白衣の戦士! 第2話
放送日:2019年4月
日本テレビ水曜ドラマ
第2話あらすじ
新米ナース・立花はるか(中条あやみ)が四季総合病院・外科病棟にやってきて1週間。
同期の斎藤(小瀧望)と同じ寮に住んでいるはるかは一緒の鍋を囲むうちに気付くと一晩を過ごしてしまっていたが、実際には何もなかった様子。
ある日、胃潰瘍で入院してきた斎藤の元カノ・真理子(堀田真由)の担当になったはるか。
真理子は治療の為に投与されていた薬を捨てていたことが発覚、斎藤は思わず真理子を問い詰めると先輩ナースから叱られてしまう。
はるかや夏美(水川あさみ)の熱心な看護のおかげで、真理子は薬を捨てたのは職場復帰をしたくないから病気が治ってほしくないと思ったからだった。
思い詰めた真理子はついに銀行の行員証を捨ててしまうが、それを知ったはるかが必死にゴミ集積所を探すのだった。
看護師長の本城(沢村一樹)にはるかが看護師を志望した理由を聞かされた夏美は、その気持ちに感化されて一緒に行員証探しを手伝うことに。
無事に行員証を見つけて渡しに行くはるか、受け取りを拒否する真理子に対して夏美は自分の新人時代の話をして勇気づけるのだった。
真理子は治療に積極的になり、夏美はこのことがきっかけでナースのやり甲斐に改めて気付かされて専業主婦を結婚条件にしていた結婚話を断ることにした。
まさに適役!ゲストの堀田真由さん
真面目で、でも思いつめてしまうところがある儚げな役どころがまさにピッタリの堀田真由さんがゲスト出演者でした。
今回もまた3年A組に出演されていた女優さんということで、今後も3年A組に出演されていた方が出るのかと楽しみにしています。
ただ個人的には若い世代の入院患者ばかりではなくてもっと年齢層の高い患者さんもいた方がリアリティーもあるし、心に響くことがあると思うんです。
元カノという設定は、はるかと光の恋の進展を予感させる為の設定でしょうか。
2人が鍋を囲んでいる姿は結構お似合いで、この2人の関係が今後どう変わっていくのかも楽しみです。
今回もまたドラマあるあるという設定で、ちょっと残念でした。
一晩を過ごしてしまったけど何かあったのかとソワソワしてしまう感じ、それをきっかけに異性として意識してしまうけど実際は何もなかった、という流れもありきたりで面白くはなかったです。
ベタな展開にツッコミどころ満載
真面目で良い会社に就職している真理子は、一見充実していて羨ましいようにも見えます。
しかし、新社会人にはよくある自分の無力さに気付いて悩んでいるということでした。
これもドラマではよくある展開でしたが、この展開は色々考えさせられることがあると思うので良いかなと思いました。
新人で叱られたりうまく仕事がこなせないなんて、当然のことで誰もが通る道です。
それを乗り越えないと本当の意味での社会人にはなれないような気もします。
それに負けてしまって、すぐに仕事を辞めてしまう若者が多いのも事実ではないでしょうか。
真理子も薬を捨てたことだって、すぐに仕事に復帰したくないからだと察しました。
本来なら、そんな患者の心情もすぐに気付くことができるのが患者に寄り添える看護師なんじゃないかと思いました。
ドラマなので、あえて段階を踏むことが必要なのでしょう。
行員証を捨ててしまって、それをたくさんのゴミの中から探すというのもベタな展開です。
その前に患者さんの気持ちに寄り添って話を聞いてあげて説得する方が先だと思います。
その辺りがリアリティーさがなくて、あまり感情移入することができませんでした。
あと、恋愛要素もドラマに必要かとは思いますが医療現場のドラマなので、もっと緊迫したシーンやBGMを変えてみたりとかナースの仕事の大変さをもっと描いてほしいです。
看護師の仕事じゃない?
夏美が「患者さんに頼まれてもいないのに、これは看護師の仕事じゃない」というようなセリフがありました。
確かにちょっとズレているとは思いましたが、はるかのように患者さんの気持ちに寄り添えるのはとても良いことだと毎回思わせてくれます。
決められたことをやるだけが看護師の仕事ではないでしょう。
だからこそ、看護師長の「これも彼女にとっては看護師の仕事なのかもしれない」という台詞はグッときました。
しかし、実際には業務をこなすのに必死でそこまでできないのが現状なのかもしれません。
はるかの親友の話は少しの回想シーンでしたが、それだけでも泣けてきました。
よく言う話ですが、意識はなくても声は聞こえているっていうのは本当だと思います。
看護師に救われたから看護師になりたいって、素敵です。
夏美に話していた、看護師の実録番組を観たからというのもベタだけど実際にもよくある話でしょう。
さりげなく面白かったのは、柳楽先生の飲んでいた健康黒酢とストローで飲んでいるシーンでした。
恐妻家でお茶目で可愛らしい一面もありつつ仕事ができて、偉そうにしていない感じがとっても好印象だと思いました。
夏美の新人の頃の話に感動!
もちろん誰でも新人の頃に辛くて辞めたいと思うことはあると思います。
そのあとに話していた「次のボーナスまで頑張ろう、次は夏休みまで、次は新人が入ってくるまで」と小さな目標の積み重ねでここまで続けてこれたという話に、納得させられました。
そうやって少しずつやっていくことで、やり甲斐や楽しさを見つけて仕事って頑張っていけるものだということを思い出させてくれました。
前回から予想はしていましたが、やっぱり夏美は結婚話を断りました。
このまま看護師長といい感じになってくれるといいなと期待しています。
でも、このまま夏美は全く看護師長に興味はなくて本城が空回りしてしまう感じも面白くて良いのかもと思ってしまいました。