竜の道~二つの顔の復讐者~6話あらすじネタバレ
晃(細田善彦)が取締役の半数以上を味方につけ、源平(遠藤憲一)追放に向けたカウントダウンが始まりました。
大野木を殺した過去を思い出す竜一。
あの時、持病の発作を持つ彼に薬を飲ませていたら助かったのではと後悔。
竜二はそれに対し、美佐をこれ以上悲しませないためにも、犯罪を犯さないように忠告。
夫と息子の関係悪化に胸を痛める芙有子(斉藤由貴)は、2人の仲を取り持とうとしますが、結婚当初からある思いを妻に抱えてきた源平は、芙有子の話を聞こうともせず、怒りを爆発させます。
芙有子と源平は政略結婚で結ばれており、彼からすれば、芙有子の両親が娘を自分の元に「差し出した」と思っているようです。
源平は気が立っており、部下に仕事のことで八つ当たりする始末。
さらに、会社で和田こと、竜一と竜二と偶々、鉢合わせになれば、竜一に対し、「自分にかつて刃物を向けた兄貴はどうした?」などと嫌味を言う始末。
竜二(高橋一生)と真剣に交際することにしたまゆみ(松本まりか)。
まゆみは、学校で美佐に会い、美佐の学校の教師からまゆみが校門の前で佇み、美佐に会おうとしていて迷惑をかけていることを伝えられました。
まゆみは本当は美佐にしたことを謝ろうとしていて、素直に向き合えずにいます。
美佐と改めて親交を深め、竜一と竜二、晃(細田善彦)を含めた5人で食事をすることに。
同じ頃、源平は心筋梗塞で倒れた芙有子に寄り添いながら、芙有子の傍らで失意喪失。
竜一は彼が精神的に弱っている状況をチャンスとみて、取締役会を決行するのです。
砂川(今野浩喜)は、会議を開始し、凛子に対して様子を見に行くと言って、会議に参加。
二見(小市慢太郎)や、小田嶋は、意見しますが、キリシマ急便は新たな仕事の動きを進める事に。
その日の夜、竜一と竜二はお互いの正体を隠して、まゆみと美佐に、竜一が双子の兄を亡くし、キリシマ急便と両親が深い繋がりがあったことを話します。
それに対し、晃(細田善彦)は自分が何も知らずに竜一と竜二に接していたことを詫びます。
まゆみは、竜一と竜二が見ていないところで、美佐が竜一に初恋をしていたと指摘。
美佐は初恋のような気持ちを抱いていたのかもしれないと口にするのでした。
その日の帰り、和田と美佐は歩きますが、美佐は和田が兄、竜一に似ているとこぼします。
竜一はそれを笑ってごまかすしかありませんでした。
翌日、芙有子の容態はいつ何があってもおかしくなく、全力を尽くすという医者の言葉に、源平は「妻が死ぬようなことがあればあんたを殺す」と告げました。
その頃、ヤクザの組長、曽根島(西郷輝彦)から、竜一は竜二に会わせてほしいと頼まれますが、竜一は今すぐ答えは出せません。
竜二は、キリシマ急便の跡継ぎの件に関する書類を持ってきて、別件の会議中の竜一らの前に現れます。
霧島急便の取締役会議本番が迫るなか、裏切り者がいないかどうか確かめる為。
うまくいったに思われましたが、凛子(奈緒)に二見を見張らせ、彼が警察に逮捕されるように仕向けたのは竜二。
竜二は、竜一がこれ以上、犯罪を犯さないようにしたくて、あえて竜一に迷惑をかけるようなことをしたのです。
「俺が金に目がくらんで跡継ぎになるとでも思ったのか?」と突っかかる竜二に、竜一は苛立ちを隠しきれませんでした。
おかげで、二見は逮捕されて拘置所に入ることになり、取締役会議が中断され、竜二の跡継ぎの動きは不安定に。
取締役会議がようやく再会されますが、晃は会議前に意識が回復した芙有子を見舞う為、会議を抜け出しました。
そこで、芙有子から遺言が書かれた手紙を渡されます。
取締役会議で何も意見できず、先に病院へ向かった息子と、芙有子の訃報を電話で知った源平。
急きょ、会議はまたしても中断され、源平は芙有子が亡くなったことで失意のまま帰宅。
芙有子の最期はまゆみが看取りました。
後から晃が駆けつけてその様子を悲しみのなか、見届けました。
源平は、帰宅後、芙有子による手紙を読みます。
「家族は敵ではない、晃とあなたが協力すればきっと良い会社になる。私はお金で買われた妻だと言われてしまったことをとても気にしている。自分は源平のことを軽蔑してはいない」などと綴られた手紙が・・・。
晃は母の意志を汲み取り、父を裏切る選択はできませんでした。
源平は妻の葬儀中にショックで、キャバクラ嬢、安奈と(宮本茉由)と会って心の傷を埋めようとしていました。
まゆみは竜二に「あんたがいて良かった」と言い、その時、竜二は破れた芙有子の手紙と晃が取締役会議で何も意見できなかった真意を知るのでした。
翌日、キリシマ急便でまた運転手が死んだことを二見が運営局に告発。
さらに、源平は和田はコンサルティング会社を経営しているので、その和田と関係している竜二と晃に、和田を今後、キリシマ急便へ接近禁止にします。
竜二は、二見(小市慢太郎)が霧島急便の運転手が死んだことを運営局に告発した件を今後、もみ消すと源平に告げました。
果たして、竜二の真意とは・・・?次回、ノンストップで動く物語に今後も期待!
竜の道~二つの顔の復讐者~6話感想・みどころ
竜二が竜一を想うがあまりに、裏で二見(小市慢太郎)の動きを観察して、竜一の怒りを買う動向が意外でした。
竜一にとっては計画を狂わせたのが「相棒」でとても腹立たしい気持ちを抱えるかもしれませんが、竜二はこれ以上、竜一が大野木を殺した時のように罪を重ねてほしくない気持ちもわかります。
まさか、芙有子が死んでしまうとは・・・。
モラハラ夫で愛し方が不器用というかぎこちない源平は、普段、口に出さないものの、芙有子を愛していたことが伝わりますね。
芙有子は唯一、話ができる晃に対し、父を裏切らないで、家族が仲良く協力していれば、キリシマ急便は会社として良い結果を生み出すことができると最期まで家族思いなところに泣けました。
芙有子が夫、源平に充てた手紙は夫への普段口にできない本音や、彼を愛していることが伝えられていて胸が痛みましたね。
源平は横暴で身勝手ですが、内面は家族にどう接したらいいかわからない困った男です。
あんなに落ち込む源平はこれまで見たことがありません。
竜一と竜二は精神的に弱っている彼を見て、しめしめと思っていたけれど、竜二の行き過ぎたお節介が竜一との兄弟の復讐計画を狂わせていて、この先、晃の行動や、二見がどうなったのかも気になる6話でした。