DOPE~麻薬取締部特捜課~8話あらすじネタバレ
綿貫光は、12年前の学生時代を思い出します。
高校生までは腕力の異能を隠して生きてきました。
(綿貫)本当は運動苦手じゃない。物心ついた時から人とは違うことに気が付いていた。特に人より力強かった。変な目で見られたくないから、いつもは目立たないようにか弱い女子高生を演じてる。なんだか生きづらい。本当の私じゃないから
男性に襲われた時、通りすがりの女性警官に助けられました。
(男)騒ぐなこっち来い
(警官)やめなさい!彼女を離しなさい!大丈夫、怪我はない?
(綿貫)こんな奴私がやっつけられた
(警官)そうだね。じゃあ今度は別の誰かを助けてあげて
家に帰り、祖母の絹代にこのことを話した、光。
光は父が単身赴任で、絹代に面倒を見てもらっていました。
(綿貫)私、今日初めて、異能力があって良かったと思った。
(絹代)あんなにやだって言ってたのにどうしたの?いいわね。人様のお役に立てるね
(綿貫)警察官になったら犯人捕まえられるなって。そしたらこの力を生かすことが出来るかな。この力を人の役に立てたい。おばあちゃんのことも守ってあげるから
警官になり、腕力の異能力を誰からも蔑まされない「居場所」を見つけました。
SATに入り、かつては本郷(佐野和真)と働いていました。
しかし、一般とかけ離れた力で、犯人にダメージを与えた為、本郷に厳しく叱られたこともありました。
(本郷)おい、お前どういうつもりだ
(綿貫)被疑者を死なせない為です
(本郷)俺達が足手まといか?自分一人でやってるつもりか?!お前もうSATにいる必要ないよ
そこへ、綿貫を葛城(三浦誠己)と陣内が麻薬特捜課スカウトしに来ました。
(陣内)すげぇなそれ何キロ挙げてるの?
(綿貫)300
(葛城)綿貫光さん、あなたをスカウトしに来ました。SATで孤立しているようだね
(才木)そりゃそうだよ、一人だけ能力違うんだから。はい無理、腰痛い~
(葛城)我々は異能力者なんです。ああ子お堂が突然跳ね上がった。興味あるということかな
(才木)このおっちゃんね、めっちゃ耳がいいんだよ。その気になれば些細な音も聞こえちまう
葛城の異能をさらりと綿貫に話した陣内。
(綿貫)あなたは?
(陣内)知りたい?打っておいで
陣内と一度、闘うものの、力の差を感じます。
(陣内)本気になればなんでも一人で出来ると思った?あのさ、なんか君ピリピリしてるけど、居場所ってのは人から与えっられるもんじゃない、居場所は自分で作るものなんだよ
そして、陣内が拘留された今、特捜課はばらばらに。
柴原拓海(豊田裕大)に声を掛けられました。
写真立てを見て、切なく思う柴原と綿貫。
(柴原)これ、泉が辞める前に撮った
(綿貫)泉、強くなってた。あの子の異能力はずば抜けた脚力だったけど、性格の弱さや自身のなさから生かせずにいた。それが今じゃ相手を挑発するぐらい自我が強くなってる。それにたぶん、新しい異能力も身に着けていた。人の心を読む能力。
(柴原)異能力が2つあるなんて反則じゃないですか
(綿貫)本当の自分でいられる居場所を見つけたのかも
陣内(中村倫也)が留置所から脱走したことが鳥飼商事の麻薬取締部特捜課の皆に知れ渡りました。
(葛城)才木、悪いが特捜課にすぐ来てくれ。陣内が脱走したそうだ
才木(高橋海人)は、葛城から呼び出されました。
才木が特捜課に着くと、陣内の私物や押収品を他の刑事達が回収していきました。
(ニコラス)【フェルナンデス直行】あいつらパチンコの必勝本まで持ってったぞ
(棗)【熊井啓太】陣内さんの身辺を徹底的に洗い直すつもりなんでしょう
(才木)課長、俺達はどうしたら
特捜課の面々は、葛城(三浦誠己)から自宅待機を命じられる一同。
(葛城)自宅待機だ。特捜課は閉鎖される。
陣内の不祥事に、特捜課が閉鎖になる可能性を示唆する、葛城。
(柴原)閉鎖?!
(綿貫)ドーパー犯罪が起きたらどうするんですか?!
(葛城)本部と警察が連携して動く
(綿貫)あの人達だけでドーパーが抑えられるとは思えません
(葛城)うちから殺人者を出した当然の措置だ。それでも上は特捜課は動くなと言っている
(ニコラス)上もそれなりに覚悟してるってことか
(才木)陣内さんのせいじゃないです。ジウのせいです。ジウに操られたじゃないですか。その間の記憶がないって
(柴原)操られてるってなに?
(ニコラス)ジウについて調べただけど何も分からないんdなよな。やっと掴んだのがハクアのボスだったって噂だけで
(棗)そもそもハクアが謎ですよね。
(ニコラス)ロスティグレスやジャオランでさえ争うのを避けるっていうし。最近、幹部の連中がジウに逆らって消されたんじゃないかって
しかし、陣内がジウ(井浦新)に操られていただけだと訴えます。
(葛城)余計なことはするな!
(才木)余計なことって、陣内さんになにかあってからでは遅いんですよ。脱獄だってきっとジウに操られています。
(ニコラス)そうとは限らないだろ?じんちゃんが単独…
(才木)本気でそんなこと言ってるんですか?このまま陣内さんを見捨てるんですか?ジウはゲームをするといってました。大勢の人が死ぬのを防いで、そこに陣内さんがいるとしたら俺はそこに行かなきゃだめだと思います。俺一人でも陣内さんを助けに行きます
かつて、子供の頃、SATだった陣内に助けられた恩もあり、才木は陣内の奪還に向けて、鳥飼商事を後にしました。
家族で外食をした時、葛城は娘の莉子の件で特捜課を辞めることを家族に隠していました。
表向きは休みを取るという理由で、妻の里美と莉子(平澤宏々路)を安心させています。
(里美)お父さんずっと忙しかったから
(莉子)じゃあ明日からしばらく休みなの?じゃあ明日から夜ご飯作っちゃおうかなー
(葛城)やっぱり特捜課を辞めることにしたよ、どんな形であれ、娘が事件に関わり、私も規則を破って勝手な行動をした。ここにいる資格はない。
(陣内)規則に縛られなくてもいいじゃないですか。葛城さんが課長だから俺は特捜課にいる。他の連中もそうだと思いますよ。ハグでもします?
妻と莉子はこのことを知りません。
陣内は、柴原のことも優しくフォローしていました。
柴原は特捜課の仕事が多忙で婚約者とうまくいっていません。
(柴原)俺、特捜課辞めたくないすよ
(陣内)大丈夫、俺が死んでもお前を守ってやる。だからここ奢って?
(柴原)いやっす、何をそんな驚いてるんですか
(陣内)無理して辞める必要はない
そんななか、綿貫(新木優子)の祖母、絹代(銀粉蝶)が行方不明になる事態が発生しました。
絹代は認知症で徘徊しているところを寒江と藤川に声を掛けられました。
(寒江)おばあちゃん、靴どうしたの?
(絹代)おじいさん
(寒江)まだおじいさんじゃないよ。数値が弱ってるけど異能者だ
光が駆け付けたものの、寒江はトランク型の武器を持っていました。
光の腕を拘束すると、寒江と藤川は、ペンライト型の武器で攻撃します。
藤川は、異能で光の能力を封印し、寒江は光を殴りつけました。
そこで、才木が駆け付けました。
GPSを辿り、絹代の居場所を突き止めると、異能力者ハンターの寒江(松角洋平)と、藤川(小倉史也)と対峙することになりました。
(藤川)あ、才木優人。めちゃくちゃラッキーじゃん
(綿貫)才木君気を付けて!こいつらめちゃめちゃ強い
(寒江)なかなかやるな。未来予知じゃうちには勝てないな
(藤川)さすが特捜課
(寒江)才木君、綿貫さんまた会いましょう
(綿貫)どうやったの
(才木)未来予知したんです
(綿貫)あいつら何者
(才木)異能力ハンターみたいですね。なんで異能者を狙う
その後、綿貫は重度の認知症ということもあり、絹代をセキュリティの高い施設に預けました。
(絹代)光、人様の役に立つんだよ
光は学生時代の優しい思い出がよみがえり、微笑みました。
特捜課に戻ると、葛城、棗、ニコラスが陣内の行方を捜しに動いていました。
(ニコラス)俺、しばらく潜るわ。ジウの居場所、調べる
(柴原)陣内さん捜すんだろ
(棗)今、都内の防犯カメラに照会かけてます
(葛城)お前の言ったとおりだ、俺達が陣内の行方を捜し、特捜課を存続させなければならない
皆の行動に胸打たれていると、いつの間にか泉(久間田琳加)がいました。
(泉)感動的~!でも陣内さんの容疑は窪の殺人、本郷の監禁、戸倉の殺人、脱獄、処罰されるかもしれないのに仲間の為に立ち上がるんですねー泣けてきます~。あー懐かしい、皆さんお久し振りです。ここ全然変わってない
(才木)泉さんはジウの仲間ですよね。ジウの思い通りに動くように俺達を誘導していた。陣内さんを利用して
(泉)ジウがゲームを開始するって言ってたでしょ。課長、お電話です
(葛城)葛城です、ハイ分かりました。本部からだ、陣内に続いて脱獄者があちこちで脱獄しているらしい
(葛城)今分かっているだけで30人以上
(泉)ゲーム開始だね。急がないと大勢の人が殺されちゃうよ
(才木)なにがゲームだ!
(泉)早く覚醒しないと
(泉)教えませんよ。今、陣内さんどこにいる?って聞こうとしましたね
(綿貫)今のあんたは本当のあんた?
(泉)ここじゃ私は死んだも同然だった。そういえば、才木君、ジウから伝言、妹さんが大変なことになってるよ。バイオエル
(柴原)お前、いい加減にしろよ!
泉は時間停止の異能を持つ、重度の心臓疾患の才木の妹、結衣(蒼戸虹子)の身に危険が迫っていることを仄めかしました。
才木は急いで、結衣の通院する病院へ向かうのでした。
泉は瞬間移動し、ジウの元に戻ります。
ジウは脱獄囚を残虐していました。
(ジウ)あー困りましたねぇーせっかく脱獄させたのにー
一人が殺され、血小板が飴玉のように床に飛び散りました。
(ジウ)選択は2つです。ドープを飲むか、こうなるか…才木優人は?
(泉)テレポーテーション楽しすぎる。怒ってた。
(ジウ)怒りは炎と同じです。勢いを増すたびに辺り一面を焼き尽くす
(泉)笑ってる?わざと怒らせたってこと?
(ジウ)退屈な日々に楽しみが出来ました
才木は慌てて、結衣の元へ。
既に病院では、母の美和子(真飛聖)がしどろもどろに泣いていました。
(才木)結衣は?
(美和子)もうこれ以上ないぐらい朝、苦しんでいて。田所さんが。偶然訪ねてきて
(田所)【清水伸】手術は無事成功しました
結衣の手術をしたのは田所でした。
才木は田所が結衣を異能を利用して被験者にしようとしていると疑ります。
(才木)母さん、本当に田所さんを信用していいの?偶然ほんとに訪ねてきた?
(美和子)今の優人なら見えると思う。ついてきて
才木は24年前の出来事をビジョンで見ました。
そこには、才木と結衣の父、隆がバイオエル研究所で働いていて、田所も上司だと判明しました。
陸と美和子の馴れ初めがバイオエル研究所であったこと、美和子も被験者として、異能を見つけてもらい、優人の能力も陸が見つけたのでした。
(幼い頃の優人)お父さん
(陸)2人とも検査は済んだ?
(美和子)優人にはいくつかの異能力があるって
(陸)そうか。もうすぐなんだ。この薬が出来れば異能力が社会に有益となる。美和子だって披露せずに異能力を使えるんだ
陸は、異能力者が異能を友好的に使え、社会に役立つ新薬を開発していました。
(田所)新たに研究協力をしてくださる方です。才木先生はここで安定して異能力を使える新薬の研究開発しています。
(陸)能力はヒーリングでしたね
美和子は被験者として、一般人の怪我を治していました。
その新薬こそが、ドープだったのです。
この時は、健全に有効出来る新薬だと陸は信じて疑わず、田所と研究を続けていました。
(田所)よくぞここまで!
(陸)まだ不確定要素も多い
(田所)非異能力者で治験やりましょう
なんと、田所は、非異能力者で人体実験をしようと提案してきました。
(陸)だめだ、副作用が出る
(田所)その為の治験じゃないですか!
(田所)優人くんと美和子さんの能力を社会に役立てるんですよね?!この薬で世界を平和にしましょう。
田所は陸の情を利用します。
そして、その新薬、ドープが異能者達の被検体に使われていたことも分かりました。
ドープを口にした一般人が苦しみだし、異常事態が発生し、攻撃的になりました。
(陸)俺はなんてことを…!
(美和子)ごめんね。優人は結衣が生まれる前にこの施設で育ったの。私は研究対象者で、お父さんは、研究者。優人はここで生まれた。
(才木)そんな記憶ない
(美和子)責任を感じて、お父さんは薬の研究データをすべて破棄して、研究所を辞めた。それなのに研究データは外部に流出してしまったの。優人の記憶をなくしたの。その後のお父さんは覚えてるでしょ?
(才木)結衣が生まれる前に事故で亡くなった
(美和子)お父さんは純粋に異能力が世界を平和にできる方法だって信じてた。それがあんな恐ろしいものを
(才木)お父さんがドープを生み出したんだね
そして、田所とジウが接触していました。
(田所)頼まれていた実験データです。依存度の高さは巷に出回ってるドラッグの比じゃない。大儲けできますよ
(ジウ)金なんか要らないですよ
(田所)何が目的なんです?
(ジウ)長すぎる、長すぎる人生の慰めです
美和子と病院を出る際、優人は苦しみます。
優人は、ジウと未来予知で対面します。
(ジウ)見てたよ。あの日からずっと見てたよ
ジウはなんと、バイオエル研究所に潜り込んで、幼い頃から優人を知っていました。
その夜、いつのまにか屋上にいたニコラスはジウを見て驚きます。
(ニコラス)なんでここに?うわぁ!
(才木)すぐ特捜課に戻ります
葛城と電話し、鳥飼商事に戻ろうとしていた才木は、腕を掴まれて引っ張られました。
そこに、身を隠している陣内の姿がありました。
(才木)陣内さん
(陣内)久し振りだな
単独行動をとる陣内に、才木は次の行動に出ます。
DOPE~麻薬取締部特捜課~8話感想・みどころ
綿貫も葛城も、拓海も陣内の優しさに助けられてきた切なくも温もりあるシーンから始まりましたね。
陣内が今、家族を殺されたことで正義感が違う形で暴走し、拘置所から抜け出した今は、心配ですよ。
ジウと泉のタッグにより、浸食していくドープの被害拡大が怖すぎました。
ドープは才木の父、陸が作ったものだったとは…。
美和子と陸の関係が、被験者と研究者なのはかなり切なかったです。
陸は、ドープを異能者が社会に役立つための新薬にするはずでしたが、まさか、高い攻撃性と共に、命を落としかねないドラッグになってしまいましたね。
陣内はこれ以上何がしたいのか見ていて、気がかりですね。
自分を犠牲にしてまで動陣内を助けようにも、才木も母の美和子と妹の結衣をジウに狙われているので歯がゆいです。
ジウに加えて、寒江と藤川という異能力ハンターや、結衣を狙う田所の闇深さも厄介ですね。
才木は陣内が単独行動をとるなか、仲間と共に、ジウと泉の暴走を止められるのか、今後のさらなる濃厚な動きに注目したい8話でした。