明日はもっと、いい日になる最終回あらすじネタバレ
夏井翼(福原遥)は、曽根ヶ丘駅団地付近で、虐待の可能性が高い男子児童を児童の通告を受けました。
発信元は、ピザの配達員です。
一方で、10歳の少年、峯田蒼空(松の晃士)が父の寛治(平良テツ)から暴言を吐かれているところに遭遇した、浜瀬児童相談所の児童心理司、蒔田向日葵(生田絵梨花)。
(寛治)さっさと歩けよ!ゴミが!
蒼空の顔に大きな痛々しい痣があるのを見た向日葵はさり気なく声を掛けます。
(向日葵)済みません、浜瀬市の者なのですが、少しお話宜しいでしょうか
すると、寛治は彼女を疎ましく思ったのか、突き飛ばしました。
(寛治)触るな!
向日葵は、児童福祉司の蔵田総介(林遣都)と連携を取りながら、蒼空親子に近づいたものの、時すでに遅し。
なんとか一命を取り留めた向日葵は、病院に搬送されます。
信子、蜂村、聖夜が来ました。
(信子)よかった
(向日葵)ご心配をおかけしてすみません。検査をしたんですけど傷は浅かったですし、脳や頭蓋骨にも全然異常はなかったので。
(蜂村)心配はしたけど謝らなくていいんだよお
(信子)蜂村くんねデスクに足ぶつけるわ棚に体ぶつけるわ
(蜂村)ほんとに心配だったんだもん
(蔵田)あんまり大きな声は頭に響くので
(蜂村)で、何があったの?
(信子)ゴミ?自分の子に対して?!
(向日葵)それで追いかけて気付いたらここに
向日葵は、蒼空の父に突き飛ばされたことを皆に簡単に話しました。
(蔵田)その父親らしき人の顔も自分がどう階段から転倒したのかも、覚えてないみたいで
(翼)警察の同期にも話をしたんですけど、新しい情報が入る前は棚上げで様子を見るしかないって
(向日葵)たぶんあの子、通告があった子かもしれません。通告の内容と服装が同じで、すごく怖がっています。助けてって言われた気がしたんです。でもあんな表情見たら助けてあげてほしい
その頃、蒼空の父、寛治は蒼空に暴力を振るっていました。
(寛治)てめぇが黙ってないからだろ。ゴミなんだからおとなしくしてろ
翼達は峯村蒼空を捜し、居留守の部屋を発見。
(翼)早いですね。居留守ですかね
(蔵田)応答要求に応じないなら出頭するしかないですかね
翼や蔵田の上司で、児童福祉司の蜂村太一(風間俊介)は、通告があった蒼空の家、峯村家への訪問を急ぎます。
(信子)【小林きな子】10歳前後の男の子がいる家庭が40件程ありました。
ふと、周辺建物で、芦屋陸(長尾翼)という蒼空と同じ年くらいの少年を見かけました。
(翼)ちょっと待って!
陸は翼たちに気付くと逃げ出してしまいました。
蒼空への虐待は続きます。
(寛治)ちょっとお前来いよ、ゴミが
蒼空のことを常にゴミと言い、壮絶な暴力を振るっている、寛治。
向日葵の見舞いに行く、翼。
(向日葵)体調はどうですか?
(向日葵)うん。この3日間は問題なくて、お医者さんもこのまま回復に向かうだろうって。そわそわしてても立ち入り調査は早まらないからね
(翼)そうですよね。でも…ことが起きてからじゃ遅いっていうか未然に防がないと。
(向日葵)福祉司らしくなってきたね。翼ちゃん。前は被害者が加害者がって言ってたのに
(翼)はい。夏井です。出たんですね。立ち入り調査の許可。
立ち入り調査を経た翼達が蒼空の家を訪ねると、母の峯村蘭(入山法子)が姿を現します。
(翼)浜瀬児童相談所の夏井と申します。この度、蒼空君に関して通告がありまして、出頭要求という手紙を出させていただいたのですが、お読みには?蒼空君が元気な姿を確認していただきたく…
(蘭)お断りしたらどうなるんですか?
(蔵田)裁判所の許可を得て、強制的にお部屋に立ち入らせていただきます。
(蘭)じゃあちょっと待ってください
蜂村と信子は記録用に動画を撮ります。
(蜂村)記録用の撮影お願いね
(信子)あの記録用に動画を撮らせていただきたいのですが
蘭は調査を渋々、承諾しますが、そこへ寛治が帰宅しました。
(蘭子)不法侵入です、私、知りません。
(翼)奥様には許可を得ているのですが
(寛治)知ったこっちゃねぇよ、お前らうちの子供、誘拐しに来たのか。出てけお前は!盗撮だろこれおい!
(翼)蒼空くんいますか?!蒼空くんだよね?蒼空くんいました!もう大丈夫、よく頑張ったね、もう大丈夫。
蒼空を無事、保護する翼と寛治を押さえる蔵田達。
しかし、信子が母親の蘭子に優しく言葉をかけながら背中をさするなか、彼女は暴れる夫と浜瀬児童相談所の面々の動画を撮る手を止めません。
(信子)お母さん大丈夫ですよ
(寛治)何勝手に人の家に入ってるんだ!
蔵田と揉み合いになるなか、翼が蒼空を保護します。
(南野)こんにちは。ジョーさんです。ここでは何でも話していいし、何にも話さなくていいからね
蔵田は寛治の面会をします。
(寛治)虐待?するわけないだろ
(蔵田)我々が話しているのはご家族で過ごしている中で、蒼空くんにあれだけの痣がどのようにしてできたのか経緯を説明していただきたいということです。
(寛治)どっかでこけたんじゃねぇの
(蔵田)はっきりとした頬の痣が。我々、児童相談所は、子供の安全を確認する責任があるんです。一度、手を上げたことは
(寛治)大体、お前らいちゃもんつけてあいつ誘拐したいだけなんだろ
さらに、蘭も、否定します。
(蘭)主人は厳しい人ではありますがありますが、子供に手を上げたことはありません
(蜂村)でしたらあの痣がどのようにしてできたのか
(蔵田)遊んでるときにできたんじゃないですか?
(信子)ですがお母さんあれは転んでできる痣では…
(蘭)医者でもないのに分かるんですか?
(蜂村)そうですね。ですからこうしてお話を。例えばですね、お父さんから手を出されたことがあると蒼空くんから聞いたことは?
翼達は厳しい状況のなかで審議します。
(信子)でも親御さんがやったとは決めつけられないし、これはねぇ
(蜂村)さすがにこの痣、殴られないとできないよね
(翼)蒼空くんも殴られたことを否定されていて
(蔵田)虐待で与える恐怖心とは一種の洗脳です。助けを求めることすら浮かばないようにさせるのが虐待なんです
(翼)蒼空くんはやっぱり
(桜木)【勝村政信】一時保護は出来たみたいだし、蒼空くんが何か話せるまでじっくり待ってみようよ。なにさっきから凄い電話
そこで、保育士の芽衣(莉子)が、浜瀬児童相談所の電話が鳴り響く状況を説明します。
(芽衣)それがこの動画がネットで拡散されていて炎上してて。
動画は翼たちが峯村家に強制立ち入り調査をした時のものでした。
(蜂村)うわ僕達悪者だね、てかこれ撮られていたの?
(蔵田)元々、ネットにあげるつもりだったんでしょうね
(翼)だから急に態度を変えたんですね
(信子)記録用に録っていたものもあるけど、それをこっちが出すわけにいかないし、もどかしいねぇ
間もなく、叶夢(千葉惣二朗)含めた、保護された子供達が、蒼空に温かく接します。
(叶夢)こんにちは。新しい子?ここではなんでも話話してもいいし何も話さなくてもいいてジョーさん言ってたよ
(南野)ここではなんでも話していいし、何も話さなくてもいいんだよ。困ったことはあのお姉ちゃんに聞いてごらん。小さな声を全部こぼさず聞いてくれるから
南野は翼の長所を蒼空に伝えるのでした。
蒼空は、みんなを不思議そうに、警戒心を持ちながら見つめます。
また、彼も親を庇って虐待を否定。
(蒼空)僕、虐待なんかされてない!おうちに帰らなきゃ。痛い痛い、陸を越え…痛いのとんでけ
蒼空を病院に搬送する翼。
(翼)蒼空くん1つ気になることがあってね。どうして帰らなきゃなのかな?ごめんね、帰りたいとかじゃなくて帰らなきゃって言ってたのがちょっと気になって。蒼空くんはどうしたい?それに向かって私達は動けるから
(蒼空)どうしたいって?
(翼)その痣がどこでついたのか話したくなかったら話さなくていい、でももし蒼空くんのなかでどうしたいがあったら教えてほしい
蒼空の件で、動画が拡散され、クレームが殺到します。
(桜木)【勝村政信】うわこれいつまで続くんだよ。こっちは正式なルートで立ち入り調査しただけなのにさ
間もなく、浜瀬中央病院に、寛治が来て、蒼空を連れて帰ってしまいました。
(翼)蒼空くんが?連れ去り?
(桜木)でも居場所も知らないのにどうやって
(蜂村)このあたりだと浜瀬中央病院のほうが一番大きいですからね
(翼)なんでそういうことするんでしょう
(蜂村)たまにあるんだよこういうこと。
(蔵田)我が子を取り返そうと必死になった親がいき過ぎた行動に。こういうケースの場合、自宅に立て籠もるか
(翼)内臓から出血している状態ですよ
(蜂村)どこかに身を隠しているかですね
(翼)まだ蒼空君になにも喋らせないように。
(翼)蒼空くんは殴られたことを否定していて。
蒼空の両親の実家に問い合わせる翼たちですが、蒼空はいません。
翼たちの強制立ち入りの動画は、ネットニュースになってしまいました。
(蔵田)一刻も早く蒼空くんを見つけないと、最悪の場合・・・
(桜木)人手が必要だね。誰か手の空いてる人…
ところが、蘭と寛治は、自分達に都合の良く編集した動画を投稿し、翼たちが「児相が子供を連れ去った」ことにしたのです。
最初から、立ち入り調査に協力したのも動画を撮る前提だったことが判明。
桜木はクレームをつける女性を厳しく対応。
(女性)勝手に家に入って来て連れ去ってただの拉致じゃないですかあんなの。ちょっと聞いてます?責任もって最後まで説明してください
(桜木)そんなどうでもいい内容で電話してこないでください!こっちはね子供の命がかかってるんですよ。これじゃあ本当にSOSを出している子供の声が聞こえなくなるだろ!
(南野)【柳葉敏郎】はーい、所長に確認します。失礼しまーす。クレームだと分かった時点で、所長に確認します、と言ってすぐ切るように。僕らが聞くべき声1つもこぼさないためにもね。よく現場を守ってくれました。かっこよかったですよ、所長。
南野は桜木を褒めました。
浜瀬児童相談所に駆け込む記者に食って掛かる、夢乃。
(記者)なにか理不尽な要求をされているのであれば教えていただけないかと
(夢乃)一切ありません!ここの人たちは。母親の私余地も子供のことを優先に考えていて、なにがあってもあきらめずに向き合ってくれています。母親失格だった私のg話も親身に聞いてくれて、どうしたら家族として歩んでいけるのかずっと…!ですから不遇な扱いも理不尽な要求もありません。寧ろ感謝しかありません。すいませんね、ご期待に応えられなくて
夢乃の熱意と正義ある声が動画内で鳴り響き、翼は胸を打たれるのでした。
翼と蔵田は、蒼空一家が別の場所へ逃げたことを確認。
(翼)自宅に戻ってないんですかね
(蔵田)また居留守かもしれない。管理人に鍵を借りてきます。この様子だと慌てて逃げた可能性がありますね。
(翼)なにか手掛かりがあるかもしれません。荷物を送っていればその伝票を控え…
ふと、翼は、峯村家の移動先を調べるべく、伝票がないか確認しようとします。
蔵田がその腕を掴んで制止しました。
(翼)じゃあ、蒼空くんは誰が助けるんですか!警察も虐待の疑いでは動けない。当たり前ですが病院だって、蒼空くんがいなければ治療できない。なら私達児相しかいないじゃないですか。
蒼空の日記を見つけた、翼と蔵田。
(蒼空)8月9日、お布団からちょっとはみ出た。パパはそれが嫌い。8月12日、パパがパチンコで負けたのに先にご飯を食べちゃったごめんなさい。家族旅行に出かけた。ママも嬉しそう。僕も嬉しい。8月17日、ママが殴られた。僕が守らなきゃ。僕が守らなきゃ。僕はだからお皿を割った。これからもママが僕が守るんだ。僕が代わりに殴られればいいんだ。8月22日、ごみだから痛くない、僕はゴミ、ゴミなのに僕を捨てないでいてくれてありがとう、パパ、ママ
旅行中は、寛治は蒼空に表向き優しく話しかけていました。
(寛治)蒼空、次はどこ行きたい?
(蒼空)パパの行きたいところ
母親の蘭から言われました。
(蘭)蒼空ちゃんはママのヒーローだねママを守ってくれてありがとう
蒼空の心苦しい日記に絶句する2人。
(翼)こんな親…これ蒼空君が腹痛で倒れた時、言い聞かせるように歌っていたんです。他のページにもりっくんって子が時々。この絵どこかで
そこで、「りっくん」という友達らしき子供のことや、蒼空がよく歌う歌からヒントを得ました。
公園に行くと、陸が歌っていました。
(翼)この公園の遊具に同じ絵が描いてあったんです。
蒼空と同じ歌を知る、陸に再び接触を試みた翼。
(翼)蒼空くんの命が危ないの!蒼空君のこと何か知らないかな?!蒼空君の日記に、りっくんって名前があったの。それって君のことかな
(蔵田)一緒におまじないの歌を考えてくれたんだよね。たぶたぶん、君のおかげで、蒼空くんは痛くてもつらくても、1人じゃないって耐え続けられたんだと思う。
(陸)蒼空、ずっと1人で遊んでて。友達いなくて、僕もそうだから。で、1か月くらい前に蒼空んちにフィギュアが見たいって言ったら蒼空めっちゃ困っていたけど。そんなことしてたら鍵が開く音がして。すぐになんでそんなことしたのか分かった。僕、なんでか分からないけど、おもちゃで録音して。これがあれば誰か助けてくれるんじゃないかなって思って。それ捨てちゃった。どうしたらいいか分からなくて。次の日の朝、蒼空、普通に笑うから僕が何かしたらダメかな。蒼空ともっと遊びたい。もっと普通に遊びたい
(蔵田)それはどうして?
蒼空は陸をとっさに押し入れに隠しました。
陸は、蒼空がつらい目に遭っている音声が入ったおもちゃを公園に捨てました。
(蔵田)陸くん、蒼空くんがどこにいそうだとか分かったりしないかな
蒼空は、陸を家に上げたことで寛治から暴力を振るわれました。
しかし、陸に伝えます。
(蒼空)僕は大丈夫だから。また一緒に遊んで
陸はついに翼と蔵田の根気強さに、本心を打ち明けました。
(陸)僕、蒼空を助けたくて
陸は、蒼空が寛治から暴力を受けているところを動画に収めていました。
その頃、蒼空は小さなアパートにいました。
(寛治)なんだよその目。どうせお前も俺のこと能無しとか思ってんだろ。お前、俺の会社の奴みたいに俺のこと馬鹿にしてんだろ。
(蘭)ううん。パパは立派だよ。パパの会社の人たちも、みんなパパの良いところを知らないから。ねぇ蒼空ちゃんもそう思うよね。ほらママ達にはパパしかいないじゃん。この家族だけはみんなで支え合って守っていかなくちゃ
(蘭)ごめんなさい
(寛治)お前がごみのこと見てないからこうなったんだろ!なんでみんな俺のこと…お前らは俺がいないと生きていけねぇんだよ
蒼空は母を守るために、包丁を持ってきます。
(蒼空)ママを守らなきゃ
そこへ、翼、蔵田、蜂村、信子らが駆け付けました。
(翼)勿体ないよ。勿体ない。こんなことしていたら犯罪者になっちゃったら、もうりっくんと遊べなくなっちゃうよ。ママをパパから守ろうとしたんだよね。ごめんね。私達がもっと早く見つけてあげられれば。でももうこんなことしなくていいから。
叶夢と南野の言葉を思い出した、蒼空。
(叶夢)このお姉ちゃんなんでも聞いてくれるよ
(南野)このお姉ちゃんならどんな小さな言葉でも全部拾ってくれるから
(蒼空)もうやだもうやだ怖い。でも僕がどうにかしないとって助けて。
(寛治)こいつが今何しようとしたかわかってんのかよ!
(蘭)他人がなんだっていうの。私達、家族から引き離そうとする権利なんかない
(蔵田)あんたを殺してママを守ろうとしたんですよ!毎日あなたの気分次第で暴力を振るわれて、ゴミだなんだ揶揄されて、いらない存在だと思わされたからこうして、自分を犠牲にするような真似をしたんです!ママの為に僕が殴られればいいや、僕が血を流せばいいや、僕が犯罪者になればいいやと10歳の子供が!家族だからなんだっていうんです?殴っても許されるんですか?子供が内蔵から血を流してる子を連れ去っていいんですか?親の代わりに殴られるべきなんですか?子供を第一に考えられない親が都合よく家族なんて言葉使うなよ。
間もなく、警察が連れて、寛治を連行させます。
さらに、蜂村も蒼空のおもちゃに録音された、寛治からの暴力を振るわれた時の音声を見つけ、警察と寛治に突きつけました。
(蔵田)見つかったんですね。
(蜂村)うん。蔵田君から連絡もらってみんなで捜索した。虐待や連れ去り、うちの職員が転倒した件について色々聞きたいことがありますので。
(蘭)蒼空ちゃん、パパ連れて行かれちゃうんだよ!このままじゃママつらくてつらくて。
(翼)ずっとあなたを守ることだけを考えていたんですよ!蒼空君。
(蘭)私には親も友達もいない、家族しかいないの!パパと蒼空ちゃんだけが家族の全て!
(翼)ずっとあなたのことを守ることだけを考えていたんですよ!蒼空くんはあなた達、親の所有物ではありません!本当に家族なら、蒼空君の一番近くにいるあなたが一番の声を聞かなきゃいけないんじゃないんですか!蒼空君が何が好きで、なにをしてほしいのか。私達がいるからこれからはなんでも言って?
(蒼空)もうおうちに帰りたくない
蒼空は無事、浜瀬児童相談所の保護されました。
(蔵田)これからゆっくり時間をかけて行きましょう
(翼)私、今回の件でわかったことがあるんです。きっと私は世間的には恵まれた家庭で育ってだからどれだけあの子たちの痛みを理解しようと共感しようとしてもどうしても難しいところがあるんです。でもだからこそあの子たちの声を聞きたい。その声のためならなんだってやりたい。それが私にとっての助けるなんじゃないかなって。
(蔵田)あの子たちはずっと自分の声を押し殺してきたんだと思います。我が儘を言えない状況であったり、言えば1人になってしまうから。本当は言いたいことがたくさんあると思うんです。抱き締めてほしい、守ってほしい、一緒にいてほしい、笑いかけてほしい、大切にしてほしい、だから少しでも多くの声を聞いてあげてください。最初はどうかと思ったけど児相にあなたが来てくれて良かったと思います。あなたがここにいることはあの子たちにとって希望になる。これからも小さな声を拾ってあげてくだあさい。
風雅と奏夢は、蒼空に歩み寄ります。
(風雅)蒼空も一緒にやろうよ!楽しいよ
翼は、警察に半年で戻ることを刑事課長、作間拳史(飯田基祐)から提案されます。
(作間)どうだ?そっちでの仕事は?
(翼)はい。大変なことばかりですけど
(作間)だと思って俺から上に口利いておいたんだよ。出向期間1年の予定だったが、半年でこっちに戻って来られるように取り計らったから。有難く思えよ
(梶)【西山潤】なんだよ嬉しくないのかよ
(翼)ずっと警察にこだわってたんですけど、私にとって場所は関係ないのかなって。
(梶)どういう意味?
(翼)自分がどうしたらいいのか考えてみたんです。そしたら困っている人や助けを求めている人の力になりたい。それだけだったんです。なので場所はどこであれ、誰かの力になれるよう全力で頑張りたいと思います。
誰かを助ける為に場所は選ばないと決めた、翼。
引き続き、浜瀬児童相談所の出向期間を延長することにしました。
叶夢と奏夢は無事、迎えに来た、夢乃と共に児童相談所を去りました。
(蔵田)なにかあったらいつでも駆け付けます。1人で抱え込まないでくださいね
(夢乃)本当にお世話になりました。もう1人はこりごり。なにかあったらすぐに駆け込みます。変なプライドと恥とかもう全部ないんで
(翼)来週またおうちに行くね
(南野)ご飯はがむしゃらに食べること、野菜もね
(叶夢)(奏夢)大丈夫
南野家では蔵田が、向日葵をパートナーとして紹介したり、蜂村も家族と水入らずの時間を過ごしていました。
(向日葵)私来るって言ってなかったの
(蔵田)店の人には4人って伝えたんだけど
風雅や青葉が、施設を卒業しました。
蒼空は引き続き、施設にいて、保育士の妊娠する芽生のお腹に触れ、命を感じるのでした。
翼と蔵田は、以前から気になる、恭介という男子児童を訪問。
(翼)良かった。恭介君、学校にも通えているみたいですし。
(蔵田)そうですね
(翼)血、止まりました
(蔵田)大丈夫です。なんとかよけましたので
(翼)全然よけてないですよね
(蔵田)うまくよけたからこのぐらいで済んだんです。恭介くんのお父さんはいつも右パンチで左フックって決まってるんです。僕は完全それを読み切ったうえで、最小限の被害で済むように。格闘技の世界では相手をわざと油断させて
(翼)自信満々に
翼と蔵田は、さらなる子供達を助ける為に歩き出すのでした。
明日はもっと、いい日になる最終回感想・みどころ
蒼空の状況に胸が詰まり、もうやめてくれと何度思ったことでしょう。
「僕はごみだから殴られても痛くない。捨てないでくれてありがとう」
自分の存在価値の大切さを学ぶ機会を度重なるDVで失った蒼空の切なすぎるくらい苦しい思いが伝わってきました。
感謝することを間違えているし、母親を守るために自分が犠牲になることを選んで、生きることを諦めかけているようにも見えました。
入山法子さんが演じた母の蘭は、精神的に幼く、依存気質でしたね。
蒼空があれほど悲惨なDVを受け、自身も被害者でありながら、このままでいいと思っているし、蒼空を夫に差し出して、スケープゴートにしているんですから。
両親は亡くなり、友人もなくて、家族しか縋るものはないと思い込んでいて、子供に甘えるなとも思いました。
蒼空の父の寛治も身勝手で、自分の会社でのストレスや居場所のなさを息子で憂さ晴らししていましたね。
この夫婦から、名前通りの心が空のように澄み切った蒼空が生まれたことが不思議でなりません。
陸との出会いも、保護を早急にしたきっかけになって良かったです。
翼達が危機一髪で駆け付け、少年犯罪を犯さずにも済みました。
蔵田が寛治を厳しく一喝した場面は、胸打たれましたね。
蔵田自身が元サバイバーだったからこそ、目の前の子供の蒼空に寄り添えるのではないかと感じました。
一方で、翼は蔵田と違い、冷静な口調なものの、感情を露わにして、蘭の甘えを叱っていて爽快でした。
翼たちの動きを見ていると、現実の児童相談所や児童福祉の現場で働く人たちに頭が下がる思いがしました。
子供達の為に力を注ぎ、明日ももっといい日なるよう、親と子の命が繋がり続けますように。