ドラゴン桜2021 7話あらすじネタバレ
東大専科の7人の生徒は、東大模擬試験を受けることになりました。
父親(迫田孝也)から酷いDVやモラハラを受けていた麻里(志田彩良)も、父の改心と両親の離婚で、みんなと同じ東大を目指す目標ができました。
この試験で合格ラインに達しなかったものは、東大専科から去ってもらう・・・と生徒たちに告げた桜木。
E判定の早瀬や瀬戸らは反撃。
苛立つ早瀬に、瀬戸は「あえて意地悪を言うことで、桜木は自分たち生徒にやる気を出させているだけ。先生についていく以外に東大合格の方法はない」とフォロー。
高原(及川光博)や校長の奥田(山崎銀之丞)も、桜木のその考え方を知り、生徒たちのやる気を低下させる原因にもなると異論を唱えました。
久美子も、東大専科7人全員合格は厳しすぎると主張。
早瀬菜緒(南沙良)、天野晃一郎(加藤清史郎)、岩崎楓(平手友梨奈)、原健太(細田佳央太)、瀬戸輝(高橋海人)、藤井遼(鈴鹿央士)らは、英語の特別講師、由利安奈(ゆりやんレトリィバァ)のリスニング授業を受けることに。
「ぼそぼそシャドーイング」という方法を活かす授業。
リスニングは最初から「ぼそぼそ」で始め、適当にやることをポイントにする、日本人は言語に関して完ぺき主義すぎるからだとのこと。
完ぺきを目指さなくていい、自信を持つことが大事だと伝える桜木。
由利杏奈(ゆりやんレトリィバァ)は「適当」と「物まね」、「乗り切る」ことが大事。
龍海学園では、先代の理事長で、久美子(江口のりこ)の父、恭二郎(木場勝己)が何やら不穏な動きをみせていました。
模試まで時間がない、楽しいけれど意味がない気がすると、彼女は抗議します。
桜木は「もう最初からあきらめモードか?表に出て空気を吸いなさい」と頭を冷やすことを促すのでした。
菜緒に対し、健太で(細田佳央太)ですら、「僕は早瀬さんみたいになりたい・・・早瀬さんは明るくて元気があって可愛い。でも今の早瀬さんは可愛くない」と早瀬を励ますために少しピシッと言います。
小杉麻里も、「うじうじしている暇あるなら、勉強したら」とはっぱをかけるのでした。
天野も、以前の授業で学んだ動画配信をしながら勉強をする方法を活かしますが、うまくいかず、落ち込みます。
そんな彼を励ましたのは藤井で、自分も優秀な兄弟と比較されて傷ついてきたから今の天野の気持ちはわかると共感。
さらに、「東大模擬試験6カ条」と称し、さらなる特訓を生徒たちに課しますが、天野と菜緒は特に焦りや、ついていけない不安を感じていました。
「国語は古文を早く」「リスニング試験でメモを取らない」「東大試験は年6回受ける」「数学は言葉でなく方針で解く」「必ず栄養補給としておやつを持参」など。
引き続き、安奈が授業を担当し、生徒たちのやる気を引き立たせるため、楽しみながらやる学ぶ方法を伝授。
英語のリスニングは回転ずしのごとく次々と問題が流れ出るから、いちいち聞き取ることに集中しすぎてメモを取る方法は、かえってミスを生むことを伝えました。
龍海学園では、先代の理事長で、久美子(江口のりこ)の父、恭二郎(木場勝己)が何やら不穏な動きをみせています。
恭二郎は学園を売ろうとしていたのです。
桜木に味方のふりをして近づく、水野(長澤まさみ)の後輩、坂本(林遣都)と、過去に桜木に自死行為で迷惑をかけたことを詫びるふりをする元教え子の米山(佐野勇斗)は龍海高校の売却に賛成派で、むしろ、目論んでいました。
天野と菜緒は試験当日で、緊張感が高まり、ピリピリしています。
藤井も天野を励まそうとしますが、「僕は君みたいに自信はないんだ、無神経なこと言うなよ」と突っかかってしまうのでした。
試験当日・・・。
生徒たちはそれぞれのプレッシャーを感じながら、試験と格闘。
天野は他校の生徒が自分の動画を見て、好評していることを男子トイレで知り、やる気に繋がりました。
早瀬はみんながランチを沢山食べれたり、意欲的に取り組めている環境にストレスを感じ、自分を卑下。
楓と麻里、瀬戸は専科の授業で学んだ勉強法を思い出しながら、なんとか問題を解くことができました。
岩井(西垣匠)、小橋(西山潤)に励まされ、「勉強ができないことで悩むのも青春の一つ」と励まします。
菜緒は桜木に啖呵を切って、東大専科を辞めると言い切って教室を飛び出していきました。
しかし、菜緒のことを生徒たちは気にかけていて、LINEメッセージを送ります。
さらに、水野は彼女を励ますために、瀬戸が経営するラーメン屋に来ることをすすめます。
菜緒に対して、桜木は今のままでは本当の幸運を逃す、普通の生活ができていることが幸運であること、習い事が長続きしないのと、東大専科で少しうまくいかないと諦めてしまうのは同じだと叱責。
E判定はだめではなく、「20パーセント」できたことだと諭す桜木。
翌日、生徒たちに失敗しても笑うことを伝える桜木。
A判定の小杉以外は、E判定やD判定、健太はC判定でした。
菜緒はE判定だったが、その判定は、菜緒の実力的にD判定に近いEであったことを話す桜木と、彼女のこの時期のE判定は「運がいい」と水野。
このことをきっかけに、菜緒は意欲を高め、自分を取り戻すことができました。
最後に、藤井と天野は、お互いに反省し合い、仲を深めます。
桜木は子供たちにやる気を引き立たせるため、やはり、「策略」としてあえてマイナスで厳しいことを言ったのでした。
謎の男(市川右圂次)、岸本(早霧せいな)、坂本(林遣都)、佐野(佐野勇斗)は、龍海学園の売却について話を進めていました。
ドラゴン桜7話感想・みどころ
今回は「早瀬菜緒」回でしたね。
楓や麻里、天野、藤井と違って、温かく、平穏な普通の家庭で育った菜緒は、習い事を親が沢山する機会を与えても、長続きしない「根気のなさ」を桜木に厳しく指摘されていましたね。
菜緒はみんなのレベルや試験を受ける他校の生徒たちの圧力に圧倒され、プレッシャーの弱さを痛感していて、応援したくなりました。
素直でいいコですが、思ったことははっきり言う女の子で、一部の人からしたら「わがままで甘ったれ」に見えるかもしれませんね。
ただ、菜緒と同じ立場で、勉強が苦手なら、あの東大模試の重苦しい環境で、立ち向かう勇気が一歩出ない気持ちはわかります。
でも、菜緒は自分の意思をしっかり持ち、ノーと言わない姿勢を貫くところは彼女の個性でしょう。
勉強が特に苦手な彼女ですが、楽しみながら学ぶことや、自分に正直に生きる女の子だなという印象です。
その素直さと、「弱さ」が桜木に指摘され、彼女自身が目の前のことから一度の挫折で「逃げる」行動をとってしまうのは無理もないかな。
ヤンキーであった、岩井や小橋が、菜緒を優しくフォローし、今、菜緒が悩んでいることは青春の一つだと言っていた言葉も、彼ら自身、桜木に出会えたからこそ、人の立場になって物を考えられるようになった「成長」を感じました。
1話ではいじめっこだった2人が嘘の様ですよね。
さらに、藤井と天野も、家庭環境が似ていることから、心を寄り添える今後も、楽しみな友情関係を築くことができて救いがありました。
健太は相変わらず、視聴者の癒しです。
龍海学園を売ろうと目論む、岸本や坂本、佐野たちの黒い動きが、桜木にとってこれから本格的な「壁」ですね。
自分から逃げている菜緒が、桜木の言葉を勘違いしたまま、心が荒み、専科から逃げ出そうとするものの、E判定だから「ダメ」認定を押されたわけではないことを理解し、前に進むことができてほっとした7話でした。