Unknown8話あらすじネタバレ
結婚式当日に起こった血塗られた殺人。
あの日に、虎松が送信したと思われるメールについて真実を確認し合う2人。
愛するがゆえにお互いを疑り合っていた、こころ(高畑充希)と虎松(田中圭)。
そんな2人の前に、屋上から何者かによって突き落とされたのは、虎松の先輩で、警察官の世々塚巡査(小手伸也)。
世々塚は虎松の父、一条(井浦新)が殺人事件を犯し、彼の心に大きな傷を残した後も、親のように見守り続けてくれた存在。
ビルの屋上には、吸血鬼のイラストと今日の日付を示す殺害予告が描き残されていました。
虎松とこころに、世々塚は、「犯人は吸血鬼を狙っている」と意味深なメッセージを残して息絶えました。
世々塚は鍵を首から下げています。
「これ何のカギだよ!」
ふと、世々塚を突き落とした犯人は屋上にいて、それを追いかける虎松。
夫にその場に取り残されたこころは、暁たちが追いかけてきて逃げ出しました。
虎松の元夫で刑事の凛(MEGUMI)から追われ、逃げている途中で庇って連れ出してくれた、加賀美に同行。
7人目の犠牲者が世々塚というセンセーショナルな展開。
「人としての気持ちはわかる。でも私達は人間である以前に警察官なんだよ?」
凜は虎松の優しすぎる性格を知っているからこそ、厳しく忠告。
虎松に対し、世々塚の件でこころに聴取を取りたいので、こころを呼び出すように指示。
こころの母、伊織も娘にメールしました。
相棒の加賀美(町田啓太)と共に動向を探る、こころ。
「ごめん、虎ちゃん私、寄らなきゃいけないところがある。必ず戻るから。」
虎松は、こころの弟で刑事の漣(井上裕貴)と共に、世々塚の家へ向かうと、虎松に宛てた生前の世々塚の手紙が発見されます。
「虎へ この手紙をお前が読むころ、俺は相当、やばい状況にいる。俺は吸血鬼なんだ。俺はこころちゃんが吸血鬼な事気付いていた。お前たちが結婚すると聞いたら俺は嬉しかったよ。結婚式で俺もなんか受け入れてもらった気がしたんだ。お前の父親変わりだと偉そうなことを言いながら、言えなくてごめんな。レインコートを着た人物は確証がない。必ず捜査をしてお前の力になる。」
「世々塚さんが吸血鬼だろうが何だろうがどっちでも良いよ。」
世々塚が家族同然に接してくれた思い出が走馬灯のように蘇る、虎松。
こころを車で実家まで送ると、待機している車の中で、漣はこころと虎松と3人で出かけたいちご狩りの記録をビデオカメラで見て微笑みます。
次の犠牲者は出る前に何とかしなければと焦る、虎松。
そんななか、実家に着いたこころ。
元報道記者であるこころの母、伊織(麻生久美子)は、密やかに事件を調べていたことを告白。
吸血鬼の仕業に犯人は見せかけた事を説明。
被害者全員が吸血鬼であることを指摘。
なんと、五十嵐まつり(ファーストサマーウイカ)も吸血鬼でした。
まつりが吸血鬼なことは既に知っていたとのこと。
たこ焼きパーティをした時、世々塚とまつりの三人でやった時、2人が吸血鬼なことを知った、伊織。
世々塚は伊織に電話を掛けていました。
「まつりが吸血鬼、こころも吸血鬼、吸血鬼がターゲットになっていることを知りました。」
献血センターに問い合わせ、血液購入者のリストを得た、伊織。
海造は、伊織が世々塚と連絡を取り合っていたことが嫉妬で気にいりません。
そんな空気の読めない父に静かにするよう言うこころ。
レインコートの犯人は不明。
彼女が辿り着いた真相にショックのあまり絶叫する、こころの父、海造(吉田鋼太郎)。
「伊織に何かあったらと思うと心配で心配で!もし伊織の身に何かあったら…なぜ私が人間に狙われなくてはならないんだ。目立たず静かに生きているというのに‥‥私がおとりになって、犯人をぎたぎたのこてんぱんにしてやる。」
一人暴走し、出かけていく、海造。
車に戻ると、今福梅(木野花)が、こころと加賀美の車の窓ガラスを叩きました。
「駆け落ちかい?こころ、虎松と喧嘩でもしたのかい?」と声を掛けます。
ところが、梅は2人を見て、訝し気な顔で何かを考えていました。
大五郎(曽田陵介)の「わっしょいクリーニング」を訪ね、漣と虎松は彼も吸血鬼なことを指摘。
大五郎は、子供時代に運動会は見学だったことや、生前、母のまつりが水商売で働くことしかできない事情が吸血鬼だったからと伝えました。
「俺は夜、好きでほっつき歩いているんじゃねぇよ。それなのに俺も母ちゃんもバッシングされた。母ちゃんはあばずれだと言われたし。」
「大五郎は一人じゃない、俺らがついているからいつでも頼ってほしい。」
その頃、こころは加賀美に話を伝えます。
こころは加賀美が育った養護施設へ連れて行かれていました。
外では、海造が「私は吸血鬼です。」と自らアピールし、こころの勤務先「春雨出版」編集長、曽我(石川禅)に声を掛けられました。
居酒屋「どん底」の源治(酒向芳)と聖夜(長田成哉)はそんな2人を通りすがりで見かけて無視。
「闇原こころは今どこ?」と凛は疑い、加賀美の事を伝えた虎松。
伊織に電話を繋いだ虎松。
「加賀美ってさ、こころが吸血鬼なことを知っているよね。」
その言葉を聞いて、虎松は初めて知るその事実に驚愕。
さらに、こころは結婚式当日、虎松の父、一条(井浦新)が、こころを犯人から庇って殺された事実を知らされました。
こころはようやく記憶が少し蘇ったのです。
同じ頃、元児童養護施設にいる加賀美とこころ。
こころは加賀美が平然を装いながら、自分が吸血鬼なことを薄々、加賀美が気づいていることで頭を巡らせていました。
いや、加賀美は関係ない…私を襲いたかったら結婚式でいくらでもチャンスがあったはず。
「加賀美、世々塚さんがさ、犯人は吸血鬼を狙っているって言っていたんだ。」
こころは夕方、車に戻り、スマホに電源を入れますが、水筒の血液ドリンクが見当たらないことに気付きました。
加賀美が血液ドリンクを入れた水筒をこっそり抜いたのでした。
吸血鬼が子供を襲う事件の絵本を見せる、加賀美。
こころはエネルギーである血液を抜かれているので、ふらつきを感じます。
「もしかして、これ探していた?だって吸血鬼なんでしょ?」
加賀美はこころが愛用している血液タブレットを見せました、
こころが吸血鬼なことを既に知っていることを指摘し、こころに不意打ちでキスをして確信したと話します。
「でも加賀美、私が暴漢に襲われた時庇ってくれたじゃん。」
「あの時は人間だと思っていたから。でも吸血鬼だから殺さなきゃだよね。人間にとって害だから。」
「じゃあ連続殺人事件の犯人は加賀美だったってこと?」
「そうだよ。」と笑顔で言う加賀美。
「私を襲ったのも?」
「そうだよ。結婚式のあの日、こころの心の家族も全員殺そうと思っていた。でもあの時、一条彪牙に邪魔されたんだ。」
一条はこころにスタンガンを突きつけたこと、一条に邪魔されたことを指摘。
「ねぇなんで?なんか私悪いことした?」
「人間だって害虫を殺すじゃんそれと同じだよ。大丈夫だよ、今度は失敗しないから」
こころに凶器を突き立て、殺そうとする、加賀美。
「加賀美!何やってんだよ!世々塚のことだって…」
「だってあの人、吸血鬼ですよ?」
「ふざけんなよ!なんで!」
加賀美は再び、こころを襲撃しようとしますが、加賀美は吐血して倒れます。
加賀美とこころは、梅からコロッケをもらっていました。
コロッケに毒が入っており、加賀美は毒の影響で意識を失います。
その頃、こころの家では、吸血鬼アピールを終えた海造が上機嫌に帰宅。
伊織は温かく夫を家に迎え入れようとしますが、何者かに襲撃されます。
頭を打って倒れた伊織に声を掛ける海造。
そして、襲撃した相手を追いかけた海造はそれが、今福梅だったことを知り、衝撃を受けるのでした。
「ごめんなさい…全部、私がやりました。」
梅は加賀美を庇っているかのような意味深な発言でした。
Unknown8話感想・みどころ
世々塚の手紙にのっけから涙腺が崩壊しました。
虎松を一番近しい存在として見守り続け、真実を暴くために走っていた世々塚に胸が痛みます。
また、彼が吸血鬼なのとが予想外でしたね。
確かに、世々塚は虎松以外、あまり人を家にあげないことが目立っていて、少し何かを隠している節があるなと思っていましたが…。
最期まで、こころと虎松の為に駆け回っていた行動を思うと、あんな残虐非道な展開は尚更、悲しいです。
加賀美が最低過ぎる…。
あの優しい笑顔で周囲の信頼を得て騙し、伊織と接していた時も明らかにこころ達が吸血鬼なことを悟っているように感じました。
こころの大切な血タブレットを奪い、貧血状態にさせて襲うなんて、鬼のような所業。
それまでずっと穏やかに接し、こころや闇原家にとっても信頼のおけるポジションを維持する頭のキレの良さ。
しかし、彼は吸血鬼を猛烈に憎んでいて、何が彼をそうさせてしまったのか気になります。
さらには、伊織を棒で襲撃し、昏倒させた梅。
これには予想外でしたね。
加賀美とは別に何か吸血鬼に関する負の感情があって、動いていた事実が悲しすぎます。
梅は「自分が全部やった」とまるで鏡を庇うような口ぶりも気になりますね。
絶対、加賀美の素性を知っていると思うんですよ。
次回はいよいよ最終回!
一条がこころを加賀美から庇う優しさも、彼自身が一家殺人を本当にしたのかなって疑わしくなりました。
これは私の予想ですが、加賀美が一条が起こしたとされる一家殺人事件と関連しているような気もします。
怒涛と波乱のUnknownに核心をつき、その先に待ち受ける、虎松とこころの未来がこれ以上、血塗られないでほしいと願う8話でした。