SUITS2020 14話あらすじネタバレ
チカはマスコミも含めて、フォルサム食品の女性社員への昇進差別の被害者全員を集めます。
その126人の原告と共に大きな訴訟問題に発展すると大々的に発表します。
甲斐(織田裕二)やチカ(鈴木保奈美)らは、宿敵の上杉(吉田鋼太郎)と再び戦うことになりました。
女性社員の昇進など雇用に関わることについて女性蔑視の多い企業、「フォルサム食品」を相手取った裁判で、フォルサム側の味方だった聖澤真琴(新木優子)の父、敬一郎がこの案件から降り、全てのことを上杉に引継ぎを任せていたからでした。
しかし、上杉は事実無根の訴訟として、「フォルサム食品」代表の蓮見会長(伊東四朗)が心を痛めていると全面戦争を意味する言葉をほのめかすのでした。
そんな折、上杉が原告の井口(安達祐実)へのヒアリングの為、「幸村・上杉法律事務所」に乗り込んできます。
その席で上杉は、突如質問を変えてきて「幸村・上杉法律事務所」におけるシニアパートナーの男女比」について井口(安達祐実)に問い詰めてきました。
上杉は、「幸村・上杉法律事務所」への訴訟と混同したとうそぶいて、ファームを不当な解雇で訴えるとまで言ってきました。
かつて、上杉との不倫関係が発覚して解雇された尾形(松本若菜)がファームを訴えるというのです。
甲斐や大輔は知らされていませんでしたが、チカは上杉がファームを去る際に、秘密保持契約にサインしていました。
これにより、上杉が「幸村・上杉法律事務所」に関与した一切の行為は第三者に口外できず、これに違反すれば違約金発生だけでなく、上杉がファームを去る決定も白紙になってしまうことになりかねないのです。
つまり、「幸村・上杉法律事務所」は、上杉の横領と不倫を口封じさせれ、尾形を解雇した正当性を証明しなければならない状況となりました。
大輔は尾形と接触。
本当に恨むべき相手は上杉だし、このままじゃ幸村がピンチだと尾形に伝えたのです。
しかし、尾形は幸村がどうなろうと自分はどうでもいいと態度を変えません。
藤嶋(上白石萌音)が尾形のことを調査してくれますが、今度は上杉が再び、「幸村・上杉法律事務所」を訪問。
尾形を解雇した理由についてチカに尋問。
上杉は憶測で、チカが尾形に女性として嫉妬していて、尾形を解雇させたと言ってきます。
甲斐がテーブルに資料を叩きつけて止めますが、チカはもっと早く甲斐に制止してほしかったと怒ります。
甲斐に対し、「自分と上杉の闘いだ」と言いますが、甲斐はこれに対し、「これはファームの問題」だと訂正します。
その頃、真琴は仕事で苛立っており、蟹江に当たってしまいます。
蟹江は不憫に思い、自分が何とかすると躍起に。
そこで、真琴を不合格にした相手、麻子(MEGUMI)に真琴を不合格にしたことを責めます。
「うちのファームでは優秀な人材だ」と訴えても、麻子の態度は変わりません。
東大ロースクールの試験は、真琴のように大学を首席で卒業した者でも険しい現実とのこと。
後日、「幸村・上杉法律事務所」の中傷が書かれた週刊誌が。
ますます、ファームの評判ががた落ちしている状況を突き付けられる甲斐たち。
チカはできるだけこのファームを他の人に受け渡さなければならない状況にあり、融資も受けられないことを甲斐に伝えます。
大輔は、尾形にもう一度、接触。
彼女の協力なしに、フォルサム食品で昇進差別の被害者の女性社員が涙をのむことになると伝えますが、彼女は相変わらず。
しかし、幸村・上杉法律事務所に尾形がやってきました。
尾形は甲斐と大輔に上杉とのことを問い詰められた時に、無回答。
ここで、これまで無言だった尾形は、蟹江からセクハラを受けており、それを幸村チカに相談したところ、解雇され、蟹江に辞表を出せと適当にあしらったとのこと。
ファーム内ではこれは周知の事実で、甲斐も知っているはずだと畳みかける上杉。
別れ際に、「幸村・上杉法律事務所」が墜ちていき、甲斐たちが苦しむのを見たいと暴言まで吐く上杉。
チカは、テレビで上杉がインタビューに答えているのを見て、エドワードという人物と連絡を取ります。
大輔は井口からチカのことや「幸村・上杉法律事務所」の中傷が書かれた週刊誌の内容は本当なのかと問いただされます。
「全部、事実ではない」と否定する大輔。
蟹江はその夜、甲斐と仕事場で酒を交わしながら、万智子のセクハラ被害について話していました。
万智子の当時の発言を録音したデータがあり、蟹江は今まで上杉の腰巾着となり、甲斐にかつてひどいことをしてしまったことが度々あったけれど、今は甲斐に協力的な姿勢であることを伝えます。
蟹江の気持ちを理解した甲斐。
翌日、フォルサム食品の件の前にファームのみんなで、尾形万智子の件から片付ける事を決めました。
尾形について甲斐たちは、レストラン、スパなど浮気相手の上杉と接触することが多く、業務をさぼることが度々あった情報を入手。
それを上杉に伝えます。
上杉VS甲斐・チカ・大輔の「戦争」開始。
ビデオカメラを設置し、カメラに向かって上杉は万智子の不倫相手が自分だと認めました。
しかし、不倫を理由に解雇はよくない、また、自身の横領に関してはつつくことができないとまだ強気な姿勢。
自分たちはフォルサム食品の準備を着々と進めている、それに比べて、甲斐たち「幸村・上杉法律事務所」は、ファームのみんなの動きがバラバラだから、フォルサム食品の件に挑めるわけがないと罵倒。
弱小草野球チームと変わらないと暴言まで吐く上杉。
甲斐は上杉に、「僕たちは弱小草野球チーム」であっても、私たちは必ずあなたの息の根を止める」と宣言。
蟹江は、これ以上、自分を利用するなら、上杉の立場が危うくなることや、上杉のことを煮込んでストロガノフにするぐらい徹底的に追い詰めると伝えるのでした。
次に、蟹江は真琴が東大ロースクール試験に落ちた理由は、彼が麻子と衝突したことが原因だったと詫びます。
それで、真琴がとばっちりを受けて、試験に落ちたのです。
大輔は万智子に126人のフォルサム食品被害の件について資料を渡しました。
「もしも、自分が変わりたいなら、前へ進み、この資料に目を通してほしい。それとも126人のフォルサム食品の件の被害者のこともどうでもいいと?」
万智子は考え直すことにし、家に帰って資料に目を通すことにしました。
そして、フォルサム食品の件の闘い当日・・・。
チカはエドワードに連絡するものの、予想外な返事が!甲斐と大輔が会場に向かうと、誰もいません。
その頃、上杉が事務所で一人、高笑いしていました。
予想外の展開を迎え、波乱のラストとなる次回は最終回!ゲストは、「私たちはどうかしている」のあくどい女将を演じた、観月ありささん!
SUITS2020 感想・みどころ
上杉がどこまでも怖すぎる・・・そして、甲斐たちの快進撃も止まりませんね。
万智子(松本若菜)という手強い関係者を大輔が必死で説得する熱意や、玉井(中村アン)が上杉に、甲斐を愛していたこと、かつて甲斐が大ピンチになった時の資料をシュレッダーにかけたこと、上杉の妨害で玉井の解雇に繋がったことなど過去の因縁から、上杉をビンタ下様子は清々しかったです。
玉井が2回も元上司を叩くとは・・・この時の彼女のスカッとした顔、私も共感。
チカが連絡していたエドワードという謎の人物も非常に気になりますね。
フォルサム食品の件と並行して、万智子と上杉の不倫、万智子が蟹江から食事に誘われるなどセクハラを受けていて、それをチカに訴えて解雇され、チカは蟹江に辞表を出せと言ったという衝撃的な過去・・・。
チカは厳しさと内面にある愛情を併せ持った威厳のある「代表」。
でも、この件もすべては上杉が破滅に追い込むようにじわじわと関係している・・・上杉と万智子の社内不倫は、人として社会人として言語道断だと思いました。
自分のした悪行をどこまでも棚に上げて、甲斐たちを叩き潰そうとする上杉だけど、甲斐と大輔、チカたちは絶対に彼に屈しないことを信じています。
また、蟹江が上杉に裏切られた過去や、フォルサム食品の件と万智子と上杉の問題で、甲斐と和解できてよかった・・・。
次回は大波乱を呼ぶ最終回!勝利に微笑むのは、上杉か?甲斐たち幸村チームか?来週も見逃せません。