この世界の片隅に 1話
放送日:2018年7月
TBSテレビ 日曜劇場
この世界の片隅に 1話のあらすじ
近江佳代は恋人・江口浩輔と広島県呉市に向かった。
古びた空家に入った佳代は、「ここにいたんだねー、すずさん」と女性の名前を呟く。
時は変わり、昭和9年。広島県広島市に住む浦野すず。
兄・要一の代わりにお遣いに出たすずは、その帰り道に人さらいに遭ってしまった。
気を失い、目が覚めるとそこには一人の少年がいた。
もう帰ることができないと諦めていたすずと少年だったが、手を取り合って逃げ出すことに成功した。
時が過ぎ、昭和18年。祖母・森田イトの家で手伝いをしていたすずの元に、「嫁に欲しいと言っている人が家に来ている」という連絡が入った。
話を聞いたすずは家に戻る途中、幼馴染・水原哲と会う。
縁談相手が水原だと勘違いをするすず。
家に戻りこっそり様子を伺うと知らない男性がすずの帰りを待っていた。
以前、すずを見初めたと話を聞くが、すずには全く覚えがない。
縁談の相手の名前は呉市に住む北條周作。
縁談の話は進み、周作の住む呉市に嫁ぐことになったすず。
すずの新たな人生が始まり出す。
この世界の片隅に 第1話の感想
ドラマが始まる前からHPであらすじを見て、予告を観てとても楽しみにしていたドラマです。
呉とのご縁を繋いでくれたすずと佳代はどこで出会い、どんな話を聞いたのか。
佳代はどうしてわざわざ呉まで来ようと思ったのか。
色々と想像しているだけで心が躍りました。
幾つになってもほんわかとするすずに日曜の夜は癒やされます。
しかし、あまりにもぼんやりとし過ぎていて不安になるシーンも多々ありました。
すずが嫁ぐと知った時には、すずの身の周りにいる人物かのように心配になってしまいました。
この時代は全く知らない相手であっても、縁談の話があれば嫁がなければいけないことにも驚いてしまいました。
この時代にはきっと当然のことなのでしょうが、女性達その家族に不安はなかったのだろうか、女性の務めとして割り切らなければなかったのか。色々なことを考えながら観ていました。
すずが逃げてしまったとは言え、祝言の日に初めて顔を合わせ、ほとんど会話を交わさず、祝言の最中も言葉を発さない周作にすずは不安はなかったのか。
両家が祝言の日まで全く顔を合わすことはなく、嫁いだその日に全く縁のない人達と暮らさなければいけないという現実。
現代とはあまりにも異なる婚姻の形を改めて知ることができましたが、とても不安になりながら観ている自分がいました。
今回すごく興味深かったのが、すずの祖母が教えてくれた「傘を一本持ってきたか?」と言われたらどのように答えればいいのかということでした。
初夜に関係する言葉なのだろうと思いながら観ていましたが、馴染みのない問答にとても興味を持ちました。
この時代のことは色々なドラマや映画で観てきましたが、新たに知る事柄が多いドラマだと感じています。
また、キャラメルは高価で希少価値である食べ物だと改めて知ることができました。
この世界の片隅に 2話の期待や予想
ふんわりとして何だか抜けている感じのすずは新しい環境に馴染むことができるのだろうか。
初回では生活感も見られなかったすずは、嫁としての務めを果たすことができるのか。
普通に考えただけでも姑や小姑とうまくやることは難しいのに、足の悪い義母・サンといかにも意地悪そうな義姉・径子とはうまくやれるのか。
周作を慕う近所に住む・刈谷幸子もとても癖がありそうで、登場する女性陣には気になるところばかりです。
次回、佳代とすずの関係をもっと知ることができたらと思うと、さらに楽しみが募ります。