大追跡~SSBC強行犯係~4話あらすじネタバレ
あくる日、怪しい人物が夜道を歩いています。
その人物は富樫家の家の前に来ると、ライターをつけて放火しました。
SSBC強行犯係に報道番組の取材が入りました。
伊垣(大森南朋)、名波(相葉雅紀)らは、記者の清水(水嶋凛)のインタビューを受けます。
(水嶋)SSBC捜査支援分析センターが行う犯罪捜査について伺ってきましたが、葛原係長、防犯カメラの解析、スマホやパソコンのデータ解析、顔認証、他の捜査手法には何がありますか?
(葛原)あとはプロファイリングですね。
そこで、木沢が途中でしゃしゃり出てインタビューに答え続けました。
(木沢)木沢理です。
(水嶋)プロファイリングというのはアメリカでよくある刑事ドラマに出てくる過去のデータから犯人像を予想する
(木沢)それもありますが、日本の場合、多く使われるのは地理的プロファイリングですね。犯人の行動パターンなど、地理的特性を生かし、犯人の共住している可能性の高いエリアを特定するわけです。
(水嶋)犯人の居場所を特定するわけですか?
(木沢)一昨年1月に足立区で起きた連続空き巣事件、9月に大田区で起きた連続暴行事件、昨年3月に杉並区から世田谷区にかけて起きた連続下着泥棒、10月に貼付で起きた連続ひったくり事件、全て私のプロファイリングが大いに役立って犯人検挙に至りました。犯人の行動はぜーんぶお見通しです。
重要性が語られることに不満げな捜査一課長の八重樫(遠藤憲一)を横目に、木沢(伊藤淳史)は自身の地理的プロファイリング技術の功績も大いにアピールするのでした。
(八重樫)捜査一課の下請けという感じなんです。わたくし、八重樫、54歳です。あ、55歳になりました。まぁ捜査一課長としてのわたくしのポリシーは現場100篇。
(名波)確かにここは従来のSSBCより踏み込んだ捜査をします。
その頃、捜査一課では、この間の水嶋のインタビューがテレビで放送されたのを視聴していました。
自分の出番が少ないことに、落ち込む八重樫を、青柳(松下奈緒)、佐倉(本田大輔)、中津川一樹(宮地真史)がフォローします。
(八重樫)結構俺、喋ったんだぜ、俺、出番少ない
(佐倉)いやいや目立ってましたよ一課長。一瞬とはいえ目に焼き付いていました
(中津川)テレビ映り良いですよ!一瞬とはいえさすがです。
(青柳)ネクタイも素敵でした。誰よりも輝いていました
しかし、凛太郎の伯父で、官房長官の久世(佐藤浩市)から苦情が入りました。
凛太郎の活躍を見たかったのに、八重樫が目立ちすぎていることを伝えます。
(八重樫)はいもしもし八重樫で御座います
(久世)どうして君が出しゃばるんだよ。SSBC強行犯係の特集だぞ?凛太郎が喋ろうとしているのに君がしゃしゃり出て、私はね、甥っ子が出るのを楽しみにしていたんだ。
(八重樫)申し訳ございません
(久世)凛太郎たちに花を持たせてモチベーションを上げるのが君の仕事じゃないのか。
(八重樫)はい、その通りで御座います
(久世)SSBCはな、私が警視庁官時代に作った部署だ。今はデジタル捜査の時代。デジタル社会に頼りきって、刑事の本来の捜査能力が低下するのは本末転倒。
(八重樫)いや、そんなことは決して
(久世)それぞれが力を発揮して犯罪を撲滅する。
(八重樫)撲滅します
(久世)お互いを尊重する
(八重樫)尊重します
(久世)SSBCの取材に君は出しゃばらない
(八重樫)はい、出しゃばりません
その夜、富樫家を訪れる男とすれ違った若い男性は、歩道橋で、音楽が急に途切れたことに気付きました。
そんな折、都内で立て続けに連続放火事件が起こります。
酔っ払いの中年男性は放火が起きって慌てふためくのでした。
現場に先に到着した、SSBCの名波と小山田勝也(高木雄也)。
(名波)同一犯の仕業でしょうか
(小山田)おそらく
そこへ、青柳達捜査一課がやってきて、名波達よりも早く現場を見張っていた機動捜査隊の沢村伸吾(ワタナベケイスケ)と、源晋太郎(矢柴俊博)の不手際を注意するのでした。
(佐倉)はいどいて
(青柳)どういうこと?パトロールしていなかったの?
機動捜査隊を責める青柳を遅れて現場入りした、伊垣が仲裁に入りました。
(伊垣)機捜を責めたってしょうがないだろ。放火犯がどこに火をつけるかなんて分からないんだ
(青柳)10日前、昨日、そして今日よ、3件目。機動捜査隊はご苦労様。SSBCは某カメ収集
(中津川)どこかから俺達見て笑ってるんじゃないんですかーこの中に犯人が
(沢村)もちろん、警戒はしていたのですが、申し訳ありません。機捜がちゃんとしてなくてすみません
(伊垣)一課は早く聞き込みに回れ
(青柳)SSBCが命令しないで
翌日、SSBCは防犯カメラを皆で確認し、犯人像や今後の犯行状況を分析します。
伊垣はあ、8件のうち7件は、犯行直前に、ジャミング(通信妨害)がされていることを指摘します。
犯行時刻の映像が残る最初の1件は付近に防犯カメラが少なく、唯一「フードを被った細身の人物」が住宅地を走る姿が目撃されていました。
(小山田)おとといの防カメ映像
(城)そして昨日の映像
(伊垣)やっぱりジャミングか。家庭用防犯カメラのほとんどは無線で映像を録画機器に飛ばしている。それが妨害電波で飛ばされているんだ
(葛原)そういう機械が非合法で売られているんですよ
(名波)じゃあ放火犯はそれを…1件目では使われていませんよね?
名波はSSBCの技術支援担当の光本さやか(足立梨花)に尋ねました。
(光本)犯人は1件目の時は防犯カメラの少ない場所を選んだ。
情報支援の仁科(丸山礼)も同調。
(仁科)だから映像はこれだけ
(木沢)その後は用心したんだよ。防犯カメラが少ない場所なんてそうそうないから2件目からジャミングを使いだした
(名波)犯行が進化知っているわけですか
(伊垣)犯人は女?
(小山田)またやりますよこいつ
(葛原)可能性ありますね
放火は立て続けに起こり、8件目の放火が、江戸川区初江町で起こりました。
(青柳)防犯カメラの映像がこれだけって
(八重樫)放火もう8件目だぞ!8件目。ジャミングって何なんだよ。モザイク消すみたいに。この女にかかっているフード、もうちょっと上げられないの?SSBC役に立たねぇじゃねぇか
光本)そんな技術はありません
(城)無理です
光本と城の証言では、SSBCで出来ることはかなり限られているようです。
(伊垣)一課だって同じだろ
(城)聞き込みで不審者は見つからないんですか?
(仁科)火災現場検証から手掛かりは?
城慎之介(野村康太)と仁科は、青柳と八重樫に、聞き込みから何か情報は得られないか聞きました。
(青柳)私たちの捜査状況をあなた達に教える必要はありません
(八重樫)とにかくこの女の映像をもっと捜し出せよ
(伊垣)もう探し尽くしました
そんななか、地理的プロファイリングを駆使して、木沢は、事件が起きた場所を地図上に示しました。
(木沢)1件目の放火はここ…2件目、3件目、4件目、5件目、6件目、7件目、1件目よりは偏りがありました。そして今回の8件目…これでいけます。8つの放火地点のうち最も離れた場所、今回の場合、1件目と8件目を円で結び、これを直径とした円を描くと、他の放火場所は、円周に近いところで起きています。荒川にさえぎられていて、こちら側では犯行は行われていません。これも連続犯罪の特徴です。地理的プロファイリングでは、犯人は自分の拠点の周辺では犯行を行わないとされているので、この内側のエリアは、バッファゾーン。そして、連続放火事件に関して、約70パーセントが当てはまるとされている円仮説を使えば、犯人の拠点はバッファゾンのなか。円の中心にある犯人の拠点があるとする円心仮説から導き出すと、今回の放火犯の拠点、おそらく、自宅は、ここ。This is 地理的プロファイリング。
全ての犯行が縁で囲まれたエリアで行われていることが判明します。
さらにプロファイリング進めた木沢が、犯人の拠点と分析した場所へ向かう、伊垣らSSBCと捜査一課の青柳の部下、佐倉大(本田大輔)。
そこはなんと墓地でした。
(木沢)墓地?その寺の住職が怪しい
(佐倉)完璧なアリバイがありました
しかし、寺の住職にはアリバイがありました。
(木沢)墓地の右側と左側、北側も。
(伊垣)片っ端から防カメ映像集めるしかないかー
青柳と伊垣は休息をとり、状況を伝え合いました。
話はやがて逸れて、プライベートで、2人の子供、美里について話します。
(青柳)本当に犯罪者がデータ通りに動くの?
木沢の地理的プロファイリングを疑う、青柳。
(伊垣)木沢には実績がある。信じて動くしかないだろ
(青柳)信じるって。美里、この間のテレビ。あ、パパだって
(伊垣)おお、喜んでたか?
(青柳)老けたなぁって。日曜日はどこ行くの?
(伊垣)遊園地
(青柳)娘とのデートの前に事件解決でしょ。美里はもう中学生よ?遊園地は友達といくところ
(伊垣)お前、余計な口挟むなよ
(青柳)次もありそうよ、放火
その矢先、捜査一課とSSBC強行犯係を嘲笑うかのように、次の事件が発生します。
江戸川区木野崎町で火災が発生します。
木沢は自身の地理的プロファイリングがまたしても外れたことにショックを受けました。
(木沢)全然、外れてる。なんで?
その頃、犯人はSNSで犯行を予告し、SSBCを煽っていました。
記者に囲まれるなか、水嶋に呼び止められて、名波。
(水嶋)今回のプロファイリングには、SSBCの地理的プロファイリングが活用されていないんですか?木沢さんでしたよね?放火犯の居場所は突き止められないんですか?
(名波)簡単にはいきません、罪を犯すのは人間だから
八重樫と青柳から、厳しい叱責を受ける、木沢と、彼をフォローするSSBC達。
(八重樫)どういうことだこれ。お前のプロファイリングと全然違う場所が放火されてんじゃねぇかよ。しかも、これ同一犯だろ。ジャミングされてるんだぞ。ジャミングのことは犯人にしか知りえないからマスコミに公表していないんだぞ。防犯カメラは仕えない、プロファイリングはでたらめ。全然役に立ってない
(青柳)木沢さんのプロファイリングから大きく外れているということはそもそもの前提が間違っているわけですから。放火犯の拠点となったここも全く違ってくるわけですよね
(木沢)もっと、もっとサンプルがサンプルがあれば。サンプルが増えればより正確な地理的プロファイリングが出来ます。
(青柳)ふざけないで!自分が何言ってるか分かってるの?放火がもっと増えればって言っているのよ?!
(伊垣)待てよ、木沢はそういう意味で言ったんじゃ
木沢を責める青柳を伊垣は止めます。
(青柳)あなたは黙ってて!木沢さんずっとここでデータを見ているだけでしょ。今度の火事は被害者が出てるの。現場を知らない人はもう関わらないでください。名波さん、新入りは黙っていて。あなたがキャリア官僚の甥っ子だろうが、3年後には一課長の上司になろうが関係ない。この操作は一課だけで進めます
(青柳)あなたは黙ってて
(八重樫)暴言すいません。青柳、今日どうしちゃったかな。いつもはあんなんじゃないのに
(名波)青柳さんも必死なんだと思います
木沢は、自分の不甲斐なさを申し訳なく、SSBCのみんなに詫びるのでした。
(木沢)済みません、僕のせいで済みません
(伊垣)俺達は手を引くのか、係長
(名波)係長、捜査続けますよね?
(葛原)当然でしょう
青柳達、捜査一課は、放火被害に遭った富樫夫婦に、犯人らしき女性の写真を見せて、聞き込みしました。
(青柳)この女をどこかで見たことありませんか?
(富樫夫婦)本当に全然知らない人です。
木沢は誹謗中傷を受け、傷ついていました。
(木沢)責任とれ…木沢
そんな彼をSSBCのみんなはフォローします。
(城)気にしないほうがいいです
(光本)木沢さん見ないほうがいいですよ
(伊垣)そんなに思いつめるなって
(木沢)俺、警察も辞めます。SSBCを辞めます。このチームに役立たずは必要ない
(名波)この投稿、アルベルト3世。ここ数日、調べたんですけど、こいつの書き込みが群を抜いて多いんです。しかも木沢さんの名前を最初に書き込んだのはこいつです。最初に放火事件のことを書き込んだのもこいつ。8月10日。
名波は、「アルベルト3世」と名乗る人物が、SNSで、事件の2日前に、木沢への中傷を書き込んでいたことが分かりました。
(名波)連続放火が始まる前から書き込みを始めていたんです。その時はまだ木沢さんをディスることもなかったのに
(葛原)2件目の事件の前日
伊垣と名波は、アルベルト3世を名乗る人物が泊まっていたネットカフェを訪ねました。
(伊垣)使われているIPアドレスは、192.0.2.265です。
(ネットカフェ)12番ブースですね
(名波)その部屋を使った人の名前は?
(ネットカフェ店員)山田一郎さんです
「アルベルト3世」を名乗る人物は男性、「山田一郎」は、ネットカフェでその偽名で泊まり、連続放火事件を起こしています。
(城)やっぱり男
(伊垣)防犯カメラに映っているのは女だぞ
(名波)山田一郎は偽名です。このネットカフェに来たのは初めてで、登録時に提出された運転免許所は偽造されたものでした。
(葛原)我々は一度考え直さないといけないですね
(名波)この男の足取りはネットカフェを出た後、ネットカフェから100メートル離れた小梢駅で降りたことがわかりました
犯人はネットカフェを出てから、小梢駅に移動しています。
そして、犯行動機は、木沢への逆恨みなのではないかと分析するSSBC達。
(伊垣)もしこの男が犯人なら放火そのものが目的で火をつけているんじゃないのかも。ターゲットは木沢かもしれない。
(名波)木沢さんを困らせるため?
(城)木沢さんへの挑戦
(光本)木沢さんへの強い敵意。もしくは恨みがある。
(葛原)心当たりないですか?木沢くん
(伊垣)過去の事件とか
(木沢)僕は総務課からSSBCに来たから被疑者を逮捕したことも取り調べたこともないんです。
(小山田)総務課じゃ恨まれることってありませんよね
(名波)プライベートでは?
(仁科)過去に彼女とったとか
(木沢)とられたことしかない
(城)過去にいじめをしたとか
(木沢)いじめられたことしかない
木沢が恨まれるような人柄ではないことにほっとしたものの、軟弱な彼に返す言葉がない、伊垣たち。
(伊垣)9件目の放火場所もネットカフェも木沢が選んだ円周の外。じゃあプロファイリングのデータになった8件の放火は、全部意図的だった?放火犯は木沢がどうプロファイリングをしているか分かったうえで、放火現場を選び、9件目でわざと外して俺達を混乱させているんじゃないか?
(名波)地理的プロファイリングを知ってる
(木沢)一般人がどうやって地理的プロファイリングを学ぶんですか?ネットで検索したって専門的知識はほとんど得られませんよ
(光本)たしかに。検索で出てくるとその本
(木沢)この本、マニアックですし
(葛原)もしかして放火犯はその本から知識を得たんじゃありませんか
葛原は、犯人が、地理的プロファイリングを学んでいて、木沢がよく読む専門書を熟読したのではと指摘しました。
あくる日、伊垣と名波が犯人について話していることを目撃した、青柳。
(名波)最初の放火が8月2日。この3か月間で売れた数は全国で15冊。東京は書店販売が1冊、ネット販売が3冊です。
(伊垣)ネット販売はクレジットカードで身元が分かる。調べるのを頼む
青柳はわざとらしく伊垣に声を掛け、伊垣との間にいる一人娘、美里が伊垣に会う話を口にしました。
(青柳)あら!お疲れ様
(伊垣)あ、お疲れ。一課の捜査は進んでるのか?連続放火犯
(青柳)もちろん。有力情報がバンバン上がってきてる
事件の進展具合を話し合った伊垣と青柳。
次に、青柳は美里がスマートフォンの位置情報をすぐオフにするので、居場所を把握するために、伊垣のスマホの位置情報をオンにしてほしいと強引に頼みました。
(青柳)決めたの?美里と今度どこ行くか
(伊垣)今はそんな余裕はない
(青柳)余裕はあるでしょ。SSBCは暇なはずよ
(伊垣)決めるよ。お前に関係ないだろ
(青柳)あるわよ。美里の母親よ?娘がどこに連れて行かれるか知っておかなきゃ
(伊垣)連れていかれるってお前
(青柳)スマホ貸して。あなたのスマホ。あの子、すぐスマホの位置情報サービスをオフにしちゃうのよ。あなたのスマホをオンにして
(伊垣)やだよー俺にお前の居場所が分かっちまう
(青柳)あなたの居場所に興味はございません。私は美里がどこにいるか把握したいだけ。拒否するなら会わせない。早くロック解除して
(伊垣)お前が決めることじゃないだろ。次からは俺だけじゃなく美里を説得しろよ
(青柳)親権は私が持ってるの。それが出来るなら苦労しない
伊垣は渋々、それを了承しました。
やがて、名波が、犯人がプロファイリング専門書を購入した書店の居場所を特定しました。
(名波)伊垣さん、書店の居場所は江戸川区です
書店に確認したところ、犯人は2件目の放火が起きる3日前の8月10日に、プロファイリング専門書を取り寄せで購入していました。
間もなく、赤い帽子の男が防犯カメラに映り、木崎町の5丁目に住んでいる可能性がありました。
(名波)書店では田中と名乗っていたそうです。
(葛原)同一人物ですね
(伊垣)放火犯はこいつだ。この男は徒歩で書店に表れた。前足、後足とも追えたのはここまで
(葛原)このあたりから、歩いてきたと考えてもよさそうですね
そこで、名波はこの周辺から、木沢の地理的プロファイリングが活かせないか、木沢に提案してみます。
(名波)このあたりから地理的プロファイリングを使えますか?ネットカフェからこの男はえんがん線に乗りました。書店から一番近いえんがん線の駅は篠田です。
(木沢)後足はここで途絶えた…篠田駅、9件目の放火場所。この円の中に
その頃、八重樫は、放火犯の一人目が、不倫相手への復讐が原因の女性、大野小百合だと判明しました。
葛原は、八重樫と青柳に犯人らしき赤い帽子の男についての報告と共に、木沢のプロファイリングの能力を信じてほしいと説得します。
(葛原)怪しい男を見つけました。この男です
(八重樫)誰だこいつ
(葛原)名前は分かりませんが、自宅は江戸川区木野崎町5丁目だと思われます
(八重樫)素性が分からないのになんで住所がわかるんだ
(葛原)木沢くんの地理的プロファイリングです。私は信じています。木沢君のプロファイリングが正しいと確信しております。
やがて、佐倉と中津川が報告に来ました。
(佐倉)一課長、ご報告があります。1件目絵の放火現場となった住宅に住む富樫久美子さんが証言しました。
富樫は、青柳が聞き込みした夫婦です。
(中津川)昨夜、夫の茂之さんの様子がおかしいので、問い詰めたところ不倫を認めました。その相手の女とは最近、茂之さんのほうから別れ話を持ち出したところで、揉めていたそうです。
(佐倉)茂之さんは不倫がばれるのが怖くて知らないふりをしていたと
なんと、富樫夫妻は不倫の件で揉めていて、青柳に聞き込みされた時は、夫の茂之は知らんふりをしていました。
富樫茂之は相手の女性、小百合に別れを切り出したものの、その件で、不倫相手による、放火の可能性がみられました。
(八重樫)女の住所は?
(佐倉)住所は東京都武蔵野市吉祥寺南町7の12の3です。
やがて、青柳が取り調べると、女性は犯行を認めました。
(小百合)ごめんなさい
(青柳)火をつけたのはあなたね。どうして関係のないところにも火をつけたの?
(小百合)私が火をつけたのはあの人の家だけです
(青柳)もう嘘ついてもしょうがないでしょ。あなたは不倫相手の家に復讐の為に火をつけた。そして犯行をカモフラージュするために放火を続けた
(小百合)違います。私はあの人が憎かっただけです、悔しかっただけですー嘘つき
小百合は富樫家に放火したことは認めましたが、その他の犯行は否認しました。
八重樫と葛原は取り調べの様子を見守っていました。
八重樫は小百合、一人の犯行だと一概に決めつけるのでした。
(八重樫)嘘に決まってる。吉祥寺から定期的に放火してたんだろうよ
しかし、犯人は2人いて、9件目を敢えて外していたことが分かりました。
捜査状況を話し合う、SSBC。
(伊垣)放火犯は2人いたんだ
(葛原)俺もそう思ってた
(小山田)ジャミングが使われ始めたのは2件目からですもんね
(城)どういうことですか?
(木沢)連続放火半は1件目の放火事件を利用したんだよ
(光本)大野小百合が火をつけた場所を起点に放火場所を選んでいったってことですか?
(木沢)そう、地理的プロファイリングの知識を使って。そして9件目を外して僕たちを嘲笑った
(伊垣)でもこの推理を受け入れてくれないだろうなー一課は
(名波)じゃあ僕達で捕まえましょうよ。木沢さんの新しいプロファイリングをもとにして
伊垣と名波は、その夜から車に乗って、現場に張り込んで、赤い帽子の男を見つけ、追跡します。
(伊垣)男が家を出た時からジャミングを使っていれば近くに来た時、この無線は切れる
(名波)今までの放火は21時から22時までの間
(伊垣)10件目の放火は何としてでも防ぐ
間もなく、伊垣のスマホの位置情報を活かして、居場所を突き止め、青柳は犯人の佐久間を逮捕しました。
(伊垣)なんでお前ここにいんだよ
(青柳)位置情報サービスであなたを張ってたの
元高校の物理教師の佐久間は、去年の3月に連続で下着泥棒をして逮捕されたことがありました。
(伊垣)去年3月に連続下着泥棒で逮捕された男だ
(名波)木沢さんの地理的プロファイリングで
それを木沢が地理的なプロファイリングで特定したことで、木沢を逆恨みしていたのです。
(青柳)放火の動機は木沢さん?なんで木沢さんを知ってるの?
(佐久間)テレビを見たんです。あいつが全部壊した。あいつのせいで、仕事も家族も喪った。だから今度は私がアイツの全てを奪ってやろうと
木沢は頭に血が上り、佐久間に掴みかかりました。
それを抑える伊垣たち。
(木沢)頭に来たんだったら、狙えばいいだろ。大勢の人を巻き込んで、傷つけて、馬鹿野郎!
後日、犯人逮捕を記者たちに公表する、八重樫。
(八重樫)昨日。江戸川区における連続放火事件の被疑者、佐久間光昭、45歳を逮捕いたしました。逮捕時に佐久間はさらに放火しようとしていまして、そこへ捜査一課が駆け付けて取り押さえたんで御座います
(水嶋)犯人はSSBCの地理的プロファイリングによって絞られたんでしょうか?
(八重樫)結果的にはそういうことになる
(水嶋)SSBCが頑張ったわけではないですよね
(八重樫)捜査一課も頑張ってるから
(水嶋)でも…
(八重樫)でもじゃなくてみんな頑張ったから、SSBCも捜査一課の別班だからひっくるめて
伊垣は青柳に、彼女が木沢に言い過ぎたことを詫びるように、提案します。
(伊垣)お前は言い方がきついんだよ。木沢を怒鳴ったとき。あそこまで言う必要ないだろ。やっぱり木沢も刑事だったな
(青柳)私もあの時は頭にきていたから。そうね、今度会った時に謝っておく
伊垣は、中学生の一人娘、美里をもんじゃ焼き店へ連れて行きました。
(伊垣)おお美里
(美里)今日はどこ行くの?
(伊垣)月島。もんじゃ焼き食べに行く。ネットで予約した。チーズ明太が美味いんだぞ
(美里)それ普通じゃん
(伊垣)スマホの位置情報切ったから。お前に監視されるのはごめんだ
(青柳)9時までには帰してよ?はいはい、行ってらっしゃい。行ってらっしゃい
親の顔をした2人は、いつもの険しさから一変し、我が子の笑顔を見守るのでした。
大追跡~SSBC強行犯係~4話感想・みどころ
今回は、地理的プロファイリングが特技の木沢にフォーカスを当てたエピソードでした。
木沢のプロファイリングが大いに外れて、SSBCと捜査一課に迷惑をかけてしまったものの、執念の大追跡が今回も実を結びましたね。
犯人の動機があまりにも器が小さすぎでした。
一人は不倫相手の女性、もう一人はかつて、木沢のプロファイリングから、下着泥棒として逮捕された元教師の男。
彼のせいで振り回されたのち、被害者も出た放火事件に、木沢の犯人に向けられた怒りに共感しました。
放火をし、捜査をかく乱させながら、木沢を傷つけた愉快犯という印象でした。
事件が解決し、父母の顔を覗かせた伊垣と青柳が微笑ましく感じたラストでしたね。