3年A組 ー今から皆さんは、人質ですー 第2話
放送日:2019年1月
日本テレビ日曜ドラマ
第2話あらすじ
柊(菅田将暉)が生徒達を人質にとって一夜が明けた頃、警察は柊の身辺を調べて意外な正体を知ることとなった。
澪奈(上白石萌歌)が自殺するきっかけとなったSNSの動画投稿をした投稿者が、このクラスの中にいると柊に言われて「夜8時までに名乗り出なければまだ犠牲者が出る」と柊は告げる。
緊迫した空気、互いに疑ってしまう状況でチームワークがバラバラになってしまう。
そんな中、投稿者に疑われたのは澪奈と仲良くしていた香帆(川栄李奈)とさくら(永野芽郁)であった。
警察は柊の元カノである相楽文香(土村芳)のもとへ向かうが有力情報は掴めないまま、教室で投稿者の正体を暴こうとしていた柊のもとに文香の携帯から警察が電話をかける。
柊は動揺してしまい、その隙に生徒達が柊を襲うも起爆装置を発動させて静粛させる。
そんな中でさくらが「私が投稿者です」と嘘の自白をすると、その姿に呆れた香帆が犯人は私だと自白をする。
こうなってしまったのは澪奈と香帆のお互いの気持ちのすれ違いで、その痛い気持ちを忘れるなと柊は香帆に伝えた。
しかし、この動画は誰かが香帆の鞄に入れたものであることがわかり、新たに犯人を探すこととなった。
お金を集める目的とは
2話放送開始すぐから、気の抜けた朝礼ダンスでなんだか面白かったです。
1話でこのダンスが出てきた時も衝撃的でしたが、今回もそのダンスが登場したということは何か意味のあるものなんでしょうか?
きっとラジオ体操のようなこの学校の生徒なら、誰でも踊れるという設定のものであると思うんですが、意外とクオリティが高いことに見入ってしまいました。
このダンスの元ネタはあるんでしょうか、ドラマが人気であればこのダンスも流行りそうな予感がします。
それと気になったのが、SNSでお金を集める目的です。
ただ見物料としてお金を集めている様子もないですし、お金目的のこの立てこもりでもないのは明らかです。
これから徐々にその理由がわかってくるのが楽しみです。
柊の元カノがこの学校の元教師だということがわかりましたが、これは絶対澪奈のことにも関係しているはずです。
柊が担任になる前の担任が、この相楽文香だったのでしょうか?
文香との自撮りの動画を観ている様子は、とてもDVをするような印象ではないように思いました。
DVの話は嘘で、文香の心の病はもしかしてこのクラスの生徒の仕業であるような気もします。
澪奈のストーカー投稿者は誰?
澪奈の自殺のきっかけがSNS投稿というのは、まさに現代に合わせた設定でしょう。
男性の書き込みのように思えますが、香帆の口振りから推測して投稿者は香帆に間違いないかと思います。
女性って友達関係や異性関係での嫉妬が多いもので、そこから好きという気持ちが憎しみに変わることも決して少なくないことだと思います。
でも、ちょっとやりすぎなこのSNS投稿は見ていてとても辛かったです。
もうすぐ8時になるという時、生徒同士が皆で疑いあっている姿はとても悲しい光景でした。
誰を信用していいのかもわからない状況であるのはよくわかります。
生徒役の中でも、やはり永野芽郁さんの演技は上手いなと感じました。
感動の展開
誰が投稿者だってなった時に、さくらがハンカチを握りしめて嘘の自白をしたところが心にグサッと刺さりました。
自分のせいで澪奈が自殺をしたんだと思っているさくらは、きっと澪奈のことを想って自分はもっと強くならなきゃって思ったのではないでしょうか。
香帆はもう澪奈をさくらに取られたことでプライドがズタズタだったのでしょう。
これって本当に女子によくある展開でリアルだと思いました。
「自分がされたらどう思うか考えたことがあるか」という柊の言葉は、多くの視聴者の心に響いたことでしょう。
イジメに関しても仕事に関しても日常生活に関しても、人は「こう言われたら自分ならどう思うだろう」「こうされたら自分はどう考えるだろう」と想像して行動することは、すごく大切なことだと思います。
「逃げるな」というのも「この痛みを知って、もう繰り返すな」ということなのでしょう。
それなのに、澪奈が「何も言わずにこばんだ私が悪い」って言うのにも感動的でした。
澪奈も自分の肩書きでしか香帆に見てもらえていなかったことに傷ついているはずなのに、とても優しい子だと思いました。
まだまだ謎は続く
これでまた一件落着かと思わせておいて、動画を作った犯人をいるという展開になりました。
まだ澪奈のことを妬んでいる人がいるのでしょうか?
ということは、その犯人は澪奈と香帆に関しても憎んでいるということになります。
また、生徒の中に内通者がいるというのもかなりの衝撃でした。
携帯は没収されたはずだったのに、何故携帯を持っていたのかもわかりません。
殺された生徒は、偽の作り物の手を見せてきたということはやはりまだ生きているのでしょう。
これもまたアクション俳優時代の小物でしょうか?
相楽文香が動画の中で言っていた「結局はぶつかり合うしかない」というのは、今回のことを指しているような気がします。
また更に次回が楽しみな展開で終わってしまったので、モヤモヤしている視聴者も多いはずです。