監察医 朝顔 8話 あらすじ
手袋を持って東北から帰ってきて以来、父・平(時任三郎)は働きづめの日々を送っていた。
朝顔(上野樹里)が出勤するとちょうど解剖の依頼が入り、朝顔と光子(志田未来)が執刀することになった。
遺体は若い主婦で、自宅で倒れていたところを夫が発見して既に亡くなっていたのだと言う。
朝顔達は死因を特定しようとするも、外傷や病変はみられなかった。
唯一、脳底部の内頸動脈が細くなっていたことでモヤモヤ病が疑われるのみだった。
難病指定されているモヤモヤ病がめまいなどを引き起こしていたようだが、詳しい死因はわからぬまま不詳の死と判断するしかなく、亡くなった女性の夫は呆然とするしかなかった。
しかし、こうして解剖したことでこのモヤモヤ病が遺伝している可能性があることを告げてこの夫婦の子供にも遺伝している可能性があると話す。
一方で、平は「お母さんを探すのやめないよ、見つかるまで探すことにした」と朝顔に伝える。
後日、解剖依頼があって運ばれてきたのは・・・朝顔の幼馴染・三郎(きづき)妻・結衣(松長ゆり子)だった。
ショックを受ける朝顔だったが、なんとか執刀しようとするも震えてメスが握れなかった。
死因不明の解剖
お馴染みの家族の微笑ましいシーンから始まり、前回よりもつぐみちゃんがよくお話するシーンがあって癒されました。
平さんが忙しくしているのは、里子さんが見つからなくてどうしようもない気持ちを仕事にぶつけているのでしょうか?
ご遺骨が見つかればもっとすんなり受け入れられるのかもしれません。
大じぃじから電話があって、つぐみちゃんの話し方がとっても可愛くて「元気?」と聞かれて「うん、普通」と答えたり「おかし食べてる」と食べながら電話しちゃうところが演技っぽくなくて良かったです。
もしもしのじぃじ、と言ってしまうのはちょっと悲しい気持ちになりました。
解剖プリーズの茶子先生、面白かったですがあまり解剖には入らないのかと気になりました。
こんな上司だったらお仕事も楽しいだろうなという感じです。
解剖を進めるも病変も外傷もなく、ということは何が原因かわからないというのはきっと解剖した朝顔たちも辛いはずです。
解剖しても原因がわからないことって結構あることのでしょうか?
それではご家族も辛いでしょうし、いつまでも死を受け入れられない気がします。
モヤモヤ病!?
相変わらず仕事が忙しそうな平さん、桑原くんが朝見送る時の会話での身長差にちょっとビックリでした。
朝顔と桑原くんも仕事の話とか何でも話し合えるような関係が素敵だなと、羨ましく思えました。
法医学教室にて、森本がドアが開くのに驚いて係長が吹っ飛んだシーンは笑わせてもらいました。
死をテーマにしている内容のドラマなので暗くなってしまうような気もしますが、そうならないようにこうして笑えるシーンも取り入れているのが好きです。
解剖の結果、内頸動脈が細いということでモヤモヤ病だと考えられることはわかりました。
でも、結局このモヤモヤ病が直接の今回の死因ではないという結果なのでしょうか?
その辺りがハッキリされず、不詳の死と判断されてしまう展開がよくわかりませんでした。
現にこの亡くなった女性のお母さんはモヤモヤ病で急死されているのであれば、今回もそれが原因なのではないかと思いました。
「医学は万能ではない」という終わり方は通常のドラマっぽくはないですが、これが法医学のリアルを描いた展開なのかなと思いました。