ダブルチート7話あらすじネタバレ
ヤマガミの正体は太陽光発電の会社、ソーラーリブ代表、神野優(鈴木浩介)と判明しました。
「こいつがあのヤマガミ!」
「待ってください、ヤマガミ…神野優は普通の社会人ですよね。」
「過去には政治家と詐欺師を掛け持ちしている奴もいた。」
「今度こそ証拠を掴んでやる!」
宮辺(内田理央)、堀北係長(梶原善)、山本(結城滉星)はヤマガミの逮捕を意気込みます。
「おそらく神野の狙いは他にある。」
「原野市場を狙ってるんだな。」
「それじゃあソーラーリブ創立2周年パーティーはカムフラージュってことか」
創立2周年パーティーでは、神野が代表取締役社長を退き、顧問になる代わり、新しい代表として、柊麻美(松本若菜)が壇上に上がりました。
「今すぐにでもカーボンニュートラルを実現させないと取り返しのつかないことになる。戦争をもたらすエネルギーファン、私は太陽光は世界を救うと確信しています。底知れぬポテンシャルを秘めているのです!ソーラーリブは更なる発展を目指す為、私は代表を退き、顧問として勤めます。新しいリーダーを紹介いたします。」
「新しく代表を務めさせていただきます、柊麻美です。私は養護施設で育ち、養父母の元でのびのびと育ちました。そして、大事な責務を任される事となりました。」
元側近側の証言がとれた捜査二課は、創立2周年記念パーティーに潜入しますが、そこは変装した多家良(向井理)の姿もありました。
ネットでヤマガミの正体に気付いた彼は、矢柴(荒川良々)の調べから、ソーラーリブが優良企業なのは表向きで、全ては大型詐欺の下準備だとわかりました。
「次の大型詐欺の下準備の可能性がある。」
多家良は、パーティーを狩場だと考え、張り込みますが、そこで失踪した恋人、麻美(松本若菜)と出会いました。
麻美の挨拶が終わると、多家良はとても複雑な顔な表情で見ていました。
宮辺ひかり、山本寛太も多家良と同じように創立パーティーに潜入捜査を開始。
その後、ウエイターのふりをして、多家良は潜入。
麻美は、迷子になったみつきを見かけました。
「どうしたの?お名前は言える?」
「みつき。ママがいなくなっちゃって。」
間もなくみつきは母親に連れられて行きました。
山本は出席者のデータを調べることに、
「課長、Kに関して新着情報はありましたか?」
「どうして?」
「少し気になったので。」
「宮辺さん今は神野に集中しましょう」
「失礼しました。」
ひかりは捜査一課長の岩合(伊藤淳史)に問いただすものの、咎められました。
その頃、多家良は「K」として、詐欺仲間の矢柴(荒川良々)の家へ。
「お前元カノの登場で動揺していないか?」
「俺が何年Kをやっていると思ってんだよ」
「だよな。」
麻美はその頃、神野と話し合い、神野の忠告通り、何があってもソーラーリブを守るように言われていました。
「麻美、君には日の当たる場所で生活してほしい。麻美、僕を裏切らないよね?」
「もちろんです、お兄さん」
その夜、ひかりは、多家良を交番に訪ねます。
「多家良さん困ったことはありませんか?なにかあれば相談して下さい。私口固いんで。ごめんなさい変な事言いました。前に課長に言われたんです、私が多家良産に似ているって。被害に遭う人を救う真っ直ぐな思いが。多家良さん私にできる事あったら…」
「ないですよ。困ったことはないですよ。」
その頃、河田はキャバクラへ。
そこへ、矢(荒川良々)柴が川谷にワインを提供。
台湾の真珠を養殖する個人投資家の綾小路を名乗る、矢柴。
「この味がわからない貧乏人は悲しいですね。お金銀行に寝かせても仕方ないから投資先を探していて。河田さんいい話しませんか?ご紹介下されば紹介料は弾みますよ。」
神野は社員10名ほどのコンサル会社を新たに設立。
その情報が警視庁で話題となります。
ひかりは、山本のフォロー付きで、柊麻美の過去を調べることにしました。
勿論、堀北から許可をとり、まずは柊麻美の養父母をあたることに。
「宮辺さん、柊麻美が多家良の元恋人だからですか?」
「そんなんじゃありません。」
「個人的感情は持ち込まないように。」
そこで、麻美の後輩「山本」を名乗り、山本は、養父母の心を開く接点を持つことに。
「この度は新代表おめでとうございます。私達新代表を盛り上げる為に企画を検討しておりまして、麻美さんに関するクイズを考えています。早速ですが、まずは幼少時代からお伺いできませんか?」
その後、麻美のバレンタインデーを渡す相手は父親だと言う事から始まり、神野前代表からどこで知り合いだったかを聞きました。
「家を出てからよくわからなくて。」
「神野という名前も初耳です」
「失礼ですが、麻美さんは児童養護施設出身ですよね?」
「ええ。5歳の時に。」
「あちらの写真、参考に撮影してもよろしいでしょうか。」
「5歳以前の彼女について何か知っていることはありますか?」
ひかりの質問に養母は不穏な顔をし、口をつぐみました。
「あの…あの子元気ですか?この家を出て行ってからです。あの子のことがよくわからなくなったのは…。子供の頃は良かったんですよ。弁護士資格をとって3年の頃でした。」
携帯を忘れたひかりに携帯を届けた養母は、麻美の恋愛関係を心配していました。
弁護士資格をとって3年経過してから、麻美はショックなことがあり、泣いていました。
「職場にお兄さんが来たの。」
「私驚いて聞いたら、あの子、ひなげし園という施設にいたお兄さんだって。」
「そのお兄さんと血のつながりは?」
「ないと思います。」
「それから麻美は、一人暮らしをして、あの子は前の法律事務所を辞めて、今の事務所に。」
「ごめんなさい、事務の人にこんなこと言ってしまって…」
その頃、神野のオフィスにはクライアントが。
投資家の綾小路を名乗る矢柴と、騙されている河野です。
「本日はソーラーリブのほうから当社の新事業について説明いたします。」
「ラオールですか?」
矢柴はネクタイピン型の盗聴器で情報を車の中で待機する宝に共有しています。
「急激に再生エネルギーが発生し。政府による高価格。2030年には30%、45年には60%、2国間点数は確保したい。世間には非公開の公式として、民間ファンドを立ち上げたく、ラウール共和国のファンドの出資者になっていただきたい。年利30%です。配当は完全に保証しますし、送れたら解約して構いません。」
「しかしあくまでも民間ファンドですよね?」
「政府の信用をどのようにして保障されるおつもりですか?」
「政府の信用がないと倫理が保証されることはありません。あるんですね?信用に値する担保が。」と、河野。
「移動するんですか?これから」
「10分もかからない距離にあります。当ファンドがどのようなものかすぐにご理解いただけますよ。」
神野は外車に、矢柴と河野含めたクライアントを別々に乗車させて移動。
「このファンドは友菱の未来を明るくさせますよ。」
多家良は怪しんで、追跡。
「私のビジネスを邪魔するものは死んでもらいます。」
神野の音声に、矢柴の危機を確信する多家良ですが、矢柴はナビを確認。
矢柴も違和感を覚え、スマホのナビを確認。
矢柴はあっという間に怪しい複数の男たちに誘拐されました。
その頃、「ひなげし園」は放火で閉鎖。
表向きは施設職員の火の不始末ということになっていました。
その頃堀北は警察のカメラで何かを他の刑事と確認。
「な、なんだこれは…!」
ひかりと山本は、「ひなげし園」のベテラン職員を訪ねました。
「ああ、麻美ちゃんですね…このお人形も覚えています」
「ひなげし園は火事で喪失したとお聞きしました。」
ひかりが話を切り出すと、女性のベテラン職員は重々しい口を開きました。
「もう33年前…時効ですね。施設は経済難でもありました。みんな親のいない子で。彼女はいつもあの子と一緒にいた。年は14…麻美ちゃんの少し前に入ってきた子です。その子が放火したんです。証拠があるわけではないんです、私はそう思っています。あってはならないことなんですが…麻美ちゃんは職員に虐待されていました。彼女は実の親からも虐待されていました。暴力を振るう人間は、暴力に慣れている人間を狙うんです。あの子は身を挺して、麻美ちゃんを守ろうとした。でもまだ子供だったから…そうするよりほかはなかったんでしょう。妹のように思っている麻美ちゃんを守る手段が…」
「その少年の名前はわかりますか?」
「優くん…神野優君です。」
施設の職員の言葉に、ひかりと山本は言葉を失いました。
その頃、多家良はアジトに着きますが、矢柴と思っていた人質は熊谷でした。
警視庁では、詐欺師Kは、多家良啓介なのではないかという決定的証拠が見つかりました。
それは多家良が創立パーティーにウエイターとして侵入している映像で、堀北はそれを他の刑事と確認していたのです。
「岩合捜査課長、多家良啓介がKだということをあなたは知っていたんじゃないでしょうか?」
厳しく岩合に追求する、堀北。
そして、多家良は麻美と再会。
「やっぱりあなただったのね…」
「麻美…」
ダブルチート7話感想・みどころ
多家良が潜り込んだのは、因縁のヤマガミのいる彼の会社の創立記念パーティー。
なんと、「ヤマガミ」こと、神野が会社の代表を退き、新代表に就任したのが麻美。
なんという因果でしょうか。
かつて恋人だった彼女の面影はなく、多家良が潜入捜査とはいえ、悲しい顔をするのが分かります。
麻美は実の親に虐待を受けていたことは過去のエピソードで彼女が多家良に話していました。
実の親だけでなく、男性職員からも虐待されていた麻美。
どんなに怖くてつらかったことでしょう。
麻美のような状況の子をストレスの捌け口にしていた施設の職員に、神野が怒りを募らせていく気持ちに共感しました。
しかし、かつて麻美を助けた「優しいお兄ちゃん」とは別の悪徳詐欺師となってしまった、神野。
恩もあり、従うしかない麻美との複雑な人間関係に胸が痛かったです。
多家良は先に潜入して、ヤマガミこと、神野を騙そうとした矢柴がまんまと先を読まれていましたね。
神野の秘密を知った、矢柴が最初に口封じに消されるかと思いきや、熊谷でした。
矢柴が無事であることを祈るばかりです。
麻美が熊谷に制裁を下したとは考えにくいので、神野でしょう。
多家良は、詐欺師の側近になってしまった、麻美と新たな形で向き合うことになるので次回が楽しみです。
でも次週がなんと名残惜しい最終回になってしまいます。