ドラゴン桜2021 最終回あらすじネタバレ
瀬戸(キンプリ 高橋海人)、麻里(志田彩良)、楓(平手友梨奈)、天野(加藤清史郎)、菜緒(南沙良)、健太(細田佳央太)、藤井(鈴鹿央士)・・・そして、新たに専科に加わった小橋(西山潤)と岩井(西垣匠)は2次試験が迫るなか、最後の追い込みに野心を燃やしていました。
桜木(阿部寛)と水野(長澤まさみ)は、教頭の高原(及川光博)の裏切りにより、坂本(林遣都)や元教え子の米山(佐野勇斗)岸本香(早霧せいな)による権力が強まって苦戦。
最後の100票で苦戦している現状。
理事長の久美子(江口のりこ)は桜木や水野を含め、多くの教員たちを巻き込んでしまったことを詫びます。
天野、小杉、健太は成績上、問題がないが、岩井(西垣匠)小橋(西山潤)、瀬戸(高橋海人)は論外で脱落するだろうと予測する高原(及川光博)。
「生徒たちのために奇跡を起こしてほしい」と桜木に懇願。
瀬戸は桜木に、来年受けることを再び、伝えます。
桜木は「もう来年と決めつけて諦めるのか?今のお前の成績だと文系3つは無理だから、受ける科目を変更しろ、1日1日を無駄にするか1分1秒を大切に向き合うかはお前次第」と口が悪いながらもアドバイス。
共通テストで思うような結果が出なかった藤井は、桜木達にある決意を伝えます。
「自分の為に東大へ行くなら理科系1を出願したい、文転したけれど、本当はロボット工学に関心があって、東大を受けたいと思い続けてきた」と初めて受験理由を話しました。
後日、なんと、瀬戸は共通テストの合格ラインに届き、次のステップに進めることが発覚。
岩井、小橋、楓、菜緒、天野は瀬戸の為に結果を見に行っていました。
さらに、専科の授業に、元桜木の教え子、緒方英樹(小池徹平)、小林麻紀(紗栄子)、奥野一郎(中尾明慶)は専科の生徒たちを励まします。
最後のテストにて、楓は両親に暴力を振るわれることなく、清々しい気持ちで、試験会場へ。
父、明人(駿河太郎)は我が子の為におにぎりを握り、裕子(馬隅英里何)は娘にこれまでにない優しさをみせました。
天野も、それまで母の愛を受けて育った弟、裕太(深田竜生)と和解。
菜緒、天野、健太、藤井、瀬戸、小杉、それぞれの思いを胸に秘め、一本勝負に挑んでいました。
健太は試験中に他校の生徒から嫌がらせや暴力を受け、藤井は過去の健太への自分の態度をさらに改めるようになり、暴力を振るわれる寸前の健太を庇いました。
本番では、自分のことに集中するよう、桜木に教えられていたものの、いてもたってもいられず、試験監督にも、健太が嫌がらせを受けていることを報告し、嫌がらせ相手を注意深くみることを伝えるのでした。
菜緒と瀬戸、藤井は不合格、小杉麻里と健太、楓は合格、天野も合格。
大喜びのあまり、天野は他の合格発表を見ている大勢の生徒の前でラップを披露。
健太は麻里と合格した喜びを共感している最中に、嫌がらせをしていた男子生徒から因縁をつけられますが、小橋と岩井により助けられました。
そして、瀬戸は自分が受けた科目を誤り、本当の結果を見逃していることを楓(平手友梨奈)を含めた専科の仲間たちに教えられます。
慌ててみんなで見に行くと、瀬戸は合格していました。
菜緒と藤井は合格しなかった悔しさを胸に、来年の受験に挑むことに。
藤井は今まで親や弟にも馬鹿にされたからこそ、「親にどう思われるとか今はどうでもいい」次の受験を目指すと決意。
「自分のことを考えて行動しろ、この大馬鹿野郎」と叱責する桜木ですが、「今のお前なら次は合格できる」とフォロー。
さらに、菜緒は青山大学に先に受かっていました。
元々、東大にこだわりはなく、私学を受け、人任せにせず、自分の力で何かを頑張りたかったと告げます。
生徒たちの結果を見届けた後、桜木や水野は、坂本や高原、米山らと対峙。
久美子は理事長を辞めるサインをし、高原が理事長に就任。
「反対していた人の票を金で買ったあんたが言うとは。」といきなり坂本が反論。
坂本と米山は、岸本、高原が住民を買収して学園売却に積極的な動きを見せている証拠映像を流しました。
坂本と米山は最初から桜木達の味方で、以前、学園周辺の情報のことを桜木に極秘で連絡していたのも2人でした。
桜木を最初から助ける目的で、2人は敵のふりをして2年間探っていたのです。
米山は岸本を罵倒し、彼女の状況が悪化していくことを伝え、岸本を怯えさせます。
学園売却に賛成し、リゾート地の責任者(市川右圂次)も、この状況に計画を白紙に戻すことに。
最終的には久美子のことを「バカ娘」呼ばわりし、高圧的な態度をとり、他の教員たちにも不快感を与えたまま、自分の行動を反省せずに去っていきました。
久美子は父を見返すくらい学園を立て直すことを誓います。
矢島(山下智久)からその後、メールが届き、彼もまた桜木の汚名返上の為、ひそやかに遠くから協力していたことを連絡。
1週間後・・・
幸坂よしの(新垣結衣)も、水野の功績をネットにアップし、龍海学園を支援。
迎えた卒業式の日・・・
桜木が東大を去ること卒業生のみんなに伝えました。
卒業生となる専科の生徒たち一人一人に温かい言葉を掛けてエールを送ります。
「お前らが目標に向かった1分1秒、道のり、熱意は価値がある。お前らが真っ直ぐな思いで突き進むと他の誰かに原動力や希望を与えることになる。人生を切り開け、常識を変えろ、こっから未来を作るのは国でも環境でもない、お前らだ!お前らには仲間がいる。自分の信じる道を行け!」
言葉を締めくくり、卒業生たちは新たなる一歩を踏み出し、大学へと突き進むのでした。
ドラゴン桜2021 最終回感想・みどころ
東大専科のみんなはそれぞれの熱い思いを胸に、最初で最後の一本勝負を頑張りましたね。
藤井は落ちたけれど、家族からの差別に負けず、健太を試験途中に救い、彼のなかでこれまでにない優しさが生まれる展開はほろりときてしまいました。
菜緒は落ちて、心底落ち込んでいたけど、実は青山学院大学に受かっていたって・・・専科のみんなじゃないけど、心配かけてもうこの子は!って思いましたし、「幸運の神様」は菜緒に味方していましたね。
麻里や楓も、虐待サバイバーだったけれど、楓の父、太郎がおにぎりを握ったり、寡黙ながらも娘の動向に口を出さない冷静さを保ててホッとしました。
楓の母、裕子も今まで娘に向けたことのない温かさや、我が子を応援する普通の母の顔になっていて、最終回だからこそ、苦しい家庭環境を生き抜く2人の女の子に救いがありましたね。
麻里は家族がどうなったか描かれていませんでしたが、気持ち良く東大受験に挑む環境にいることができるようになって感激。
健太に嫌がらせやエスカレートすれば、傷害罪になりかねない他校の男子生徒には天罰が下ってほしいですね。
彼らの姿を見て、かつて健太に彼の大好きな虫を利用した陰湿ないじめや、障がいに無理解で見下す態度をとっていた藤井が最終回も大きく精神的な成長を。
母のような気持ちで藤井を見てしまいました。
桜木が本気でぶつかりすぎるくらいぶつかり、児童虐待や機能不全家族についても、口はかなり悪いけれど、理解を示していて、とことん、藤井の心の根っこにも向き合い続けたおかげで、藤井は人間性を取り戻したと言えるでしょう。
高原や岸本(早霧せいな)、久美子の父である先代理事長(木場勝己)の脅威的な壁にも立ち向かい、龍海学園は誇りと学園として生徒たちの為に存続することになったものの、桜木は生徒たちの前から去ります。
坂本と米山が最初から味方で、岸本や前理事長、高原が悔しい思いをしているところは爽快でした。
米山と坂本による高原教頭と岸本の悪事の証拠を収めた映像を流す「公開処刑」は最高の演出です。
やはり、神様ってちゃんと見ているんですよね。
それは潔い桜木らしい別れだと思いました。
元教え子で、「ドラゴン桜」第1シーズンに登場していた、よしの、矢島、奥田、麻紀が登場し、1期からのファンの視聴者さんたちの興奮と感動を誘いましたね。
過去の卒業生たちが出演するサプライズに、ツイッターではトレンドキーワード1位に!
ただ、山下智久さん演じる矢島が、コメント出演だけなのは寂しかったですね。
ネットでも寂しい、”矢島”くんが見たかったとの声も続出している気持ち、わかります。
矢島&よしのコンビは王道な2人なので、2人とも画面で見たかったなー。
矢島がなぜコメントのみの出演かわかりませんが、またどこかで桜木に出会えることを楽しみに待ちたい最終回でした。