探偵由利鱗太郎

探偵由利鱗太郎2話 ゲストは柳ゆり菜!悪夢の幻覚とキャバ嬢の不審死

探偵由利鱗太郎2話あらすじネタバレ

 祇園のクラブで、ホステスとして勤務する吉岡エマ(水上京香)は、得体のしれない黒い影に襲われる悪夢に悩まされています。

泥酔したエマを助けようとしている恋人の五月。

店のママ、絹代も心配していますが、同じクラブの美沙は、エマを敵視していて、嫌がらせをして、エマを助けようとした五月の服を汚してしまいました。

 店にいるときも部屋で休んでいる時も、恋人の五月翔太(赤楚衛二)の腕の中にいるときでさえも、黒い影は突然、現れ、エマの心はとても不安定です。

精神的に追い詰められたエマは、やがて何かに憑かれたように、意味不明な言動を繰り返すようになります。

天井から切り落とされた女性の腕が落ちてくる幻覚までみるように・・・。

店のママ、五月はエマを心配しますが、五月の元恋人で、同じホステスの美沙子は、エマを敵視。

由利は、三津木と共に、由利が日頃からお世話になっている大家(どんぐり)への花束を買いに出かけていました。

店の客、井出(尾上寛之)も居合わせるなか、出勤した美沙子の状態が血まみれだと訴えるエマ。

しかし、現実には何も起こっておらず、パニックになるエマを五月や店の客、小松が助け舟を出します。

美沙はエマにトマトジュースを頭からかけるいじめを行い、それに頭が来た五月が美沙子の首を絞めます。

その様子を冷静に止めるクラブのママ(山口香緒里)もいて、事はなんとか大きくならずに済みました。

騒動の後、エマは女優を目指していて、そのオークションを控えていました。

男は、今から行くところは秘密の場所だと伝えられ、アイマスクを付けるように言われました。

男の指示にエマは従い、アイマスクをして古びた屋敷へ。

エマはそこで、美沙がバスタブで本当に死んでいる姿や、悪夢の中で見た切り落とされた入れ墨をした片腕を目撃。

ますます、精神的に混乱をきたすのでした。

学生時代の旧友で、ミステリー同好会の仲間だった井出圭一(尾上寛之)と会っていた三津木(志尊淳)は、男の家に寄った後、道端で放心状態のエマを発見。

 しかし、日ごろから精神的不調を訴えるエマは、確証が持てずにいました。

 ところが、由利‘(吉川晃司)の協力の元、洋館の場所を突き止めることに成功。

三津木はエマがしていたアイマスクをヒントに洋館近くの眼科を特定。

さらに、エマが向かったドラマのオーディション会場となった洋館に到着。

その洋館には、エマを常に心配している恋人の五月もいて、由利たちのことをまだ知らない彼は、真っ先にエマに何か危害を加えたのでは?と疑ってかかるのでした。

 そこで、店の常連客の井出にも、突然、「女性の死体を見た」と言い出し、女優を目指すオーディションで連れていかれた洋館で、バスタブの中で、美沙子が死んでいるのを見たと訴えたエマ。

店に戻った、エマは今の不安定な気持ちを店のママ(山口香緒里)に相談すると、ママから、美沙子が店を辞めることを相談してきたという情報を知ります。

しかし、その帰り、三津木に途中まで帰り道を同行してもらったものの、彼女は自宅のマンションのエレベーターでまたしても、黒い影を見て混乱していました。

やがて、美沙子が本当にあの洋館でバスタブの中で遺体となった姿が見つかりました。

美沙子や関係者の店のママ、絹江(山口香緒里)や、恋人の五月(赤楚衛二)、小松、別のキャストも、刑事の(田辺誠一)から事情聴取を受け、全員、無実を主張。

特に、店の客、小松は、五月を疑っていることを話しました。

五月が店で、エマをいじめる美沙に怒り、「今度なにか美沙にしたらずたずたにしてやる」と脅迫していたことを話しました。

その頃、井出は、父親から「ごく潰し」と罵られ、「親の金で祇園の高級クラブなんかに行くな」と咎められていました。

実は井出は大きな会社を経営している父の跡取り息子。

井出と三津木は学生時代からの友人で、井出がエマの件を三津木に話していたことから、由利に結びついたのです。

美沙子は相変わらず家で不安定な様子でしたが、警察に一番疑われている五月は、取り調べ中に嘘をつき、警察官の一人を殴って脱走。

その後、美沙子とコンタクトを電話でとったことから、美沙子と接触して、警察の追っ手をまきますが、由利と三津木に見破られ、後を追いかけられます。

その頃、由利と三津木は車の中で推理を巡らせていました。

真犯人はなんと、井出だったのです。

エマと五月に危害を加えただけでなく、絹江まで誘拐。

まず、エマが受けようとした女優のオーディションは、井出の父が映画監督を務めた作品をオマージュさせたもの。

井出はエマのストーカーで、父親の作品の世界を実現させるため、エマにオーディションを受けさせたのです。

さらに、エマが住んでいるマンションは、井出の父が経営に携わっていました。

エマをオーディション会場の屋敷に連れてきた運転手も殺害し、片腕を切り落とされた美沙子の遺体と共に地下室に保管していました。

彼らは、井出の思い描く歪んだ世界観の「小道具」でした。

由利(吉川晃司)と、三ツ木(志尊淳)は、屋敷の地下室でその凄まじい遺体を発見。

そのことにより、エマに幻覚を見せる為に、マンションのあちこちに映像細工を仕掛けたのです。

それで、エマはおどろおどろしい悪夢を見るようになった原因でした。

そして、美沙子の殺人や、エマと一緒だった五月も井出が雇った暴力団員によって、殺されてしまいました。

エマの恋人だから嫉妬していたのです。

美沙子を殺した動機は、彼女に父親と同じようにバカにされたからでした。

井出がエマのことを付け狙おうとして、彼女のマンションの付近に向かった時、偶々、美沙子がいました。

慌てて、善人ぶって誤魔化そうとした井出ですが、美沙子には彼の行動が見破られていたのです。

美沙子は井出に、「あんたみたいな金持ちのぼんぼんの子どもがエマを好きになるなんて気持ち悪い、エマにこのことを言ったらエマはすぐ引っ越すかも」と言われ、殺意を抱くようになったとのこと。

エマと絹江は無事、助かります。

由利と三ツ木は無事、駆け付け、井出の屈折した偏愛ぶりと、映画監督の父を超えられないというコンプレックスや、確執が原因で、一人の女性に対して真摯に向き合えなくなった「怪物」の最後を見届けるのでした。

次回は、なんと恐怖のピエロが登場する、不可解なピンヒール事件です。

探偵由利鱗太郎感想・みどころ

エマが終始、気の毒でしたね。

井出はおとなしそうな顔をして歪んだ心と父との確執を抱えたモンスターでした。

女優になりたいとも考えていたエマの気持ちを利用しただけでなく、エマに偏愛を抱いていて、父を超えた作品を創る目的で、一人の女性を独占しようとするなんて・・・。

一番、「白」かなって思っていた人物が意外にも「黒」だったと思いました。

当初、エマのことを美沙から守ろうとした五月を私も疑いました。

五月は正義感の強い男らしい人物かと思いきや、ちょっとがっかり。

彼もまたエマのことを「俺のエマ」と「所有物」のように発言しているところや、何をした?とエマの力になろうとしている由利たちを疑ったり、エマにも、逃避行の際に、「本当に美沙子の死に関係ないんだな」という言葉を投げかける・・・。

エマのことを別の意味で、独占欲が強い五月も井出と大して変わらない情けない男だなと思いました。

映画監督で経営者の父を超えられない壁や、父からの暴言により、心が屈折してしまった井出にも少し、同情してしまいます。

父親と下で働いていたとしても、家族との関係が健全ならば、井出が人の優しさが分からない、自分を愛することもわからないモンスターにはならなかったでしょうね。

次回、某ミステリーアニメを思わせる殺人ピエロが登場!「相棒」の青木役でも知られる、浅利陽介さんがゲストなのも見逃せませんね。

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