まんぷく 第102話のあらすじ
完成したスープを麺に練り込んでお湯を注ぐとスープが薄くなってしまうのではないかと立花福子に指摘された萬平は、再びスープ作りをしなければいけなくなった。
寝食を忘れスープ作りに没頭した結果、スープエキスはできあがったが、思い描くような麺ができあがらず苦戦を続けていた。
まんぷく 第102話の感想
完成したスープを麺に練り込んでお湯を注ぐとスープが薄くなるのではと福子に指摘された萬平さん。
とても初歩的なことを失念していました。
萬平さんらしからぬミスです。
萬平さんは再びスープ作りを始めます。
やっと麺作りに入れたかと思いきや、スープの改良をする必要が出てきたことから先の見通しが立たず、福子は心配になっていました。
福子に指摘されてすぐスープ作りを始めた萬平さんは、また、食事を取らず、徹夜までする始末。
でも、その甲斐あってか、濃さも美味しさも大丈夫と言えるスープエキスを作ることができました。
萬平さんは、2~3日寝なくても大丈夫と言って麺作りをしようとしますが、福子はせめて食事だけでも取って欲しいとお願いをします。
萬平さんは誰よりも食べることを大事だと思っているはずなのに、すぐに食べることを忘れてしまいます。
萬平さんは手を休め、福子と子供達と朝食を取ります。
家で仕事できるしているのですから、特に、子供達と一緒に過ごせる時間は大切にしたいものです。
萬平さんは源の顔の傷について尋ねます。
もしかしてまた…と思っていると、やはり、萬平さんのことを友達にバカにされた源は、喧嘩をし、なんと相手を負かしたそうです。
源、なかなかやりますね。
ただ、負かしたということで福子が謝罪に行ったようですが、男には受けて立たなければいけないこともあると、源はとても逞しくなりました。
源の言葉を聞いた幸は、「女にも」と言います。
さすがに幸までもが受けて立ってしまわれては困りますが、いじめられわんわん泣いていた時と比べると、元気になり、とても強くなりました。
きっと福子も萬平さんも安心したことでしょう。
子供達が登校すると、萬平さんは再びラーメンの研究を始めます。
福子は、邪魔はしないからと萬平さんの仕事姿を見学することになりました。
いよいよ、萬平さんは本格的な麺作りを始めます。
萬平さんオリジナル麺のレシピは、小麦粉500g、練り水(水30ml、かんすい1.3g、食塩4g、ごま油8g)、卵1個、卵の殻5g、スープエキス120mlです。
速さが大事という萬平さんは、あっという間に材料をかき混ぜ、練って固め、平たくしていきます。
生地を製麺しようとすると、萬平さんは自分の手だけでは足りなくなり、福子は製麺機のハンドルを回す手伝いをさせてもらえることになりました。
福子は萬平さんの手伝いができてとても嬉しそうです。
福子がハンドルを回し、萬平さんが生地を送っていきます。
しかし、切れていません。
萬平さんが悩んでいると、そこに鈴がやって来ました。
福子のことを心配した鈴は、夕食のためにと肉や卵、子供達にかりんとうを持ってきてくれたのです。
鈴は萬平さんの様子を尋ねます。
すると、鈴も萬平さんの手伝いをすることとなりました。
今度は鈴がハンドルを回し、福子が生地を送っていき、萬平さんがハサミで切るという工程で進めていきますが、ハサミを使わずとも出てきた麺はボソボソしており、萬平さんが思い描いていた麺とはかけ離れていました。
萬平さんは味を確かめるために、そのぼそぼその麺にお湯をかけます。
しかし、スープが溶け出していないのか、お湯の色が変わりません。
萬平さんは試食をしてみます。
黙ってしまいました。
続いて、福子、鈴と食べてみますが、鈴が気持ち悪いと言ってしまうほどの失敗作となってしまったのです。
萬平さんはまた、一から生地を作り直さなければいけません。
試作の麺を食べた鈴は、帰宅すると克子とタカにそのことを報告します。
しかし、克子はそれどころではありません。
忠彦さんのアトリエにいるモデルが気になって仕方ないのです。
モデルの名前は木ノ内秀子。
秀子は窓越しに目の合った克子に微笑み振り返ると、「笑った顔の方が素敵」と忠彦さんに色目を使います。
忠彦さんは動揺しているといった様子はありませんが、秀子はこれからもっとモーションをかけていくに違いありません。
一方、夜になった立花家では、家計の遣り繰りをしながら福子がうたた寝をしていました。
福子は、お金のことも他のことも何も気にしなくていいと負担を1人で請け負っていました。
萬平さんはそんな福子を見て、苦労をかけていることをさらに実感したことでしょう。
研究所に戻った萬平さんは麺作りを再開します。
目を覚ました福子は、研究所に顔を出し、また萬平さんの手伝いを続けます。
第2弾目となる麺には生地が崩れないようにと片栗粉を入れてみました。
しかし、生地は崩れてしまいました。
第3弾目となる麺には山芋をすって入れ、つなぎにしてみました。
しかし、生地はゴムのように伸び、崩れないものの、裁断するとべとべとと伸びてしまいます。
なかなかうまくいかず、萬平さんはとても悔しそうです。
萬平さんは苦労をかけている福子のためにも、早く完成させたいとこの時思っていたのではないかと感じます。