それってパクリじゃないですか?1話あらすじネタバレ
月夜野ドリンク開発部の藤崎亜季(芳根京子)は、真面目でお人好しな新人開発部員。
8カ月前、新ドリンクを開発に成功し、同じ開発部の先輩、柚木さやか(朝倉あき)土屋宏輿(諏訪雅)、窪地育哉(豊田裕大)らと協力してようやく完成したのでした。
当初は、改良を進めることで、コーティング技術も部長の高梨伊織(常盤貴子)からも褒められた、亜季。
ある日、社運をかけたプロジェクトとして開発が認められている新ドリンクのボトル、通称「キラキラボトル」のデザインがライバル企業の「ハッピースマイルビバレッジ」に盗作される事態が発生。
ハッピースマイルでボトル開発を担当した、青木かなえが、亜季の大学の同級生だったので、同窓会で再会した際に、亜季が情報を流出した疑いを社内で掛けられてしまいました。
法務部部長、熊井祟(野間口徹)と常務の木下康弘(相島一之)からお叱りを受けるものの、自分のせいじゃない亜季は落ち込みます。
開発部の高梨(常盤貴子)に問い詰められ、即座に否定。
しかし、亜季は開発部からこの日を境に外されてしまいました。
「カフェフワフラワー」を経営し、ハンドメイドブランド「ふてぶてリリイ」で生計を立てる、根岸ゆみ(福地桃子)に愚痴をこぼしてから、気を引き締めて問題に立ち向かうことにした、亜季。
トラブル調査の為、親会社である上毛高分子化学工業の知的財産部から、「弁理士」の資格を持つ有能社員、北脇雅美(重岡大毅)がやって来ました。
総務部の五木耕司(渡辺大知)と、松尾和樹(高橋努)らとも対面し、早速、北脇の説明を受ける、亜季ら。
理系弁護士の彼は、知的財産権のプロで、助けを求める亜季を悉く批判します。
創作物を真似ていることを厳しく指摘し、知的財産権侵害に該当するとのこと。
ハッピースマイルが特許を出したのが、亜季が同窓会に参加した一週間後。
両社のボトルの特徴があまりにも似すぎていて、アイディア盗用にあたるとズケズケ言う、北岡。
アイディアは去年の3月10日に企画したことを北岡に告げた亜季ですが、彼女に何もわかっていないと冷たく受け流します。
ハッピースマイルに先に特許を奪われてしまった今。
亜季ぬきで開発部や総務部一同は仕事に邁進。
業務終了後、総務部の熊井、五木、そして、営業部の松尾は北岡を歓迎会に誘います。
しかし、慣れ合うのではなく、上昇志向や野心が強い北岡に断られてしまいました。
根岸ゆみに連れられて、亜季はかつて学生時代に所属していたソフトボール部のコーチと再会。
昔と変わらず、情熱的な彼を懐かしむものの、亜季は万年補欠で、試合を出てヒットを打ちたかった願望があったことを振り返りました。
又坂特許事務所の所長、又坂市代(ともさかりえ)と出会った亜季。
彼女の朗らかで優しい人柄に少し心が救われました。
又坂と北脇、熊井、亜季で会議を行ったところ、冒認出願の主張を行うことで、亜季の疑いが晴れる兆しが見えてきました。
しかしそれは、亜季が事実無根であるハッピースマイルの真似をしてボトルを作ったことを認めなくてはいけないリスクが。
「あなたはなぜ、月夜野ドリンク開発部で働いているんですか?」と畳みかけてくる北岡に、落ち込み、帰り道に涙した、亜季。
それでもめげずに、今の状況に立ち向かうことに決めました。
開発部のみんなは、キラキラボトルの復活に精を出し続けます。
「遅くまであなたも頑張っているわね」
「部長、私は情報を漏らしていません」
「あなたが心配することはそれだけ?」
明日、ハッピースマイルに特許の件で交渉に行くけど、一緒に来るかと部長の高梨(常盤貴子)に提案された、亜季。
翌日、高梨に同行してハッピースマイルビバレッジ本社へ。
部長の田所ジョセフ(田辺誠一)と、樋口健(橋本淳)と話し合うことに。
さらに、そこには同級生の青木かなえもいます。
「今はライセンス料のお話ですよね?」というジョセフ。
「あのボトルはうちの開発部たちが一生懸命企画したものです、必ず特許を取り返します・今日はご挨拶に来ただけなので」と、高梨。
その後、亜季が社内に戻ると、窪地育哉(豊田裕大)が亜季が青木に証言していないことを同窓会で見ていたことが判明。
窪地は、青木が亜季にしつこくドリンクボトルの詳細を酔って聞いており、亜季はそそくさと断って帰っていたことが判明。
亜季はその日の夜、北脇に開発情報を漏らしていないにもかかわらず、亜季がやったことにしてしまうことがどれだけ亜季自身の人生のリスクを背負うことを訴えました。
亜季の言葉に何かを思う北脇。
亜季は翌日、社長室の木下康弘常務(相島一之)に、自分は盗用をしていない、またハッピースマイルを越えるボトルを作り直すことを訴えました。
自分が開発部で働く理由は、開発部みんなで一体となって商品開発に勤しむことだと強く主張。
ここで、北脇が理想的な手触りに亜季がこだわってボトルを作り、ハッピースマイルにはない「きゅるんきゅるん」とした触感のコーティングが施されていると指摘。
情報が漏れたのは、同窓会の前、亜季は情報漏洩はしていないと証明した、北脇。
この期間に、増田社長(赤井英和)が講演会を開いていて、そのデータが。
ハッピースマイルの社員がキラキラボトルについて、増田社長に興味本位で絡んでいました。
増田は間もなく到着して亜季を疑りますが、増田社長自身がハッピースマイルの社員にペラペラ喋ってしまったのです。
亜季の疑いは晴れ、キラキラボトルの特許は、月夜野ドリンクのものへ。
増田はショックを受けるのでした。
「資材の仕事は誰かの汗と決勝を守ることなのよ」
市代に励まされ、亜季は邁進する事ができました。
また、北脇がボトルの手触りなどを、亜紀と対立した日に、調べてくれていたことが判明。
亜季は北脇に感謝しますが、彼は相変わらず、亜季の主張は「綺麗ごと」と一刀両断。
ここで、亜季は開発部に戻れることになりますが、知財部を月夜野ドリンクに作る事に。
しかも、亜季と共に、北脇が知財部で働き、知的財産権について向き合うことになりました。
亜季も北脇もお互いの存在に気まずさを覚え、顔を見合わせるのでした。
それってパクリじゃないですか?1話感想・みどころ
知的財産権について追及する新感覚のお仕事ドラマでしたね。
新米社員のような真っ直ぐな思いを持ち続けて、開発部で働く亜季が情報を漏らすわけがないですよね。
同窓会にいた、青木も酔っぱらって亜季にドリンクボトルの情報を探ろうとしたり、ちょっと嫌な感じがしました。
ハッピースマイルの商品を盗用したのではないかと疑われている亜季の立場を考えないようで、実は深読みしてボトルの構造を調査していた北脇。
「あなたはなぜ開発部で仕事をしているんですか?何のため?」って追い詰めすぎて亜季がいたたまれなくなりましたよ。
そこまで言わなくてもと思うぐらいとても冷静沈着で威厳のある雰囲気を漂わせていましたね。
北脇をかねてから知る又坂特許事務所の所長、市代の優しい存在や、柚木さやかのようなフォローしてくれる存在も、亜季に逃げない勇気をくれたと思います。
亜季の上司、高梨が北脇に対して、彼が人に厳しすぎる理由や背景を知っている気がして、彼女の動向は注目です。
ボトルの情報をペラペラとハッピースマイルの社員に喋っていた増田社長…。
意外なところにうっかりと「爆弾」を仕掛けた人物がいたラストは痛快。
彼はとっつきにくいキャラですが、亜季が思っている以上に、何か役立てることはないか模索する一面も覗かせ、今後の亜季との「バディ」に期待したい1話でした。