シャーロック最終話あらすじ
誉獅子雄(ディーン・フジオカ)と若宮潤一(岩田剛典)は拘置所からかつて2人が関わった容疑者で、元警視庁捜査二課の敏腕刑事だった、市川利枝子(伊藤歩)が刑務所から脱走したニュースを見ていました。
どうやら、利枝子の脱走に看守が手引きし、協力した可能性があるといわれていますが、獅子雄はさらに疑り深く考えています。
そこに、獅子雄と若宮が同居しているベイカーハイツの管理人、波藤園美(かたせ梨乃)が家賃の取り立てに来ました。
いっぽうで、江藤(佐々木蔵之介)は、刑事部長の副総監(篠井英介)から「あるミッション」のために呼び出されていました。
江藤は果たして、「黒」なのか、「白」なのか?守谷=江藤なのでは?と視聴者さんたちが震撼した前回の10話ラストシーンの「答え合わせ」が本日の最終回で明かされます。
江藤が国歌を屋上で歌っているなか、東京拘置所では、利枝子を含めた4人の男女が逃亡。
なんと、看守もグルなようで、警察内部が利枝子に協力している様子がうかがえました。
翌日の朝・・・。
獅子雄と若宮は、若宮が住むアパートに家賃滞納していることをしつこく指摘してくるベイカーハイツの大家、波藤の姿が。
若宮と獅子雄はなんとか波藤をごまかして追い返すことに成功。
そこでテレビを見ていた2人は衝撃の事実を知りました。
守谷は既に逮捕されていて利枝子がいる拘置所と同じ場所にいるとのこと。
しかも、利枝子と共に逃亡中の容疑者たちのメンバーに混じって逃走しているとのことでした。
江藤は今回の利枝子らを含めた脱獄者たちはかなりハイリスクある人物だと部長の副総監から指示を出されました。
その後、獅子雄と若宮と接触した江藤。
江藤は獅子雄と若宮の前で最初は普段通りの温厚な人柄をみせます。
江藤が守谷が既に逮捕されたことを知りながら獅子雄に黙っていたということは、獅子雄と守谷が深い関係があるからこそあえて黙秘していたのかと突っ込んだ瞬間、表情や態度を変えました。
江藤は自分だって組織側の人間だし、上からの圧力に従い、出世願望がある、守谷の件は元々、トップシークレットだったとシレッと答えるのでした。
3人は意見が衝突。
その頃、利枝子たちと逃げる逃亡犯の一人、月岡を追いかける警察たち。
そこで、警官の1人が彼を撃ちました。
撃たれた彼はかつて若宮が精神科医として勤務していた病院に搬送されたことがニュースで流れました。
獅子雄は若宮に精神科医の免許を持つ彼が侵入して、月岡を探ってこいと指示を出すのでした。
その警官は利枝子たちの拘置所の看守でした。
若宮が月岡から証言を聞くと、月岡は「自分に色んなことを話す猶予を1日ほしい」と若宮に頼みました。
若宮はそれを了承し、病院を後にすると、その途中で医師に成り済ました「市川利枝子の仲間」の一人がにやりと笑ったのを彼は気付いていません。
その頃、前回の事件での鵜飼(大鶴義丹)の事務所に花束の配送がありました。
しかし中身は爆発物で、市川の仲間の一人で28歳のひとみ(北原里英)が配達スタッフに成り済まして鵜飼の元に爆弾を届けたのでした。
獅子雄は若宮と待ち伏せして、鵜飼に接触。
しかし、鵜飼はその後、守谷に殺されてしまいました。
守谷と鵜飼が密接な関係にあり、守谷に付け狙われていることを鵜飼に忠告しましたが、鵜飼は逆に「東京はもう終わりだ、守谷たちには気を付けろ」と獅子雄たちに意味深なメッセージを。
獅子雄は後日、腹違いの兄、万亀雄を尋ねました。
万亀雄は守谷の件は慎重にしたほうがいい、守谷は相当な相手だからと、獅子雄を心配していました。
いっぽうで、守谷をなんとしてでも捕まえるといつも以上に躍起になっていました。
さらに、警視庁の会議にて、市川たちを見つけたら手荒な真似をしたり、殺してでも構わないと残酷な支持を部下たちに出すのでした。
そんな江藤に違和感を感じる小暮。
獅子雄と若宮は守谷の居場所を知っていて、かつて詐欺で逮捕された経験がある男を訪ねます。
しかし、今でこそ弁護士をしていますが、彼はその裏でオレオレ詐欺を働いていました。
獅子雄は彼が子どもの頃に父親から虐待を受けていて、その薄幸な生い立ちから守谷の手先になった男のことをべらべらと話します。
しかし、男(渋谷兼人)はその場にいた彼の関係者に刺されてしまいました。
獅子雄より後に、駆け付けた江藤たちも呆然。
その後、獅子雄は江藤から、守谷のことをなんでもいいから教えてほしいと情けなさそうに頼みます。
江藤と会話していた獅子雄は、携帯の通知が鳴ったのに気付き、それを見てみると、兄、万亀雄が誘拐されたことを知るのでした。
誘拐された獅子雄の兄、万亀雄は政界で大きな権力を持ち、誰からか恨まれても違和感がない人物。
万亀雄は利枝子がいる逃亡先にいることがわかり、獅子雄は若宮と同行。
その頃、江藤は小暮に表向きは獅子雄と若宮にへこへこと頼りない刑事のふりをして、本当は一課長昇進をかけて、今回の誘拐事件の被害者で、獅子雄の兄で政界の権力者の万亀雄の事件に絡み、獅子雄を利用して守谷逮捕を達成させようとしていました。
ログハウスに到着した2人に、獅子雄の複雑な家庭環境をべらべら喋りまくり、万亀雄と獅子雄の間に確執がある事を指摘。
万亀雄は獅子雄の実母を誉家から追いやった張本人でした。
そこで興味のある事件を追及するなんちゃって探偵になった獅子雄。
獅子雄は冷静に利枝子の話を聞きながら、自分が守谷に深い関心を持っていることを認めます。
守谷に会いたい意思を利枝子に伝える獅子雄。
そこへ江藤と小暮が駆け付け、市川利枝子を撃とうとする江藤。
獅子雄は昇進したいがために上の指示通りに動いてきた江藤の人間的な弱さを指摘。
そして、江藤が利枝子を殺そうとするのを阻止。
万亀雄は倉庫にいることがわかりました。
まだ市川以外の逃亡犯は逃げています。
そのなかで、「A子」と守谷と接触する人物について追う獅子雄と若宮と江藤。
A子ではなく、Aの頭文字がつく船の名前。
しかもその船は、かつて獅子雄と若宮が関わった、「サットンビジネススクール」の亡き学長、安蘭世津子らが所有していた船。
江藤は獅子雄と若宮に協力したいと白々しく言い寄ってきますが、獅子雄と若宮が守谷について何か知っているのでは?と2人を疑い、犯人隠避の罪で逮捕しようとします。
しかし、獅子雄は悪ふざけをして若宮や江藤を残し、自分一人で、守谷を追いかけて行ってしまいました。
ついに守谷だと名乗る男(大西信満)と対面した獅子雄。
とても若々しく、今まで見たことない小柄な男性でしたが、とても歪んでいて、常軌を逸した価値観を持つ人物でした。
守谷と格闘の末に水の中に落ちた獅子雄。
駆け付けた若宮と江藤、小暮らはパニック。
獅子雄は守谷と共に水に落ちて、その後、行方不明者に。
若宮は江藤と和解。
獅子雄が無事、自分の元へフラッと戻って来るまで彼のバイオリンを預かることにしました。
獅子雄と守谷の安否は不明のまま、ミステリアスに幕を閉じた最終回となりました。
しかし、来週の23日に、シャーロック特別編 誉獅子雄という男が放送されますのでお楽しみに!
シャーロック最終回感想・見どころ
10話のラストシーンで、不気味なオーラとどこを見ているかわからない曇った怪しげな表情で、国歌を不気味に歌って、視聴者を震撼させた佐々木蔵之介さん演じる江藤。
江藤さんのっけから怖すぎましたね。
あの淡々とした口調と、目の焦点が合わない様子に背筋が震えました。
でも、彼が守谷ではなかったのは意外でしたね。
守谷役の、大西信満さんの登場には視聴者が予測しなかった反応がみられました。
大西さんはあまり見ない俳優すぎて、「あの俳優は誰?」、「守谷役、知らない俳優さんで初見だった」と衝撃の声が続々と。
私も江藤の行動の妖しさから江藤が黒幕では?と思っていましたがまさかの予測不能な人物でしたね。
結局、守谷と共に水面に落ちて生きてるのか死んだのかわかりません。
来週の23日に放送される、シャーロック特別編をこうご期待!