竜の道~二つの顔の復讐者~

竜の道~二つの顔の復讐者~最終回

竜の道~二つの顔の復讐者~最終回あらすじネタバレ

源平(遠藤憲一)の殺人教唆の証拠を手に入れられず、打つ手がなくなった竜一(玉木宏)は、さらに、ライターの沖(落合モトキ)から、「矢端竜一」は生きているという証拠を突き付けられ、絶体絶命。

挑発的な話し方をする沖は、竜一が「斉藤一成」という偽名を使って前の会社、日日タイムズで働いていた時の関係者から話を聞いていたのです。

さらに、竜一がその時、日日タイムズの大野木ともう一人の本物の、斉藤一成を殺したことを知っている沖。

竜二は竜一に後は自分に任せてほしいから、竜一はこれ以上何も大きな動きをしないほうがいいと忠告。

しかし、竜一は納得しません。

竜一は、二見(小市慢太郎)に大金を渡し、暫くは雲隠れして落ち着いたら家族と暮らせばいいと説得。

二見はよくも自分をはめておいてと反論しますが、竜一は苛立ち、彼に八つ当たりして逃亡させました。

竜二は源平にまゆみ(松本まりか)との結婚の承諾をもらいに行きます。

そのほうがキリシマ急便に好都合だし、国交省に勤める自分なら今後、キリシマ急便の業績をアップできると源平に提案するのでした。

源平は笑いながら誤魔化し、竜二の提案にモヤモヤした気持ちを内面抱えます。

竜二は源平と大事なクライアントとの会食に途中参加してから仕事に戻ります。

クライアントである大臣は源平に、あちこちに癒着を持つ竜二なら強い味方だと竜二のことを褒め、源平はそれに愛想笑いをして対応。

ふいに、電話がかかってきて、和田が兄、竜一なのではないか?竜一と和田はとてもよく似ていることを告げられ、動揺と苛立ちを隠せない竜二。

まゆみのことを双子の兄弟の復讐に巻き込まないでほしいと告げる美佐。

和田は竜一じゃないし、竜一は火事で死んだとまたしてもその場しのぎの嘘をつく竜二。

その頃、和田こと、竜一は仕事場で何かを物色。

そして、美佐の元には、沖が訪ねてきて・・・。

沖は美佐に、兄は死んでいてくれたほうがよかったと美佐が思うに違いない、それに、自分は、フリーライターとして、人の悪事を暴く仕事をしていると説明。

美佐は大慌てで竜一の会社へ。

凛子(奈緒)や、砂川(今野浩喜)に対し、兄、竜一を止めてほしい、復讐を計画しようとしていて何をするかわからないと懇願してきた美佐。

その美佐の必死な思いを知った凛子は、夜に会社に戻ってきた竜一を阻止しようとします。

自分は今まで給料さえ高額でちゃんともらえればいいと思ってきたけど、竜一に出会い、考え方が変わったことや、死んだ目をしているような竜一を放置できなかったと本音をぶつけます。

竜一に対し、今、自分の居場所があるあならそれでいい、もう復讐を止めることを伝えますが、竜一は沖と話をする事に。

遂に、竜一は仕事場で沖が不正行為を調べ、真実を握りつぶしてきた過去の彼の不正を突き付けます。

それで、沖は違法なやり方でライターを続け、お金をもらっていたのです。

沖は脅迫するように、竜一が今後、自分が真実を暴くことで不利な状況になり、美佐や竜二がマスコミに追われるなど迷惑することを忠告。

砂川は、竜一と話をした後の沖の後をつけ、彼と乱闘。

「社長に何かしたら許さない」と竜一を守ろうと沖を攻撃しますが、力の差で沖に買えりうちにされてしまいました。

竜一に傷の手当てをしてもらいながら、役に立てなかったことを悔いるのでした。

竜一は大事な仲間を傷つけられたことや歯がゆい状況に大きな怒りを溜め込みます。

一方、エニウェイズとの契約内定を取り付け、運送会社トップの座が近づいてきた源平は、一層、行動が狂気じみていくのでした。

あのトラブルから沖から連絡がないものの、なんと、沖は記事をネットに投稿。

凛子の携帯にまずそのデータを送りました。

次は、美佐の携帯に、竜一と竜二の真実や美佐のことも書いた記事を送ると脅迫。

これ以上、竜一に危険なことをさせたくない竜二(高橋一生)は、「俺に計画がある」と次の手を提案しようとしますが、竜一は美佐の元へ向かおうとします。

竜一は凛子に、「お前はお前の別の道をゆけばいい」と告げ、彼女と決別。

美佐に真実を告げた竜一は、幼き頃のように「強くなれ、強くならなきゃいけない」と同じ言葉を告げて去っていくのでした。

その兄を泣きながら追いかける美佐。

美佐は、竜二に連絡し、竜二は大慌てで竜一の会社へ。

そこで、凛子に状況を伝えます。

同じ頃、竜一は沖に「とどめ」を刺していました。

沖と乱闘の末、彼の首を絞めます。

その後、状況の異変に気付いた竜二が駆けつけると、彼に沖を殺したことを告げました。

竜二は怒りをぶつけ、竜一は竜二に「お前はもういらない」と告げ、別れようとします。

しかし、竜二は、今度は曽村も殺す可能性があると示唆する竜一に対し、それを阻止しようと彼と乱闘に。

竜一は竜二に対し、「全部、お前が殺さなかったのが悪い、だから俺が代わりに復讐している。誰のせいで生きていけると思ってるんだよ、俺のおかげだろ」と声を荒げ、竜二に暴力を振るい続けます。

竜二の目蓋は大きく腫れあがり、竜一はとうとう、竜二にまで銃を突き付けようとしてました。

美佐は事態の深刻さを感じ取って、竜一に電話するものの、出なかったので、走って竜一の元へ。

しかし、竜一は竜二に発砲。

美佐は間に合いませんでした。

それでも、竜二は重傷ながら生きていました。

竜二に美佐から電話がかかったことに、気付き、それに応答。

美佐が竜二の元へ駆け付け、竜二は竜一と竜二が今まで行ってきた美佐の両親であり、自分達の育ての親を殺された復讐を続けてきた真実を告げました。

美佐は砂川と凛子を伴い、竜一の捜索に向かいます。

竜二のことは傷の手当てをしてから、家に帰しました。

美佐は竜一が携帯の電源を切っていて、曽根村と接触後、竜二と格闘したことを凛子から告げられます。

後日、竜一はヤクザの組長、曽根村(西郷輝彦)と接触し、曽根村が沖の実父だと言う話を曽根村から聞かされて衝撃を受けます。

曽根村は、竜一に対し、「沖は愚かな息子ではあるが、竜一、お前の復讐は終わりだ」

竜一は曽根村と接触後、彼の部下から攻撃されて倒れていました。

その後、怪我が少し回復した竜二は、エニウェイズのクライアントに、キリシマ急便との大きな契約を白紙にし、キリシマ急便がエニウェイズに合併吸収されたほうがいいと会議で提案。

他のキリシマ急便の社員たちの居場所を確保したうえで、霧島急便の運送会社の運転手が過労死したことなどすべてのキリシマ急便で起きた不祥事を公にすることを提案。

もし、それに反対するなら、社長、源平を現在の代表の座から降ろすことも検討していることを竜二は話し続けます。

それに対し、小田嶋(利重剛)は反論。

自分達は必死にキリシマ急便で働き、源平の言うことにただ従ってきたわけではないと。

竜二は、霧島急便とエニウェイズとの吸収合併により、キリシマ急便の名前が変わることも含め、今後、自分の意向に従わなければ、キリシマ急便は潰れるよりほかないと言葉を強めるのでした。

晃は、竜二が最初から霧島源平への復讐目的でこれまで動いてきたことを指摘。

美佐は、曽根村と接触し、「もし、ここで私が消えても誰も探しにこないように覚悟を決めてきた、兄は無事ですか?」と問いただします。

曽根村は「殺そうと思ったけど、生かしてある。復讐なんて自己満足にすぎない、死ねば無だ。てめぇのなかのあんたや、竜二が生きて笑ってくれないなら意味がない。」と返答。

凛子が竜一を助け、看病。

その頃、竜二は源平からエニウェイズが契約を引き延ばしにしていることを指摘され、大臣に話をしてみようかと提案。

源平に急用ができ、話はまた次の機会になることに。

源平は竜一の家を訪ね、竜一は源平に自身の正体を明かします。

源平は冷静に竜一と立ち向かい、竜一は源平にこれまでの大きな憎しみをぶつけます。

沖と前に連絡を取っていた源平は、沖が書いたあの美佐と竜一・竜二兄弟について書いた記事を高値で買い取っていました。

つまり、自分に向けて竜一と竜二が復讐目的で接近していたことを先読みしていたのです。

一度は、竜一に土下座をした源平ですが、「負け犬の子どもはやはり負け犬」と彼を挑発。

源平に銃を突き付けるものの、彼を殺して復讐を終わらせることはできませんでした。

美佐は、霧島急便に乗り込み、竜一の行方を追います。

取り次いでもらえず、凛子から連絡を受け取りました。

凛子から連絡をもらい、竜二と共に竜一の元へ。

その頃、まゆみは源平から「矢端竜二はもう切る、新しいお見合い相手を探すことになる」と告げられます。

まゆみは最近やっとわかった、自分と父は似ていて、弱いし愛を信じない、だから誰も信用できないところがあると指摘。

源平はそれを「くだらない」と吐き捨てますが、母、芙有子(斉藤由貴)の本心を知っていて気づかないふりをしていたことを指摘。

矢端竜二に愛はないし、まゆみは利用されるだけだと伝える源平。

ですが、まゆみはそれに対し、「いいの。私の中に愛があればそれでいい・・・さよなら、お父さん」と言いました。

まゆみに対し、源平は「もういい、出ていけ」と娘を自立の意味で決別。

美佐の前で竜一と竜二は、育ての親である美佐の両親の為に復讐をずっとおこなってきたこと、復讐は無関係な人を巻き込むけどそれもわかっていても、やり続けたと吐露。

美佐のことも巻き込んでしまったし、もう「自分は終わり」だと告げます。

自分一人がこれからは復讐を続けると言う竜二。

そうなれば、美佐は小学校教師を辞めなければならなくなるし、竜二は国交省を辞めることになるなど。

そのことで口論になる竜一と竜二ですが、美佐がここで、竜一はわざと自分が汚いことをし、竜二には日の当たる場所を歩いてほしいという強い思いがあったからだとこぼします。

美佐は言葉を続け、これからは3人で今後のことを共有することを提案。

これ以上、兄2人が苦しむのを見ていられないと言うのです。

「つらかったら三人で泣こうよ」と提案する美佐。

後日、竜一は竜二と共に、霧島急便を乗っ取り、源平を社長の座から降ろすことを忠告。

竜一が源平の家を訪ねた時の様子を動画に撮影。

そしてそれを砂川と凛子の協力をもらい、拡散。

晃が事態に気付き、源平の秘書の大友(渡辺邦斗)を止めます。

竜一と竜二は、もしも死ぬなら「この銃って自害しろ」と言います。

しかし、源平はそれを拒否。

しかし、源平は動画を拡散され、源平は霧島急便を合併吸収することに。

美佐は「最後にみんなでご飯を食べに行こう」と竜二と竜一に告げました。

凛子と砂川には、竜一は「この会社を継いでほしい」と提案。

源平はなんとか生存し、マスコミが家に押し寄せてパニックに。

竜一と竜二から渡された銃で自殺しようとしますが、2人は最初から銃弾の入っていない銃を渡していました。

そんな彼に寄り添う晃。

竜二は国交省を退職し、まゆみに連絡。

まゆみとは、結婚せずに別れることに。

「私はもう一人でも大丈夫、私、幸せになるから」とまゆみは告げ、2人は別れました。

竜一と竜二は、美佐と共に3人で罪を背負って生きていくことを決めます。

しかし、竜一は大野木の中学生の息子に刺されてしまいました。

竜一は、美佐や竜二と夕飯の買い物をして鍋を囲む想像をしながら息絶えるのでした。

竜の道~二つの顔の復讐者~感想・みどころ

竜一と竜二の最後の復讐の末路はあまりにも悲しすぎました。

源平を生かす代わりにキリシマ急便がエニィウェイズに吸収合併されることで、源平の居場所と「子供」のような存在の会社を失うという決着を付けました。

竜一が負傷して訪ねてきた自分を源平が訪問してきた時、源平の言葉に挑発されて悔しさにその場で殺せなかった後悔や怒り、竜一自身の弱さも関係していますが、竜一は自分との会話のやり取りと共に、霧島源平の本性を世界に発信する裏技を持っていましたね。

竜一のほうが一枚上手でした。

凛子と砂川という頼もしい部下のおかげで、美佐も竜一と竜二の復讐計画が本当だとこれまでよりもさらに確信し、兄を助けようと行動力を広げられてよかったです。

3人で罪を背負いながら生きていくことにした美佐、竜一、竜二ですが、竜一は最後、大野木の一人息子に刺されて人生に幕を下ろしますね。

それは悲しいラストですが、竜一にとって本望といえる最期だったのではないかと思った最終回でした。

来週からは新ドラマ、「Diver」が放送されます!ご期待ください。

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