ユニコーンに乗って

ユニコーンに乗って4話 ドリポニと功(杉野遥亮)の成長に注目!

ユニコーンに乗って4話あらすじネタバレ

起業家と投資家を繋ぐマッチングサイトで、投資家の高山(飯田基佑)と出会った佐奈(永野芽郁)。

滉も慌てて同行し、早速、高山との商談開始。

「ドリームポニー」の理念に共感し、1億円の投資を前向きに検討したいという高山に、佐奈と須崎(杉野遥亮)は大喜び。

高山がドリームポニーの雰囲気を知るために訪問。

穏やかな笑顔を浮かべますが、ドリームポニーの面々のフリーダムさに若干、引き気味。

小鳥(西島秀俊)のアシストもあり、とんとん拍子で話は進んでいきます。

浅草縁の煎茶を出したり、スーツは、クライアントへの敬意を込めた対応だと話すなど、しっかりした雰囲気を作り、佐奈達をフォロー。

訪問を終えた高山は、小鳥にこっそり「若い女性がCEOだと良い」とボソッと呟き、引っかかるものを感じた、小鳥。

佐奈に対してもビジネスの意味で2人きりでディナーをしないか提案し、了承。

高山が帰ってから、小鳥はあろうことか、早智とのメッセージのやり取りを社内のチャットに誤送信。

栗木(前原滉)たちドリームポニーの面々は、小鳥がデートをすると大騒ぎ。

また、功に一緒に来てもらえるか聞いたところ、実家に帰り、父親と取引の件で相談し、向き合うために実家へ。

スーツは相手への敬意の意味があるという小鳥の言葉を思い出し、気合を入れる功。

しかし、父親は功を門前払いします。

母親は父親の機嫌を伺うのに必死です。

「そんな賃金の低い仕事はさっさと辞めて実家へ帰れ」

思わず握りこぶしが震え、怒りを抑える功。

そして、そんな追い風を受けた須崎は、ある出来事をきっかけに絶縁状態の父(利重剛)と会うことに。

一方、小鳥は趣味のバードウォッチングで、早智(広末涼子)の家に招かれていました。

早智は、女性だから感情的だとか、冷静な判断ができないという社会の偏見に屈しないように、服装をサバサバしたものに変えていると話します。

また、早智から、「2人きりで食事をするようにすぐ誘う男性は要注意」と言い、何かを察した彼は、佐奈にメール。

しかし、佐奈は気づかず、高山から、赤ワインを勧められていました。

直後に、功に状況を電話。

「成川さんにメールも電話も繋がりません。どこで食事をしているかご存じないですか?」

「僕は帰宅するところですが・・・あの、西麻布のエレビストとだと聞いております」

小鳥は佐奈の危機を察し、功もまた同じ気持ちで西麻布の「エレビスト」へ。

その頃、佐奈は酔っ払って白ワインを勧める高山に、さすがに異変を感じました。

「こうやってまた2人で呑もうね」

帰ろうとする際に佐奈の手をパッと掴んだ、立山。

「1億投資するんだからそのくらいのサービスしろよ。もう一軒行くよ」

佐奈は怒りで、立山を殴ろうとしますが、間に合った小鳥が制止。

功も無事、駆け付けます。

佐奈は自身の危機感のなさに失望し、功に弱音を吐きました。

功は佐奈を温かくフォローし、元気づけます。

小鳥はその様子を見守るのでした。

翌日。

会議にて、課金制を取り入れないと、開発費を得られずに、ドリームポニーが存続できないことを突きつけられる一同。

10カ月以内に資金ショートの危機にありました。

小鳥はドリームポニーの理念に反するし、課金制度に反対だと唱えます。

ところが功は現実的な面から、ドリームポニーには課金制度を取り入れて、アプリなど今後の開発資金と会社の存続を希望。

お金の格差を経験してきた佐奈は、裕福な家の功と自分の違いを感じ、彼と衝突。

「功にはわからないよ」

「は?」

佐奈は、自覚をしているけど、自分の発言は社員に気を遣わせて、夢を見すぎているのかと。小鳥に相談。

理想を現実に考える新しい企画を考えることを提案する小鳥。

その後、小鳥と佐奈は図書館で次の計画を練ります。

小鳥といる時に笑顔が増える佐奈に、功は嫉妬心を隠し切れません。

夜に残業して寝てしまう、佐奈に上着をかける小鳥。

帰宅後、佐奈は妹の依里(武山瑠奈)がまた自分の家に母と揉めて無断でいることを咎めます。

「お姉ちゃん、ブランドの服ならいいけど、会社のロゴがついた服で歩かないでよ」

依里の言葉に、佐奈は次にするべきことに気づきました。

翌日。

佐奈は功にまず謝りました。

間もなく、小鳥が新しいアイディアを提案したいと申し出ました。

ビジネス雑誌の4コマ漫画をヒントに、佐奈といた図書館で見たビジネス雑誌のマンガを見て、漫画に登場したラーメンを見て空腹を感じた、これと同じことをスタディーポニーでもできないかと考えたとのこと。

佐奈も同じ考えでした。

アバターに使う服に企業のブランド服を使い、プロダクトプレイスメント方法を取り入れ、スタディーポニーキャンパスの開発費と拡散のために、飲食業の宣伝も取り入れることを提案。

功は、小鳥が、かつて貧困を少年時代に経験したことで、佐奈の気持ちに共感し、課金制度に反対していたことを知りました。

自分自身が佐奈のこれまでの苦労をわかっていたつもりで、そうじゃなかったと自覚し、佐奈の怒りを感じました。

小鳥に、美味しいお酒を教えてもらい、父ともう一度、夜、会いました。

「会社、辞める気になったのか?」

「同僚が選んでくれた。起業して3年経過して、父さんのいうことがようやくわかるようになったよ、全部俺が苦労しないためだったんだよな。この10年、父さんが会社を立ち上げて奮闘してきたのがわかったよ。今までいろんなものを与えてもらって、父さんには感謝している。でも・・・今の俺に足りないのは苦労することだと思う。ドリームポニーでは資金調達などで苦労をして、一からみんなで地道に努力している。俺はこの先、自分の力で生きていくためにもちゃんと苦労したい。ビルの賃料も上げたいなら上げてもらって構わない。でも俺は諦めないよ。誰かさんに似て頑固だからさ」

功の自立心や態度に、その日はさすがに父親は功を理不尽に怒鳴りつけませんでした。

お酒が弱くてソファーで寝てしまった功に布団をかけた際、少しだけ微笑んだ功の父。

我が子の成長を本当は心の底から喜んでいました。

息子の変化を前日に感じ取り、翌日、ビルの賃上げはせず、今の金額のままでいいということにした、父。

恵実(青山テルマ)のアイディアで、資金を得るためのビジネスコンテストに参加。

ドリームポニーの向上に向けて、佐奈達はまた一歩前進していくのでした。

ユニコーンに乗って4話感想・みどころ

本日の放送では、女性という立場がいかに弱いか、圧力や力に負けてしまいがちだからこそ、自分をしっかり持つこと、流されないことが伝えられていると思いました。

早智が言っていたように、服装で「これだから女は」じゃないけど、女性は感情的になりやすくて、冷静に判断できないと偏見や男尊女卑がまだ抜けない社会。

佐奈が経験したように若い女性を警戒心をお酒で溶かせて、ホテルに連れ込む寸前の行動をとる立川のような下劣な男の存在。

ビジネスや接待に雲隠れする性的被害未遂を、人生経験豊富な小鳥がいち早く察知して、佐奈の救出に向かった勇姿は人間的に素敵でした。

あんな男性が職場に一人でもいたら女性社員は救われるでしょうね。

むしろ小鳥さんみたいな人って世の中に必要ですよ。

功も、実家を門前払いされたけど、あのまま家にいたら、佐奈のピンチに気づけなかったかもしれませんね。

小鳥と功の抜群の連携プレイで、佐奈は危機一髪だったけど、佐奈、男性と2人きりになる時点で気づこうよ。

食事に行く前に、功に同行するよう声を掛けたのは良かったけど、功に用事があるからってあっさり納得して引いちゃだめだと思う。

ビジネスとはいえ、佐奈のような可愛い顔で、純粋な若い女性は特に立川のような人から狙われやすい。

社会に出る女性はまだまだ男社会の圧力に負けないでほしいけどいろいろ難しさを感じます。

ドリームポニーを成長させていくにあたり、企業としての現実を突きつけられた佐奈たち。

功と佐奈の家庭での貧困格差、小鳥のナイスフォローのおかげもあって、佐奈は功と向き合い、自分の大人げなさや、代表として足りないものを痛感できて良かった。

また、功があんなに、息子の意志や話を聞かない父親を前にして、逃げなかったのは、小鳥のおかげですね。

スーツもそうですが、美味しいお酒を親子で呑みつつも、親には感謝しているけど、自分には「苦労」が必要だからこそ、今の会社にいて、地道に働く大変さを知りたい意思表示をした、功の背中を後押ししたい4話でした。

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