リコカツ8話あらすじネタバレ
連は「咲をもらう」と紘一にはひどい態度をとり、対抗心をむき出しにします。
よって、漣を家に連れて行った紘一。
紘一は咲に相応しい人は誰なのかを葛藤。
作家は収入が安定しないから心配だと言う紘一に、水無月は反論。
「咲のことは離婚しても、彼女の幸せを見守る責任が自分にはある。俺は咲を幸せにできなかった」と負い目を感じつつも、水無月に文句を言い続けた紘一。
そんな彼に水無月は「じゃあ咲さんに相応しい人は誰?」と突っ込み、紘一を困惑させるのでした。
咲に対しても、仕事場で、親に捨てられ、児童養護施設で育ったことを吐露し、自分は愛なんかと偏見を抱いていたけど、恋愛小説が書けるようになったことを話します。
咲のおかげで小説を書くという気持ちになれた、咲の為に小説を書きたいと素直な気持ちを伝えた連。
咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)の離婚をきっかけに、彼らの周辺もざわつき始めていました。
紘一の家にその夜、青山(高橋光臣)が訪ねてきて、咲との再婚を検討していると言い、紘一をモヤモヤさせます。
咲にはもっと「ストレートなプロポーズをする相手が必要なのでは?」と自分の物差しで言う紘一。
それに対し、「いずれ咲の気持ちに整理がついたら咲にプロポーズをしたい。そのことを今日、事前にお伝えしました」と青山。
咲の幸せを願うあまり、紘一は自衛隊訓練を活かして貴也の尾行開始。
貴也が仕事をきちんとできる誠実な人だと知り、安心を覚える紘一。
紘一は自分なりの答えを連に伝えるため、連の仕事場を訪れると、咲が当然いました。
漣に対し、「咲にとって青山が相応しい人だ。自分と結婚する前、5年も付き合っていた人です。とても立派で・・・駅の階段を登れない母親を助け、弁護士として困っている人を1日5人も助ける、咲さんの大切さに気付き結婚しない主義を変えた」
咲はその態度にイラつきますが、「君が幸せになるまでは自分の幸せを考えられない。君にはもう一度別の人と結婚してほしい」
「どうして?あなたにそんなこと言う資格ないよ」と怒る咲。
その様子を面白おかしく写メを撮る漣。
その夜、一ノ瀬(田辺桃子)が仕事帰りの咲を訪ねてきます。
バーベキューの時、林の中に置き去りにしたこと、美土里の誕生日パーティーの日に、「緒原一槽と別れたほうがいい」と言ったり、夫婦の寝室に勝手に入ったことを咲に詫びました。
「生まれて初めて人を好きになって、分からなくなってしまって、私は決して許されないことをした、私には緒原さんを好きになる資格はありません」
一ノ瀬が帰宅した後、紘一は咲に今日の失態を電話で謝り、咲は自分から漣に謝っておくと告げて電話を切りました。
しかしその直後、紘一からのラインで「7日のひとはちまるまるに来てほしいところがある」と連絡が。
そこで、その場所に向かうと、立派な料亭。
巻物の紘一が書いたメッセージを従業員から受け取ると、そこには「水口殿 青山殿デイトを楽しんで」と書かれていました・・・。
どうやら、紘一の好意で2人は美味しい高級料理を食べれることに。
紘一は2人のデート場所をセッティングしていたのです。
紘一との結婚生活の愚痴を話す咲。
「それだけ喧嘩するってことは、緒原さんと咲は真剣にお互い向き合えていたことだよ」と青山のアドバイスに、戸惑う咲。
同じ頃、紘一も一ノ瀬とお気に入りの定食屋で唐揚げセットを楽しみます。
一ノ瀬は紘一とは自衛隊の仲間として接したいと思いを伝えるのでした。
咲、紘一の母、薫(宮崎美子)、咲の姉、楓(平岩紙)、咲の母、美土里(三石琴乃)は、婚活をしようと躍起になり、仲が深まっていきます。
近所迷惑になるくらい、「美少女戦士セーラームーン」のエンディング「乙女のポリシー」を大声で歌う美土里、薫、楓。
咲が近所迷惑だと訴え、中断させます。
「一人でいる孤独より2人でいる孤独のほうが悲しい」と言う薫。
紘一も、父、正(酒向芳)が、咲の父、武史(平田満)や、武史の不倫相手、りな(中田クルミ)と共に、親睦を深めています。
いつまでも別れた妻のことや、自分ならどこだって働けると言う2人の父に対し、紘一は一括します。
「いい加減にしてください!別れた妻への未練がましいことばかり言ってないで、父さんたちも前へ進むべきです」
この息子の迫力に、武史や正は圧倒されます。
武史は楓から美土里が2000万円も持ち逃げされたことを初めて知って驚愕。
すぐにその原因が、美土里の編集の仕事相手の立川(中川麻聖)だと知り、彼の連絡先を教えるようせかします。
同じ頃、美土里は自身が乳がんである診断を下され、残り僅かな時間で娘の咲にどれだけのことができるか真剣に考えるようになりました。
咲の離婚を見守り、応援する気持ちの強い美土里は、楽しくはしゃいだ夜、娘に本心を伝えるのです。
「新しい人との出会いがあってもいい、咲には幸せになってほしい。親は先に逝くわけだから」
我が子の幸せを願っていることを伝えた美土里。
紘一も父の正から「お前はまだ若い・・・だからこそ、新しい人を見つけて前進してほしい」と咲の母、美土里と同じことを言われて考えさせられるのでした。
翌日、一ノ瀬のことを知りたいと言って、一ノ瀬を呼び出した咲。
ブルーインパルスのパイロットだった父に憧れて、自衛官を志したと話す一ノ瀬。
自分も初めて書いた時の記事が雑誌に載って嬉しかった気持ちがあると共感。
もしも、結婚する場合、移動の多い自衛官の仕事だからどうするか?と聞く咲。
「古いかもしれませんが、自衛官の仕事を辞めて夫に寄り添いたい」と答える一ノ瀬。
自分達はもう離婚するから気にしないでほしいと一ノ瀬が紘一を好きである気持ちに寄り添う咲。
貴也(高橋光臣)に対し、咲は相応しい、咲のことを理解している、咲を幸せにしてほしいと頼んだ紘一。
さらに、一ノ瀬に対し、「自分は誰ともお付き合いするつもりはありません。一ノ瀬3尉とはお付き合いすることはできません」と謝るのでした。
紘一はその夜、咲を訪ねました。
咲の気持ちを考えず、突っ走り、傷つけた、自分にとって何がいいのか自分の心と向き合い、考えたと話します。
一緒にいると喧嘩になるけど楽しい、だけど同じぐらいに例えるなら、太陽と氷の惑星と呼ばれる天王星が近くにあるようなものと言葉を続ける紘一。
「つまり君がいつも、穏やかでいられる相手が一番・・・例えるなら、陽だまりのように、温かく穏やかで、君がいつも微笑んでいられるそういう居場所。君にはそういう居場所を見つけてほしい」
離婚してからも元妻だった咲を気遣い、そっと見守るという紘一。
「あなたにとって一ノ瀬さんがそういう居場所なの?古風なとこや不器用なとこも一ノ瀬さんと紘一さんは似てる。結婚したら自衛隊の仕事を辞めて夫傍にいるんだって」と紘一に一ノ瀬に会ってきた時の話を伝えました。
すると、紘一は優しい嘘で、咲を安心させるため「一ノ瀬さんと付き合うことにした」と言って家を去ります。
しかし、咲は紘一を追いかけ、「貴也とやり直す」と告げます。
お互いに優しい嘘をついてそれぞれの道を歩むことにした紘一と咲。
その頃、武史は立川のことを調べ、正は置手紙を残して家を出て行きました。
「これでよかったんだ」と歩きながら、自分を殴目瑠紘一。
しかし、自分で愛する咲に嘘をついたことが許せなくて、怒りで通りすがりのガラスの壁に八つ当たり。
咲は貴也に、「私と・・・私と・・・」と自分とやり直すことを言おうとするのですが、咲の心は激しく揺らいでいて、決意が固まっていない自分に気付きます。
「私、貴也と・・・やり直せない・・・自分はもう、誰とも結婚しない」と本心を貴也に話した咲。
来週、咲と紘一のそれぞれの決断や咲に海外進出の依頼が?!
リコカツ8話感想・みどころ
紘一と咲はお互いが前に進める為に、「優しい嘘」をつき、それぞれの道へ向かって不器用に歩き出そうとしていて胸が熱くなりました。
紘一、咲のこと離婚後も、好きだからこそ、一人の女性として応援していて、認めていて、「一ノ瀬の気持ちにこたえられないし、誰とも付き合わない」なんて一ノ瀬に言っておきながら、咲の幸せの為に、自分にも一ノ瀬と付き合う吉報が起きたなんて・・・。
一ノ瀬はこれまでと違い心を改めたものの、紘一にふられた時は何とも言えないショックな表情をしていましたね。
紘一と一ノ瀬が付き合い、新たな道を歩む彼の幸せを願う咲と、まったく同じで、咲に相応しいのは陽だまりのような青山だと言う紘一。
紘一が咲に青山が相応しいか自衛隊の訓練を活用して尾行するシーンは、ちょっとずれているものの、咲のことが大切な純粋さが伝わりました。
匍匐前進にサングラスは笑えましたが。
2人とも「馬鹿―!」と突っ込みたくなるような優しすぎて、空回りして、恋が下手な主人公ですよね。
美土里が、「セーラームーン」の有名楽曲を歌唱するシーンはアニメファンや「セーラームーン」を見たことある視聴者の笑いを誘いましたが、我が子を思う母の顔をした時の美土里の表情や、愛情も泣けてしまいますね。
「親は先に逝くわけでしょ?咲には幸せになってほしい。」母心が伝わるシンプルなセリフが凄くズシっときます。
大人の女性だからこそ、一人で自立して生きていくのか、新しい恋を見つけて再度、チャレンジしてみるのか・・・でも、咲の決意は紘一の優しさを受け止めすぎるくらい受け止め、独身でいること。
それもありだと思います。
女性は結婚したら夫の傍で影・日向になり、支えならないなんて古い考えにとらわれず、咲は咲なりの真の愛を見つけてほしいと願った9話でした。