Unknown3話あらすじネタバレ
こころの弟で警視庁捜査一課の警部補、闇原漣（井上裕貴）は意味深に吸血鬼の落書きがされた壁紙を見つめていました。
こころ（高畑充希）の実家、闇原家にて、こころも含めた家族全員が吸血鬼だと知った、虎松（田中圭）。
こころのことを受け入れる姿勢や誠意を見せた彼は、式場予約、新居探しなど新しい一歩を踏み出そうとしていました。
ウェディングプランナーの男性（千葉雄大）は、天真爛漫に、アドバイス。
こころが日頃からだらしない事を虎松は指摘。
昼間、仕事場へ行く前に居酒屋「どんぞこ」へ寄り、望月（酒向芳）と「わっしょいクリーニング」の五十嵐まつり（ファーストサマーウイカ）に虎松の几帳面さの愚痴を伝えました。
一方で、虎松も先輩の世々塚（小手伸也）にこころのだらしなさを相談していました。
離婚歴がある虎松自身を受け入れてくれたのだから、理解を示すべきだとアドバイスする、世々塚。
そんななか、虎松の母にも挨拶をしたいと、こころの母、闇原伊織（麻生久美子）と、父の闇原海造（吉田鋼太郎）は言い出します。
一方、春陽町で発生した殺人事件のことで、本庁捜査一課の警部、南十字初（新納慎也）に呼び出された虎松。
捜査会議に出席することになった彼は、会議にて、2018年から栄海街で発生している3兼の事件と先日の事件は、「遺体から血を抜く」手口が似ていることから同一犯による犯行と特定。
事件後、五十嵐まつり（ファーストサマーウイカ）が経営する、「わっしょいクリーニング」に持ち込まれた血の付いたハンカチを分析した結果、被害者の血液であることも判明しました。
その頃、こころは取材中に、加賀美の前で貧血を起こし、実家へ一旦、帰って出直すことに。
虎松は南十字から若手刑事、闇原漣（井上裕貴）とペアを組んでハンカチを預けた人物を特定するように命じられます。
貧血で倒れそうになったこころは、何とかストックできる血を飲んで、体調回復。
父、闇原海造（吉田鋼太郎）は特大のペットボトルに入った血をこころに渡そうとしますが、こころは間に合っていると断りました。
両親の結婚式の写真を見たこころは、海造から先祖代々から結婚式で付けている牙をつけるよう、海造から勧められます。
こころはそれも断りを入れるのでした。
駄菓子屋の「うめぼし堂」を訪ね、犯人の手掛かりを探しますが、今福梅（木野花）に聞き込みをしても情報が得られません。
一緒にバディとして行動していた、漣と虎松。
漣が通りすがりの五十嵐まつりが気になっている様子。
その日の夜。
こころにも犯人の目星になるように、友達に吸血鬼はいないか聞く、虎松。
しかし、自分が吸血鬼だとわかることを恐れ、虎松以外には自分の正体を明かしていないと話す、こころ。
虎松に両親を紹介してほしいと会話を続けるこころ。
何か理由があり、苛立った虎松は、「良いってば！…しつこいな」と荒っぽい態度に。
考えてみれば、前妻との離婚や虎松の父のことも何も知らないことに気付く、こころ。
自分の素性を打ち明けたのに、虎松は自分のプライベートなことを秘密にしようとしていて、こころは不満を募らせていきます。
加賀美に愚痴を吐いた後、妊娠中にコスプレ不倫をしているターゲットのスクープを捉えました。
こころの仕事仲間、加賀美圭介（町田啓太）は無神経にも、「別れちゃえば？」とこころに言い放つのでした。
彼は内面に、こころを好きな気持ちを隠していたのです。
取材後にお酒を飲んだ2人は、噴水で水浴びをしました。
加賀美はこころが虎松のことで苛立っている様子を悟り、笑わせようとしていたのでした。
ふと、加賀美は財布がないことに気付いて、加賀美と交番へ。
そこで、通りがかった虎松に相談。
こころと加賀美の服がずぶ濡れなことや、こころと加賀美が親しいことを疑う、虎松。
「こころさんと随分、親しいですね」
「長い付き合いですから。俺ずっと警察官になりたかったんですよ。憧れがあったんですよ。虎さん、こころさんを泣かせたら俺も泣きますから」
こころが好きな加賀美は虎松への対抗意識のため、わざと財布を無くしたふりをしていたのでした。
闇原漣は通行人から落書きの主を突き止めました。
同じ頃、こころの母親がニュースキャスターの闇原伊織だと知って、彼女のファンである世々塚は興奮。
こころはブライダルコースプランがある、フィットネスジムへ通い始め、同じジムに通う女性、（MEGUMI）と出会いました。
虎松のことを相談し、気さくで優しい人柄にホッとします。
「私ね、２８歳だって婚約者に嘘をついたことがあったけど、私４５なんだ。墓場まで持っていきたいよ！」
帰宅すると、虎松が血スパゲッティと血ラミスを作って、ソファーで眠っていました。
こころは彼の小さな気遣いを嬉しく思うのでした。
2人は、まつりの一人息子、五十嵐大五郎（曽田陵介）が描いた落書きが引っかかります。
落書きをした大五郎は虎松と漣が声を掛けた瞬間に逃げ去りました。
「前の奥さんとのことなんで婚約者にちゃんと話さないんですか？」
「なんであなたにそんなこと言われなきゃならないんですか」
「あなたの婚約者、闇原こころでしょ？俺、闇原こころの弟、闇原漣です。」
虎松は漣がこころの弟であることを初めて彼の口から聞かされて知りました。
こころが取材で遅くなるなか、こころと虎松の家で、伊織、世々塚、まつり、虎松でたこ焼きパーティー。
家族アルバムを見ていた一同は、一瞬、こころの入学式の写真で吸血鬼姿がみんなに見えそうになり、慌てて隠す、虎松と伊織。
こころは仕事帰りに、加賀美と別れますが、こころの背後に不審者が！
こころは虎松からのLINEを無視していたことに気付き、LINEを返そうと立ち止まります。
不審者は既に、加賀美を刺し、こころを襲おうとします。
そこへ駆けつけた虎松が不審者を逮捕。
不審者の正体は、エキサイト西田。
こころが不倫スクープを暴いた人物。
加賀美は大事をとって一晩、様子を見ることに。
虎松はこころの無事に安堵し、思わず病院内で抱き締めるのでした。
帰宅した2人は、虎松の小さい頃のアルバムを見ます。
虎松はだんだんと華乃雲行きが怪しくなり、暗い表情に。
「親父、仕事で忙しかったからさ、あまり一緒に映っている写真ないんだ」
こころは仕事と加賀美の件で疲れ果て、虎松の肩に寄りかかって眠っていました。
虎松はその間、世々塚からのこころへのメッセージを読みます。
結婚式で使うこころと虎松の写真を振り返り、どの写真を使うかという内容。
細かすぎる虎松と、ちょっと大雑把で怪力な自分と書かれたこころのメッセージに微笑む、虎松。
「私がずっと虎ちゃんを守る。家族にだって言えないことあるよね。それでも私と家族になること大事に思ってくれるところわかったから、無理しなくて良いからね」
こころのメッセージに彼女を愛おしく思い、頭や頬を撫でる虎松。
こころを抱き上げて寝かせる、虎松。
「俺さ…俺の親父は、殺人犯なんだ…」
こころに打ち明けられない秘密は、虎松の父（井浦新）が殺人犯であること。
虎松が中学生の頃、帰宅すると、彼は人を殺した後でした。
それで虎松は血を見るとトラウマが蘇るのです。
こころに隠れて泣く、虎松ですが、こころは寝たふりをしてその真実にそっと何かを思うのでした。
Unknown3話感想・みどころ
こころと虎松の間にまたしても小さなすれ違いが…。
加賀美は、こころが好きだからこそ、虎松に財布を落としたふりをしたり、こころを泣かせたら自分が泣くなど対抗意識を向けすぎですよ。
こころに密かに片思いしているのはざわざわと心が掻き立てられますが、これから式を挙げようとしている人に、「別れちゃえば？」はないなって思いました。
やっとの思いで、吸血鬼であることをひた隠しにして得た幸せに水を差すような発言に感じました。
彼もこころが吸血鬼であることを知らないからこそ、サラっと好きな人を虎松に奪われたくなくて、意地悪を言ったけれど、強引すぎるなぁ。
虎松が頑なに親の事を話さない理由、そして、血を抜かれた今の殺人事件の件で、トラウマが走馬灯のように蘇ってしまう背景も描かれ、センセーショナルな衝撃が走りましたね。
虎松、そりゃこころに言えるわけがないですよ。
「俺の親父は…殺人犯なんだ」
キャッチボールをしてくれ、男手一つで育てる一生懸命な父親像…。
虎松が受けた愛情と、本当の父の姿を知った彼のショックと喪失が画面越しから伝わってきました。
父親が人を殺してナイフを握る姿を見た、少年期の虎松にとても胸が痛かったです。
そんな父親役に、井浦新さんのキャスティングは素敵です。
独特の空気でガラッとその場の雰囲気を変える、井浦さんが虎松の愛すべき存在であり、彼の人生の歯車を変えたキーマンって今後の展開が楽しみです。
さらに、本作には、吉田鋼太郎さん、田中圭さん、井浦新さんがキャスティングされる事になりました。
SNSの反応では、「おっさんずラブ」のトリプルキャストが集結したと話題になっています。
私も井浦さんが出た時、「おっさんずラブ」夢の再共演が嬉しかったです。
暴かれていく虎松の過去に、こころとの幸せを願うばかりの3話でした。
どうか、幸せになってほしいものですが、あの結婚式での血は…なんかもう匂いますよね。
そして、虎松とこころを襲ったのは、考えたくないけど、虎松の父なのではないかという印象です。
