ハケンの品格2020 2話あらすじネタバレ
里中は、朝、春子と小夏と共にエレベーターに乗っていた時、春子が以前、日本社会はいずれ、小説「日本沈没」のように、沈没すると言っていたことを思い出すのでした。
会社に着くと、新入りの男性社員2人を紹介。
井出祐太郎(杉野遥亮)と、三田貴士(中村海人)が紹介されました。
井出は挨拶をかったるいと態度がいまいちですが、三田は爽やかな好青年で、S&Fのみんなに歓迎されるのでした。
S&F社が老舗の人気蕎麦店とコラボ商品を開発することになりました。
斬新な企画を考えようと、張り切る新人の小夏(山本舞香)。
そんななか、大前春子(篠原涼子)がその蕎麦屋の実績にやたら詳しいことに疑問を持つ里中(小泉孝太郎)。
実は、春子は以前、その蕎麦屋で派遣として勤務した経験がありました。
社員食堂で食事をしていた時、宇野(塚地武雅)が、新入りの井出と三田を紹介。
突然、社長の宮部(伊東四朗)が忽然と現れ、S&F一同、敬意を示します。
社員思いで、社員を家族と称する良心的な人物だと思いきや、彼は派遣を差別する徹底した「社員ファースト」。
その日の夜、小夏は先輩の福岡(吉谷彩子)に誘われ、企画でコラボすることになった蕎麦屋へ。
宇野は(塚地武雅)はそば通で、こだわりの食べ方を社員に伝授。
しかし、わさびが偶々、入っていなかったことから密やかに文句を言うのでした。
翌日、蕎麦屋がわさびを忘れたと思っていた宇野や浅野(勝地涼)たちは、春子から、あの店のわさびは、とても高級なのに店の客がなかなかその価値に気付かず、使わないことが多いことを聞かされました。
それで、わさびは店員に注文することで付けてもらえる条件があるのです。
そこで、浅野(勝地涼)は、春子をそば店の会議に連れていきますが、それが裏目に出る事に。
なんと、得意先の蕎麦屋の磯川専務(小堺一機)に春子が失言したことで、嫌な空気になってしまったとのこと。
しかし、企画は順調に進んで問題ないとのことで、春子たちS&Fのみんなは躍起になって企画署づくりに取り組むのでした。
一方、社長の宮部(伊東四朗)の社員偏重主義なところに、闘志をむき出しにした小夏は、周囲が止めるのも聞かず、浅野の提出企画に数合わせで自分の企画を紛れ込ませてもらうことに成功。
浅野に頼んだところ、里中と同じように心優しい彼は、本当は派遣に任せる仕事ではないのですが、許可。
小夏は必死で企画書を作り、浅野にも「良い企画」だと認められました。
小夏の企画を彼女の名前を伏せたかたちで、浅野は宇野と里中(小泉孝太郎)に提案。
磯川専務にはその企画が通りますが、企画署の中に「S&F」が「S&T」という誤字になっていたことを磯川専務に指摘されました。
しかし、案の定、小夏の企画は捨てられてしまい、「ハケンに責任なんかとれないから」と宇野(塚地武雅)から叱責を受けるのでした。
小夏のことを庇う浅野と里中。
しかし、宇野はかんかんで、小夏のことを「これだから派遣は」、「派遣の分際で」と罵ります。
すると、春子が仕事に打ち込みながら、「仕事のできない社員に、派遣のことを派遣の分際なんて言われる筋合いはない」とチクリ・・・。
小夏はショックで泣いていて、先輩の福岡に慰めてもらっていました。
しかし、春子は人にも自分にも厳しく、「べそかいてお自給泥棒でもしてろ」と吐き捨てるのでした。
小夏は自分が社員の補助的業務をする立場にいること、自身の現実をあらかじめ痛感するのです。
磯川専務との会議が始まりました。
浅野と宇野は、磯川専務から、小夏の企画が気に入ったからあの企画が必要だと言ってきました。
困惑する宇野と浅野。
その頃、S&Fでは、小夏の企画書を春子が修正してくれました。
そして、里中は小夏に「これは君の企画だから君が先方に届けに行ってくれないかな」と優しく声をかけました。
小夏はやる気がみなぎり、張り切って会議場へ走って向かいます。
春子は企画書をなんとか届けた春子。
そこで、遭遇した蕎麦屋の京橋会長が、春子を温かく出迎えてくれました。
彼は、春子が以前、蕎麦屋で派遣として勤務していたこともあり、春子との間には信頼関係が成り立っていました。
そこで、浅野と宇野は、春子にプレゼンを頼みます。
春子は宇野に「派遣に大事な仕事を任せていいのですか?」と宇野が小夏に吐いた暴言を彷彿させる言葉を投げつけます。
そのことで、浅野は「派遣が言いきれないことは社員がフォローする」と宣言。
春子はプレゼン本番でわざと、最後までプレゼンの言葉を言いきらず、わざと詰まらせたりなどして、浅野にきちんと説明させました。
「派遣は社員の仕事に責任がとれません。最後まで言い切れますか?」浅野は春子が宇野に釘を刺した意味を理解し、春子のフォローをするように、プレゼン内容を最後まで丁寧に、磯川専務と京橋会長(若林豪)に説明させるのでした。
プレゼンが無事、終了後、春子は宇野に改めて言います。
「派遣社員は正社員とは違い、仕事に責任を持たないので、言い切れません。派遣が言いきれないことを社員がするようにした」
春子は、磯川専務から「お前はむかつくところがあるけれど、感謝している」と感謝されました。
小夏の企画が成功したことで、夜は、残業なしで打ち上げで呑もうと盛り上がります。
春子と里中だけは企画でコラボした蕎麦屋へ蕎麦を食べに行くのでした。
翌日、春子と里中は、あの蕎麦屋が閉店することを知ります。
しかし、春子は蕎麦屋が閉店することをあらかじめ知っていて、今回の小夏の企画書を届け、磯川専務と京橋の蕎麦屋を助けようとしていたのでした。
会社に戻った春子が小夏とエレベーターを待っていると、春子に「有能な働きぶりを楽しみにしている」と嫌味を言う宮部(伊東四朗)。
春子と小夏は、派遣の最大の敵が、彼であることを認識するのでした。
次回、ネットを使った大騒動がS&Fを混乱させます!来週もお見逃しなく。
ハケンの品格2020 2話感想・みどころ
小夏は派遣社員という自分の弱い立場をとても感じていて、ちょっと心苦しかったです。
でも、小夏が自分自身を見出し、成長するきっかけになりましたね。
大事な企画書が、小堺一機演じる、磯川専務に気に入られてよかった。
春子は人にも自分にも厳しいけれど、愛がある行動が感じられました。
小夏は本当に大ピンチだったけど、里中や浅野のような優しい社員の存在にも彼女は心を救われたのではないでしょうか。
伊東四朗さん演じた、宮部社長は最大の天敵です。
回を追うごとに春子と激突する良い展開を期待しちゃいます。
宮部は「社員は家族」などと良心的に見えて、独裁的で一番の権力者。
やはり、ピンチの時こそ、大前春子が頼りになりますね。
春子の存在が社会を、S&Fを変えていく今後が見逃せません。