんのあなたへの愛もこのケチャップと同じだ。」

突如、時生は持参したケチャップを見せて独得の持論を語ります。

「おい、あんた落ち着け、わかったから。こいつに射撃されてもいいのか?」

蜜谷は思わず、興奮する、時生を窘めるのでした。

時を同じくして、真礼は見知らぬ女性(村重杏奈)から、フランを見かけたと教えてもらいました。

立葵亭では、査子が中継を繋ぎ、店も横浜テレビも大慌て。

狩宮たちはバスジャック現場に特殊部隊SISが到着しました。

桔梗と現場で会った若宮。

「発砲事件について、天樹勇太についてあなたたちはどこまで掴んでいるんですか?野木山墓地でなにをしていましたか?」

「逃亡中の勝呂寺誠司は犯人じゃありません」

「じゃあなぜ彼は逃げているんですか」

「逃げている…そうですよね、当初はそう思いましたが違ったんです。彼は自分が何者かを掴みとるために戦っています。だから私も闘います。」

バスの中で、密谷は誠司から、警察の中で信用できる人がいるか確認。

「一人いる、人質を解放しよう。…皆さん立って!」

誠司はバスの中で時生含めた乗客達に声を掛けました。

一方で神林はバスの途中で放り投げられて、若宮達、刑事に発見され、警察に保護されました。

「横浜テレビ」では、音楽番組の準備はできているのか、別の事件を報道しようとしていることに気付いた筒井(丸山智己)に厳しく叱責される、折口達。

「生放送まであと3時間しかありません、これ以上、余計なことをしたらお分かりですよね?」

蜜谷はカレンに電話。

「天樹が犯人だと思えないって言っていたよな…お前に頼みがある。」

「…わかりました」

そこで、一ノ瀬一課長(遠山俊也)が戻りました。

「若宮、誰と話していたんだ?」

「蜜谷管理官です。それと、勝呂寺誠司が人質を解放するそうです。」

桔梗はカメラを回しながらバスジャック現場を中継。

その日の夕方。

ミヅキは八幡柚杏(中村アン)と接触。

「大好きな勝呂寺誠司を助けなくていいの?」

「お前何者だよ」

「ただのフリージャーナリストよ、なに?そんな怖い顔して…私の事、殺す?」

「邪魔な奴は誰だろうと排除する。」

ミズキはその場を立ち去りました。

やがて時間が経ち、夜になりました。

横浜テレビの桔梗が人質解放の現場を中継するなか、カレンは人質の対応に追われます。

バスの中に立てこもる、時生、誠司、密谷。

「君に何が会ったか分からないが、もし今少し君に心に引っかかりがあるなら振り返って考えてみるべきだ、自分が出した答えを相手にちゃんと伝えるべきだと思う。」

「…待て、あんた残れ」と誠司。

狩宮は一ノ瀬一課長から問われます。

「蜜谷は他に何か言ってなかったか?」

「いいえ」

誠司はバスの中で蜜谷に言います。

「俺はアネモネを崩壊させる。それが仕事なんだろ…」

バスの中で時生の目の前で、密谷は誠司を撃ちました。

そこで、誠司の中でこれまでの梅雨美と付き合っていた頃から今に至るまでの記憶が蘇りました。

桔梗は、カメラを回しながら、この事件を他に中継しようとした報道陣に負けないくらい、しがみついてカメラを回します。

バスの中から、時生が出てきました。

「犯人の男が撃たれました」

誠司は腹を撃たれ、救急車で搬送。

狩宮カレンは中で付き添います。

ONEDAY~聖夜のから騒ぎ8話~感想・みどころ

勝呂寺誠司が、元警察官の息子、天樹勇太だということが警視庁でも、「横浜テレビ」でも次第に確信に変わりましたね。

天樹勇太という正義感ある警察官のはずだった、誠司が、密谷からアネモネに送り込まれたのち、記憶喪失にまで至った事…。

蜜谷は榊原を殺していなかった事実。

てっきり蜜谷が汚職警察官だと思っていましたが、以前からどこか不穏な動きをしていたのは、一ノ瀬一課長ですよね。

カレンと連絡を取りながらも、どこか不気味な雰囲気を漂わせ、アネモネと敵対する安斉たちと癒着ありそうな匂わせをしていました。

誠司が無理やり殺人犯にさせられてしまった真相が早く知りたいですね。

桔梗や査子、横浜テレビの一同は、筒井社長の圧力に負けないでほしい。

時生は従業員で、仲間の梅雨美の恋人が天樹勇太こと、誠司だと知り、何十年も愛されるケチャップを引き合いにして、梅雨美の誠司への恋心を無駄にするなと説教した場面は少し笑えました。

時生って独特の目線で、人の為にお節介をするところがあるので、今後もユーモラスとし注目です。

誠司の真実が徐々にベールが剥がされていき、密谷が彼を撃った時に記憶が一気に走馬灯のように巡ったラストに今後、期待したい8話でした。

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