この世界の片隅に 第3話
放送日:2018年7月
TBSテレビ 日曜劇場
この世界の片隅に 第3話のあらすじ
自分の居場所をつくろうと、北條すずが暮らした家を古民家カフェにしたいと近江佳代は動き出した。
すずが暮らした広島県呉市。昭和19年6月、空襲警報が鳴る。北條家にも戦争の恐怖が迫ってきていた。
そんな恐怖とは裏腹に、夫である周作にいつどこで見初められたかを知ってからというもの恋心が大きくなる一方のすず。
周作に見とれ、デレデレする様子に義姉・黒村径子と近所に住む刈谷幸子は顔をしかめる。
しかし、幸せそうなすずは周作に結婚話があった過去を知ることになり、気になって仕方がなかった。
ある日のこと。義母・サンに言われすずはヤミ市に行った。
帰りの路で迷子になり、佇んでいるところに遊女・白木リンに声をかけられる。
帰るための路を教えてくれたリンにすずはお礼の絵を描いた。
アイスクリームの絵を描いて欲しいとリンに頼まれるが、すずはアイスクリームを食べたことがない。
そのことをすずは周作に伝えると、周作はお遣いに来たすずにアイスクリームを食べさせ仲睦まじく過ごす。
一方で、海兵団に喧嘩を売られた周作。その仲裁に入ってくれたのは同じ海兵団であり、すずの幼馴染・水原哲だった。
さらにもう一方で、すれ違い様に視線を交わし会釈をする周作とリン。
すずと周作。すずとリン。周作と水原。周作とリン。
それぞれのストーリーと人間関係が交差していく。
この世界の片隅に 第3話の感想
とても淡々とほんわかとしたドラマなのに、入り組む人間関係にドキドキします。
周作の過去の結婚話の相手は今回のストーリーで予測できましたが、周作が遊女と?イメージするのはなかなか難しく、その想像がハラハラと感じる回でした。
それにしてもすずのデレデレ具合はすごい。
特に周作から逢引と聞いてしみじみニヤニヤする姿にはドラマを観ているこちらも照れてしまうほど。
アイスクリームの思い出を自分だけのものにしたいというすずの乙女心にはなんだかドキッとしてしまいました。
今回は楠公飯とアイスクリームの価値について時代を感じさせられました。
楠公飯と言う言葉を初めて聞き、それがどういうものなのか新たな知識となりました。
そして、アイスクリームについては、希少価値であり、超高級品なものだと知りました。
径子は食べたことがあるけれど、すずが食べたことがないのは戦争という時代のせいなのでしょう。
この世界の片隅に 第4話の期待や予想
憲兵に掴みあげられたすずはどうなってしまうのだろう。
今までにない危機に、次回がとても気になって仕方ありません。
すず、周作、リン、水原。それぞれが交差するストーリーもこれからどのように描かれ、どのように交わっていくのかとても気になります。
すずとリンは幼い頃に会ったことがあることをいつか知る日が来るのだろうか。
すずはリンが周作にとってどのような存在か知った時にどうなってしまうのか。
周作は水原がすずの幼馴染であり、すずに好意を持っていたことを知りどんな気持ちになるのか。
空襲警報が鳴ったことから、これから戦争は北條家にどのような影響をきたしていくのか。
人間関係と戦争という時代がどのように描かれていくのかとても気になります。