美食探偵6話あらすじネタバレ
フランスにいたマリアは、扇屋百貨店の役員で、明智一家の関係者である伊達に話しかけられます。
同じホテルのダイニングで見かけて気になったというのです。
マリアは、伊達と食事を楽しみながらカジュアルな会話を楽しみます。
その頃、日本では、苺は自身のキッチンカーで作った新メニューを、刑事の高橋はおすそ分けのお菓子を持ってきていました。
実家の扇屋百貨店の将来を案じる、明智(中村倫也)の母、寿々栄(財前直見)と弟の六郎に出会う苺と高橋。
明智の将来を心配する母、寿々栄は、お見合いをすることを勧めていたのです。
そこで、弟と共にお見合をすることになった明智。
百貨店の役員、伊達(小市慢太郎)が選んだ見合い相手で、社長令嬢の、紗英(北原里英)に、明智か、弟の六郎(草川拓弥)のどちらかを選んでもらうことになるのですが、当日に姿を見せない六郎に代わって、小林苺(小芝風花)が、六郎に成り済ますことに。
その後、本物の六郎が、伊達と共に後ほど到着。
六郎は伊達とお見合い前日に酒を飲んでいて、寝坊したとのことでした。
苺の親友、桃子(富田望生)も偶々、同じお見合い会場にいて、駆け付け、事態を把握します。
さらに、明智になぜか好意を勝手に寄せている若手刑事の高橋(佐藤寛太)と、その上司、上遠野(北村有起哉)まで乱入したことで、お見合いははちゃめちゃになってしまいました。
上遠野と高橋は、明智が早くも調査をしていることに感づき、お見合い会場である同じ料亭に先に到着し、明智のお見合いの様子を隣室から伺っていました。
苺は寿々栄から、明智の助手ならば、明智が好意を持っている女性がいないか目を光らせてほしいと強い口調で頼まれ、複雑な思いを胸にしまい込むのでした。
明智が「マリアは特別な存在」と言っていたのを思い出し、明智のことが好きな苺は、胸が痛んだのです。
そんななか、見合い会場となった料亭に、マリア(小池栄子)が!
彼女は、伊達との食事を楽しんだあと、パソコンで、明智が見合いをする情報を事前に仕入れていました。
仲居の一人に成り済ましていて、「マリアファミリー」こと、茜(志田未来)や、伊藤(武田真治)も従業のふりをして潜入していました。
大混乱のなか、見合いが終了した後、明智の目の前でなんと、紗英が急死します。
紗英はテトロドトキシンが原因で亡くなり、フグ毒での中毒かと思われましたが、この旅館では、毒のある部分を取り除いた白サバフグのみがきを仕入れています。
毒物であるテトロドトキシンが原因で紗英が亡くなったということは、紗英が毒殺されたことを意味すると開設した明智。
その後、従業員たちから、マリアと茜、伊藤が新人従業員として紛れ込んでいたことを知ります。
紗英はマリアが何らかの操作をして、紗英を殺したことを勘繰ります。
海老料理が、お見合いの会席で使われていたけれど、エビアレルギーの明智がお見合いに参加するなら、従業員たちがそのことを知らないはずはないし、配慮してくれているという明智。
ほぼみんなが海老料理のなか、紗英だけがイカ料理でした。
つまり、紗英に運ばれてくるはずの料理が本来なら、明智に出されるはずで、犯人は明智を最初からターゲットにしていると指摘した明智。
その後、マリアが明智に話しかけてきて、明智は最初、マリアの犯行だと疑うのですが、マリアは犯人は自分ではないと意味深な忠告を。
2人の会話を盗み聞きしていた苺は、マリアが明智の過去の依頼人だったことに気付きます。
その後、接近してきたマリアから挑発された苺は、「愛する明智の為なら命も惜しくないだろう」と嫌みを言われてしまうのでした。
しかし、マリアは明智を狙っておらず、真犯人は、伊達でした。
苺は伊達が秘書たちと不審な打ち合わせをしているのを見たことを報告し、さらに、六郎から早くも、紗英のことがネットニュースに取り上げられたことを伝えてきます。
紗英は、扇屋百貨店の取引先の令嬢ですが、キャバ嬢の仕事をしていて、伊達の恋人だったのです。
六郎はお見合いの前日、伊達が紗英と仲睦まじい姿を見ていて、伊達に声をかけていました。
その夜、伊達から一緒にコーヒーを飲まないかと誘われた明智。
本来の真犯人は、伊達でした。
六郎を利用して、自分が百貨店の実権を握ろうとしていたのです。
さらに、「マリアファミリー」の茜と伊藤を買収して、フグ毒であるテトロドトキシン入りの料理を明智に食べさせようと目論みます。
しかし、茜は姿を消す前に、明智のお膳と紗英のお膳を入れ替えたことで、紗英は死亡。
ここで、マリアは明智が命を狙われていることを察知し、マリアが明智が毒殺されることを茜を利用して未然に防いだというわけです。
そして、明智に出された珈琲には毒物が混入されていました。
逃走する伊達を追いかける上遠野たち。
明智も追いかけますが、伊達の協力者の秘書によって、明智は伊達に誘拐され、小屋の柱に縛られてしまいました。
扇屋の社員で、明智家の使用人ではない伊達。
毎日、幼稚園に上がったばかりの明智の面倒をずっと見てきた伊達ですが、元々、扇屋に対して憎々し気な気持ちを胸に秘めていました。
ここで、明智は伊達から幼き頃に良くしてもらった優しい記憶を覚えていると口にしました。
明智の「悪くない」という口癖は、伊達が美味しい料理を明智に食べさせてくれた時の思い出がきっかけでした。
その頃、苺は、伊達の秘書たちが慌てている様子に異変を感じ、明智が伊達に縛られて、火をつけられている様子を目の当たりにします。
慌てて、明智を助けようとしますが、火が強すぎて、苺は自分の命を優先して思わず火のなかに入るのを躊躇ってしまいました。
そこで、マリアが登場し、「私なら愛する人の為なら命まで迷わず捧げる」と言い、明智を燃え盛る小屋から救出。
マリアは苺の目の前で明智に接吻しました。
そこで、苺は明智への恋心に対し、自分がマリアに負けている事、自分は火が怖くてパニックになり、愛する人であるはずの明智を助けられなかったことを後悔します。
後日、苺は、明智とカフェで対面。
「自分は全然、マリアに適わない」こと、「明智の助手代わりをしていて、居心地の良さを感じたり、明智と様々なことを共有している」と勘違いしていたことを告げます。
さらには、マリアの本当の正体を自分にもっと早く言ってくれなかったのかと明智を責めます。
明智のことを信頼していて、「好き」だからこそ、マリアの正体をもっと早く自分に言ってほしかったことや、明智の役に立ちたかったけれど、自分はマリアよりも無力だと痛感した苺。
明智は苺が自分に「好意」を持っていることに気付かない鈍感さがほろ苦い空気を残し、苺は号泣してしまうのでした。
来週は、7話ではなく、「美食探偵明智五郎」の新しいエピソードが満載の「特別編」を放送します。
美食探偵6話感想・見どころ
明智はお見合いそのものに無関心で、デパートの跡取りという環境にも普段から不満を抱いていることが伝わりますね。
裕福な明智だけど、母との関係にも葛藤しているところが切ないです。
今回は、苺がマリアに、「明智に対する恋心」への対抗心を燃やしていて、必死感が可愛かったです。
マリアの、「愛する人よりも自分の命が大事と厳しい事実」を指摘され、気持ちを見透かされていた様子の苺はちょっと可哀想になりました。
マリアファミリーの予想外の行動が今日は目玉でした。
いつもなら、明智と苺を妨害するはずが、明智が毒殺されるのを未然に防いでいたとは・・・。
犠牲になってしまった、紗英は不憫でなりませんでしたが。
どちらが、明智に対して「女心」、「愛する人」という気持ちが強いのか、明智のためなら何が出来るかを試された苺の「失恋回」という6話でしたね。