4分間のマリーゴールド最終話あらすじ
みことと沙羅は、みことの手を重ね合わせただけで人の生死のゆくえが透視できる能力が前回、完全になくなったことを機に、運命の日にとらわれることなく、沙羅や花巻家との今の時間や、救急救命士の仕事を頑張る事に専念します。
しかし、美術館デートへ向かおうとしていた矢先、交通事故に遭ってしまった2人。
みことはなんとか軽症で済みますが、沙羅はひどいけがを負い、血みどろ状態。
恐れてきた「運命の日」を意識する花巻家たち。
みこととは沙羅が広洋に「あるもの」を事故に遭う前に渡していたことを知ります。
みことと沙羅はデート中に大事故に遭い、軽症のみことは自分で救急車を呼んでなんとか沙羅を救急車で搬送しました。
沙羅は緊急手術中に。
廉と藍が駆け付け、沙羅の様子を不安視します。
3日後・・・。
沙羅の意識がまだ不明ななか、母、理津(麻生祐未)が沙羅が入院している病院に駆け付けました。
みことのことも気遣い、娘も心配する理津。
みことの表情を見て、疲れているのが顔に出ているから休んだほうがいいとアドバイスをするのでした。
廉は沙羅の件で深刻な顔で職場に。
それでも先輩の原田(橋本じゅん)に、今は花巻家の長男として家族のそばにいるべきだ、仕事のことや何かあったら協力すると優しい言葉でフォローしてくれました。
その頃、病院では理津が仕事で撮ってきた写真をスマートフォンを操作しながら話しかけます。
沙羅が目覚めるのを今か今かと待ち続ける、理津や花巻家の兄弟と、広洋(佐藤隆太)。
蓮はみことをバイクに乗せて、神社に沙羅の回復を祈願しに行きました。
その日の夕食は、藍の抜群の手料理によって、少し花巻家のみんなに笑顔が戻ります。
でも、内心、花巻家のみんなはせいいっぱい明るく振舞おうと必死に自分達を奮い立たせようとしていました。
沙羅が目覚めず1か月が過ぎたころ・・・・世間は8月です。
職場復帰できるようになったみことは、出勤前に沙羅の見舞いをしてから仕事へ向かいました。
無事、仕事を終え、帰宅したみこと。
再び病院に行ったみことは、理津が先に見舞いに来ていることを知りました。
理津はたくさんの楽しいことをしたいと思っていた、沙羅がなんでこんな目に・・・できることなら母親の自分が沙羅の状況を代わりたいぐらいだと嘆き悲しみます。
みことは一時的に理津が席を外したのをきっかけに、医師に沙羅はこれまで誰からも悪く言われたことがなく、愛されている人物だといいます。
医師も、沙羅の回復を願い、治療を続けるのでした。
みことは救急依頼で、林田秀人という睡眠薬を飲んで意識を失った30代の一人暮らしの男性を訪ねます。
林田は迷惑をかけてすまないとみことら救急隊に謝罪の言葉を口にします。
メンタルヘルスに問題を抱えていた林田は、自宅のマンションの屋上から飛び降りようとします。
みことはそこで、「生きててください、生きたくても生きられない人もいる、どうか生きてください、命を無駄にしないで」と林田に掴みかかって声を荒げてしまいました。
林田を助けることはできましたが、みことが沙羅のことをとても気にするあまり、仕事で上司の指示を無視したり、仕事に私情を挟むとなると、仕事は務まらない・・・と上司から叱りを受け、早めに家に帰されます。
帰宅したみことは初めて絶望感を感じます。
好きな人も救えないのに、救急隊なんてやってられない・・・と自暴自棄になりました。
そこで理津はみことの頬を思わず張ります。
みんなが沙羅の回復を信じている状況で、みことが奇跡なんて起こるのか?などと一人ひねくれているのを見て、「しっかりしろ」という意味ではっぱをかけたのでした。
後日・・・子どもの頃から沙羅などと悩み事があった際に来る堤防に座り込むみこと。
そこで、広洋から沙羅が事故に遭う前に、みことに宛てた「遺書」を渡します。
沙羅はまだ生きているけれど、沙羅がみことに渡してほしいと想いを込めて綴った手紙でした。
その内容は、もし自分が助からなくてもそのことで悲しむばかりでなく、救急隊として困っている人を助けてほしい・・・。
沙羅の想いを汲み取り、自宅へ大慌てで戻ったみことは、沙羅がずっと周りに内緒で描き続けていた絵画を見ます。
そこには、マリーゴールドの花束を抱えた救急隊姿のみことが描かれていました。
みことは考えを改め、再び、現場復帰。
仕事を終え、みことは沙羅の病院へ。
すでに、藍、蓮、広洋、そして、母、理津が待っています。
そして、意識が未だ戻らず、昏睡し続ける沙羅も・・・。
みことが病室に入ろうとした寸前・・・、沙羅はもうだめかと花巻家一同が思うなか、意識を取り戻しました。
医師によれば、救命士のみことの措置能力が良かったからこそ、命を取り留めることができたと告げます。
うっすら目を開けた沙羅に、花巻家は心から喜びを共感。
沙羅は1年後、元気になり、みことと教会で結婚式を無事、挙げることができたのでした。
さらに5年が経過し・・・・。
みことと沙羅の間には、愛らしい表情が印象的な幼い愛娘、光理が生まれました。
まだよちよち歩きな1歳か2歳くらいの光理を見守りながら、みこと、沙羅、藍、廉が微笑ましく自宅の庭で花火をしていました。
最終回らしい心あたたまる花火シーンでしたね!新ドラマの「病院で念仏を唱えないでください」も待ち遠しいですね!
4分間のマリーゴールド最終回感想・見どころ
みことはかろうじて軽症で済んだからこそ、救急隊を呼べましたね。
救急隊のみことはとても臨機応変に対応していて、豊富な知識が沙羅を助けるのに役立っています。
でも、沙羅はかなり重症で、硬膜下血腫で緊急手術を受けますが、心臓の機能は回復したものの、意識が戻りません。
家族との絆を過去の放送回で取り戻した理津は、珍しく事態に母親らしさがあらわれていましたね。
ただでさえ、過去放送回史上、最も知り合う砂放送回の花巻一家だと思います。
沙羅の意識が戻ることを祈りますし、病院にいる沙羅はいつなにがあってもおかしくない容態である様子が痛々しく伝わりますね。
理津が沙羅に「やりたいことたくさんあるのに、描きたい絵がたくさんあるのに、あんたらしくないね、寝たきりになって」って沁みます。
できることなら、沙羅の今の深刻な状態と代わってあげたいと泣きながら口にしたセリフも、母親だからこそその言葉が自然と口からこぼれるんだなって思います。
これまで沙羅のように天真爛漫でとても明るい理津が、母として、初めて成人した息子のみことに手を上げた時、空気が一瞬、凍ったけど、みことが沙羅を一番に信じないでどうする?!みんなも沙羅の回復を信じているという熱い思いが伝わりましたね。
ラスト寸前の、沙羅の手紙、姉であり、みことが愛した人というのがわかります。
沙羅がみことを救急救命士にしてくれたんだな、生きる活力源なんだなと・・・。
みことと沙羅が1年後、結婚式を挙げることができ、本当に本当によかったです。
蓮がバージンロードを歩く時、号泣しまくっているのを見て私も廉と同じような気持ちでした。
さらに5年が経過して、みことと沙羅の間に、2人の愛情豊かな表情を受け継いだ一人娘、光理が何と可愛いこと!
みことと沙羅が「運命の日」を乗り越えた今だからこそ、花巻家に沙羅の生還とともに、「ひかり」が差し込んだように感じた最終回でした。