初めて恋をした日に読む話 第6話
放送日:2019年2月
TBS火曜ドラマ
第6話あらすじ
山下(中村倫也)と飲んでいて、すっかり泥酔してしまった順子(深田恭子)は一晩を共に過ごした。
それ以来、山下からの連絡は無視をするようになっていた。
そんな中、美和(安達祐実)の提案で同窓会を開くことになって雅志(永山絢斗)が幹事を引き受けることになる。
モテている自分の姿を見せつけようと思っていた雅志だったが、結局順子は匡平(横浜流星)の勉強があった為に行けなかった。
同窓会で再会した雅志と山下、そしてコッソリ潜り込んだ美和で2次会をして飲み直そうということになった。
その道中で大雨となってしまったので店先で雨宿りをする。
そんな中で一人の男性も雨宿りをしていた。
美和は以前占いで予測していたラッキーアイテムを身につけているその男性と2人で飲みに行くこととなる。
2次会の場に取り残された2人の話題は順子のこととなり、お互いの想いを打ち明けたりして喧嘩になった。
一方、匡平はとにかく早く東大に合格して想いを伝えたいとモヤモヤしていた。
山下は「春見のことが好きだ」と告白をし、戸惑う順子に「チャンスをくれ」と猶予をもらう。
順子は匡平の為に東大受験専門へ入塾出来るようにと、お願いを申し出た。
特例で認められた匡平の担当は、人気講師・百田朋奈(高梨臨)だった。
美和のキャラが最高!
第5話で山下と一夜を共にして、匡平の気持ちにも気付いてパニックになってる順子に美和がアドバイスするシーンがとっても良かったです。
山下とのパイのくだりを聞いた時の美和の「いいねー」って反応も面白かったし、ちょっとふざけた感じで突っ込みながらも最後はちゃんと「今、1番何が大事?」って真面目にアドバイスもしてくれていました。
こんな友達最高だなって羨ましいなって思いましたし、美和にも恋して幸せになってもらいたいです。
授業中のメガネの山下先生もカッコ良くて、教科書の文字が「順子」って見えちゃうところとかも面白かったです。
学校をサボった匡平と雅志のシーンも、雅志がさりげなく会計一緒にするところとかスマートな対応が素敵でした。
高校生の匡平相手でも、決して見下した対応するわけでもなく対等な関係でいてくれているし勉強も嫌味なくアドバイスしてくれるし、本当に良い人なんだと思います。
順子とのことを聞いて動揺するギャップも可愛かったです。
高校生相手に最後まで「メールして!」って何度も言っちゃうところも、可愛すぎでした。
このドラマできっと永山絢斗さんの知名度も好感度も上がったんじゃないでしょうか。
塾での匡平の春見に対する態度とか愛おしそうな目で見る表情とか、横浜流星さんは細かい演技がとても上手い俳優さんだと感じました。
「春見がいいの」「何回言わせんだよ」ってツンツンした感じも良かったです。
東大さえ受かれば、の意味
「東大さえ受かれば」がキーワードとなっていましたが、雅志は嫌味なく匡平に東大に受かってほしいと思っているところが本当に良い人だなって思いました。
夏休みに突入して更に勉強に一生懸命な匡平の姿がとっても素敵で、やっぱりなにかに一生懸命な人って更に素敵に見えます。
高校生と塾講師という年齢の壁を感じているところがとっても切なくて、それでもなにか自信を感じます。
それはきっと順子に対する想いは誰にも負けないって気持ちの表れのようにも思いました。
また、あんな現場を見てしまってからでも順子の家の前に通い続ける匡平の姿にもキュンとしました。
「東大さえ受かれば、言える」って健気さも応援したくなります。
雅志の同僚は初めて見る俳優さんでしたが、これをキッカケにいろんなドラマに出演しそうな予感がします。
雅志との掛け合いがとっても面白くて、学歴と肩書きが短所って言っちゃうところも納得でした。
本質の中身の自分を見てほしいことって誰でもあることだと思うので、それをなくした自分に価値があるのかな?って不安になってしまうところです。
同窓会にて、更に美和のキャラ炸裂!
まんまと美和の誘いに簡単に乗ってしまった雅志もとっても単純で面白かったです。
同窓会でモテている雅志が、いつものお茶目なキャラと違って自然とカッコ良く見えました。
今回一番面白かったのが、美和の同窓会でのキャラ作りでした。
婚活しに来てて嘘ばっかりで演じてて、しかも安達祐実さんが30超えている女性に全然見えなくてとっても綺麗で驚きました。
綺麗さもありつつ可愛らしさもあって姉御肌なところもあって、これで美和が結婚していない設定というのが不自然なほどです。
その後の雅志の「結婚詐欺師かよ」ってツッコミも面白かったです。
何気に美和のことを、雅志は松岡って呼ぶのも好きです。
結局順子は同窓会に来れなくなったという設定はドラマあるあるですが、こればっかりはせっかく大変な同窓会の幹事をやったのに目当ての順子が来れないって不憫すぎて可哀想でした。
美和はキャラが吹っ切れてて演技も上手くて、さすが子役時代から活躍されている女優さんだなと思いました。
そのあとの美和と西大井の運命の出会い、これは前半に伏線があったことにココで気付きました。
お礼やお土産にブランド物の財布のねだるところとか、雅志が西大井に言った「お前、松岡みたいだな」ってところがポイントだったように思います。
この美和と西大井の出会いは予想外だったので、思わずときめいてしまいました。
対照的な2人
ここでもまた伏線が回収されるポイントがありました。
順子が言っていた割り箸が上手に割れない呪いとか、新品の靴がすぐ汚れてしまう呪いとかさりげなく使われているところがツボでした。
このドラマは伏線が多くて、それをさりげなく回収できるところがとっても面白いです。
視聴者の皆さんが待ちに待った、予告にもあった匡平の「俺んだよ」はとんでもない破壊力があって最高でした。
個人的な好みもあるかと思いますが、山下のように積極的に来られるのが好きな人は山下を選ぶ人が多いかもしれません。
でも、実際に連絡を無視している相手に自宅前で待ち伏せされたら怖いように思います。
それとは対照的になかなか想いを伝えられない雅志も良いですし、2人でのバーのシーンも結構リアルな雰囲気が良かったです。
山下に告白されて、順子は少しでも揺らいだのでしょうか?
第6話では明らかに匡平を意識していて恋心を抱いているように見えてしまいましたが、山下にもときめいたかもしれません。
最後にちょっと気になってしまったのが、いちいち職場にまで行って順子を問い詰める雅志には嫌だなと感じましたし、重い男性を連想してしまいました。
ここから更なる主演2人の急接近と、美和達の恋にも注目していきたいです。