ハケンの品格2020 5話あらすじネタバレ
「このたび、営業事業部営業一課の課長に就任しました、東海林武です」と挨拶をする東海林(大泉洋)。
13年ぶりに東海林はS&F東京支社に舞い戻ってきたのでした。
社運がかかっているので、死ぬ気で頑張ると意気込む東海林。
大前春子(篠原涼子)が気になる東海林ですが、春子はあえて彼を「腐れ縁」から、ハエ呼ばわりする始末。
東海林は前回、井出の母、美香(キムラ緑子)に井出(杉野遥亮)失踪事件の時間稼ぎのために長々と話していたビスコッティの企画を始めようとしていました。
しかし、味見した春子は他のS&Fのみんなのなかでも「不祥事の味がする」と早速毒づいて、社長(伊東四朗)も気になるコメントをします。
東海林にもかつての彼との因縁を彷彿させる言葉を続け、東海林と敵対し合う春子なのでした。
北海道で美味しく痩せると好評の「黒豆ビスコッティ」を全国展開しようと、ダイエット効果を証明するデータと、100人の女性達のアンケートを持ち帰っていました。
ライターの麦田(馬場園梓)や、黒豆ビスコッティの製造元の工場長(阿南健治)ら家族も大喜びで、東海林に感謝していて、黒豆ビスコッティの仕事は好調。
東海林、浅野、里中は春子がアルバイト兼住み込みのスペイン料理屋で、3人の様子をこっそり観察して見守っています。
浅野は赤ん坊が生まれたので、夜7時には帰ってしまいました。
しかし、雑誌「おやつ倶楽部」の取材をきっかけに、ダイエットの効果のデータ改ざんが疑われ、栄養学の教授のお墨付きも怪しくなっていきます。
宇野らと共にビスコッティの会議をしていた時、麦田が「ダイエット効果がない、太る」などと黒豆ビスコッティを酷評して雑誌に掲載。
そして、検査分析士の資格を持つ春子が検査を担当する羽目になりました。
東海林が掛け合って成分を分析する担当者に問い合わせたところ、元々、東海林と一緒に黒豆ビスコッティの件を担当していた別の者が急に辞めました。
その理由は、その担当者と成分分析を担当する専門家が、キャバクラで遊んだのち、しょっと黒豆ビスコッティの成分の数値を若干、上乗せしたと告白。
謝罪会見にまで追い込まれる東海林。
アンケートは実際に行われ、偽りがなかったのですが、宇野(塚地武雅)は証拠隠滅のために処分を命じます。
商事のアンケートへの想いを知る里中(小泉孝太郎)は、それらがシュレッターにかけられたことを知って愕然とします。
そんななか、さらなる緊急事態が発生!黒豆ビスコッティの製作にあたる工場長、北乃友造が、このままだと工場がつぶれるかもしれないと娘、望と一緒にS&Fにやってきました。
東海林は騒動を聞いてきてくれた北野親子にこんな事態になって申し訳ないと謝ります。
北乃は、「俺たちのお菓子を食べてくれてありがとう。工場はつぶれる可能性あるけど、うちのお菓子は幸せものだ。東海林くんはあんなことになって大丈夫かい?」と東海林のことを気にかけてくれました。
東海林はそんな北乃親子の優しさに胸を痛め、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
その後、東海林は部長の宇野(塚地武雅)から、データを削除したことを告げられて愕然。
宇野は春子と同じS&Fハケンの小夏(山本舞香)と亜紀(吉谷彩子)に命じて黒豆ビスコッティのアンケートデータなどの資料をシュレッダーで処分させたのです。
春子は里中と浅野の協力の元、シュレッダーの中からデータを見つけます。
ジグソーパズル検定1級の春子の特技を生かして、シュレッダーのデータを一から復元する大仕事に挑みます。
春子は資格を生かし、着々と完成させていきます。
そして、東海林と浅野は春子よりも少しペースが遅れて取り組み、3人は朝まで会社に缶詰め状態でした。
ようやく、春子のおかげでデータが復元し、東海林は最初、会社の体裁などを保つために謝らないと意固地になりますが、心優しい彼は素直に謝ります。
黒豆ビスコッティのデータ改ざんを認め、その内容を鵜呑みにしていた、事実を偽って混乱を招いてしまったことを謝罪します。
宇野は東海林の態度に関して、納得をいかない様子。
東海林は記者たちに、「黒豆ビスコッティの製作に携わった人たちの頑張りは本物」だと訴えますが、報道陣たちにすぐ叩かれました。
そこへ、春子が登場し、スピーチ原稿の最高資格を持つ彼女が作った短い原稿を東海林に渡しました。
北海道から黒豆ビスコッティのことを好意的に思ってくれているリピーターがいると言います。
そのリピーターが黒豆ビスコッティを「痩せないけれど、美味しいから食べちゃう。愛用しています」などと話しているリモート形式の動画を会場で配信。
栄養価が高いものが入っていることを優しく指摘する春子。
それでも記者たちの不満の声や土豪は止まりませんでした。
近(上地雄輔)は、黒豆ビスコッティを状況を聞き、心配で駆け付けます。
そこで、宇野の問題行動に遺憾し、東海林の記者会見の様子を見守ってから、宇野に対し、「ハケンの力を侮ってはいけない」と言葉に釘を刺しました。
宇野は反省。
黒豆ビスコッティは、その後、注文が殺到するほど大人気になり、事は解決。
東海林は宮部に謝りますが、彼は、ビスコッティが良い反響になったので、S&Fを辞めずに済みました。
しかし、彼は宮部から新しい仕事を任されることに。
人間関係のしがらみのない役割を・・・と宮部は意味深な言葉を述べました。
来週は、AIと大前春子の対決・・・派遣にAIは負けてしまうのでしょうか?次回もお見逃しなく。
ハケンの品格2020 5話感想・みどころ
東海林が舞い戻ってきて、春子との夫婦喧嘩のような毒舌の言い争いが帰ってきました。
ハケンの品格といえばやはり、「くるくるパーマ」と、「とっくり」の”全面戦争”は面白い!
黒豆ビスコッティの仕事は好調化と思いきや、関与した人がデータ改ざん、さらに、宇野が疑わしい資料がデータを証拠隠滅に削除とかこれまでの「ハケンの品格」史上、最悪なケースですね。
春子はすごい・・・これまで助産師など多くの資格をもつ彼女ですが、ジグソーパズル検定1級の力を生かして、あんな細々とした手間のかかる作業をよく最後まで淡々とこなせるなんて。
やはり、大前春子は、特Sランクにふさわしいスーパー派遣ですよね。
浅野や里中も、よくあんな難しくてイライラする作業に根気よく取り組みましたよ。
春子のおかげで、データは復活!東海林は世間体や会社のプライドを気にして、素直に謝れない東海林。
宇野の身勝手さや専門家の浮ついた改ざん行動が元々の発端なのに・・・東海林が可哀想すぎます。
しかし、今回も春子の絶妙な「原稿検定」の原稿や、黒豆ビスコッティに好意的な意見を持つ女性達とのリモートレポートのおかげで、東海林はS&F事態を免れることができ、よかったです。
宮部社長(伊東四朗)が東海林をS&Fに舞い戻らせた「真実(ほんとう)」の理由もすふごく気になる5話でしたね。