家政婦のミタゾノ8話あらすじネタバレ
ゴルフ界の若きスーパースター、羽井来斗（佐伯大地）がメジャー大会を目前に、育児休業をとることを宣言して話題に。
阿部真理亜（平田敦子）、結頼子所長（余貴美子）、志摩（しゅはまはるみ）、実優（桜田ひより）はテレビにくぎ付け。
「命懸けで育児に取り組むつもりです。」
三田園（松岡昌宏）と村田（伊野尾慧）が羽井家から依頼を受けて訪問。
すると、来斗の妻、早苗（南沢奈央）が突然、家出する姿に遭遇。
来斗の父、羽井大蔵（寺島進）が出ました。
「早苗が今出て行ったことは内緒にしてほしい。来斗のイメージが台無しだ。俺もずっと仕事で、育児なんてやったことがない。」
育児初体験の来斗は、早苗がいない家で子育てに不安があったので、「むすび家政婦紹介所」に依頼したのでした。
「誰の力も借りず、一人で完璧に育てます。お引き取り下さい。」
「お前に育児なんてできるわけがない。」
「済みません、家政夫さん達はキャンセルでお願いします。」
2人を追い返し、「命懸け」と口癖を言いながら、離乳食や朝食作りに励みます。
「よし、完璧な離乳食にする…命懸けでやってやる。」
うるち米を弱火で溶かした三田園は、離乳食をあっという間に作りました。
娘の花純（池村碧彩）に早速、シーチキンとブロッコリーを作りました。
「ママが作ったパンケーキが食べたい。パンケーキ！」
「食事に楽しさは必要ないですよ、栄養素を摂ることが大事。」
ホットケーキミックスと、牛乳の代わりに水を使い、カロリーオフ。
「少しの間、三田園さんから学びたいのですが宜しいでしょうか？」
来斗は三田園に頼み、０歳と4歳の娘たちの為に奮闘することに。
その後、幼稚園バスまで送迎。
近所の主婦たちは、「早苗さんは？」と聞いてきてどうにか誤魔化し続けます。
そんななか、週間デストロイヤーの記者、木山卓郎（黄川田雅哉）が来斗の前に現われ、「夫婦仲に何か問題があったのでは？」と指摘。
「プライベートな撮影はご遠慮下さい。」
ここで、三田園もカメラに映り、取材を断れました。
「村田光…33歳、プライベートは…」
突然、村田はわざとふざけた態度をとって、記者を苛立たせました。
その夜、三田園達が帰ってから、花純がパンケーキが食べたいと駄々をこねます。
「パパ、今、お仕事だから後でな」
「パンケーキ！」
花澄は大事なトレーニング道具にぬいぐるみをぶつけました。
「…花純！」
花純を思わず叱ったことで、乳児の次女、美怜も泣き出してしまいました。
育児もゴルフも一人で続けてきた、来斗は限界です。
翌朝、三田園と村田は、精神的に來斗がアップアップしていることを知ります。
「寝具会社のスポンサーさんがお前との契約を見直したいそうだ。」
「父さん、俺、育児が完璧じゃないんだ」
「育児休業なんてやめさせたほうがいい。」
しかし、子供達を三田園に任せて、練習へ。
「パパはゴルフのだから花純のじゃないから…」
光に本音をこぼした花純。
間もなく、母親から電話がありました。
「花純…ごめん、ママもうすぐ帰って来るから。」
その頃、羽井は、真美という見知らぬ女性と不倫。
「私と一緒にいるって言ったじゃん！だから、育児休業とったんでしょ」
花純の幼稚園から着信がなり、花純が同級生と喧嘩し、相手のパンケーキを踏んだとのこと。
「パパ、パパが帰ってこないのも、ママが帰ってこないのも、花純のせい？」
花純を厳しく叱ることなく、自身と妻との問題に原因があると受け止める、来斗。
「そんなことないよ。全部、パパが悪い。」
翌日。
花純と楽しくパンケーキを作る、来斗。
三田園と光は、来斗の妻、早苗が、来斗の浮気を疑っていて、自宅に盗聴器を仕掛けていたことが分かりました。
「来斗は4年前からあの女に会っていて、あの女が来斗にゴルフをさせないようにしているんです。」
確かに、真美は、来斗に「このままだとお子さんが悲しむ。」と電話で、来斗を脅迫していました。
大蔵と来斗は、スポンサーのサイモンと会います。
「育児休業中はクラブは握らないようにしています。ですから済みません…」
ゴルフクラブを握ろうとすると、手が震える、来斗。
そこで、三田園が見えないところで、華麗に打って、来斗がやったことにしました。
三田園は通訳を担当しますが、敢えて、違うことを伝えました。
目を離したすきに、花純と美怜を連れて逃げようとする、早苗。
「あなたにはゴルフに復帰してほしい。あなたの才能を無駄にしちゃだめ。」
「子供達を返してくれ！警察呼ぶぞ」
「喧嘩しないで」
「喧嘩じゃないよ、花純、ママはパパのために…」
「わかった、復帰会見をするよ。家政夫さん達も協力お願いします。」
そこで、来斗は、復帰ではなく、引退会見を開きます。
「わたくし、羽井来斗は育児に宣言するため、引退します。」
「どういうことだ、来斗？」大蔵（寺島進）はすぐ息子の決意に口を出します。
「聞いてなかったのか？引退して2人を育てるんだ。」
「引退なんていい加減にしろよ、育休はともかく。」
すると、中に紛れていた記者、木山が口出し。
「浮気して、奥様が出て行かれましたよね。」
記者が証拠を突きつけようとすると、早苗と木山の浮気の写真が流れました。
さらに、大蔵が、先程のゴルフのスポンサーに取り入って、自分も復帰したいから、来斗の復帰に反対していたことが判明。
「あなたさ、しばらく花純と美玲のことを任せてほしいって言って、私にあえて出て行ってほしいって言ったよね？でもあなたはあなたのこと全然教えてくれないよね。私はあの記者に来斗の情報を教えてもらいたくて近づいたのよ。浮気じゃない。」
間もなく、来斗の浮気相手と疑われる、三倉真美が会場に来ました。
実優は浮気の真相を中継し、それが会場に設置したテレビで流れます。
メンタルクリニックの女医、三倉真美（新條由芽）でした。
実優は羽井のファンで、羽井家に訪れる条件として任務遂行。
次に、浮気相手と思われていた三倉真美はメンタルクリニックの女医として、来斗に接していました。
来斗は、不眠やストレスで、ゴルフができなくなったことを相談していたのです。
長女の花純が生まれてから不眠が続き、ゴルフクラブを握ることもできなくなりました。
「なんで言ってくれなかったの？」
「花純のせい？パパがゴルフできないのは、ごめんなさい。」
「違う、花純のせいじゃない。僕はゴルフができないことで、無価値だと思われて、家族から嫌われることが怖かった。」
さらに、花純が幼稚園で友達と喧嘩になり、押したのは、ゴルフができない父親をカッコ悪いとバカにされたからでした。
会場には三田園によって、撮られた映像が映りました。
「完璧じゃなくていいの…あなたは家族の役に立っていないというけど、そうじゃないよ。私はあなたの大ファンよ。見くびらないで。」
「来斗、俺がお前に完璧を求めすぎていた。すまなかった。」
大蔵は今まで息子にしてきたことを謝ります。
ふと、次女の花純が「パパ」と言葉を発し、花純、早苗、羽井は見守ります。
「完璧なものほど不完全なものはない。完璧なんてありえない、完璧を求めたところで完璧じゃない。」
三田園は意味深に言葉を残しました。
羽井来斗は今では妻の早苗にゴルフで負けてしまいましたが、家族は一つになりました。
「むすび家政婦紹介所」では、結局、三田園の頼みで、真美のことを探るものの、羽井に遭えなかったことや、羽井の真実を知り、がっかりします。
「私は羽井選手に会うにはまだまだだわ。羽井選手の事何も知らない自分が悲しい。」
羽井に恋する実優を見守る三田園達なのでした。
家政夫のミタゾノ8話感想・みどころ
三田園と光は、父親の大蔵から、何事も完璧を求める、羽井来斗の元へ。
「命懸けで」が口癖で、完璧に育児もゴルフもこなそうとする、来斗。
彼自身が、完璧であり続けなければ家族からも見捨てられるかもしれないなど、大蔵の間違った育児が影響を及ぼしていると思いました。
来斗も花純が、母が出て行ったことを知らず、来斗のトレーニング道具にぬいぐるみをぶつけてしまった瞬間は、来斗の心がピークなことが伝わります。
父、大蔵のように厳しく接しなかったことが幸いですね。
三田園の手を借り、完璧でいなくても許されること、家族と繋がれることを学べた来斗と、息子にしてきた育児感覚が来斗を日に日に追い詰めたことを大蔵が反省して良かったです。
そして、浮気相手だと思われていた三倉真美は、メンタルクリニックの女医。
花純が生まれてからストレスや父の圧力からくる「完璧なゴルファー」を演じるあまりに、不眠が続くようになってしまった来斗の支えになっていた意外な展開でした。
来斗の異変に気付いた妻の、早苗にはあえて来斗から家から出て行ってもらうように頼んでいた真相も、少しほっとする部分がありましたね。
完璧にこなす優等生を卒業した来斗と羽井家の面々には、温かい笑顔が戻った8話でした。
次週は最終回です！三田園さんとのお別れが少し早いですよね。
