まんぷく 第54話のあらすじ
たちばな塩業の仲間になった小野塚真一。
真一が経理と営業を担当することになり、これまで経理を担当していた鈴は“特別顧問”となったが特別顧問はすることが無く肩書きばかりだと不満を漏らした。
しかし、沢山の不満の中のたったひとつだけ立花福子は解決できないことがあった。
一方、ダネイホンは厚生省の認可が下り、病院から問い合わせが続くほどの大好評。
大阪中の病院に卸せることとなった。
ダネイホンが順調に売れ、たちばな塩業が会社として落ち着いていく中、大きな危機が訪れる。
まんぷく 第54話の感想
たちばな塩業で経理と営業を担当することになった真一さん。
これまで経理を担当していた鈴は大福帳も用済みかと拗ねてしまいました。
そこで、鈴には“特別顧問”という肩書きが付きます。
鈴は俄然やる気を見せ始めます。
普段から“武士の娘”という“肩書き”を口にしているだけあります。
塩軍団も分け隔てなく塩とダネイホン作りをすることになり、会社の体制も変わった中、ダネイホンを病院に卸していいと厚生省から認可が下りました。
そう言えば、今は厚生労働省という呼び名が当たり前になっていますが、2000年までは厚生省だったのだとふと懐かしく感じました。
ダネイホンは栄養が取れて消化がいいと次々に病院から問い合わせが入り、ダネイホン作りに皆力が入ります。
ここまで色々とあったけれど、順調に進んでいく中、鈴1人だけ溜息をつきます。
“特別顧問”という肩書きはすることが無く、鈴の仕事はこれまでと変わりない食事作りのみでした。
しかも、赤津さんもダネイホン作りをすることになり、福子が鈴の手伝いをしたにしてもほとんどのことを鈴がしなければいけません。
ただ、結局のところどんな仕事でも鈴は不満を言うと思うのです。
ドラマが始まった当初から文句を言わない鈴というのは観たことがありません。
ただ、これまでの経理のことを真一さんに教える時に咲のことを思い出して辛いということに対しての不満はしっかり聞いてあげなければいけないのではないかと思います。
娘を亡くした傷はそう簡単に癒えることはないでしょう。
認可されて間もないというのに、ダネイホンは大阪中の病院に卸すこととなりました。
しかし、大阪にだけ卸しても仕方ないと世良さんは言います。
この時代の大阪という広さの感覚であれば十分だとは思うのですが、鈴同様、世良さんも何かと反対をしたがるところがあります。
そこで萬平さんは世良商事で全国に卸して欲しいと頭を下げました。
だけど、「儲けにならないことには手を出さない」と世良さんに言われてしまいます。
そこで間一髪、「それは違う」と三田村会長が言いました。
そんなことは無いにしても、三田村会長が理不尽なことを言ったら世良さんはすぐに考えを改めるはず。
これはチャンスです!
そして、三田村会長は続けて1人の裁判官の話をし始めました。
その裁判官は“正義感”に殺されたそうです。
戦争が終わり闇市では当たり前のように公正ではない取引が行われていました。
しかし、それがどんなに不当であってもそれを受け入れないと生きていけない時代です。
だけど、裁判官は何がなんでもその不当を認めることはできませんでした。
当然食べ物は手に入りません。
そして裁判官が辿り着いたのは餓死でした。
ダネイホンは萬平さんが栄養内容をよく考えて作り、厚生省にも申請した公正な食品です。
ダネイホンがあれば裁判官は命を落とすことはありませんでした。
萬平さんは意義のある物を作りました。
だから!、世良商事でダネイホンを売るようにと三田村会長は口添えをしました。
世良さんもどんな風に意義があるのか知り、これで何も言うことはないでしょう。
夫婦喧嘩をしたこともあった福子と萬平さんでしたが、福子の支えのおかげで萬平さんはダネイホンを作り上げることができました。
萬平さんは改めて福子に感謝を伝えます。
萬平さんのことを支えるのは福子にとって妻として当然のこと。
しかし、福子も鈴のことだけはどうしてあげていいのか悩んでいました。
真一さんと接することで咲のことを思い出して辛い思いをすることを防ぐ方法はなかなか難しいことです。
そんな福子の悩みに萬平さんは「時間が解決するのを待つしかない」と言いました。
しかし、よっぽどのことが無いと鈴は待つことがないことを福子は知っていました。
だけどよっぽどのことが起きました。
福子や真一さんの夢に出てきていた咲が久しぶりに鈴の夢枕に立ったのです。
咲は真一さんを嫌わないで欲しいと言いました。
さらに、真一さんに優しくしないならもう出てこないと追い討ちかけます。
二度と咲と会えなくなるなんて鈴は耐えられないはず。
すると翌日やはり鈴はとても機嫌のいい様子です。
でも、そのことに誰も触れませんでした。
背広で現れた真一さん。
これまで証券会社で勤めてきたこともあり背広が1番落ち着くと言います。
たちばな塩業にもやっとまともな人が増え、いい方向に変化していくばかりの矢先、進駐軍の捜査が入りました。
どうしてか…それはすぐに察しがつきました。
手榴弾がダネイホンに使っている塩やわかめに影響を与えたのではないかと思いきや、想像以上の大事となります。
手榴弾はダネイホン以前にたちばな塩業の危機となりました。