イチケイのカラス4話あらすじネタバレ
ある男が街中を逃げ回っていて、警官に追われたのち、彼は屋上に上がり、お金をばらまきました。
入間みちお(竹野内豊)は、坂間(黒木華)を訪ねて寮にきた彼女の妹、絵真(馬場ふみか)と出逢います。
みちおは絵真と打ち解け、雑談。
さらに、みちおは甥っ子から「AI裁判官に裁かれたい。」と言われたことを伝えました。
絵真から姉はどんな裁判官かと尋ねられたみちおは、裁判を傍聴してみてはどうかと言い出します。
その後、絵真はみちおと一緒に坂間が裁判官を務めたいくつかの公判を傍聴することに。
さらに、美人局の罪で起訴された女性(永野芽都)、銃刀法違反の罪で起訴された極道の妻(広瀬アリス)、賽銭泥棒の常習犯(遠藤憲一)が登場。
坂間の裁判の様子に、みちおのファンである傍聴マニア(空気階段 芸人)たちは「面白くない」「みちおと違って見応えがない」など批難。
そんななか、イチケイの部長、駒沢義男(小日向文世)は家庭裁判所から逆送されてきたある少年事件を合議制で扱いたい、とみちおたちに告げます。
被告人は17歳の望月博人(田中偉登)。
半年前に高校を中退した博人は、レジャー施設「東京ドリームランド」でアルバイトスタッフとして働いていたのですが、ある時、警備員にスタンガンを押し当てて気絶させた後、売上金5000万円を盗んだのです。
警察に逮捕されそうになった際には繁華街のビルの非常階段から盗んだお金をばらまきました。
黙秘権を活かし、あらゆる事件のことについては黙秘すると貫いている厄介なケース。
みちおは黙秘を貫いているけど、心の中では坂間が真相を話してほしいと思っているんだと博人にアシスト。
発言がいきすぎたみちおに文句を言う坂間。
場を和ますために、裁判長の自分をからかって空気を変えるなとさらにクレームを言う坂間。
望月博人は両親と死別し、児童養護施設「ひかりホーム」で育っていた過去が垣間見れました。
そこで、望月が育った施設を訪ね、施設長から博人には兄弟のようにつながった同じ施設の仲間がいることがわかりました。
みちおは裁判長に坂間がいいのではないかと提案し、坂間も決意を表明します。
坂間は、博人の身辺調査を進めるにあたって、強い絆で彼と繋がっている滝本陸(細田佳央太)、吉沢未希(ついひじ杏奈)と対峙。
陸はあんな馬鹿とは二度と関わりたくないし、縁を切ったと憤慨。
高校を中退した博人。
そのことと、陸と博人の溝に原因があるのかと指摘するみちお。
さらに、調べてみると、博人のバイト先のドリームランドでアトラクションに乗った未希。
しかし、アトラクションの不慮の事故により、未希は腕に損傷が。
よって、元々、ピアノの才能があって認められ、コンクールに出るはずだった未希の夢は絶たれました。
博人は自分が未希をアトラクションに誘わなければと後悔していました。
裁判所主導で博人に関するさらなる調査が必要と判断した坂間は、職権を発動することにしました。
1年前の東京ドリームランドのアトラクションの不慮の事故について、博人が屋上でお金を大量にばら撒いた時の当時の状況を調査。
東京ドリームランドの遊園地の管理者に尋ねると、この遊園地事故には裏があることがわかりました。
上からの指示で、アトラクションのメンテナンスを怠り、事故が起きてしまったと話す管理者。
稲垣司(前川泰之)という1年前の事故について知る弁護士に、みちおたちは出逢いますが、1年前の事故について隠蔽していた可能性が浮上。
この稲垣と管理者が口裏を合わせて、事実を隠して、報酬をもらっていた司。
「裁判はゲームだ、金のために僕は弁護士になった」と不適切発言。
この様子に坂間は内面にある怒りを冷静に抑えるのでした。
後日、博人が事件を起こした時の当時の映像が出て、バスに乗って赤羽で降り、お金をばらまく前の映像を入手した入間達。
その映像で、お金を博人はばらまく前にある人物に落ち会っていたことが判明。
何と、その相手は陸でした。
そこで、望月博人は陸に協力してもらい、未希の腕の手術費の為に、犯行を行い、5000万を盗んだあとで、陸に手術費の分のお金を渡しました。
未希は児童養護施設出身なので、保険適用外のその高額で厳しい手術を受けるにはお金が必要でした。
その後、博人は、お金をばらまき、自身の犯行が単独犯と偽造し、未希の手術費にお金が使われたことが分からないように、「奨学金制度」の支援金を集めていたことにしていたのです。
自分がなにか話せば陸も逮捕されることを危惧していた博人。
そして、最後の公判で、滝本陸は家庭裁判所で審理にあたっており、未希は手術中止になったことを坂間はまず、博人に告げました。
未希のためにお金を盗み、陸には自分と仲違いしたふりをしてもらい、博人1人が罪を被るつもりでした。
憤慨し、坂間を許さないと激怒する博人。
坂間は、人生は思い通りにならないけれどだからって自分の人生を投げてはいけないと告げます。
「あなたの苦しみ、憤りは私が受け止める そして願っています いつかあなたたちが手を取り合い前を向いて生きていけることを・・・あなたが逆境をはねのけ努力して自分の人生を切り開いていけることを。つらい経験をしても、いつかあの経験をしてよかったと思えることを心から願っている」と厳しい判断を下した坂間。
東京ドリームランドのアトラクション事故の件、無罪になるけど損害賠償請求になること、それから入間の仲間の弁護士、青山瑞希により、未希の手術費のフォローアップも今後されること、博人の将来性を考えた措置もとられる結果に。
坂間も複雑な心境を抱えながらも、博人、未希、陸のそれぞれが過酷な状況に置かれる結果となった初めての「裁判長」の仕事ぶりを入間はフォローします。
さらに、みちおの過去を知る弁護士、青山瑞希(板谷由夏)。
彼女が未希の手術費など、博人、陸、未希のアフターフォローをしてくれる存在となりました。
イチケイのカラス4話感想・みどころ
最初は、本日のメインエピソードの前に、前座的エピソードな話で、遠藤憲一さん、広瀬アリスさん、永野芽都さんが登場!
公開予定の映画「地獄の花園」のキャストである3人が宣伝とはいえ、僅かな場面で存在感を見せていたのは惹きつけられました。
児童養護施設で家族のように育った博人、未希、陸・・・。
陸を演じた細田佳央太さんは、現在放送中の「ドラゴン桜」にて、坊主頭の昆虫好きのちょっと「不思議ちゃん」な生徒、原健太を演じています!今回の陸役は、あのドラゴン桜の昆虫少年を演じていた人とは思えない不器用な優しさを持つ青年の役で、細川さんのカメレオン俳優ぶりが垣間見れました。
彼らは本当の家族のように固い絆で結ばれているからこそ、博人が罪を犯してまで、ピアノの才能がある未希に腕の手術を受けさせたかった優しさが身に沁みました。
前川泰之さん演じる司、最低ですね 「裁判はゲーム お金のために弁護士になった」なんて・・・人の力になるために弁護士になった人に心から詫びて欲しいと思った役柄でしたね、
現実は思い通りにならないし、法律なんて言い方は悪いですが、博人が言うように「クソ」だと思う事私も沢山あってなんか共感してしまった。
子供に対して人の心がない親が多いなか、子供が亡くなっても親の罪が軽いことが私は個人的に「法律なんて」と思うことがありますね。
未希、博人、陸は三人共17歳の少年ですが、未希の手術費は犯罪で博人が手に入れたお金なので手術が中止されたことが坂間の口から博人に伝えられた時は、胸が張り裂けそうな思いでした。
博人が犯した罪は償うべきことですが、未希が手術を受けられなくなったのは、博人のやるせない気持ちが伝わりました。
しかし、坂間は博人に、人生が思い通りにならなくても自分の人生を投げ捨てちゃいけない、いつか博人も未希も陸も3人が手を取り合って前進できることを願っているという言葉に胸が熱くなった4話でした。