DIVER~特殊潜入班~1話あらすじネタバレ
港で男たちがある物を運んでいる様子を伊達直哉(安藤政信)は見ていました。
その男たちを追う伊達は、男たちの中に知能犯の黒沢が紛れ込んでいるのを知ったのでした。
よって、外国人の犯人を含めた複数の男たちを逮捕したことを、鏡(正名僕蔵)は記者会見で発表。
怪しげな2人組の男は、仲間を引き連れて青木を捕まえました。
海藤というリーダー格の指示で暴力を振るわれた青木。
絶体絶命の青木は「指を詰める」と言って、けじめとして自らの指をなくそうとしますが、海藤に指を踏まれ、大怪我を負いました。
その後、知り合いの闇医者の皆本麗子(片瀬那奈)を頼り、指の怪我を治療してもらいました。
「青木」の正体は、過去に、窃盗や暴力事件の常習犯だった主人公、黒沢兵悟(福士蒼汰)。
近頃、表保険系の管轄内では年間被害総額390憶円ともいえる特殊詐欺が発生。
実態を掴むべく、黒沢は、闇金会社の代表、海藤(杉本哲太)とコンタクトをとります。
海藤の「受け子」として潜入捜査をし、15万円のうち、10万円の報酬をもらいました。
木嶋という大学生がお店でただ食いをしてお金を払わなかったので、捕まえたという海藤。
その木嶋も、「青木」の偽名を使う黒沢と共に詐欺の受け子として正体を隠します。
同じ頃、阿久津の元に、幼い頃から成績優秀で文武両道な防衛大学を首席で卒業した期待のホープ、佐根村将(野村周平)が訪ねてきます。
阿久津からD班に誘われていた将は元々、自衛隊として活躍していたものの、そのオファーを受け、ある真相を掴んだことで自衛隊を辞めてまでやってきたのです。
期待の有能そうな人材ににんまりする阿久津。
その頃、木嶋が警察に逮捕され、黒沢はそのことを海藤に報告すると、なんと、海藤が木嶋を警察に通報したことが発覚。
簡単に人を裏切る海藤に用心深く行動しなければならないと思う黒沢でした。
その後、柏田という男を通して、新しい仕事を海藤からもらえる事に。
海藤を慕う「悪の手下」のふりを続ける黒沢ですが、警察も手を焼く程の犯罪者だった彼は、高知能で身体能力も高いので、兵庫県警本部長の阿久津洋子(りょう)の元、秘密裏に結成された潜入捜査官、「D班」のメンバーとして既に認められていました。
黒沢以外のD班のメンバーは「くせ者」ばかり。
闇医者の皆本麗子(片瀬那奈)、組織犯罪対策課で捜査の指揮をとる伊達直哉(安藤政信)、
天才ハッカーの宮永壮一(浜野謙太)。
柏田に接触した黒沢。
柏田や海藤など特殊詐欺の大きなグループの情報を得て、就職氷河期を経験した若い男たちを利用して、受け子にしていたこと、美人局もいて、部下たちを支配していること、高度な組織化で、分業体制が整っているのでかなりのハイリスクだと読む黒沢達。
下っ端を掴めてもダメだと推測する黒沢。
伊達は前科者上がりの黒沢の態度にイラつきますが、黒沢は自分のスタンスを崩しません。
ハッカーの宮永(浜野謙太)のサポートで、柏田の企業が隠し持つ暗号化された極秘情報を入手しようとしますが、暗号化が厳重な状況。
さらに、柏田が携帯を忘れて取りに部屋へ戻ろうとしていて、慌てる宮永と黒沢。
しかし、机の下に隠れた黒沢は危機を逃れます。
無事、柏田たちの金銭の管理記録を見つけ、再び、海藤に接触する黒沢。
黒沢は海藤から、少し羽振りがよくなったからと言って、人に簡単におごったりしてはいけないと忠告。
海藤に対し、彼を慕うふりをして捜査を続ける黒沢。
海藤は、柏田の元を離れたかったら彼に話をつけると言いますが、黒沢はそれに対し、柏田との仕事が集結したらまた海藤の元で働けるのかと問います。
「自分のところはそんなに部下に払える報酬はないし、俺への借金も既に返済したからこそ、黒沢はこれから自由に動けばいい」と情をみせる海藤。
そこで、黒沢は父親がギャンブル好きで苦労したと過去をねつ造し、海藤の信頼を益々得ます。
その頃、佐根村が阿久津を尋ねます。
阿久津は「待っていた」と彼に期待している様子。
新米刑事の上島哲也(Aぇ!group・関西ジャニーズJr.正門良規)や、大山崇(中山義鉱)も捜査を開始。
とうとう、柏田が伊達たちによって逮捕されました。
鏡が柏田の情報を掴んだのです。
伊達と対峙した後、柏田が逮捕されたことを海藤に慌てて、伝えに行った黒沢は、全てを動かし、仕切っているのが海藤だと知りました。
海藤が自ら柏田は最初から「ダミー」で利用していたことを告げたのです。
また、黒沢は宮永との調査で、海藤とよく行く中華料理店の女性従業員が今回の特殊詐欺に絡んでいる証拠を突き止めました。
そしてここから、黒沢が海藤を追い詰めます。
伊達たちに海藤の居場所を知らせ、のちに彼を逮捕させたのです。
事件が無事、解決したことを喜んだ鏡。
しかし、鏡は海藤が特殊詐欺の首謀者だった祥子が鳴なく、お金も何者かに突如、激怒。
海藤は、伊達たちに無実を訴え、守ってもらえないかと頼みますが、警察署を訪れた柏田に誘拐されました。
証拠とお金を持ち去ったのは、黒沢。
そのことに気付いた伊達は激怒して、黒沢を激しく問い詰めます。
海藤を一度、逮捕させ、その後、野に放った黒沢。
世間が海藤の釈放が早い事を不審に思う反応も利用し、海藤がその後、柏田たちから消されることを想定していました。
黒沢は、海藤が特殊詐欺班であることの証拠を持ち去り、処分。
その後、多額のお金は特殊詐欺被害に遭った高齢者たちに返されたのでした。
黒沢の歪んだ正義には、悲しい理由が・・・。
愛情深く育ててくれた両親が借金取りに囲まれ、そのことで家族を失いました。
黒沢と共に、このD班で働くことになったのは、佐根村。
新たな仲間も加わり、D班は次の事件に向かいます。
DIVER特殊潜入班1話感想・みどころ
「4分間のマリーゴールド」で知られる福士蒼汰さんが見事な怪演でしたね。
これまでの穏やかで誠実な好青年から一変!黒沢、頭脳明晰で行動力もあり、常に先読みして、海藤や柏田を騙す様子は見応えがありました。
海藤は特殊詐欺の首謀者で、情に厚い部分と冷酷さが入り混じったミステリアスな人物だと思いました。
杉本哲太さんが違和感なさすぎる・・・2話も登場する黒幕化と思いきや、1話で柏田に「抹殺」されるとは。
安藤政信さん演じる伊達は気性が荒く、黒沢となにかと衝突が多いですが、今後、黒沢がD班として数々の闇に葬られた事件を解決に導くごとに関係が改善していくといいですね。
りょうさんが演じる阿久津は、黒沢のIQや身体能力、行動など黒沢がD班に入る寸前から早くも目をつけていたことも伝わりました。
阿久津が黒沢が一人で歩いていたところをじっと車の中で見ているシーンは、「この子ならうちにぴったり」と察知していたのではないでしょうか。
人を破滅に追い込む卑劣で冷徹な一面と、被害に遭った人を助けたい内面の優しさが交差している黒沢に次回も目が離せません。