Drアシュラ7話あらすじネタバレ
救命医、杏野朱羅(松本若菜)に休む概念はありません。
休むのは救急外来の休憩室で仮眠をとるくらいです。
その様子を見ていた、看護師の三宝加代子(阿南敦子)は、梵天太郎(荒川良々)や六道ナオミ(小雪)ら、救急科の医師の数も増えたので、休むように促すものの、朱羅は聞く耳を持ちません。
「今日の当直も疲れましたね。早く帰ってゆっくり休みましょう」
「もう休んだ。さっき寝たから充分。」
「何言ってるの!せっかく先生達の数も増えたことだし、無理しないでくださいよ」
「無理なんてしてない。ここにいるのが一番楽」
バナナを頬張りながら答える、朱羅。
救急科科長に復帰した大黒修二(田辺誠一)もさすがにしびれをきらします。
「大黒先生、急にどうしたんですか?」
「院長命令だよ。杏野、休んでくれ。去年から医者にも働き方改革が執行されたんだろ?今まではスタッフが足りないから見過ごされていたけど、これからはそうはいかない。ばれたら俺が怒られるんだよ」
昨年から医師の働き方改革が執行され、院長の多聞真(渡部篤郎)から休ませるように指示されたのでした。
「興味ない。大丈夫、黙っておくから」と朱羅。
「まずは体温チェックを」
一方、初療室では、薬師寺保(佐野晶哉)と梵天が患者の治療を始めていました。
あたふたする2人を見て、看護師の九曜沙苗(結城モエ)は呟きます。
「やっぱりアシュラ先生がいないと調子でない」
「まずは採血」
「坊主、エコー」
「坊主に戻ってる」
「多聞院長に怒られますよ」
「黙っていればバレない」
朱らは保らに、的確な指示を出して患者の治療にあたろうとしますが、多聞に遮られます。
「お前の労働時間はアウトだ。帰って休め」
「患者がいるのに休めるわけないでしょ」
今回の患者は保でも治療できることを確認し、朱羅を診察室から追い出すのでした。
「薬師寺先生、その患者は虫垂炎だろ?手術できるよな?」
「あ、はい。虫垂が13ミリほどに腫大しています」
「オペはできるかな?」
「虫垂炎なら僕にもできます」
「これ以上、杏野の出る幕はなさそうだな」
「杏野先生納得いってなさそうだね」
「患者さんがいる限り、休まず働く人だから」
「体を壊さないか心配ですね」と、梵天。
「杏野の気持ちも分からなくない。昼夜を問わず、呼び出されるし、病院に寝泊まり。俺達の若い頃はあんな感じだったよ。オペ中に寝落ちしそうになったこともあった。救命で働くのはそういうものだと思ってた。…これからがいいとこなんだぞ」
大黒の苦労話を無視して、看護師長の三宝も、保も、歩夢も梵天もそれぞれの業務に戻っていきました。
「やっと働けて嬉しそうね」
「杏野先生って家あるんですかね。済みません、さすがにありますよね」
その夜、働ける喜びで機嫌よく現場に戻る朱羅は真っ先に、ホットラインをとりました。
「…来る!」
相変わらずいち早く、ホットラインが鳴るタイミングを見抜き、搬送されたのは、3Fから転落した60代男性です。
「奥さんの話だとベランダでご主人は足を滑らせたそうで、実際に見ていないので、奥さんの話が本当かどうか気になるところです」
そう大黒に語るのは、救急隊の吉祥寺(猪野塚健太)。
妻の話によると、ベランダで足を滑らせたとのことですが、様子に異変がありました。
「もういい、何もしないでくれ」
意識がまだある老人の男性、橋本(渡辺哲)は、朱羅達に何も処置をしないでほしいと訴えます。
ここで、橋本妻、弥生が訴えます。
「やめてください!主人の言う通りにしてやってください。主人は末期がんなんです。ここで助かってもそんな長く生きられないんです。そのまま楽にしてやってください!やめて」
弥生が言うのは彼女の夫は、末期がんなのです。
「杏野」
「患者さんもご家族もそれ以上望んでない」
「救命は命を救うための場所なの!だから私は絶対に命を諦めない!この人の体はまだ死にたくないと言っている」
翌日。
「え?アシュラ先生結局、助けたの?」
「ええ。救命は人を助けなきゃいけないから」
「でも怪しいわね。ベランダから落下したというけど、大人がそんな簡単に落下するのかしら」
形成外科医、六道ナオミ(小雪)は、橋本の様子に違和感を覚えます。
朱羅は何かが引っかかりました。
「杏野待て、俺が代わりに行く。今の橋本さんにとって杏野の存在はストレスに歯科ならない。今後は担当を外れてもらう。橋本さんの為だけじゃない。杏野にとってもそのほうがいい」
大黒は朱羅を橋本の担当を外れるように言います。
「ごめんな。迷惑かけて。あのまま死ねればよかったのに」
「そんなこと言わないで」
「がんが治るとは限らないのに生きてたって」
「バイタル安定してるわね」
ここで、朱羅が入ってきます。
「どうして俺を治療した。妻だって治療しないでくれと頼んだはずだ!ただ命を伸ばしただけで人を救ったと思ったら大間違いだぞ!」
「橋本さん落ち着いて。深呼吸しましょ」
橋本を抑制する、薬師寺。
「黙れ!お前は俺を助けたつもりだが俺の最後の希望を捨てたんだ。なにか言うことはないのか。図星で何も言えないだろ。患者の意志を踏みにじったお前はいつか地獄に落ちるぞ!もう顔も見たくない。とっとと出て行ってくれ!」
横暴かつ、複雑な橋本の真相心理を探ろうとする、朱羅。
「杏野先生、どうして橋本さんに会いに?拒絶されるって分かっていてわざわざ関わろうとするんですか?」と保。
「坊主には関係ない」
多聞は屋上で、朱羅を説得します。
「もうあの患者は他の先生に任せておけ」
「あの患者は私の患者。私には最後まで治療する責任がある。一度助けた患者を途中で手放すなんてできない」
「気持ちはわかるが、いつかその責任感が自分の首を絞めることになる。前に杏野と同じような医者がいた。お前と同じように責任感が強くて腕も良かった。どんな困難な状況でも、絶対に患者を救おうとする医者だった。」
「救命医なら当然でしょ」
「そいつもそう言って寝る暇も惜しんで働いて身を削って患者に尽くしていた。でも心も体も限界を超えて、燃え尽きて医者を辞めた。お前にはそうなってほしくない」
「私はそうはならない」
「その慢心が命取りになる。患者にのめり込まず、一歩引くことを覚えろ。このままじゃ医者を続けられなくなるぞ。これ以上あの患者に関わるな。その先は杏野にとって地獄だ」
「杏野先生大丈夫かな」
「そうだね」
朱羅を心配する、保と歩夢。
間もなく、20代女性が麻薬の過剰摂取で搬送されてきます。
「小松知香さん、20歳。薬を飲んだのは30分前のようです」
知香の状況を大黒とナオミに話す、救急隊員の吉祥寺。
「小松さん、小松さん」
「胃洗浄したほうがよさそう」
「マーゲンチューブ用意して」
現場に行こうとする朱羅をナオミが引き留めました。
「私が行くわ。アシュラ先生、あなた少し休んだほうがいい。」
「そんな必要ない」
「アシュラ先生、あなたいつもはホットラインが鳴るまで待ち構えているでしょ。そんな状態でまともに診察。できないでしょうから」
小松知香(椛島光)は目が覚めました。
「なんで助けたの?このまま死ねたかもしれないのに!あんた達が勝手にやったんじゃん」
「私達は患者さんが運ばれてきたら助けるのが仕事なの。」
「やっと終わると思ったのに!最悪!うるさい!出て行って!」
小松も何かしら、消えてしまいたい理由がありました。
橋本の妻、弥生は通りすがった朱羅に謝りました。
「先生、先生に夫がひどいことを言ってしまって申し訳ありませんでした。私も、あの時、治療をやめてくださいと言ってしまって済みません。夫は医者なんです。緩和ケアの意志として、それまでも多くの患者さんを看取ってきました。。だからこそ、夫の思うような最期を迎えさせてあげたかったんです。でもやっぱり生きていてくれたことが嬉しくて、先生、夫を助けてくださって本当に有難う御座いました。」
実は橋本は癌患者を多く診てきた医師だったのです。
「まだ助けてない。あの人は本当は行きたいと思ってる。わたしの患者だから最後まで絶対に見捨てない!」
その頃の、大黒と六道。
六道は大黒から、かつて小松と同じように、希死念慮のある患者を助けられなかった過去を聞きました。
「お疲れ様、まだ帰らないの?」
「小松さんのところに顔出してから帰ろうと思いまして」
「またさっきみたいに追い出されたらどうするの?今は彼女の為にもそっとしておいた方がいいかも」
「確かに見守るべきかもしれません。実は前に同じような患者さんがいたんです。どうかかわれば良いのか分からなくて、退院させました。退院した日の夜、その患者さんがまた運ばれてきました。今度は助けることが出来ませんでした。今も後悔が消えないんです。あの時しっかり話を聞いていれば、こんな結末にならなくて済んだんです。だから、小松さんのことほっておけなくて」
「大黒先生は偉いわね。わたしは先生みたいに患者さんと関わったことないから。患者さんを救いたいなら出来ないなんて言ってる場合じゃないわね」
「来るなって言ったじゃん!」と小松知香。
「しつこいしつこい大黒でした。また明日も来ますからね」
そこへ、知香の同僚、咲希(三浦理奈)がやってきました。
「あの小松知香さんの病室ここですか?」
「そうだけどお友達?」
「いえ、職場の同僚です。着替えもってきてって頼まれたので」
「ご家族には頼めないってこと?」
「そうなんじゃないかな」
「もし良かったら詳しく聞かせて。ごめんね急に。小松さんとは付き合い長いの?」
「全然。バイト先で会ったら話してる。知香、大丈夫だった?」
「体はもう大丈夫」
「知香から薬飲んだって聞いて、私が救急車呼んだから。薬飲んだって知香から電話きてやばそうだったし。私、夜の仕事なので」
「そうだったの。おかげで大事に至らなくて良かったわ。でもさっき小松さんに言われたの。助けてほしくなかったって。私、医者になってから随分経つけど、そんなふうに言われたなんて初めてで、なにも言えなかった。」
「助けてほしくないって本気で言ってないよ、正直に言って拒否されるのが怖いだけ。他人なんてどうせ裏切るから。それで余計虚しくなって良いことよりつらい事の方が多くて。だったら無理してまで生きる必要がないじゃんって思っちゃう。でも本当は誰かに助けてほしい。助けを求めるのが怖いから。まぁ私がそうってだけだけど。そろそろ行きます」
咲希は、知香が裏切られた経験を持つ程、人を信頼できていないことを打ち明けました。
自身も気持ちがわかることを共感します。
「話してくれてありがとう」
その頃の橋本と弥生は、お互いを気遣いながら、会話をしていました。
「一般病棟に移れて良かった。もうすぐ退院できるかもね」
「そうだな。迷惑かけてごめんな。ああ、弥生、俺の患者さんからなにか連絡は入ってないか?」
「謝らないでって言ってるでしょ。他の先生に引き継いだから大丈夫よ。おやすみ」
「おやすみ」
「気をつけてな」
その頃、救命科のナースステーションにて、保が今、抱える患者の橋本と小松知香のケースについて思い悩んでいました。
「僕、命を救えば患者さんを救うことになるんだと思ってました。」
「救命の現場に長くいると、そんな単純じゃないって思い知らされることが何度もあったわ」と、三宝加代子。
「僕らが橋本さんや小松さんを助けたのって間違いだったのかな。杏野先生、ホットラインなったの気づいてない」
「杏野先生、またホットラインとれてなかった」
またホットラインが鳴りました。
交通外傷で60代女性が重傷とのことです。
橋本はスマホで、誰かから着信が鳴りました。
なんと、次に搬送されたのは橋本の妻、弥生でした。
「アンパッケージして!輸血の準備するよ!」
「血圧、さらに低下してます」
「大量に腹腔内が出血してる。回復して止血するよ」
「弥生。弥生!返事してくれ!」橋本がなんと、松葉杖をついて処置室にやってきました。
「エーシスです」
「アドレナリン投与!」
「頑張れ!頑張れ!頑張れ!心拍再開。安心して、私が絶対にこの修羅場から助ける!」
心拍が危うい弥生はなんとか回復しました。
「オペ室に運ぶ時間ない。このまま開腹する!」
「出血点探して止血する。ここ吸引して!」
「先生、血圧70台です。」
「輸血追加してください。ポンピングお願いします」
保は歩夢や沙苗に指示します。
「肝臓からの出血が多すぎて損傷部が見えない」
しかし、保は、いつもなら出血点を見つけられる朱羅が手こずっていることに気付きました。
弥生は出血が多量で、出血点を探せない状態です。
「弥生!死なないでくれ。もう生きていたくないなんて嘘だ。俺はお前ともっと一緒に生きていたかったんだ!弥生!弥生!」
橋本の懇願の叫びと、出血点を探った朱羅は複雑な表情を浮かべながらも策を考えます。
「もしかして、指の感覚だけで出血点を探してる?」
あまりにも困難な状況に、指の感覚で、出血点を探しあてた朱羅。
「…見つけた!」
「出血止まりました」
「剥離して縫合する。ケリー」
目の前で、妻の命を救う朱羅たち、救命医を見ていた、橋本は自身の過ちに気付いて涙するのでした。
「ありがとう。妻を助けてくれて本当にありがとう」
「それが私の仕事だから。彼女は必死に生きようとしてた。私はそれを手助けしただけ」
「俺は弥生に今まで苦労ばかりかけてきた。だからこれ以上、迷惑を掛けたくなかった」
「だから治療を拒否したんでしょ。でも、本当はまだ生きたいと思った。奥さんもあなたに生きてもらいたいと望んでた。退院したら医者を続けて。医者でいることがあなたの生きる意味なんでしょ」
「無理だよ、俺はもうそんな身体じゃないんだ」
「今のあなただからこそ誰よりも患者を理解できる。心に嘘をついて本当に、やりたいことが分からないから生きる意味が分からなくなる。医者を続けたいなら、命が尽きる直前までそうすればいい、私は地獄に片脚を突っ込んででも、患者を救い続ける!」
「地獄か、先生の言う通りだな」
橋本にようやく笑顔が見れました。
「弥生、最後まで宜しくな」
その様子を見守る、六道。
朱羅は多聞とすれ違います。
「地獄から1人で這い上がったか」
「患者がいる限り私は逃げない」
「先生、大変です。小松さんが病室にいません」
看護師、沙苗と歩夢(荒井玲良)は、小松知香がいないことに気付き、ナオミに電話しました。
知香は、飛び降りて死のうとしていました。
その手を引っ張るナオミ。
「なにしにきたの?」
「あなたことなにしにきたの?」
「あんたに関係ないじゃん!離して!」
「関係あるわ。私はあなたの担当医よ」
「なんで、なんで邪魔するの?どうせ仕事だからでしょ!優しいふりしているけど結局は他人じゃん。誰も私のことなんかわかってくれないし、甘えてるとかもっと頑張れとか聞きたくない!もう無理!なんで私ばっかりこんな…全部終わらせたい!」
「申し訳ないけどあなたの気持ち私にはわからない、医学的になんの対応が正しいか分からない。だからあなたが望む言葉が掛けてあげられない。でも、私はあなたに生きていてほしい。」
「どうせ離れていくくせに」
「そういう人もいる。でも私は違う。たとえあなたが拒否しても傍にいる。あ、今ちょうど仕事が終わったわ。これから何時間でも付き合うわ」
知香はただ泣くばかりでしたが、ナオミは知香の隣にいます。
「小松さんが本当地無事で良かったです」
「私達も一緒に関わります」と沙苗(結城モエ)。
「これから彼女とゆっくり向き合うつもり。アシュラ先生もありがとう」
「私はまだ何もしてないけど」
病院の報道では、朱羅が被害者遺族だった、湾岸駅前通り魔事件の続報が流れます。
28年経過するその事件の被害者家族の男性が語ろうとした時、朱羅の脳裏にトラウマが蘇ろうとしていました。
Drアシュラ7話感想・みどころ
本日のエピソードは、修羅場にいる2人の患者。
2人に共通しているのは、死にたいという気持ち。
先ず、橋本は緩和ケアのベテラン医師で、何人者患者を看取ってきた経験者でした。
彼は自身が末期がんに侵され、妻の弥生と夫婦二人三脚で生きてきたからこそ、沢山の苦労をかけたことを悔いていた事実。
一度は死を選ぼうとした、橋本。
交通事故で重傷に遭った、弥生の痛々しい姿と、彼女を命懸けで救う、朱羅率いる医師達の熱い心を見た時、彼の中で何かが目が覚めたように変わって良かったです。
当初は、朱羅や医師達に対し、横暴な喋り方の彼が、蓋を開ければ、とても家族思いで、弥生と話す時は本当に穏やかで彼女を心から愛しているところが伝わって、温かい涙が出ました。
患者を最後まで救いあげ、地獄に片脚を突っ込んでいても、患者を見捨てない朱羅の固い意志にまた涙腺が緩みました。
本当に世界一優しい救命医の繊細なストーリーが今日もお茶の間を感動と興奮に包んだことでしょう。
そして、2人目の患者、知香。
彼女は夜の仕事をしていて、唯一心を開ける存在が同僚の咲希。
オーバードーズで搬送された彼女もまた、橋本とは全く違う意味の希死念慮と闘っている患者でしたね。
「誰も私のことなんか分かってくれない。仕事だから優しいふりをしているだけ。離れていくくせに!甘えるなとか頑張れとかいらない。もう無理だ。全部終わらせたい」
彼女の心がとても共感できることが実は私にもあったことがあって、余計に、知香の心に引っ張られました。
次回、明かされると思いますが、知香の言葉から、虐待を受けていたのか、それとも恋人からの裏切りなのかいずれかの匂いがしますね。
知香の同僚、咲希も、知香の気持ちが引き裂かれるように共感していて、助けを求めることでまた見捨てられる不安から、生きることを諦めてしまう心理を噛み砕いていると思いました。
知香の自死を止め、勤務時間が終わったからと彼女ととことん向き合おうとするナオミも、朱羅とはまた違って、この医師に出会えて良かったと思える医者でした。
知香の奥底に見える人から裏切られ続けてきた過去、オーバードーズに走る程、寂しさと衝動が、生命を葛藤させる心理が垣間見れました。
ナオミと、今後、知香に関わる朱羅は、それぞれのやり方で、どうか彼女を修羅場から救い上げてほしいと願う7話でした。
ラスト部分に、朱羅のトラウマと医師になったきっかけとなる、湾岸駅前通り魔事件。
そこで、両親を無差別殺人で殺され、目の前で大切な存在を失いながら、自らも重傷だった、朱蘭の幼い叫びがヒリヒリと伝わってきました。